この「新入社員に贈る言葉2019」は、私が運営するFacebook『リーダーへ贈る人生が輝く言葉』で高評価(いいね!シェアが多い)を得た言葉をピックアップして、メルマガ『リーダーへ贈る108通の手紙』で配信した内容を再構成したものです。次世代のために、もし、お役に立ちそうでしたら、どうぞ自由にお使いください。
目次
志あるところに決意あり。
決意あるところに行動あり。
行動あるところに成功と失敗あり。
成功と失敗あるところに学びあり。
学びあるところに進化あり。
進化あるところに福来たる。
さあ、始めよう。
福の多い年になるように、志をもって始めよう。
作:松山淳
皆さん、「志」という言葉をご存知だと思います。
「志」とは、やや古めかしく、固い響きのある言葉ですね。
新たな人生の門出に立ち、次の時代を担う若者の皆さんにとっては、あまり馴染みのない言葉かもしれません。
そこで、「志」とは、自分の夢や目標を成し遂げるための「心の軸」のようなものだと考えてみてください。「心の軸」があるから人は、自分の行動をぶらさずに行動することができます。
さて、ちょっと話を変えます。皆さんは、幼い頃、小学校の授業か何かで、一度や二度くらいは、駒遊びをしてことがあると思います。
駒には、中心軸があり、その軸があるから回転できます。では、回っている駒が倒れてしまうのは、どんな時でしょうか?
そうですね。当たり前過ぎる答えですが、回転をやめてしまった時です。この回転を人に当てはめると、どんなことを想像しますか。
答えは、これまた、いろいろとあると思いますが、私(我が社で)は、「学ぶこと」だと考えます。
「学び続けること」です。
学ぶことをやめた時、ちょうど駒が倒れるように、人の成長はとまってしまいます。
それはとても残念なことです。
これまで皆さんは、学校に通い、たくさんの授業を受けて、たくさんの勉強をしてきました。その多くの知識は、皆さんの中に蓄積されています。
その知識が、社会人となって役に立つこともあれば、まったく役に立たないこともあります。役に立たない場面に遭遇した時、どうすればいいのでしょうか?
答えは、とてもシンプルです。
また「学ぶこと」です。さらに「学び続けること」です。
学ぶことで人は成長し、進化し、新たな環境に適応できるようになります。自分の才能を目覚めさせることができます。それはとても素晴らしいことです。
そして、この学ぶ意欲を支え続けるのが、皆さんの心の軸となる「志」なのです。
生涯をかけて成し遂げたいことがある人、すでに志のある人は、それを追いかけてください。ただ、それが何かわからない人もいると思います。
もし、まだわからないのであれば、働くことを通して、それを見つければいいのです。
働く場とは、自分の「志」を発見できる素敵な舞台です。
私もその舞台に立ち、その舞台をよりよいものにしたいと願うひとりの人間です。
その願いを叶えることは、決してひとりではできません。
皆さんの力が必要です。
新たな門出、今日この日、今ここから…、
志を発見し、志を磨けるこの舞台を 一緒に力を合わせてより素晴らしいものにしていきましょう。
与えることだ。まず与えることだ。
与えられることばかり考えていると愚痴が多くなる。
与えることを考えると発想が豊かになる。
与えられることが習慣になると、
自分で道を切り拓く力が弱くなる。
与えることが習慣になると、
道を切り拓こうとする時、応援してくれる人が現れる。
与えることから始まる人生の豊かさがある。
作:松山淳
Give & Give.
という言葉をご存知でしょうか?
「Give & Take.」なら、もちろん、知っていると思います。
今、希望で胸をふくらませている皆さんにとって、社会で活躍できる人材になることは、ひとつの大きな目標ですね。その目標達成を、確かなものにする、ひとつの考え方が「Give & Give」です。
皆さんの先輩、社会で活躍している人たちの多くが、「Give & Give」の哲学をもっています。
社会には、残念ながら、人から「与えてもらう」ことばかり考えている人たちがいます。会社から、社会から、与えてもらって当然だと、奪うことばかり考えているのです。 そういう人たちは、残念ながらあまり社会で活躍できていません。
なぜでしょうか?
なぜなら、その人たちの元から人が離れていくからです。
その反対を考えてみてください。想像してみてください。
まず、自分の持てるもの、例えば、自分の能力や才能を、お客様や世の人々のために役立てようと、「与える意志」=「Give & Give」の哲学をもった人たちは、どんな人生を歩むことになるでしょうか?
必ず、経済的に豊かになるとは言い切れませんが、少なくとも、何かあった時に、助けてくれる人が必ずいる、人との絆がとぎれない心豊かな人生になることでしょう。
与えたからといって、すぐに見返りがあるわけではありません。得することばかりではありません。正直、損かなと思う時も、たくさんあります。
でも、見返りを求めない「Give」は、巡り巡って別の形でかえってくるのです。
そして、皆さんの心を、人生を、より豊かなものにしていきます。
詩人であり書家として有名な相田みつをさんが、こんな言葉を残しています。
「うばいあえば足らぬ。 わけ合えばあまる。」
「Give」が増えれば、世界は今より豊かになることでしょう。
Give & Give.
与えられることばかり考えるのは、今日で、卒業です。
多くを与えることのできる人となり、自ら積極的に自分の力を発揮して、社会というステージで、大いに活躍しましょう!
大切なことは、どんな会社で働いてるかではなく、
どんな姿勢で働いているかだ。
どんな仕事をしているかではなく、
どんな風に仕事をしているかだ。
問われているのだ、それでいいのかと。
自分が問うているのだ、自分自身に。
ベストを尽くそう。
ベストを尽くせば、最後の最後、後悔なき人生ができあがる。
作:松山淳
入社、おめでとうございます。
晴れやかな日ですが、皆さんの中には、我が社に入ることが第一希望でなかった人もいると思います。
正直なところは、別の会社に行きたかった(笑)
別にいいのです。就活とは、人生とはそういうものです。
どうしても自分の意思では決定できないこと、自分では決められないことが人生には多くあります。
ただ、ここで私が大事だと思うのは、どんな会社で働こうが、どんな仕事につこうが、どんな部署に配属されようが、「ベストを尽くす」ということに関しては、自分で決められるということです。
ベストを尽くすか否かは、自己決定できます。
なぜ、この様な話をするかというと、社会人とって何より大事なのは、能力や才能よりも、ベストを尽くそうとするその人の働く姿勢、生きる姿勢だからです。
もちろん、ベストを尽くしたからといって、仕事の成功、人生の成功が約束されてるわけではありません。成功には、様々な要因が絡んできます。
でも、ベストを尽くすことで、約束されていることがあります。
なんだと思いますか?
それは、後悔の少ない人生です。皆さん、考えてみてください。
いつも仕事で手抜きばかりして、不平不満ばかりいって、会社のみんなに迷惑をかけて、そうして仕事人生が終わっていく。
反対に、目の前にある仕事に対して常にベストを尽くし、お客様や会社のみんなが、ひいてはこの社会がよりよくなるように努力を重ねる。そうした仕事人生を過ごしていく。
どちらの働き方が、よりよい結果をもたらすでしょうか?
どちらの働く姿勢が、後悔の少ない人生となるでしょうか?
答えは言うまでもありませんね。
先ほど、ベストを尽くすことで、人生の成功は約束されていないと言いました。ですが、私は思うのです。
後悔なき人生のことを「人生の成功」というのではないかと…。
何かのご縁で、皆さんとこうして一緒に働くことになりました。
私は、皆さんに仕事の成功、人生の成功はもちろんのこと、皆さんが「後悔なき人生」を歩むことを、心から願っています。
そのために、ベストを尽くしましょう!
皆さんの働く姿勢が、我が社にとっての宝となり、社会の宝となります。
You can do it!皆さんなら、できます。
ともにベストを尽くしていきましょう!
(文:松山淳)
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