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34通目《生きる意味-8》笑いの効用!

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  『リーダーへ贈る108通の手紙5』
    http://www.earthship-c.com

      《生きる意味-8》
      18.11.15【34通目】
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リーダー様 へ

拝啓 富士山の 白い姿 襟をたて 

いかがお過ごしでしょうか?

2018年の霜月(11月)も中盤へと移行しています。

ご存知の通り、10月は旧暦で「神無月」といいます。

10月になると、出雲大社に神様が集まり
各地の神様がいなくなるので、「神無月」です。

出雲では、逆に神様がいますので「神有月」となります。

ということは、11月になると神様たちは出雲から帰って来ます。

そこで、11月を「神来月」(かみきづき)と表現することがあるそうです。

12月は何かとイベントごとが多く、インパクトのある月です。
その差を感じるからか、
11月は、私にとって印象の薄い月だったのですが、

☆「神来月」(かみきづき)

という言葉を知り、
なんだか「縁起のよい月だな~」とイメージが変わりました。

2018年も残り1ヶ月半です!

神様がそばにいるような
縁起のよい出来事に恵まれることを心からお祈りしています。

***

さて、『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)の出版を機に、
本メルマガではフランクル心理学について書いています。

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「悩める人を救うフランクル心理学」
~強い心を手に入れる7つの知恵~
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1. セルフ・トランスセンデンス(自己超越)「小さな自分を越えてゆけ!」
2. リフレーミング「現実を意味豊かに再定義せよ!」
3. ホモ・パティエンス「悩んで人は成長する!悩む自分を肯定せよ!」
4. ミッション「今、目の前にある仕事が使命だ!無我夢中になれ!」
5. オプティミズム(楽観主義)「自分の未来を、自分の可能性を信じよ!」
6. スピリチュアリティ「崇高な精神性で自己を支えよ!」
☆7. スマイル「自分を笑い者にして、苦悩を笑い飛ばせ!」
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本通では最後、7番目の「スマイル」について書いていきます。

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☆「スマイル」
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「笑う角に福来る」

人は幸運に恵まれると笑顔になります。

笑顔をつくっている時、人は幸せの中にいます。
人生に笑顔の時間が多いほど「幸福度」も高くなるでしょう。

笑顔は幸福への妙薬です。

ところで、こんな言葉を聞いたことがあると思います。

「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなるのだ」

心理学史上の名言です。

この言葉の主は、ウィリアム・ジェームズとカール・ランゲです。

この身体反応のプロセスに関する説を、二人の名前をとって

☆「ジェームズ=ランゲ説」

といいます。

普通は、悲しいことがあるから、泣くのです。
楽しいことがあるから笑うのです。

でも、その逆も真なりと唱えたのが、ジェームズ=ランゲ説です。

突然、悲しいことを思い出し、
そんな大したことじゃないと思って
でも、泣きたくなってきて、そのまま感情に任せてみると、
堰が切れたようになって、ワンワン泣いてしまう。

「笑い」のケースでは例えばこんなこと…。

嫌なことがあって、落ち込んでいる時に、

「鏡の前で口角をあげるとよい」

と、本に書いていたことを思い出し、
実際にやってみると、鏡に映っている自分を眺め、

「何やってんだか…」

とバカらしくなってきて、笑いこみあげてきて、
ケラケラ笑って、重たい気分が、軽い楽しい気分に変わってしまう。

このように、特にそのことを意識しなくても、
「笑いの効用」は、日常生活の至るところで発見されるものです。

***

フランクルは、名著『夜と霧』で、こんなことを書いています。

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強制収容所の中に自然を愛する生活あるいは
芸術を愛する生活があるというがごときことは、
それだけですでに驚嘆すべきことのように思われるであろうが、
しかしもし収容所にはユーモアもあったと言ったならばもっと驚くであろう。

もちろんそれはユーモアの芽のごときものに過ぎず、
また数秒あるいは数分間だけのものであった。

ユーモアもまた自己維持のための闘いにおける心の武器である。

周知のようにユーモアは通常の人間の生活におけるのと同じに、
たとえ既述の如く数秒でも距離をとり、
環境の上に自らを置くのに役立つのである。

『夜と霧』(V・E・フランクル みすず書房)P119
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フランクルは心理学者として「笑いの効用」を知っていました。

そこで、収容所で一緒に働く人に提案します。

「1日にひとつユーモアのある話をみつけることを互いの義務にしよう」と。

そして、収容所の監視官にされたことなどを題材にして、
あの地獄の惨劇の中で、互いに笑いあったというのです。

フランクルは「笑いの効用」を心理学的に説明する言葉として、

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☆「自己距離化」
━━━━━━━━━

という表現を使います。

悩み苦しむ時には、その悩み苦しみと自分自身が一体になっています。
悩みに囚われ、苦しみと同一化してしまっているのです。

これでは自分を客観的にみることができず、
苦しいという感情は維持されたままになります。

まさに「笑えない」状態です。

だから、これをひっくり返すのです。

「笑える」状態になるには、笑ってしまえばいいのです。

「楽しいから笑うではなく、笑うから楽しくなる」

自分を外から眺めるような感覚をもって、
自身を、自分の置かれた状況を、笑い飛ばすのです。

これが、「環境の上に自らを置く」という心理状態です。

そうして、フランクルは地獄の収容所の中で、

「笑いという心の武器」

を使いながら、心を強く保って生き延びました。

実際、フランクルは、彼が独自に開発した心理療法「逆説療法」において、
ユーモアを巧みに利用し、患者を病から解き放っているのです。

「逆説療法」について書くと長くなりますので、
私がダイヤモンドオンラインに寄稿した一文を参考になさってください。
  ↓↓↓
【フランクルが独自に生み出した心理療法「逆説志向」と「反省除去」】
https://diamond.jp/articles/-/176280

***

心理学者というと、「無口で暗い性格の人」といったイメージがあるかもしれません。

ですが、フランクルはとてもエネルギッシュな人でした。

例えば、TEDに講演の映像がありますので、ぜひ、ご覧になってください。
ジョークを飛ばし、会場を笑いに包むにシーンもあります。
 ↓↓↓
https://www.ted.com/talks/viktor_frankl_youth_in_search_of_meaning

フランクルは、師匠であったアドラーに破門されてしまいますが、
このエネルギーで反対意見を言われたら…。

なんとなくアドラーの気持ちもわからないではありません(笑)

そして、フランクルは、生涯、ユーモアを忘れなかった人でした。

体が弱り、亡くなる前でも、家族を笑わせようとする明るい性格の人でした。

でも、そんな明るい人でありながら、我が国でフランクル心理学というと、

「戦争の話でしょ、なんだか暗くて重いよね…」

といって、なかなか受け入れてもらえないのです。

それは『夜と霧』のイメージが先行してしまっているからでしょう。

フランクルは、ユーモアを忘れない、とても明るく元気な人でした!

そこで、私は、小さい変なおじさんにフランクルの教えを語らせる

『君が生きる意味 人生が劇的に変わるフランクルの教え』(ダイヤモンド社)
http://www.amazon.co.jp/dp/447810591X/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

を書いたわけです。

AIが私たちの働き方、生き方を変えていっています。

人型ロボットが街に歩き出すのもそう遠くない未来となりました。

SFや漫画の世界で描かれていたことが
次から次へと現実となっています。

その時、人間には何ができるのでしょう?

「人間が存在する意味は?」

そんな「意味」を問う時代が本格化するからこそ、

☆「生きる意味」

を、生涯かけて人に語り続けたフランクルの教えは、
これからも後世へと語り継がれていくものと思います。

それは、決して暗くて重い話ではなくて、
希望ある未来を手にするための明るくて楽しいお話なのです!

~~~

本日は、これにて。

東京は、今朝10度を下回りました。
冬の足音が聞こえてくる季節です。
どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
2018年の霜月(神来月)が、あなた様にとって、
笑顔あふれる縁起の良い出来事で満たされることをお祈りしています。

       
   「元氣・勇氣・やる氣」で!

        (^人^)        
 
                 敬具

平成三十年十一月十五日

              松山 淳より 
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◆自問自答◆

1)私は、最近、腹の底から笑ったことがあるだろうか?

2)私は、笑うことで幸せを感じているだろうか?

3)私は、自分のことを笑い飛ばせているだろうか?
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◆追伸◆

7月に上梓して、早4ヶ月の時が過ぎた『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)。

先月、日刊ゲンダイデジタルの書籍紹介欄で取り上げられました。
   ↓↓↓
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/239141

それから、『君が生きる意味』をとても深く読み込み、
丁寧に書評してくださったブログを発見したので、シェアします!

「アンテナの外側から」by Yoshihiko_t

【アドラーよりフランクルの方が今の自分に必要な気がする。】
   ↓↓↓
http://out-of-antenna.biz/book/frankl-meaning#more-825

「これが意味のある人生ということなのでしょうか。
 なんともうまく言葉にできないのですが、そういう気がしています。
 私も主人公のように大きな何かに立ち向かい、乗り越え、
 より充実した人生を見つけられる時がくるのかもしれません。
 いずれにしても何かこれまでになかった視点が手に入り、
 視野が広がったような気がしたので
 もっとフランクル心理学について勉強していきたいと思います。」

Yoshihiko_tさんに感謝、そして、
「君が生きる意味」を読んでくださった全ての人に、感謝、感謝です!

本当にどうもありがとうございます!

それでは、縁起のよい月にしましょう~!

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アースシップ・コンサルティング 松山淳
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■著 書
『機動戦士ガンダム』が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     
■バックナンバー
http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
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松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

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