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書籍『君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え』(ダイヤモンド社)の案内画像

32通目《生きる意味-6》発見的楽観主義!

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  『リーダーへ贈る108通の手紙5』
    http://www.earthship-c.com

      《生きる意味-6》
      18.08.24【32通目】
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リーダー様 へ

拝啓 暑さでなく熱い夏に汗流れ 

いかがお過ごしでしょうか?

2018年の葉月もはや下旬ですね!

それにしても今年の夏の暑さはちょっと異常で、
本当に厳しい暑さがまだまだ続いています。

そんなまだまだ暑い折、
拙著『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)が発売されて1ヶ月が過ぎました。
↓↓↓
http://www.amazon.co.jp/dp/447810591X/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

お陰様で、ダイヤモンド・オンラインの12回の連載
「フランクルの名言に学ぶ心を強くする考え方」を無事に終えました。
 ↓↓↓
https://diamond.jp/articles/-/175005

この連載記事は、「Yahoo!ニュース」でも取り上げられていたのですね!
つい先日まで知りませんでした!
ニュースなので削除が始まってますが、一部まだ残っています。
 ↓↓↓
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180802-00176280-diamond-bus_all

それから、ありがたいことに、
かの有名書評メルマガでも『君が生きる意味』を取り上げていただけました。

松山慎之介さん発行「Webook of the day」
↓↓↓
https://archives.mag2.com/0000000969/20180727180000000.html

浅沼ヒロシさん発行「ココロにしみる読書ノート」
↓↓↓
https://archives.mag2.com/0000148203/20180819213000000.html

皆様からの温かい応援があり、急では、ありませんが、
少しづつ『君が生きる意味』は広がっていっているようです。

ご感想もボチボチと届き、感謝、感謝の今日のこの頃です。

***

さて、『君が生きる意味』の出版を機に、
本メルマガではフランクル心理学について書いています。

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「悩める人を救うフランクル心理学」
~強い心を手に入れる7つの知恵~
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1. セルフ・トランスセンデンス(自己超越)「小さな自分を越えてゆけ!」
2. リフレーミング「現実を意味豊かに再定義せよ!」
3. ホモ・パティエンス「悩んで人は成長する!悩む自分を肯定せよ!」
4. ミッション「今、目の前にある仕事が使命だ!無我夢中になれ!」
☆5. オプティミズム(楽観主義)「自分の未来を、自分の可能性を信じよ!」
6. スピリチュアリティ「崇高な精神性で自己を支えよ!」
7. スマイル「自分を笑い者にして、苦悩を笑い飛ばせ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本通では5番目の「オプティミズム(楽観主義)」について書いていきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆「オプティミズム」(楽観主義)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずは、フランクルの言葉を引用いたします。

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「収容所生活が囚人にもたらした精神病理学的現象を
 心理療法や精神衛生の見地から治療しようとするすべての試みにおいて、
 収容所の中の人間に、ふたたび未来や未来の目的に目を向けさせることが
 内的に一層効果をもつことが指摘されているのである。」

『夜と霧』(V・E・フランクル みすず書房)P177
────────────────────

言葉がやや難解ですが、
フランクルがこの一文で言いたいことはシンプルです。

「未来に希望を持とう!」

未来に対して楽観的な態度でのぞみ、希望を持ち続けることの大切さです!

フランクルは、ナチスの強制収容所にいた時に、自己の精神を維持するために、

「未来の自分」

を思い描くという心理的トリックを使っていました。

監視官からの暴力や激しい飢えに苦しめられ耐えられなくなった時に、
フランクルはその「心理的トリック」を使ったというのです。

それは、「未来の自分を空想する」という
言ってみれば、いたってシンプルなことでした。

フランクルは、自分が強制収容所から解放されて、
今自分が体験していている苦悩について、
つまり「強制収容所の心理学」について
講演をしているシーンを思い浮かべたのです。

「突然私自身は明るく照らされた美して暖い
 大きな講演会場に立っていた。
 私の前にはゆったりとしたクッションの椅子に
 興味深く耳を傾けている聴衆がいた」

こんな風に、肉体的、精神的にボロボロになりかけた状況において、
現在から未来へと自己を超越させることで、
現在の苦悩を過去の出来事であるかのように見ることができ、
そのことが心理的にポジティブな効果を生み出したと、彼はいいます。

~~~

フランクルは、「未来の効用」についてこうも述べています。

────────────────────
「一つの未来を、彼自身の未来を信ずることのできなかった人間は
 収容所で滅亡して行った。
 未来を失うと共に彼はそのよりどころを失い、
 内的に崩壊し身体的にも心理的にも転落したのであった。」

『夜と霧』(V・E・フランクル みすず書房)P179
────────────────────

このことに関して、『夜と霧』におさめられている
フランクルの代表的なエピーソドがあります。

ある外国の作曲家Fの話です。

その作曲家は、奇妙な夢をみたとフランクルに打ち明けます。

「知りたいことがあれば、何でも教えてくれる」

と「ある声」が、夢の中に登場してきたというのです。

作曲家Fは、戦争がいつ終わるかと、つまり、
収容所からいつ解放されるのかを聞きました。

すると「ある声」は「5月30日」だといいます。

いざ、「5月30日」が近づいてきます。
しかし、収容所にもたらされる情報では
「5月30日」が終戦になる可能性は極めて低い状況でした。

作曲家Fは、5月29日に突然高熱を出し、
予言の「5月30日」にひどい譫妄(意識障害)状態となり意識を失い、
翌、5月31日、亡くなったのです。

作曲家Fにとって、5月30日が未来の締め切りでした。
その時、抱いた希望が叶えられなければ、
彼から未来は奪われ、存在しなくなり、残されたのは絶望。

それは、「楽観主義」とは反対の「悲観主義」といえる考え方です。

だから、未来に希望をもとうとフランクルは言うのです。

~~~

また、フランクルは、未来に希望をもてる逸話として、

「リヴァイアサンの黒人」

の話をよくしたそうです。

これは新聞に載っていた話だと、フランクルは言っています。

「リヴァイアサン」とは船の名です。

その船は無期懲役の判決を受けた黒人を囚人島に移送するため海の上にいました。

航海の途中で火事が発生します。

黒人は救助活動にあたるように手錠を解かれます。
そして、10人もの命を救います。

その働きが認められて、彼は「恩赦」、つまり無期懲役の罪を許されるのです。

この逸話を紹介して、フランクルはこう書いています。

────────────────────
どんなことがまだ自分を待ち受けているかは、
だれにもわからないのです。
ちょうど、十人の命を助ける仕事が「リヴァイアサン」
の黒人を待ち受けていたように、どのような重大な時間が、
唯一の行動をするどのような一回きりの機会が、
まだ自分を待ち受けているのか、だれにもわからないのです。

『それでも人生にイエスと言う』(V・E・フランクル 春秋社)P29
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「一寸先は闇」

というのも、真実であれば、

━━━━━━━━━
☆「一寸先は光」
━━━━━━━━━

というのもまた真実です。

未来は、わかりません。

わからないから不安になりますが、わからないからこそ、
そこに可能性があり、私たちは希望を持つことができます。

もちろん、それに対する反論は、常にあります。

「これまで生きていていい事など何もなかった。
 全てが無意味であり、この先も、未来も真っ暗闇だ!」

現在の延長線上に自分の未来を想定してしまえば、そうかもしれません。

ですが、人生、本当に何が起きるかわからないのです。

小さな変化がある日、大きな変化を連れてくることがあり、
延長戦から飛躍して、別のステージに一気に駆け上がることが、
人生には確かにあります。

未来に向けて努力を続け、
よりよい未来を自らの力で発見していくような
未来を信じる「楽観主義」をベースとすれば、 

「一寸先は闇」だと「悲観主義」に生きるのではなく、
「一寸先は光」だと「楽観主義」に生きることができます。

フランクルは、そうした考えをこう表現しました。

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「発見的楽観主義(Heuristic Optimism)」
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地獄の強制収容所で未来を思い描きながら、
彼は、自分に、自分の未来に絶望することなく、
未来を信じて、生き延びました。

そして、彼は強制収容所で、空想のなかで行った講演を、
終戦後、現実の世界で行ったのです。

これはまぎれもない実話です。

未来は誰にもわからない。

わからないからこそ、やはり、未来に希望を持てるのです!

~~~

本日は、これにて。

まだまだ暑さが残りそうです。
どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
2018年の葉月が、あなた様にとって、
笑顔あふれる美しい時間で満たされることをお祈りしています。

       
   「元氣・勇氣・やる氣」で!

        (^人^)        
 
                 敬具

平成三十年八月二十四日

              松山 淳より 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆自問自答◆

1)私は、何かにつけて悲観的になっていないだろうか?

2)私は、未来に希望を抱いているだろうか?

3)私は、理想の未来を切り開く努力を続けているだろうか?
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◆追伸◆

『君が生きる意味』を取り上げてくださったブログをご紹介します。

「仕事・家事・育児の両立に忙殺される毎日。」

という「かよ」さんが書いているブログです。

「女は知性」
https://www.imakayo.com/entry/means-life-book

「何やってんだろ、わたし・・・
 仕事も満足いくまで出来なくて中途半端だし、
 いっそ仕事やめて専業主婦になりたい」

そんな言葉が、書評の冒頭に置かれています。

働きながら家事をして、子育てにも励む。

「かよ」さんの書いていることは、
ご自身の体験と、『君が生きる意味』にある言葉や考えを
照らし合わせているので、とても味わい深いものがあると感じました。

私自身も、私の妻も、
子どもたちが大きくなりだいぶ楽になったとはいえ、
まだまだ子育て真っ最中です。

だからか、とても共感できます。

『君が生きる意味』は、若手ビジネスマンを想定していましたが、
「働くママ」の背中を支えるような言葉が、
そこにあれば、これもまた嬉しいことです。

「かよ」さん、ご紹介、ありがとうございました!

「女は知性」
https://www.imakayo.com/entry/means-life-book

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アースシップ・コンサルティング 松山淳(49才)
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■著 書
『機動戦士ガンダム』が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     
■バックナンバー
http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
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松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

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