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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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書籍『君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え』(ダイヤモンド社)の案内画像

28通目《生きる意味-2》自己超越とは何か?

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  『リーダーへ贈る108通の手紙5』
    http://www.earthship-c.com

      《生きる意味-2》
      18.06.22【28通目】
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リーダー様 へ

拝啓 紫陽花が艶やかに咲く季節

いかがお過ごしでしょうか?

2018年の水無月も下旬へと!

東京はやはり梅雨の季節で、
曇天、雨模様の日が多くなっています。

晴れの日には、晴れの日のように。
雨の日には、雨の日のように。

梅雨ですから、雨があって当たり前。

雨を、季節を、恨むのはやめて、それも定めと引き受けて、
紫陽花が綺麗に咲く、この季節を楽しみたいと思います!

***

さて、ひとつ出版記念講演会のことで、変更のお知らせです。

まず結論から言いますと、今回、参加費を【無料】にしようと思います。

といいますのも、別主催で、7月中に、
ほぼ同内容の講演会が開催される予定でして、
そちらの参加条件が、拙著「君が生きる意味」の購入となっています。

前回、講演会参加費を5,000円とご案内しましたが、
私が主催するのは5,000円で、
もう一方は本代だけとなりますと、バランスがとれません。

そこで思い切って、7/7の講演会参加費は【無料】にいたします。

心とお財布に優しい講演会ですので、ぜひ、ご参加くださ~い!

『悩める人を救うフランクル心理学の真髄』
~強い心を手に入れる7つの知恵~
    ↓↓↓
http://www.earthship-c.com/seminar/Seminar0707.html

***

さてさて、では、前通からのつづきで、フランクル心理学について、
講演の内容に沿って述べていきたいと思います。

ちなみに、講演のコンテンツは、こうなりました。
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「悩める人を救うフランクル心理学」
~強い心を手に入れる7つの知恵~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. セルフ・トランスセンデンス(自己超越)「小さな自分を越えてゆけ!」
2. リフレーミング「現実を意味豊かに再定義せよ!」
3. ホモ・パティエンス「悩んで人は成長する!悩む自分を肯定せよ!」
4. ミッション「今、目の前にある仕事が使命だ!無我夢中になれ!」
5. オプティミズム(楽観主義)「自分の未来を、自分の可能性を信じよ!」
6. スピリチュアリティ「崇高な精神性で自己を支えよ!」
7. スマイル「自分を笑い者にして、苦悩を笑い飛ばせ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本通は、7つの知恵の1番目、

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☆「セルフ・トランスセンデンス(自己超越)」です。
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フランクルは、「自己超越」に関することで、こう書いています。

────────────────────
「彼が自分の課題に夢中になればなるほど、
 彼が自分の相手に献身すればするほど、
 それだけ彼は人間であり、
 それだけ彼は彼自身になるのです。
 したがって、人間はもともと、自己自身を忘れ、
 自己自身を無視する程度に応じてのみ、
 自己自身を実現することができるのです」

『生きがい喪失の悩み』(講談社学術文庫)p26
────────────────────

仕事に、あるいは、自分の趣味に没頭している時、
自分がしている「事」に没入して、時を忘れ、自分を忘れ、
している事と自身が一体化するような感覚になります。

ですが、没入している時には
「一体化」を意識することはなく、
ふと我に返った時に、そのことに気づくのです。

例えば、自分の好きな小説家の小説の世界に入っている時、
主人公の行動や気持ちの動きを言葉で追いながら、
その世界に自身が参画していき
登場人物たちと一緒になって、喜んだり悲しんだりし、
実際に、笑ったり、涙を流したりします。

ただ、文字を読んでいるだけなのにです…。

そんな風に、自己を忘れれば忘れるほど、
自分を本の世界に没入させればさせるほど、
より豊かな質の高い読書体験を、人はすることになります。

読み終えて、ふと、時計に目をやると、

「あれ、もうこんな時間か!」

と、思った以上に時が流れていたりします。

1時間とか、2時間とか…。

~~~

仕事でもそうですね。

夜遅く、人気の少なくなったオフィスで、
耳にイヤホンをつけ音楽を聴きながら、
パソコンに向かって、企画書を作り上げようとキーボードをたたく。

やがて極度の集中状態に入って、興に乗り、一気呵成にそれが出来上がる。

「ふ~、やっと終わった!」

ふと我に返ったとたんに、突然、音楽が聞こえてくる。

それまでも、音楽は実際に鳴っていたわけですが、
それに気づくことができないくらいに、自分が消えて、
仕事と一体になっている。

スポーツでは、「ゾーンに入る」という言い方をしますが、
自分が消える「自己忘却」の状態で、特殊な心理状態が発生し、
アスリートたちが自身の能力を越えるような
極めて高いパフォーマンスを発揮することは、繰り返し確認されています。

~~~

マズローは人間の5段階の欲求を提唱し、
その最上位に「自己実現欲求」を設定しました。

「自己実現」とは、自分の持つ潜在的な部分も含めた資質・能力を
最大限に活かして、最善の自己に到達していくことです。

自己実現の理想像が、人によって「起業家」であったり、
「ロックスター」であったり、「温かな家庭の母」であったりして、
それは人それぞれ、様々です。

ただ、フランクルから言わせると、
この「自己実現」を結果としてもらすために、
むしろ、人は、自己実現を志向するのではなく、
「自己超越」を志向することの方が大事だと言います。

なぜなら、自分のすべきことに本気になって、真剣になって、
そうして自己を超越した「無我の境地」や「無我夢中」の状態である時が、
人間にとっての最高の状態だと、フランクルは考えるからです。

自分へのこだわりを捨てて、
とにかくすべき事に、全力を傾けている。

そうして「無我夢中」の、「我は無く夢の中にいる」がの如き心理状態で、
人は確かに、質の高い仕事を成し遂げます。

~~~

詩人であり書家である、相田みつを氏に、こんな詩がありました、

────────────────────

なんでもいいからさ 本気でやってごらん
 
本気でやれば、たのしいから
 
本気でやれば つかれないから

つかれても
つかれが さわやかだから

(『相田みつを美術館』購入絵葉書より)
────────────────────

楽をしようとして、手を抜くと変に疲れますよね!

お恥ずかしながら、
私も経験がありますので、それがよくわかります。

楽をしようというのが、
もうそれが、自己への「こだわり」なわけであり、
その「こだわり」に心のエネルギーが奪われて、
「本当」にすべきことに「気持ち」が入っていかない。

まさに「本気」じゃない。

ちっぽけな自分にとらわれて、
心のエネルギーを浪費している状態です。

それは「自己超越」とはいえませんね。

自己を忘れて、そうなっていることを意識できない時にこそ、
私たちは「強い心」を持つことになるわけです。

だから、これも逆説的ですが、

「強い心」を求めるのではなく、
「強い心」を求めていることすら忘れて、
目の前にあるすべきことに無我夢中になっている時、
自ずから「強い心」は、実現されているわけです。

こう考えてくると、フランクルは、東洋思想が説き続けてきた

「無我の境地」

に通底することを言っていることになります。

やはり…「真理」は、ひとつなのでしょう。

フランクルの説く「自己超越」には、もう少し違う側面があるのですが、
あまり長くなるといけませんので、
本通は、これぐらいにしておきます。

次通では、2番目の「リフレーミング」について
何かしら述べたいと思います。

~~~

本日は、これにて。

太陽の光がなく、少し冷んやりと感じる日もあります。
どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
2018年の水無月が、あなた様にとって、
笑顔あふれる美しい時間で満たされることをお祈りしています。

       
   「元氣・勇氣・やる氣」で!

        (^人^)        
 
                 敬具

平成三十年六月二十二日

              松山 淳より 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆自問自答◆

1)私は、自分にとらわれていないだろうか?

2)私は、自分の正しさに執着していないだろうか?

3)私は、自己超越しているだろうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆追伸◆

【メルマガ発行15周年記念&新刊出版記念 講演会】
 悩める人を救うフランクル心理学の真髄
 ~強い心を手に入れる7つの知恵~
      《参加無料!》
http://www.earthship-c.com/seminar/Seminar0707.html
       ↑↑↑
改めまして、7月7日に開催する講演会は、
参加費を無料にしましたので、お伝えいたします。

別主催の講演会は、情報をオープンにできる段階になりましたら、
こちらのメルマガでもお知らせいたします。

講演会といえば、過日(5/27)、

「第28回臨床工学会」(at パシフィコ横浜)
http://www.pcoworks.jp/jace28/program.html

という場で、なんと栄誉なことに特別講演を行うことができました!

「パシフィコ横浜」という大舞台で、しかも、医療関係者の集まりで、
何もかも初めてのことでしたが、無我夢中で講演を終えて、
舞台から降りたところ、次から次へと名刺交換を求められて、その場で、

「うちの病院でも講演をしてほしい」

と、オファーをいただくことができました。

特別講演に招待されたきっかけは、実は、
私が書いた、ガンダムの本だったのです。

人生、何が起きるかわからないものですね。

「未来で待っている誰かや何かが必ずある。
 だから、今すべきことに全力!」

まさにフランクルの教え通りだと、
そのことを痛感しながら、
横浜ランドマークタワーを眺め、帰路に着いた日曜の午後でした。

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アースシップ・コンサルティング 松山淳(49才)
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『リーダーへ贈る人生が輝く名言』6,428いいね!
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■メッセージ:j@earthship-c.com

■著 書
『機動戦士ガンダム』が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     
■バックナンバー
http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
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松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

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