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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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9通目《ポジティブ・ストレス-3》ストレスを力にかえる

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  『リーダーへ贈る108通の手紙5』
    http://www.earthship-c.com

    《ポジティブ・ストレス-3》
      16.12.22【9通目】 
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リーダー様 へ

拝啓 染まる朝焼け美なる季節

いかがお過ごしでしょうか?

2016年もいよいよ下旬となり最終コーナーですね!

今年1年、どんな年だったでしょうか?

いろいろなコトが、さぞあったと思います。

両手をあげて喜んだことも、
肩を落として家路についたことも・・・。

色々な出来事が、縦糸横糸となって織合い
私たちの人生はその彩りを豊かにしていきます。

人間万事塞翁が馬。

例え、失敗の多い年であったとしても、
その失敗があったからこそ、
来年は大いなる飛躍の年になるかもしれません。

終わりよければ全てよし!

残り少ない2016年の日々を、
どうぞ大切に過ごしてください。

~~~

さて、本年最後のお手紙です!

ストレスについて、話を進めてきています。

ストレスは、とかく「悪者」というイメージがあるけれど、
ストレスにもよい面があり、
ストレスに対する考え方を改めていくことで、
私たちは、ストレスと上手につきあえるようになる。

そんなお話でした。

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これまでの論は、こちらで読むことができます。
 ↓↓↓
《ポジティブ・ストレス-1》
http://www.earthship-c.com/melmaga108/2016/161125.html
《ポジティブ・ストレス-2》
http://www.earthship-c.com/melmaga108/2016/161202.html
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こうした自身の考え方を改めていくことで、
心と身体に影響が出ることを、こう呼びました。

☆「マインド・セット効果」

この「マインド・セット効果」のよいものを生み出すために、
ストレスのポジティブな側面について知識を獲得していくのが、大切です。

では、ここから、その知識について書いていきます。

~~~

例えば、こんな場面。

社の命運を左右するような大事な取引があり、
プレゼンを任された。

取引先の重役が重厚な革張りの椅子にずらりと並んでいる。
その人たちから「イエス」を引き出さなければならない。

プロジェクターをセットし、資料を配布し、
パワーポイントの1ページ目が映し出され、さあ、プレゼンが始まる。

会議室の空気は張り詰めている。
言葉はなく、咳払いだけが響く。

人前で話すことは大の苦手だ。

極度の緊張から、心臓はドキドキと音をたて、
脇から汗は流れ、手にもじっとり汗がにじんでくる。

「あ~、だから嫌なんだ、緊張よ無くなれ、消えてくれ」

そう自己暗示のアフォメーションを心の中で唱えるが、
身体は言うことを聞いてくれず、
心臓の鼓動は大きくなり、余計に汗が出てくる。

「あ~、ダメだ・・・」

~~~

これが典型的な「ストレス反応」ですね!

ストレス状態におかれて、心と身体が反応する。これを・・・、

☆「ストレス反応」

と言います。

多くの人は、(私もかつてそうでしたが)
この「ストレス反応」を悪者にします。
ネガティブなものと認識しています。

だって、そうですよね!
私も何度も経験していますが、人前で話そうとするとき、
心臓がドキドキして、汗が流れ出す・・・・、
あ~思い出すだけでも、嫌なものです。

でも、この「ストレス反応」は、
実は、ストレス状態を乗り越えようとして
身体が起こすポジティブな反応なのです。

そう最新のストレス心理学ではとらえようとするのです。

心臓がドキドキするというのは、
血液を大量に体内にめぐらせているからであり、
それに伴う発汗というのも、
実は、身体機能を高めようとしている証です。

身体は、ストレスのかかる現実にうまく対処しようと、助けてくれている。

でも・・・私たちは、

「ストレス→緊張→心臓ドキドキ→汗ダラダラ→上手く話せない→悪者」

という固定観念があるために、
ストレスがかかり身体反応が出ると
マインドもネガティブなものになってしまうのです。

「あ~、ダメだ・・・」と。

~~~

この「あ~、ダメだ・・・」と、緊張を脅威にとらえ
ネガティブな反応をしてしまう「ストレス反応」を、

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☆「脅威反応」
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といいます。

でも、大舞台になればなるほど燃えて、
パフォーマンスを高める人がいるように、
ストレスを受け入れて、不安や緊張をうまく利用して
自分自身の力に変えていくポジティブな反応もあります。これを、

─────────
☆「チャレンジ反応」
─────────

といいます。

ここで大事なのは、次のことです。

大舞台で燃える人も、緊張をし、心臓がドキドキし、汗が流れることはある。

つまり、ストレスに強いと思われる人でも
「ストレス反応」はあるのです。

心理学の様々な調査でわかってきているのは、
ストレス状態で「チャレンジ反応」を示す人は、
緊張や不安を否定的なものとして認識していないということです。

ですので、緊張を感じたときに、

「消えろ」とか「なくなれ」と考えない。
「落ち着こう」「冷静になれ」などとも。

そうではなく、

「あ~緊張してきた、体が応援してくれている、ワクワクするぜ!」

と、緊張を否定することなく、受け入れているのです。

ストレスを跳ね返すのではなくて、受け入れるのです。

考え方が違うことによって差が出てくる。
これも「マインド・セット効果」のひとつですね!

 

ある心理学の実験でも、面接試験におけるアフォメーションで、

「私は落ち着いている」
「私はワクワクしている」

の2つでは、緊張を否定しない
「私はワクワクしている」のほうが、
被験者の成績がよかったという結果もあります。

【受け入れる】

これがストレス対処のキーワードです。

~~~

ここにきて、この季節だからこそ、思い出す言葉があります。
毎年、恒例となりました。
文豪ディケンズの『クリスマス・キャロル』にある言葉です。

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人によっては彼が別人のようになったのを見て笑ったが、
彼はそういう人たちを笑うがままにしておき、
少しも気にかけなかった。
彼はこの世では何事でも善い事なら必ず最初にはだれかしらに
笑われるものだということをちゃんと知っていたし、
またそういう人々は盲目だということを知っていた。

『クリスマス・キャロル』(C・ディケンズ 新潮社)
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『クリスマス・キャロル』は、ケチで意地悪で狡猾で強欲なスクルージが、
3人の幽霊に、自分の知らぬ過去・現在・未来を見せられて、
愛ある善良な人に変わってゆく物語です。

上の言葉は、物語の終盤に出てきます。

スクルージの人格がねじ曲がってしまったのも、
ある意味では、自分でつくりあげた「固定観念」に
縛られ、従っていたからです。

固定観念の奴隷になっていたわけです。

その状態から解放されたのは、

自分の知らない「知」に触れて、
それを真実として【受け入れた】からです。

だから、スクルージは、素晴らしい自己成長をとげました。
人格者となり、愛される人になりました。

「ストレス=悪者」

というのも、私たちの固定観念です。

ストレスのない人生は無いですし、
むしろ、ストレスのかかる状態にあってこそ、
私たちは自分を磨き、
自分をよりよく成長させていくことができます。

実際、「ストレスのよい面」について知識を得ても、
人前で話そうとするとき、私は今も緊張しますし、
心臓がドキドキすることがあります。

でも、それでいいのでしょう!

そうしたダメな自分を受け入れていく、
人より劣っているな~と思う自分にもOKを出していく。

どんなことがあっても、
生涯、最後の最後までつきあっていくのは「自分」であり、
自分で自分にNGばかり出していたら、
やっぱり、自分が惨めなものになっていく。

そうではなくて、どんなことがあっても、OKを出していく。

自分を受け入れていく。

文豪ディケンズがいうように、
善い事をしても笑う人、批判する人がいる。それがこの世界。

だったら、自分で自分にOKを出しましょう!

自分を受け入れましょう!

特に、1年の終わりが近づく今。

終わりよければ全て良し!

今年も最後、「よくやった」と自分を受け入れ、

1年の終わりとしましょう!

~~~

本年は、これにて。

寒さがますます厳しくなる季節です。
大切なおからだを、
くれぐれもご自愛なさってください。
   
2016年の残り少ない師走が、あなた様にとって、
笑顔あふれる美しい日々で満たされることを
心よりお祈りしています。

今年1年、ありがとうございました!

     どうぞ良いお年を!

     2017年、新たな年も

   「元氣・勇氣・やる氣」で!

 Merry Christmas & Happy New Year!  

        (^人^)        
 

                 敬具

平成二十八年十二月二十二日

              松山 淳より 

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◆自問自答◆

1)私は、今年1年、固定観念に縛られていなかっただろうか?

2)私は、今年1年、自分にOKを出してきただろうか?

3)私は、今年1年、自分を大切にできただろうか?

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◆ホウ・レン・ソウ◆

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この連載は、好評だったようで、編集から再連載の依頼があり、
来年1月より連載が再スタートいたします!
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◆追伸◆

今年1年、「リーダーへ贈る108通の手紙」を
お読みいただきまして、本当にどうもありがとうございます。

お陰さまで、「シーズン5」という形で
再スタートを切ることができ、
今年の年の瀬でも、お手紙をお届けすることができました。

2016年の私は、大学で講師として登壇し、
全く新たなことに挑戦する年となりました。

100人規模の学生を相手に、授業を独りでまとめていくのは、
正直、当初考えている以上に苦労の多いものでした。
失敗もたくさんしました。

ただ、その分、これまでの経験では学ぶことのできなかった
より多くのものを得ることができました。

大学側から、来年度は、さらに授業を追加してほしい
というご依頼があり、これも天命と思い、受け入れました。

そこでの経験も、このメルマガに反映させながら
来年も、よりよいものにしていければと思います。

そんな松山ですが、
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは・・・・・改めまして、
どうぞよいお年をお迎えください!

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アースシップ・コンサルティング 松山淳(48才)
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■著 書
『機動戦士ガンダム』が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     
■バックナンバー
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松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

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