ビジネスリーダーへ元気・勇気・やる気を贈るメールマガジン

『リーダーへ贈る108通の手紙』

HOME > メルマガ > 2015バックナンバー > 【101通目】

101通目《働きがい》神谷美恵子に学ぶ生きる力

 ☆─────────☆☆☆────────☆
《働きがい》
          

  『リーダーへ贈る108通の手紙4』
    http://www.earthship-c.com

                15.09.25 
                 101通目
☆─────────☆☆☆────────☆

リーダー様 へ

拝啓 海の上 ゆらりゆられて 子の笑顔

いかがお過ごしでしょうか?  

2015年の文月(9月)も終盤戦です。

今年は、シルバーウィークなるものがあり、
昨日(24日)、今日(25日)と休みをとって
9連休という方もいるかもしれません。

私は、数日、伊豆に滞在し、
手漕ぎボートをレンタルして
息子(小5)と釣りに興じました。

早朝4時半に起きて、5時半の船出。
手漕ぎですから沖まで出るのが大変、一苦労。
でも、そこは親父の力のみせどころ。

暗かった海に朝日が昇ると、
眩い光があたりを照らし、
なんとも神々しい景色が姿を現します。

「これぞ自然の神秘だ~」

思わずため息がもれます。

この景色を見られただけでも「来たかい」が
あったな~と感じます。

釣果のほうは、アジにサバ、そして底物では、
メゴチにオジサンが釣れて、子も笑顔!

オジサンは誤植ではなく、
黄色のヒゲをもった、
そういった名の魚がいるんです!

私が包丁でさばき、
アジは刺身にして、メゴチとオジサンは
バターとごま油で炒めて食べました。

やはりとれたては違います!
ほんとにおいしくて、妻と娘も絶賛!

やっぱり、喜んでもらえると、
「やりがい」があるものですね!

~~~
 
さて、そんな「やりがい」にからめて
今日もお手紙をお届けします。

先日、新聞を読んでましたら、
日経新聞(2015.9.13付)の
「半歩遅れの読書術」というコーナに
興味深い記事を発見しました。

筆は、経済学者の玄田有史氏です。

玄田氏は「ニート」に関する書を世に出し、
大きな反響を呼んだ人ですね!

そんな玄田氏は、一時期、会社の人事担当者と
ゼミ形式の勉強会を開き、軽井沢などの避暑地
でも、合宿形式で学びの場をもっていました。

その時、毎年、読んでいた本というのが、
精神科医神谷美恵子氏の著

『生きがいについて』(みすず書房)

だというのです。

人的資源管理論などの専門的な理論書を選ばず
哲学書ともいえる神谷氏の本を選んだ理由につ
いて、玄田氏はこう書いています。

「生きがいの考察を通じて、働きがいとは
 何かを見つめ直すことから始めようと思った」

 自分にとっての生きがいとは何だろう?
 働きがいとは何だろう?

普段は、仕事に追われ、成果をあげることに
汗をかき、そんな青臭い哲学的な問いを考え
る時間などないと思います。

私は、それはそれとしてリーダーとしての
普通の姿だと思います。

ですので、時々でいいのだと思います。

時々でいいので、
心に栄養を与えることになりますので、
青臭い問いを考えてみるとよいと思うのです。

本棚にある『生きがいについて』を開くと、
こんな箇所に蛍光ペンが引かれていました。

***

「ほんとうに生きている、という感じをもつた
 めには、生の流れはあまりにもなめらかであ
 るよりはそこに多少の抵抗感が必要であった。

 したがって生きるのに努力を要する時間、
 生きるのが苦しい時間のほうがかえって
 生存充実感を強めることが少なくない。
 
 ただしその際、時間は未来に向かって開かれ
 ていなくてはならない。

 いいかえれば、ひとは自分が何かにむかって
 前進していると感じられるときにのみ、
 その努力や苦しみをも目標として、
 生命の発展の感じとしてうけとめるのである」

***

自分の思い通りになる人生は、不幸である。
なぜなら、何もかも思い通りになる人生は、
人の成長する機会が奪われているからである。

そんな一文を何かの本で読んだことがあります。

神谷氏は『生きがいについて』で、ルソーの
『エミール』にある言葉を紹介しています。

「もっとも多く生きたひととは、
 もっとも長生きをしたひとではなく、
 生をもっとも多く感じたひとである」

仕事をしていれば、決して、楽しいことばかり
ではないかと思います。

苦しいという感情もまた
「生を感じること」であり、
未来に開かれる「多少の抵抗感」のひとつ。

あるプロジェクトを任され、
人のことや予算のことで散々苦しい思いをして
逃げ出したい気持ちをぐっと抑えて、
なんとかそれを形にした時、
そのリーダーは、苦しさを土台に「働きがい」
を感じ、そして、ルソーのいう、

「自分の人生をより多く生きた人」

となっています。

まさに、神谷氏のいう

 ☆「生命の発展」

を経験した人です。

私たちは、私たちに課せられた
リーダーという仕事を通して、日々、
着々と、未来に向けて「生命の発展」を
経験しています。

 苦しい時こそ、顔をあげろ!

古人から語り継がれたこの箴言は、
苦しさとともに、確かになされている
「生命の発展」
を見据えるためでもあるのでしょう。

「生命の発展」とは、
リーダーとして器が大きくなること。

それを働きがいとするならば、
苦しさのなかにも働きがいを見出せる。

そのことを信じて、

大切な未来に目を向けるためにも

顔をあげていきましょう!

~~~

 本日は、これにて。

 秋の深まる季節となっていきます。
 大切なおからだを、
 くれぐれもご自愛なさってください。
   
 そして2015年、残りわずかの文月が
 あなた様にとって、多くの感動を味わい、
 一生の宝となるような
 笑顔のあふれる日々で満たされることを
 心よりお祈りしています。

 

 「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

                        

          (^人^)        
 

                  敬具

平成二十七年九月二十五日

               松山 淳より 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
◆自問自答◆

1)私は、働きがいを感じているだろうか?

2)私は、苦しさを受けて入れているだろうか?

3)私は、仕事で何を大切にしているだろうか?

自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
継続することで、大切なことに気づきます。
30秒、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
終わったら、スクロールして下の【ことば】を!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆104℃ WORD◆

        「苦しさは、喜びの土台」
     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆追伸◆

ラグビーワールドカップが開催されています。
日本は予選を勝ち抜き、出場しています。

そして、なんと、優勝候補のひとつ南アフリカ
に勝ってしまいました!

ミラクルです!

私は大学時代にラグビー部所属していた人間
なので、でもって、少しの知識もあるもので、
「世界で勝てないと」いわれ続けた日本代表が
オールブラックスにならぶ強豪の南アフリカに
勝ったことが、どれだけありえないことなのか、
その奇跡の度合いをより強く実感いたします。

ラグビーというスポーツは、
「番狂わせ」が起きにくいといわれていて、
実力の差が、そのまま得点にもあらわれ、
勝敗を決めるともいわれています。

ということは、
今回のジャイアント、キリングは、
奇跡というよりも、ラグビー日本代表が、
世界で戦えるレベルになっている証だ
という見方も成立します。

残念ながら、スコットランドに負けてしまい
ましたが、まだ試合は残っています。

10月3日はサモア戦です。

昨今、日本でのラグビー人気は、
低迷していますが、2019年のワールカップは、
日本での開催が決定しています。

ラグビー経験者として、

ラグビー日本代表への皆様のあたたかな応援を、

心からお願いします!

──────────────────────
アースシップ・コンサルティング 松山淳(47才)
http://www.earthship-c.com

『がんばれ!ニッポンの上司たち』3,356いいね!
http://www.facebook.com/Ganbare.J.Boss

■メッセージ:j@earthship-c.com

■資 格
日本MBTI協会認定ユーザー(Japan APT正会員)
日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー
日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラー

■著 書
『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)
     
■バックナンバー
http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
本メルマガの著作権は松山に帰属します。
ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
「笑顔の輪」が少しでも・・・!
──────────────────────

【ことば】
 
「人間の存在意義は、その利用価値や有用性に
 よるものではない。
 野に咲く花のように、ただ「無償に」存在し
 ているひとも、大きな立場からみたら存在
 理由があるにちがいない」

    (by 神谷美恵子)

『生きがいについて』
(神谷恵美子 みすず書房)より 



松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中

MBTIのリーダー研修

世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修の資料(PDF)をプレゼントしています!

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com