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HOME > メルマガ > 2015バックナンバー > 【100通目】 2015年8月26日配信

100通目《背中》木村沙織キャプテンのリーダーシップ

自信のつけ方について考えてみよう!

 

リーダー様 へ

拝啓 いわし雲 入道雲と 同じ空

いかがお過ごしでしょうか?  

2015年の葉月(8月)も残りわずかとなり、東京は、あの酷暑の夏を忘れさせる秋の訪れを感じる気候となっています。

それにしても今年の夏は、暑かったですね!38度を超えると生命の危機を感じて「不穏な暑さ」とでも言いたくなります。

昨日は、台風15号が九州地方を中心に大きな被害をもたらしました。最大瞬間風速が40mを超えたようで、九州にお住まいの皆さま、大丈夫だったでしょうか?

とにかく被害の拡大しないことを祈るばかりです。

大いなる自然を前にして、人は時に自身の無力さに打ちひしがれますが、苦境のなかで生きる知恵を身につけて成長することのできる存在でもあります。

七転び八起き。

つまずきを力に変えていきましょう! 

 さて、来年の今頃は、リオデジャネイロで活躍したオリンピック選手たちの凱旋ムードに包まれていることでしょう。

 現在、2016年夏季オリンピック出場に向けて、様々な競技で、日本代表選手たちが世界の強豪を相手に、しのぎを削っています。

 女子バレーボールもワールドカップの真っ只中。上位2チームに入れば、早くもオリンピックへの切符を手にすることができるそうです。

 スポーツ好きの私としては、テレビ観戦ですが世界を目指す若者たちが躍動する姿を目にして応援せずにはいられません。

 2012年のロンドン・オリンピックで銅メダルに輝いた女子バレーボールの監督は、タブレット端末を片手に指揮する姿が印象的な真鍋政義監督。

 キャプテンは、17歳から日本代表として活躍してきた日本のエース木村沙織選手です。

 試合の合間に流れる紹介映像で、木村選手は、キャプテンとしての自分について、こんなことを口にしていました。

「自分は言葉で影響力を発揮できるタイプではないので、背中を見せていきたい」

 試合後、インタビューでの受け答えを見ていると、確かに、木村選手は言葉を巧みに操るタイプではないことがわかります。自分の思いを上手に表現すること、またそのことを通して、リーダーとして効果的に他者を感化することに苦手意識があり、コンプレックスを抱いているとも思えます。

 というのも、上の言葉を口にした時、木村選手はちょっと、涙目になっていたのです。

「自分はリーダー・タイプではない」

そう、かなり悩んだ時期があったのではないでしょうか。

 リーダーシップ理論において、リーダーシップを日本語でひとことで言うと?

 ☆「影響力」

と、よく言われます。

 リーダーという人間が、他者に「影響力」を発揮しながら、目標を達成していくプロセス、
また、その力がリーダーシップです。

 では、どのように影響力を発揮するか?

 そこに、その人の個性があります。

 木村選手がいう、

 ☆「背中で見せる」

というのは、古いリーダーシップ・スタイルのようでありながら、キャプテンという重責を担い、苦しい思いをしながらチームを率いていくなかで感じ取った、木村選手の個性が活かされた真実味にあふれる表現であり、今なお、現実的に有効なリーダーシップ・スタイルです。

 言葉は少ない。寡黙なタイプ。けれど、誠実で、行動力がある。

そうした人間性全体からヒト(他人)は影響を受けます。

 米国のある機関の大規模なリーダーシップ調査では、リーダーに求めるものとして、

 「正直な(honest)」

が、堂々の第1位でした。

 木村選手には、木村選手の「強み」があります。木村選手の場合、「強み」がたまたま「雄弁さ」ではなかったかもしれません。ですが、それはスキルとして後天的に伸ばすことがいくらでも可能です。

「雄弁さ」がチームを率いるリーダーとしての絶対条件ではありません。

 自分の個性、強みに着目し、それを肯定し、大切にし、活かしていくことが大切。

 誰もが「強み」をもっています。

経営学者P・F・ドラッカーはいいました。

「自らの強みを総動員しなければならない。強みこそが機会である」

『プロフェッショナルの条件』
(P・F・ドラッカー ダイヤモンド社)より 

まず「弱み」を改善しようとするのではなく、まず「強み」を成長させようとしてください。

テレビ中継で、解説の人たちが、

「キャプテンになって木村選手は変わった」

と、繰り返し言っていました。

もちろん、それは、木村選手がリーダーとして人間的にもプレイヤーとしても大きく成長した
ということを意味しています。木村選手がそうできたように、私たちも、リーダーとして必ず成長できます!


◆自問自答◆

1)私は、「強み」を把握しているだろうか?

2)私は、「弱み」を改善することばかりに
  気をとられていないだろうか?

3)私は、自分を大切にしているだろうか?



「成果をあげるためには、人の強みを生かさなければならない。
 弱みを気にしすぎてはならない」

    (by ピーター・F・ドラッカー)

    『プロフェッショナルの条件』
     (P・F・ドラッカー ダイヤモンド社)より 



松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中

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