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99通目《老舗》小さな変革が長寿企業をつくる

 2015年7月29日配信

自信のつけ方について考えてみよう!

 

リーダー様 へ

拝啓 朝顔が 天へ伸びゆく 青い空

いかがお過ごしでしょうか?  

2015年の文月(7月)も、終盤戦ですね。東京は、梅雨明けから、30度を越える酷暑が続いています。「暑い、暑い」とつい言葉がもれます。

夏バテされていませんでしょうか?

暑い夏がまだまだ続きますので、食べるものには気をつけて休みの日には、軽い運動もして、睡眠時間もできるだけ確保して夏バテされないことをお祈りしています。   

 さて、7月の中旬は東広島へ行きました。初めてのことです。 

 東広島青年会議所から講演の依頼があり、「リーダーの条件」について経営者あるいは次世代リーダーの皆様の前でお話しする機会をいただきました。その翌日は、私が資格をもっている性格検査MBTIを活用した研修をある会社で実施して頂き、充実した2日間となりました。

 MBTI研修は開始が13時からだったので、午前中、時間がとれ、東広島の中心となる「西条」の街を案内していただきました。「西条」は日本酒の蔵元が軒を連ねるように密集しているという点において日本で唯一の土地だということです。
http://saijosake.com/japanese/town/

 オバマ大統領が来日した際、安部首相と銀座の寿司店で食事をしました。この時出された日本酒が「西条」のものです。蔵元の多くは、明治、大正の創業で当時の建物が残り風情にあふれる光景を目にすることができました。

 今回、亀齢酒造の方にアテンドしていただき、各蔵元を訪ねました。
http://kireikireikirei.jimdo.com

 賀茂泉酒造では、大学の同窓という縁があり敷地内にある貴重な枯山水の庭園を拝見することができました。
http://www.kamoizumi.co.jp

 お話しをお聞きしていると、暖簾(のれん)を守り、かといって伝統にあぐらをかかず、日本酒という文化を「後世に伝えていこう」という強い気概を感じました。

 そういえば、日本は老舗大国でした。

 『創業三〇〇年長寿企業はなぜ栄え続けるのか』(グロービス大学院 東洋経済新報社)
によりますと、日本には、創業100年の企業が、2万社以上あり、200年の会社が、1100社を超えます。300年が605社で、世界最古の会社は、日本にあります。全世界で、200年を超える会社は日本が43%を占めていて、次いで、ドイツが22%、フランス5%となります。この数字からでも、いかに日本に長寿企業が集中しているのかを理解できます。

 グローバル化し、規模の拡大を追うことも企業発展のひとつの道ならば、時間軸という観点から、末長く、会社を後世に残していくのも意義ある発展だと思います。そのためにはやはり、時代の流れに合わせて変革を重ねていくことが重要なのでしょう。

 西条の蔵元でも、日本酒の味を究め続けることはもちろんのこと、酒づくりの技術を活かした新たな商品開発を行うなど、「小さな変革」を継続しているとのことでした。亀齢酒造では、吟醸酒粕入りの肌に優しい石鹸が、販売されていました。

 東京商工会議所の行った長寿企業に関する調査結果があります。東京23区内の創業100年以上の会社が対象。資料は下記のURLからダウンロードできます
 http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=55521

「何故存続できたのか?」という問いに対する結果です。
   
  ◇創業時の製品・サービス等を守りつつ、時代のニーズ等にあわせて改善・改良した
   (71.3%)
  ◇創業当時の製品・サービス等を変えて新しい製品・サービス等を開発した
   (17.9%)

 上記、2つの項目を合わせると、約9割の経営者が、改善など何らかの「変革」を、事業存続の理由としてあげています。

「チェンジ・リーダー」という言葉がある通り、変えてゆくことは、リーダーの大切な役割です。もちろん変革には抵抗勢力がセットになっていますので、時に辛い思いをしますが、「次の時代に大切なものを残していく」というより大きな目的をみすえて、ねばり強く「変革」に取り組んでいただけたらと思います。

老舗大国の日本。老舗から学ぶことがたくさんあります!
 


◆自問自答◆

1)私は、「変革」に対して積極的だろうか?

2)私は、最近守りに入っていないだろうか?

3)私は、自分をよりよく変えているだろうか?



「変えてはならないものを受け入れる心の冷静さと、変えるものを変えるチャレンジする勇気と、両者を見分けるための英知を与えたまえ」

                  (by 神学者ラインホルト・ニーバ)

『サーバント・リーダーシップ入門』(池田守男 金井壽宏 かんき出版)より



松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中

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