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【97通目】《自信-3》イメージは力なり

 2015年5月29日配信

自信のつけ方について考えてみよう!

 

 リーダー様 へ

 拝啓 朝顔が 芽を出し初夏の 風景画

 いかがお過ごしでしょうか?  

 2015年の皐月(5月)も終盤です。
 GWがなんだか随分と昔のことに感じられます。

 我が家のバルコニーにある鉢植えでは、次から次へと朝顔が芽を出しています。

 これは自然落下したもので、鉢の大きさに対して芽の数が多く、少し間引きしなくてはいけないようです。「自然」の反対語は「人工」です。でも、人も自然の一部ですね。

 山林が人の手間を加えることで後世へ残していけるように、人の手とは「自然」だとも考えられます。その「一手間」(ひとてま)とは、「人手間」であり、自然に対して手間を惜しまないことが大切なのだと朝顔の芽を見て思う初夏の朝でした!
 
 ~~~
 
 さて、「自信」をテーマに書いてきておりまして、本通で「自信」については、最後にしたいと思います。
 
 精神科医ファンジェ氏による、自信を形成する3要素は以下のものでした。

 【自己評価】【行動】【自己主張】

 これら3つが相互作用していきながら「自信」は高まります。

 以上の3つを眺めた時、かつての私がそうだったのですが、最も重要なのは【行動】であり、【行動】によって「自信」は形作られるものと考えていました。

 例えば、私の経験もそうです。

 今では、人前で話す時にあまり緊張しなくなりましたが、かつての私は人前で何か話そうとしたら、足はガタガタ、手はプルプル、頭はフラフラで、私の緊張が講演を聞いている人に伝染するほど緊張していて、自信のかけらもない状態でした。

 自信をもって人前に立てるようになったのは、「人前で話す」という【行動】を取り続けたからであり、自信を形成するのは、【行動】しかないと思っていました。

 ですが、オリンピック選手などトップ・アスリートたちが行うメンタル・トレーニングの理論では、「行動だけが自信を形成するのではない」という考え方は常識になっています。

 数多くのアスリートを導いてきたメンタル・トレーニングの第一人者白石先生は、その著でこう述べていました。


 自信について誤った考え方をしている指導者や選手が意外に多いのも事実である。つまり自信の大きさは、それまでの実績に比例するという考え方である。

 確かに過去の成績がすばらしい選手は自信にあふれているように見える。
 しかし、過去の実績がなければ本当に自信は持てないのだろうか。

  答えは「ノー」である。

 メンタルトレーニングの面から言えば、試合に勝ったから自信がついたのではなく、何らかの手だてによって、試合にのぞむ前にあらかじめ自信をつけ、その結果として、勝利を得る可能性を少しでも高めるというのが正しい。

     『実践メンタル強化法』(著 白石豊 大修館書店)より


  上の文に「何らかの手だて」とありますが、その「手だて」が「メンタル・トーレニング」ということになります。アスリートたちの間で「イメージ・トレーニング」は世界的には、1970年代から行われたいたそうで、試合の前に「自信」を高める「手だて」のひとつです。

 自分が成功している試合の場面を目を瞑りイメージするだけでなく、その情景を文章化して、毎日、毎日、読み上げるという「手だて」もあります。

 「メンタル・リハーサル」という言葉がありますが、この考え方は、ビジネスの世界にも応用され、広がり、馴染みのものになっていますね!

 例えば、会社の命運をかけるプレゼンがある時、自分が自信をもって話している場面を、毎日、毎日、イメージし続けます。

 成功には様々なファクターが関係するため、うまくイメージしたからといって、プレゼンが成功するわけではありませんが、イメージは確実に心に影響を与えますので、その結果、プレゼンを前に「自信」を形成すれば、成功の確率を5%でも、10%でもあげることができます。

 トップ・アスリートたちが熱心にメンタル・トレーニングに取り組むのは、それだけの実績があるわけであり、それを応用し実践しているビジネスマンは多く存在します。

そういえば、京セラ創業者稲盛和夫氏も、こんなことを書いていました。


『すみずみまで明瞭にイメージできたことは間違いなく成就するのです。すなわち見えるものはできるし、見えないものはできない。したがって、こうありたいと願ったなら、あとはすさまじいばかりの強さでその思いを凝縮して、強烈な願望へと高め、成功のイメージが克明に目の前に「見える」ところまでもっていくことが大切になってきます。』

『生き方』(稲盛和夫 サンマーク出版)



 まさに「イメージは力なり」ですね!

 イメージもそうですし、声に出すこともそうですし、「自信」を形成するのには、様々な「手だて」があります。そして、何らかの「手だて」を知ったのなら、それを実践する「一手間」を惜しまないことが、大切ですね。

 小さな「一手間」を大切にすることが、人にとって生涯の財産となる「自信」という大きな結果に結びつくのだと思います。
 


◆自問自答◆

 1)私は、自分の仕事に自信をもてているだろうか?

 2)私は、仕事の成功に向けてどんな手だてをしているだろうか?

 3)私は、その一手間を惜しんでいないだろうか?



【ことば】

「自分が成功した姿を思い描けるということは、
 その人にとって成功の確率がきわめて高いということなのです」

       
                   (by 稲盛和夫)

 『生き方』(稲盛和夫 サンマーク出版)


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中

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