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【96通目】《自信-2》5月病への対処の仕方

 2015年5月09日配信

自信のつけ方について考えてみよう!

 

 リーダー様 へ

 拝啓 風薫る 空も心も 五月晴れ

 いかがお過ごしでしょうか?  

 2015年の皐月(5月)が進行中で、GWが終了しましたが、
 もしかすると、この(木)(金)を休んで、
 今週末の土日を組み合わせて長期連休の方もいると思います。

 働くかたちが多様化している昨今ですが、
 人が生きて行くうえで、どうしても「睡眠」が必要なように、
 働く人たちにって「休む」ことは欠かせないことです。

 休みをとれば、仕事のパフォーマンスが高まりますし、
 また、休みのとりやすい雰囲気が職場にあることは、
 健全な組織であることの証です。

 周りへの気兼ねもあるでしょうけれど、
 リーダーが積極的に休みをとれば、
 そうしたよき雰囲気を組織に作り出していくことができます。

 忙中に閑あり。

 閑があるから健全な忙しさを維持できます!
  
 ~~~
 
 さて、本通は、前通からの続きで、《自信》について
 また論を展開してみたいと思います。

 【95通目】《自信-1》
 http://www.earthship-c.com/melmaga108/2015/150417.html

 GWが終わりますと、若手社員の「五月病」という
 現象に出くわす時季でもありますので、
 その点も加味しながら話を進めていきます。
 
 前通では、「自信」を形成する以下の3要素をあげました。 


 【自己評価】【行動】【自己主張】


 精神科医ファンジェ氏は、この3要素が互いに影響を及ぼしあい、
 自信がかたちづくられていくといいます。

 自信をもって職場に足を運べれば、
 新人さんたちが5月病になることもないでしょう。

5月病とは?

 5月病とは、新たな環境に慣れることができず、
 自分に不安を抱き、自信を喪失してしまう状態といえます。

 そんな時、人の【自己評価】は、著しい劣化状態にあり、
 現実を正確に知覚するセンサーが、ちょっとだけ故障しているのです。
 
  ・職場にいても居場所がないようだ。
  ・職場の人に受け入れられていないようだ。
  ・みんなから嫌われているようだ。

 「~ようだ」となんとなくそう感じるネガティブなことは、
 それが繰り返されると、その人にとっての「真実」となってしまいます。

 この思い込みの真実によって、自己評価は急降下していきます。

 社会や会社への不安感の強い新人さんなら、なおさらそうですね!
 
 忙しそうにしている先輩たちを見ていると、なんだか申し訳なくて、
 自分の不安について相談できなくなってしまい、

 そして、会社に行くのが・・・。

 ここでポイントになるのは、
 そう感じるけれども、実際には違うかもしれないということです。

 精神科医クリストフ・アンドレが書いた
 『自己評価メソッド』(紀伊國屋書店)に、こんな一文があります。
      



   私たちは「人から受け入れられない」事態を恐れるあまり、
  「火のないところに煙を立ててしまう」場合があるのだ。
   
   別の言い方をすれば〈警報シスムテムの故障〉によって、
  「本当は煙が出ていないのに、火災報知機を鳴らしてしまう」のである。

        
      『自己評価メソッド』(クリストフ・アンドレ 紀伊國屋書店)


 ここでいう火災報知機とは比喩でして、
 火事ではないのに・・・つまり例えば、
 実際にはまわりの人から嫌われていないのに、受け入れられているのに

 「自分は嫌われている、ダメだ」

 と、火災報知機を自分で押し、自分で鳴らし続けてしまっている状態が、
 自己評価の下がっている自信喪失状態ということです。

 ~~~

5月病対策でリーダーができること!

 では、この火災報知機を止めるには、リーダーはどうすればよいのでしょうか?

 ついつい、「それはお前の思い込みだよ」と、指摘しがちですが、
 それより効果的なのは、話をじっくり聞いてあげて、

 「そう思う気持ちもわかるよ」

 と、「共感」してあげることです。
 
 現実の認知がゆがむ時は、心に壁をつくって
 その中にひとりで閉じこもり、ひとりで判断をしている時です。
 氷のように固まり認知の柔軟性を失っている時です。

 『アナと雪の女王』でいう氷の城に閉じこもった「エルサ」状態です。

 「北風と太陽」の物語でいえば、
 「指摘」は「北風」であり、
 「共感」が「太陽」の役割を果たします。

 「指摘」をすれば、「それは違いますよ」と、
  反作用が働き余計に壁の向こう側にひっこんでしまいますが、
 「共感」をすれば、壁を低くし、凍った氷は溶け出して、
  自ら、現実の認知を受け入れようとする土壌ができあがります。
  
 「共感」とは「共に感じること」であり、
 「共に感じてくれる人がいる」という事実が、
 その職場に「受け入れられた」というポジティブな感覚を生み出し、
 「自己評価」が是正されていくのです。
 
 先ほどの比喩でいえば、
 そうして・・・自分で押し続けている
 火災報知機のボタンから手を離すのです。 

 すると、前通で紹介したブライアン・トレーシーのこの言葉は、


  「人の能力を最大限に引き出すには、学歴や知識、経験よりも、
   感情的な影響を与える接し方や言動のほうが重要だ」

         『人を動かせるマネジャーになれ!』
               (ブライアン・トレーシー かんき出版)


 若手社員の5月病対策の心得としても、
 頭の隅に置いておきたいものとなります。

 連休明けで、溜まった仕事の処理に追われ、とても忙しく、
 なかなか若手の話をじっくり聞いてあげることは難しいかもしれませんが、
 
  「忙中に閑あり」

 とはよく言ったもので、「閑」の時を意識することで、
 問題の発生を未然に防ぎ、余計な「忙」も逃げていくことがありますので、
 時には静かに若手社員の話を、じっくりと聞いてあげることも大切かと思います。

 そうすることで、共に働く若人たちをサポートできたという実感が、
 リーダー自身の「自信」を育んでいくことでしょう。

 「閑は力なり」です!

 ~~~ 

  本日は、これにて。

  過ごしやすい季節になっていますが、
  まだまだ日中と朝晩では気温差の大きい日がありますので
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして2015年の皐月があなた様にとって、多くの感動を味わい、
  一生の宝となるような笑顔のあふれる日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

 

                 2015年皐月も
 
           「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十七年五月七日

                             松山 淳より 


 
 ◆自問自答◆

 1)私は、人の話を深く聴けているだろうか?

 2)私は、自分のことばかりになっていないだろうか?

 3)私は、部下の自己評価を高める行動がとれているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!


 ◆104℃ WORD◆

                 「共にが、友に」
     


 ◆追伸◆

 フェイスブックページ『がんばれ!ニッポンの上司たち』を
 https://www.facebook.com/Ganbare.J.Boss
 GW期間中も配信してみまして、
 だいたい土日、祝日というのは、どれだけの人が見たかの指針になる
 リーチ数がぐっと落ちる傾向にあります。

 ですが、GW最後の昨日(5/6)にアップしたこの言葉は、
 リーチが2000を越えて、シェアをしてくれた人が18人にもなりました。

 「物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が
  “できる“と信じることからはじまる。
  自ら“できる“と信じたときにその仕事の半分は終了している」
         
                by 永守重信(日本電産社長)

     『人を動かす人になれ!』(永守重信 三笠書房)p35

 う~ん、休みにリーチ数が落ちるのは、私の思い込みかな・・・汗)
  
 ということで、思い込みを取り払い、“できる“と信じて、

 GW明けも、がんばっていきましょう~! 


【ことば】
 
「他人は自分に注目していない。と同時に、自分が思っているよりも、
  厳しい視線は向けていないものなのである。」

       
         (by 精神科医クリストフ・アンドレ)
        

『自己評価メソッド』(クリストフ・アンドレ 紀伊國屋書店)



松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中

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