ビジネスリーダーへ元気・勇気・やる気を贈るメールマガジン

『リーダーへ贈る108通の手紙』

HOME > メルマガ > 2015バックナンバー > 【91通目】

【91通目】「家族主義」 問題に向き合うことで絆が深まる!

☆────────────────☆☆☆─────────────────☆
《家族主義》
                                             

          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                15.03.06
                                 91通目
☆────────────────☆☆☆─────────────────☆

 リーダー様 へ

 拝啓 雨と晴れ 繰り返されて 春すすむ

 いかがお過ごしでしょうか?  

 2015年の弥生(3月)が始まっています。
  
 雨の降る日が多くなり、
 暖かい日と冬に逆戻りしたような寒い日が
 交互にやってきています。

 まさに「三寒四温」の季節ですね。

 先日は、桃の節句で、妻がチラシ寿司を作りまして
 家族皆で揃って、それをほおばりました。

 その時、娘は、ひな祭りの歌をくちずさみ、
 なぜか、からだをくねらせ踊り出しました(笑)

 「なんで踊ってるの?」

 と、「?」マークが頭に浮かぶものの、
 それを聞くのは野暮で、変な踊りで、面白いので、
 私は、ゲラゲラ笑って、娘の喜びに応えました。

 このメルマガを始めた2003年、
 幼稚園児だった長男は、4月から高校生です。

 家族全員が食卓に揃う機会もますます減っていくと思われ、
 頑固オヤジとしては、それ故に、頬のゆるむ時間でした。

 平凡は奇跡、ですね!
 
 ~~~
 
 さて、冒頭「家族ネタ」でしたが、
 先日、日経新聞で「家族主義が新しい」という見出しをみつけ、
 思わず食い入るように記事を読みました。

 かつて、日本企業の強みは、
 会社が社員を自分の家族のように大切にする

 ☆「家族主義」

 にあると言われました。

 社員が互いのことをよく知っていて、
 プライベートのことも含めて人間関係が構築されていました。

 会社の上司に「仲人」を頼むというのは、その典型例でしょう。

 しかし、そうした風潮は「個人主義」の進展によって、
 わずらわしいものとされ、
 会社での濃密な人間関係は「勘弁してくれよ」と
 敬遠する人たちが増えていきました。

 会社の人とは最低限のつきあいでよしとし、
 仕事とプライベートの人間関係を切り分けていくのが、
 スマートな働き方だという風潮が生まれました。

 先日、日本企業から某外資系企業へ転職した人と話をしたら、
 転職理由が、「濃密な人間関係についていけなかったから」で、
 今の職場にはそれがなく、とても楽しく働けているということでした。

 これはこれで、その人がハッピーになったわけで、
 よいキャリアを歩んでいるのだと思います。

 「家族主義」がいいから「個人主義」はダメというのは、 
 あまりに短絡で、それこそ人材の多様性が失われていくものと思います。

 ~~~

 「新しい家族主義」が新聞の記事になるのは、
 行きすぎた「個人主義」が組織にひずみもたらしたので、
 「家族主義」と「個人主義」のバランスを保つ「最適ポイント」
 を探索するための揺れ戻しのひとつなのでしょう。

 右に振れすぎたら、左に戻る作業が必要です。
 左に行きすぎたら、右に戻る工程がいります。

 右にふれ、左にふれてこそ、
 「どこが」「何が」最適ポイントなのかがわかります。

 記事には、こんな一文がありました。 

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 
   「お互いのことをもっと知ろうよ」。

   精密測定機器大手、ミツトヨ(川崎市)の桑名和義(40)は
   13年末、社内で訴えた。
   分業化が進み、自分の業務に没頭する同僚たち。
   顧客の声が伝わらずにクレームが来たこともある。
   連携不足に危機感を抱いて始めたのが、「ご機嫌な職場運動」だ。

   改めて自己紹介から開始。
   出身地や職歴、趣味を話すと「知らなかった」と雑談に花が咲いた。
   良い職場づくりの話し合いを約半年間続けた結果、

   「仕事が集中している同僚を手伝う人や、
    業務改善の提案を出す人が増えた」(墨井彰、43)。    

 
       『日本経済新聞「働き方NEXT」』(2015.3.3付け朝刊)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 こうした記述を読みますと、組織は人であり、
 だからこそ、組織もまた「生きている」のだと感じます。
 
 組織が「生きる」ためには、栄養が必要であり、
 その栄養が何かと考えることが、組織を活性化させるコツですね。

 組織の栄養のひとつに、社員同士が互いを知るということがあります。

  ☆「自己開示」

 とは、心理学の用語で、自分のことを話し、自分を開いていくことで、
 他者との信頼関係を形成するのに効き目があります。

 ~~~

 互いを信頼しあう社員が多いほど、
 組織が活性化されるのは、言うまでもないことです。

 「いやいや、仕事の成果をあげれば、別に、知らなくたっていいじゃん!
  自己紹介って・・・小学生じゃないんだから」

 こう吐き捨て、反対する人が出てきたら、
 その取り組むことが、組織に必要な変革であることを証明しています。
 
 組織で何かを始める時、抵抗勢力はセットメニューになっていて、
 外すことができません。

 変革を推進する人にとっては、
 どうしても付いてくる、味の落ちた福神漬けみたいなものです。
 
 でも、この反対をする人は、反対を表明することで、実は、

  ⭐︎「自己開示」

 をしているのだという視点を持つと、
 「黙ってろ」と、その反対意見を拒絶するのではなく、
 もっとその反対意見を掘り下げて聴いてみようという姿勢が生まれ、
 そうして抵抗勢力へのヒアリングを繰り返すことで、
 相手の気持ちに変化が生じ、反対派が賛成派まではいかなくても、
 中立の立場をとるようになっていくことがあります。

 「自己開示」は、やはり、人との信頼関係を形成するのです。 
  
 そして、こうした問題を起点とした人間関係のつながりこそ、
 
  ⭐︎家族の姿 

 と重なってくるわけです。

 ~~~

 反抗期の子どもが親にくってかかったり、
 口をきかなくなったりすることは普通のことですね。
 私もそうでした・・・汗)

 親はなんとか子どもとの絆をつなげようと関わっていく。
 でも子どもとしては、その関わりが、うざくて仕方がない。

 では、子どもを、ほっとけばいいのかというと、
 無視してしまったら、事態はもっと悪化する。

 親にとっては、まるで禅問答のようで、
 「じゃあどうするの?」「どうすればいいの?」と
 頭を抱え悩むけれど、その悩む姿は、親だからであり、
 なんとかしようと、悩んでいる時は、子と心が切れていない時です。
 
 なぜなら、子どもまた、その子なりに、
 いろいろな悩みをもっているからで、
 互いに悩んでいるという点において、親と子はつながっているのです。

 そんな風に家族が、互いにもつ課題を絆につながっているように、
 家族主義とは、社員の誰もが仲良くなろうとする夢物語ではなく、
 組織にある「課題」や「問題」を起点として、
 人が互いにつながり合おうとする人間関係の哲学なのだと思います。
    
 「課題」や「問題」があるから、人が集まる。

 ひとりじゃ解決できないから、社員が集まる。
 
 そこに人のつながりが生まれ、それが、
 この季節、三寒四温の雨と晴れのように繰り返されるから、

 家族のような絆が生まれる。

 家族主義とは、決してハッピーなことばかりじゃなくて、

 アンハッピーなことがあるからこそ成立する組織哲学です!
 

 ~~~

  本日は、これにて。
 
  気温の変化の大きい季節です。
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして2015年の弥生があなた様にとって、多くの感動を味わい、
  一生の宝となるような笑顔のあふれる日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

 

                 2015年弥生も
 
           「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十七年三六日

                             松山 淳より 

===========================================================
 
 ◆自問自答◆

 1)私は、隣の部署の人とも会話をしているだろうか?

 2)私は、人間関係を切ることで「楽」になろうとし過ぎてないだろうか?

 3)私は、誰かのために自ら行動できているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
==========================================================
 ◆104℃ WORD◆

                         「悲喜こもごもあって家族」
     
==========================================================
『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』(SB Creative)
 テレビ東京モーニングサテライトの「リーダーの栞」で紹介されました!
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/bookmark/post_78922/
=========================================================

 ◆追伸◆

 春なので(というわけでもないのですが・・・)
 約7年間使っていたマックのノートブックを新調しました~!

 ついに、「マックブックエアー」を買いました!
 それにしても薄い、薄い、びっくりです!

 でも、いろいろとソフトが変わり、
 このメルマガを書いているソフトも、少し見え方が異なり、
 まだまだ慣れず、行間の取り方などに、ちょっと「違和感」があります。

 でも、新たなことには「違和感」があるからこそ、それが新たなことであり、
 その「違和感」を歓迎したいと思います。

 春ですので、嬉しい違和感を覚えることに、チャレンジです!

──────────────────────────────────────
■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(46才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com

■Facebook:『がんばれ!ニッポンの上司たち』3,228いいね!
       http://www.facebook.com/Ganbare.J.Boss

■メッセージ: j@earthship-c.com

■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著 書:『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』(SB Creative)
     『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
     『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
     『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)
     
■バックナンバー:http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
 ※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
───────────────────────────────────────  

【ことば】
 
 「家族は時に自分の存在をかけてぶつかり合うことも必要となってくる。
  それを避けてばかりいると、肉体的なレベルでの衝突が生じるのである」

                        (心理療法家 河合隼雄)
        

                 『働きざかりの心理学』(河合隼雄 新潮社)



松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

MBTIのリーダー研修

世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修の資料(PDF)をプレゼントしています!

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com