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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【66通目】「孤独の力」ひとりの時間が徳を高める

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《孤独の力》
                                             

          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                14.07.25
                                 66通目
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 リーダー様 へ

 拝啓 ヒマワリが 真っ直ぐ伸びて 夏休み    

 いかがお過ごしでしょうか?

 2014年の文月(7月)も、下旬となりました。
 「海の日」が過ぎて、各地の海水浴場で海開きが行われ、
 少年少女たちの「夏休み」が始まっています。 

 我が家の3人の子どもたちも、夏休みとなり、
 宿題をしたり、友だちと近所に遊びにいったりと、
 恒例の夏の雰囲気が我が家に漂い始めました。

 私は、昨日(7/24)と今日(7/25)の2日間、
 九州で管理職研修の仕事があり、九州に来ています。

 羽田空港にある「パソコンデスク」で、この原稿を少し書き、
 残りを、研修を終えて、夜、ホテルで書きました。 

 ひとりで集中できる時間は、私にとって「贅沢な時」です。
 
 ホテルの電話でダイヤルアップでネット接続していた
 10年前では考えられないほど、ネット環境が充実し、
 「働き方」に大きな変化があることを実感します。

 〜〜〜

 さて、本日は、執筆の時間も限られていたので、
 拙著『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)の
 http://www.amazon.co.jp/dp/4788907674/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22
 一節を下敷きにして「孤独の力」について、お手紙をお届けいたします。

 冒頭、「ひとりは贅沢な時」といったことを書きました。
 芸術家がひとりアトリエにこもって
 孤独に包まれながら優れた作品を生み出すように、
 ひとりは「寂しさの象徴」ではなく、
 「創造性の原点」ともいえます。
 
 芸術家だけでなく、孤独が創造性を高めるコトは、
 ビジネス・リーダーでも、同じケースがあります。

 「仲間との時間」(職場)と「孤独の時間」を往還し、
 双方の時で、相乗効果を得ながら、私たちは
 自己をよりクリエイティブにすることができると思います。

 哲学者三木清にこんな言葉がありました。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 
  「孤独は山になく、街にある。
   一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の『間』にあるのである」

           『人生論ノート』(著 三木清 新潮社)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 上司は職場にいて時に孤独を感じます。
 上司という役割が孤独なのではなく、
 多くの人に囲まれるような存在になったからこそ、孤独感が明瞭になります。
 
 たとえば、主任、課長、マネジャーなど肩書きがついてくると、
 部下たちとは一線を画した「独立」「自立」した存在になります。

 「独立」「自立」した上司は、孤独になりがちです。

 なぜなら、上司は、多くの人の反対を押し切って
 「独断」することを、仕事で時に強いられるからです。

 「独断」とは、部下の意見に耳を傾けないということではなく、
 部下を大切にしていないということでもなく、
 厳しいビジネスの現場で仕事を遂行し
 目標を達成するために要請される「決断力」です。

 「決断力」とは、

 「数多くある意見を断り、決める力」のこと。

 〜〜〜

 ひとりで仕上げた時には、鋭利な企画だったのに、
 船頭(意志決定者)の数が増えていくにつれ、
 企画のアイディアは削られ、丸められ、ひきちぎられ、
 その結果、何ら面白みのない
 どこにでもあるようなプランに朽ち果てる悲劇、
 あるいは喜劇を経験している人も多いと思います。

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  ☆「企画」とは「企(くわだ)てを画(えが)くコト」
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 誰からも拍手される「企て」は、企画ではなく「計画」です。

 「企」とは「企(たくら)み」とも読みますが、
 その言葉にはどこか秘密めいた、
 多くの人には知らせるべきではない
 「微量の悪」が含まれていることを感じさせます。

 だから、上司であるあなたが「これでいこう」と
 決断したのならば、その内なる声に従い、
 「独善」と言われようとも「独歩」していく「意志力」が求められます。

 「独歩」とは孤立ではなく、「孤高の精神」を貫く尊い行いです。

 孤立からは、「寂しさ」が生まれますが、
 孤独からは「独創」が生まれます。

 「独創的」な決断をしているからこそ「孤独感」が生まれ、
 「独創性」を求められている時期だからこそ「孤独感」が募るのです。

 〜〜〜

 部下の数が増えれば、それだけ多くの視線があなたに降り注がれます。
 あなたは舞台にたち、日々、
 部下から照明をあてられているような状態になっています。

 舞台にあがった経験があればおわかりのように、
 照明の光で目が眩み、客席はほとんど見えなくなります。

 演劇役者であれば、それで構いません。

 ただ、あなたが客席にいる人たち、
 つまり部下の存在が見えなくなってしまっては、
 マネジメントはできなくなります。

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  ☆光が強ければ、闇を必要とします。
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 その精神的な「闇」が「孤独感」であり、
 それは悪いものどころか、むしろ健全な感覚といえます。

 人々に囲まれているからこそ感じる「孤独感」への処方箋は、

  ☆「自ら進んで孤独になる」

 というパラドックス(逆説)が存在します。

 孤独感を排除するために、
 人の輪により深く入っていくのではなく、
 独りになって、人に囲まれている「感謝の念」を回復させたときに、
 孤独感は癒されるのです。

 忙しさで鈍くなった「感謝の感受性」をリフレッシュし、
 他人が支えてくれていることの「ありがたさ」を
 もう一度鋭く感じるようになれれば、
 孤独感は、自然とやわらいでいきます。

 これこそが、孤独の力であり、孤独の効用です。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

    「徳は弧(こ)ならず。必ず鄰(となり)あり」

                『論語』(訳 金谷治 岩波書店)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 「鄰(となり)」とは「親しい仲間」のこと。

 「孤独」を通して身につけた「徳」は、
 決してあなたを孤立させることはなく、
 あなたを慕う仲間をひき寄せてきます。

 ひとりの寂しさは、仲間との喜びに通じるのです!

   
 〜〜〜

  本日は、これにて。
 
  九州も、なかなかの暑さです。
  どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして2014年の残り少ない文月が、あなた様にとって、
  生涯忘れられないような笑顔のあふれる日々で
  満たされることを心よりお祈りしています。

 
         「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十六年七月二十五日

                             松山 淳より 

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 ◆自問自答◆

 1)私は、独りになる時間をもてているだろうか?

 2)私は、孤独とうまくつきあっているだろうか?

 3)私は、上司に孤独をつきものと達観できているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆104℃ WORD◆

                           「孤独だから独創」
     
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 ◆追伸◆

  以前、私が何度か記事を寄稿した
 経営情報誌「ビズテリア経営企画」のネット版がオープンしました!
   ↓↓↓
 http://www.bizteria.net/management
 
 私が寄稿した過去の記事も、ネットで閲覧できるようになりました。
   ↓↓↓
 ☆組織変革の心理学〜ともに苦しむ覚悟〜
  http://www.bizteria.net/earthship?p=ns&a=dt&id=1085_MPL9Xd
 ☆「デュオ・リーダーシップ」という考え方
  http://www.bizteria.net/earthship?p=ns&a=dt&id=1084_FUVeRL
 ☆「リーダーシップ」のスリー・ステップ(3)
  http://www.bizteria.net/earthship?p=ns&a=dt&id=1083_clps1q
 ☆「リーダーシップ」のスリー・ステップ(2)
  http://www.bizteria.net/earthship?p=ns&a=dt&id=1082_k0sste
 ☆「リーダーシップ」のスリー・ステップ(1)
  http://www.bizteria.net/earthship?p=ns&a=dt&id=1081_pjODvT

 「ビズテリア」の勝山社長から連絡をいただき、
 サイトオープンにあたり、本のプレゼント企画があるとのことで、
 今回、以下の拙著を、書籍プレゼントとして提供いたしました。

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 ☆『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』(3冊)
 http://www.bizteria.net/management?p=brv&a=dt&id=22_YdEHkw

 ☆『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(5冊)
 http://www.bizteria.net/management?p=brv&a=dt&id=23_CzuLlu
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 応募にはサイトへの登録が必要ですが、
 もし、ご興味があれば、ぜひ、ぜひ、ご応募くださ〜い\(^_^

 本の発送は、私から直接、当選された方へ行いま〜す!

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(45才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com

■Facebook 『がんばれ!ニッポンの上司たち』3,139いいね!!!
       http://www.facebook.com/Ganbare.J.Boss

■メッセージ: j@earthship-c.com

■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』(SB Creative)
      『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(ソフトバンク新書)
      『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
      『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)

■バックナンバー:http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
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【ことば】
  
  『いま「ないもの」について考えるときではない。
  「いまあるもの」で、何ができるか考えるときである』

                             (ヘミングウェイ)
  
           『人を動かす魔法の言葉 』(斉藤靖雄 みすず書房)より



松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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