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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【35通目】「チームの力」 ザッケローニ監督の言葉に学ぶチーム術!

  ☆『リーダーへ贈る108通の手紙』発行10周年記念講演会☆
 2013年7月20日(土) at 東京国際フォーラム(G607) 14:30〜16:30
 メルマガ発行10年を記念して「講演会」を開きます!お申し込みは↓
 http://www.earthship-c.com/FormMail/10thAnniversary/FormMail.html
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《チームの力》
                                             

          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                13.06.06
                                 35通目
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 リーダー様 へ

 拝啓 紫陽花が 滴で輝く 朝の道

 いかがお過ごしでしょうか?

 2013年の水無月が始まっています。
 東京はここのところ天気がよく、梅雨はどこへ・・・。
 紫陽花たちが、こんもりと花ひらき
 太陽の光に照らされ道ゆく人を眺めています。 

 そんな季節・・・、やりました!やりました!
 
 「祝!サッカー日本代表 W杯出場決定!」

 私は子どもたちと一緒にテレビ観戦でした。
 前半、いい流れでボールの支配率も高く、
 何度もオーストラリアのゴール・キーパーに冷や汗を
 かかせていたのですが、決定打が出ずじまいでした。

 後半、疲れもあってか選手の運動量が落ちて
 試合がなんとなく停滞しているようなところで、まさかの失点。
 ゴールを狙ったのではないであろうサイドからのパスが
 守護神川島の頭上を越えてゴールにすいこまれました。

 「あ〜〜〜」

 我が家に悲痛な叫び声が響きました。 

 しかし、その後、オーストラリア選手が、まさかのハンド!
 これを本田が見事に決めて、ブラジル行きの切符を手にしました。

 ザッケローニ監督は、試合後の記者会見で、

 「10歳は年を取ったかなと思う」

 と、珍しく率直に気持ちを言葉にしていましたが、
 W杯出場は、「最低限の宿題」といわれていたそうで、
 その宿題から解放されて、飾らない言葉が出たのでしょう!
 
 組織のなかで重責を担い、日々、その責任を果たそうと
 奮闘しているリーダーの方々ですと、
 「10歳は年を取ったかな」
 という言葉に、深く共感されるのではないかと思います!

 リーダーは、誰かを想いながら、誰かのために働き、
 「年をとったな」
 と感じさせる、ホントに、たいへんなお仕事ですから・・・。

 〜〜〜

 さて、そのザッケローニ監督ですが、
 私が試合後のインタビューで、いつも「すごいな〜」と感心するのが、
 その時の試合内容が、決して満足のいくものでなくても、
 あからさまに選手を批判したり、まして「これでは次は負ける」といった
 未来を絶望するような言葉を、感情的になって口にしないことです。

 5/31に行われたキリン・チャレンジカップ「ブルガリア戦」は、
 「0─2」で負けました。歯車がかみあっていない試合展開でした。
 この時、ザッケローニ監督は、こういっています。

 ───────────────────────────────
 「4日のオーストラリア戦に向け情報を得ることが大事だった」
 ───────────────────────────────
 
 やや苦し紛れの弁ともいえますが、敗戦のなかに希望を見出す発言です。

 さらに遡ること3/28、W杯アジア最終予選アウェーでの「ヨルダン戦」。
 「これでW杯決定」という前評判の高いなかで、まさかの敗戦!
 
 この時、帰国の途につく飛行機のなかで監督は、サポーターたちに
 次のように謝罪したと、日経新聞に書かれてありました。

 ───────────────────────────────
  「選手たちはよくやった。
   監督の能力が少し足りなくてこのような結果になった」」
 ───────────────────────────────
 
 選手たちをオフィシャルな場で決して否定しようとしない
 ザッケローニ監督の言葉から、プロフェッショナルとして
 「言葉の力」へ高い意識をもっていることを感じとります。

 〜〜〜  

 サッカー日本代表の監督はザッケローニ監督の前が、岡田監督で、
 その前はオシム監督でした。
 残念ながら脳梗塞で、代表監督の座を岡田監督に譲りましたが、
 健康であれば、2010年南アフリカW杯は、オシム監督が率いる予定でした。

 オシム監督も「言葉の力」を大切にするリーダーとして有名でした!

 私の本棚に、2009年のスポーツ雑誌『ナンバー』があり、
 ページをめくると、オシム監督のロングインタビューがのっていました。
 
 病から日本を離れた後、オーストリアにて、記者の質問にこたえながら、
 オシム監督は、こんなことを言っています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 
  「選手とはどんな関係を結ぶかによる。
   こちらがすべてを知っていて、向こうは何も知らないのであれば、
   彼らが躊躇なく質問できるように、普通に会話すべきだ。
   選手はしばしば準備の段階で、どうしたらいいかを聞いてくる。
   そうした質問は、彼らが心理的にどういう状態に置かれているかを
   理解させてくれる。
   メンタル面で十分に準備ができているのか、
   それとも恐れを抱いているのかが、彼らの質問でわかる」
  
                  『ナンバー』(2009.2/19号)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 上司と部下。 

 目上の人間に対してあまり気をつかわない部下であっても、
 上司が考えている以上に、実は、気をつかっていて、
 本音を口にしていないことがあります。

 この「本音を言っていない」というのは、よく考えれば、
 上司と部下との関係だけなく、友人関係でも、夫婦間でも同じですね。

 日本人は、場の空気が乱れることを警戒し、
 言葉を慎む傾向にあるのが、それに拍車をかけます。

 だから、オシム監督がいうように、

  ───────────────
   ☆躊躇なく質問できる関係性
  ───────────────

 が大事になってくるわけですが、この「質問できる関係」というのが、
 オシム監督の卓見だと、私は思います。

 これはチームビルディングを考える時、
 チームの健康状態を測る、ひとつの指針ではないかと思います。

 つまり、組織において下のものが上の人間に対して
 「質問ができない」状況にある時は、
 「組織力が落ちている」ということです。

 オシム監督は、このインタビューで、

  ───────────────────── 
  ☆「コレクティブ(組織的)にプレーする」
  ───────────────────── 

 ことの大切さを強調しています。

 「組織」が、「組織的」になるために、質問できる関係性がキーになる。

 ヨーロッパや南米には、ドリブルで、ひとりの力で
 ディフェス網を切り裂く、スタンドプレーが許される選手がいますが、
 日本がそうした選手のいる強敵に勝つには、個のプレーではなく、
 チームワークを強化し、組織力で勝つことが大事だということです。
  
 「なでしこジャパン」は、W杯で優勝した時、
 まさにそれを実現したチームでした。

 これは昨今見直されている「日本型経営」の原点ともいえます。
 
 〜〜〜

 2011年のインタビューで、ザッケローニ監督はこういっています。
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 
  「手元にいる選手の特長を最大限に生かすのが私のポリシーだ。
   採用する戦術にもこだわりはない。
   思うに、戦術とは衣装のようなものだ。
   選手がそれをまとった時、着心地が良くて美しく見えるかが肝心だ。
   選手によってはその衣装が窮屈に感じることもあるかもしれないが、
   そこはチームでやることだから我慢してもらうしかない」
  
                『日本経済新聞』(2011.1/1付け朝刊)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 リーダーが戦術を決める。方針を示す。
 でも、大方の人間が賛成しても、その戦術や方針を気に入らない、
 文句をいう部下は、必ず出てくる。

 この時、「個」を優先するのか、「チーム」を優先するのか、
 という二元論をベースにした結論の出ない堂々巡りの議論となりがちですが、

  ──────────────────────
  ☆「チームを活かすことは、個を活かすこと」
  ──────────────────────

 という二律背反が成立することに意識を向けたいですね。
 私がしていた、ラグビーには、こんな有名な言葉がありました!

 ───────────────────────────────
 「One for all. All for one.」
 (ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために)
 ───────────────────────────────
 
 そうしたことを踏まえたうえで、しかしながらリーダーという存在は、
 勝利という大きな目標をみすえて最後の最後は ザック監督がいうように、
 「チームが活きる」決断していくことが、大事なのだと思います!

 〜〜〜
 
  本日は、これにて。
 
  梅雨前線が近づくと気温の上下する日もあると思います。
  どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして2013年の水無月が、あなた様にとって、
  生涯忘れられないような笑顔のあふれる日々で
  満たされることを心よりお祈りしています。

    
     
 
         「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十五年六月六日

                             松山 淳より 

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 ◆自問自答◆

 1)私は、リーダーとして言葉の力を意識しているだろうか?

 2)私は、職場で、ネガティブな言葉ばかり使っていないだろうか?

 3)私は、「チーム力」を高めるために、何を心がけているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆104℃ WORD◆

                 「個の力はチームの力。チームの力は個の力」
     
===================================================

 ◆追伸◆

 ◇さてさて、ヘッダーにあります通り、久しぶりに講演会を開催いたします!
  2003年、34歳だった私は、「10年は続けるぞ!」と力みに力み、
  そうして始めたメルマガが、なんとか今年7/7で、10年を迎えます。

  7/20だと、新作(ソフトバンク新書)も発売になっていて、
  新しい本のことにも、少しふれることができると思います。
  このメルマガの書き方、つくり方についても、
  自分なりに日頃心がけている「秘訣」をお伝えしようと思っています。
  
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 ☆リーダーへ贈る108通の手紙」10周年記念講演会〜言葉が言霊になる〜
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  ◆開催日:2013年7月20日(土)
  ◆時 間:14:30〜16:30(2時間)
  ◆場 所:東京国際フォーラム(ガラス棟 G607会議室)
  ◆定 員:30名(※定員に達し次第、締め切りとなります)
  ◆参加費:8,000円(税込)
  ◆夜話会(懇親会):講演会会場近くの居酒屋さんにて(17:00〜19:00)
            参加費:5,000円(税込)
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     お申し込みは、下記のページからお願いいたします。
                ↓↓↓ 
 http://www.earthship-c.com/FormMail/10thAnniversary/FormMail.html
  
 それから、申し込みのサイトはデジタル音痴の私がつくっているもので、(^0^;)
 フォームがうまく作動しなかったり、自動返信が届かない時は、お手数ですが
      ↓
  j@earthship-c.com
      ↑
 いつものこのアドレスまで、参加希望の旨を書いて直接メールしてください。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 7/20ですと、もう暑くなっているのでしょうね。
 皆さんと乾杯して飲む、一杯目のビールが楽しみです!

 それでは、7/20、丸の内で会いましょう! 


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■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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【ことば】
 
 「日本人は和で勝つことの喜び、グループで勝つことの喜びを知る」

                          (ザッケローニ監督)

             
         『日本経済新聞』(2013.6.5付朝刊)スポーツ面より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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