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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【29通目】「場づくり」リーダーとは場をつくる人!

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《場づくり》 
                                             

          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
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                                13.02.27
                                29通目
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 リーダー様 へ

 拝啓 くもり窓 しずくが垂れて 薄氷

 いかがお過ごしでしょうか?

 2013年の如月(2月)が、過ぎようとしています。

 私は、2月11日に、なんだか体がだるいな〜思っていたら
 突然、高熱が出て、その後も、無理して仕事をしてたせいか
 どうもこじらせてしまい、先週まで体調が思わしくありませんでした。

 頭痛がひどく、観念してお医者さんに行き、
 薬を飲んで、やっと今週は、元の調子に戻りました。

 このメルマガで、何度も繰りかえし書いていることですが、
 「健康」というものは、
 何ものにもかえがたい「財産」であるとつくづく思います。

 皆さまも、どうぞ、どうぞ、
 おからだをくれぐれもご自愛なさってください!

 〜〜〜

 さて、日経新聞に「経営塾」という小さな連載記事があります。
 「経営」にまつわる、様々なトピックをとりあげていて、
 不勉強な私は、とても勉強になっています。

 1月の終わりから2月にかけてのテーマは、こちらでした。

  ☆「人材を育てる・生かす」

  ・ローソン:新浪剛史社長
  ・資生堂:末川久幸社長
  ・京都銀行:柏原康夫会長

 上記の三社長が、自社の事例を交えながら、
 「人材育成」について筆を執っていました。

 あまりにも当たり前のことで、書くことに躊躇するのですが、
 3社に共通しているのは、

  ☆「人生育成に真剣に取り組んでいる」

 ということです。

 例えば、新浪社長は、こんなことを書いています。
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「企業の最も大きな資産は人材だ。人材の良しあしはバランスシート
  (貸借対照表)にあらわれず、育成費用は短期で利益を圧迫する。
   短期での利益もしっかりと出さなくてはならないが、
   それを過度に重視し、人材に対する
   長期の投資をおろそかにしてはいけない」
  
  
   『日経新聞「経営塾」』(2013.1.29付 朝刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 幕末から明治にかけて活躍した長岡藩士小林虎三は教育を重視した偉人です。

 「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、
         教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」 

 新浪社長が述べていることは、まさに「米百俵」の故事のごとくです。

 ここで新浪社長は「投資」という言葉を使っています。
 これも「城は人なり・企業は人なり」で、
 人材育成を重視するリーダーたちが共通して持っている
 人材育成観をあらわす言葉ですね。

 かつて人材育成にかかる費用は「必要経費」だと、
 よく言われていました。

 小さなニュアンスの違いですが、
 「投資」には、「将来の可能性にかける」という
 リーダーの覚悟があらわれている言葉です。
 
 「投資」ですから、かけたお金に対して、
  必ずしも正当なリターンがあるわけではありません。
 これは、リーダーが「リスクをとる」という覚悟を意味しますね。

 人材育成は、外部の研修会社にお願いをして行う
 社員研修ばかりではありません。
 今は「企業内大学」という言葉がある通り、
 社内で相互学習を継続して行っていこうとする流れが主流になっています。

 これは、とてもいいことだと思います。

 中小企業でも、名物社長がいて「勉強会やるぞ」と音頭をとって、
 就業時間後に、自主的に集まって専門知識を深めたり、
 人間形成のフィロソフィーを学んだり、
 それでみんなでディスカッションして、意見をぶつけあって、
 互いに情報を共有し、それで信頼関係も形成していく・・・、
 なんてことは、古くから日本の会社では行われてきたことです。

 でも、参加する側として抵抗がある気持ちは、よくわかります。
 私もかつてそうでした・・・(笑)

 ただ、こうした時間を通して、経営者は、企業理念や受け継いできたDNAを
 社員たちに継承していったわけですね。
 簡単なつまみを用意してビールを片手に、でもいいと思います。
 (大企業では難しいかもしれませんが・・・)
 これもある意味「企業内大学」といえるのではないでしょうか。

 そうした組織文化がある会社はいいですが、
 もし始めるとなると、確かに抵抗は受けると思います。

 あの稲盛和夫氏でさえ、「日航の再生」で・・・。
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「場所は役員会議室。「利他の心」「嘘を言うな、人をだますな」。
   稲盛は27歳で京セラを立ち上げてからの
   半世紀で培った経営哲学を懇々と説く。
   リーダー教育が終わるとその場所で「コンパ」が始まる。
   1人1000円の会費で柿の種やスルメをつまみ、
   缶ビールを飲みながら議論する。
   京セラでもDDI(現KDDI)でもやってきた稲盛のスタイルだ。
   しかしJAL経営陣にはわだかまりがあった。「お先に失礼します」。
   「こっちに来て、もう少し飲まんか」という稲盛の誘いを断り、
   多くの役員がそそくさと家路についた。(中略)
   「製造業から来た老人の精神論につきあう暇はない」
   そんな空気が流れていた。」
  
  
         『日経新聞「迫真」』(2013.1.18付 朝刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 私もサラリーマンをしていましたので、
 この一文を読むと、なんとなく、その場の雰囲気がわかります。
 経営トップは近づきたいけれど、部下たちが遠慮がちながら
 あきらかに拒絶していて、そそくさとその場から去っていく。
 私も昔は、逃げていった記憶が・・・(笑)

 しかし、「雨だれ岩をも穿つ」で、
 稲盛氏の言葉は、日航役員たちの心を確かに変えていったそうです。

 〜〜〜

 京都銀行では、2010年に社内の研修システムとして「金融大学」が発足。
 2012年には柏原会長が主催で、幹部行員を対象とし
 読書会「画竜塾」が発足しています。
 メンバーは部長職約20人で、毎月第3木曜日に開催され、
 本の内容についてディスカッションしているとのことです。

 柏原会長は、読書会を発足させた動機について、こう述べています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「毎日の仕事が忙しく、読書に長い時間を割けないため、
   次第に経験に基づいて物事を判断しがちになっていた。
   地に足がついた判断と言えなくはないが、
   過去の延長線上の発想になりがちで、
   自分自身に歯がゆさを感じることもあった」
  
  
         『日経新聞「経営塾」』(2013.2.15付 朝刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 本を読むこともさることながら、

  ────────────────────────
   ☆ひとつのテーマを元にして、みんなで話し合う
  ────────────────────────

 これがいんですね!「本」はその手段です。
 単純なようでいて、人材育成、組織活性化プログラムの根本となる骨格は
 これにつきるのではないかと思います。

 それが1日研修形式なのか、野外合宿形式なのか、音楽を活用するのか、
 いろいろな手法はありますけれど、
 
  ──────────────
   ☆みんなで話し合う場
  ──────────────

 この要素が欠落した人材育成プログラムは、昇進試験などは別にして
 恐らくないわけでして、それなら、予算をかけずに、
 いろいろと知恵を絞って、予算がないなどといわず、
 小難しいことは抜きにして、中小企業でも、きっと、実践できると思います。

 あの稲盛氏だって「柿の種やスルメをつまみ」にやっています!

  ─────────────────
   ☆リーダーとは「場」をつくる人
  ─────────────────

 
 人が集まり、言葉を交わす「場」をつくっていく。

 そんな「場づくり」をしていくことが、
 ITの進展によって生のコミュニケーションが希薄化していく昨今、
 リーダーに求められる、大事な役割ではないかと思います!

 もちろん、それを実行にうつそうと思えば、抵抗にあいますし、批判もされますし、
 「こんなに忙しいのに」「そんの意味ないでしょ」「時間の無駄」と、
 あからさまに馬鹿にする人も出てくることと思います。
 それでリーダーは、嫌な思いもしますし、辛い目にもあいます。

 でも、人を育てるのは、小難しいプログラムや制度ではありません。

 ─────────────────
  ☆人は人によって育てられる
 ─────────────────
 

 この人材育成の原点、原理原則を胸に秘めて、
 親が子が育てるように、「人は人によってしか育てられないんだ」
 という気概をもって、なんとかこうにか、ご健闘をお祈りしています! 

 

 〜〜〜
 

  本日は、これにて。
 
 
  先日の東京は、厳しい冷え込みで朝、氷がはっていました!
  寒い日がまだまだ続きますので、 
  どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして2013年の残り少ない如月が
  あなた様にとって、生涯忘れられないような
  笑顔のあふれる日々で満たされることを心よりお祈りしています。

    
     
 
         「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十五年二月二十七日

                             松山 淳より 

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 ◆自問自答◆

 1)私は、人を育てようとする意識をもっているだろうか?

 2)私は、生のコミュニケーションを大事にしているだろうか?

 3)私は、リーダーとして「場づくり」をしているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆104℃ WORD◆

                        「言葉が集まる場づくり」
     
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 ◆追伸◆

  前通で【出版】が決まったことについてお知らせしました。
  体調を崩してしまい(やっぱり、人生いろいろあります)
  見事に「自分に課した〆切」を守れそうにないのですが・・・(^0^;)
  今回は5章構成でして、今、第4章を書いています。

  第4章は、歴史上の偉人などをとりあげていて、
  「これは自分の得意分野!」と思っていたら、
  限られた紙幅で、どこに焦点をあてるのかなど、絞り込みが難しく
  遠くから見ていたら、緑の多いなだらかな山道に見えていたのが、
  近づいてみると、足場は悪く、突如として目の前に
  急勾配の「壁」があらわれたといった感じです。

  う〜う〜、生みの苦しみで唸っていますが、
  相田みつをさんのポストカードを机の上に置いて、ふんばっています。

  「ある日のつぶやき

   やれなかったのではないんだな
    
   やらなかったんだな」

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■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
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【ことば】
 
 『組織を柔軟にしてさまざまな人材が
       自由に意見をぶつけ合える風土を作ろうと考えた』

                    (ローソン社長 新浪剛史)

             
           
          『日経新聞「経営塾」』(2013.1.29付 朝刊)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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