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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【20通目】「前後際断」リーダーに必要なワレンダ要因とは?

☆────────────────☆☆☆─────────────────☆
《前後際断》

                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                12.09.21
                                20通目
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 リーダー様 へ

 拝啓 いわし雲 入道雲と おなじ空 

 いかがお過ごしでしょうか?

 東京は、日中、まだまだ暑い日が続いていますが、
 朝晩は、かなり涼しくなってきていて、
 いつもバンザイをしてお腹丸出し布団をはいで寝ている小二の次男は、
 朝方、ちょっと寒かったのか、
 むくりと寝ぼけておきて、くしゃみをしていました(笑)
 
 先週末、箱根を旅行したら、ランチをとったお店の人が
 「箱根は、もう朝晩は、寒いですよ」
 といっていました。そんな季節ですね。

 今週で残暑も峠を越えそうで、ほっと一安心。
 10月の足音が遠くから聞こえてきています。

 体調を整えて、元気を忘れず、がんばっていきましょ〜!

 〜〜〜

 さて、10月の予定がちらほらと脳裏によぎる頃で、
 このメルマガでも何回かご紹介していますが、
 10月16日が、何の日かご存知でしょうか?

 私のフェイスブックページ「がんばれ!ニッポンの上司たち」
 をご覧になった方は、もうご存知ですね。

 10月16日は、「ボスの日」(Bos's day)です。

 1958年(昭和33年)、経営者である父と部下との関係を心配した
 その娘パトロシア・ベイ・ハロキスさんの提唱したのが「ボスの日」です。
 アメリカの商工会議所に認められ
 米国では部下が上司に感謝の気持ちをあらわす日となっています。

 この日、部下が上司にプレゼントをしたり、
 食事に招待する習慣が、米国にはあるそうです。
 (なんだかうらやましい!)

 日本でも外資系企業だと、
 ちょっとしたイベントがあると、私は聞いたことがあります。 
 ただ、日本企業では、まだまだですね。

 そこで、日頃の労を互いにねぎらうということで、
 ニッポンのボス(上司)の皆さんで集まって、
 ワイワイ、ガヤガヤ、歓談しようと思いつきました!

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ★第1回J Boss交流会 ─ボスの日に互いを讃えあお〜 ─
   http://www.earthship-c.com/JBoss/JBoss_1.html
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
  ■日時:2012年10月16日(火)19:30〜
  ■場所:銀座・有楽町エリアの居酒屋さん
  ■参加費:6,000円(税込)
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 まあ単なる飲み会といえば、そうなのですが・・汗)
 お互いボス(上司)だからこそ、語り合えることもあると思います。
 お店は人数を把握してから決め、参加する方にご連絡いたします。
 
 フェイスブックをされている方は、こちらをご覧になってお申し込みください!
   ↓↓↓
 http://www.facebook.com/events/464435666911665/
 
 その他の方は、こちらのアドレスに件名を「JB会」としてメールしてください!
   ↓↓↓
  j@earthship-c.com

 それでは、秋まっただなかの涼やかな夕べに、
 お会いできることを楽しみにしています!

 〜〜〜 

 さて、宣伝が長くなり失礼しました。
 今日は、「自己肯定感」をとっかかりに、話を始めます。

 「自己肯定感」とは、字のごとく、
 「自分で自分を肯定できている感覚」です。
 
 「自己否定感」という言葉は、ちょっと聞きませんが、
 「自己否定感」が強いと、行動をためらうことが多く、
 少しの失敗で、必要以上に落ち込むことになります。

 ですので、「自己肯定感・否定感」は、
 リーダーシップと深く関係してくるのです!
 
 『本物のリーダーとは何か』(著ウォレン・ベニス 海と月社)
 を読んでいたら次のようなマトリックスをみつけました。

 マネジメントといえば、「ピーター・ドラッカー」ですが、
 リーダーシップといえば、「ウォレン・ベニス」といわれぐらい、
 ベニス氏は、リーダーシップ研究の大家として有名です。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          「ワレンダ要因」と「自己観」の関係
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ★ワレンダ要因★
          否定的    |      肯定的
 ──────────────────────────────────
    |            |           
   肯|    反抗      |      
   定|    不満      |   効果的リーダーシップ
 ★ 的|    転職      |
 自  |            |
 己 ────────────────────────────────
 観  |            |
 ★ 否|    辞任      |     自己評価の低下
   定|    無関心     |       落胆
   的|            |
    |            |
 ──────────────────────────────────
 
 ぱっとみて、なんとなくおわかりかですね。
 問題は、「ワレンダ要因」です。
 なんだか聞いたことありませんが、とても簡単なことです。
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「それは前向きな目標を持つこと、後ろをふりかえり、
   起きてしまったことの言い訳を探すのではなく、
   目の前の任務に全力を注ぐことだ」

   『本物のリーダーとは何か』(ウォレン・ベニス 海と月社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://www.amazon.co.jp/dp/4903212262/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

 カール・ワレンダ氏は、国際的に有名な綱渡りの曲芸師です。
 残念ながら1978年に、プエルトリコの繁華街で
 綱渡りをしているとき落下し、亡くなりました。

 妻の話では、この時に限って、夫のカールは、本番までの三ヶ月間
 落ちないように、落ちないように、とそのこだけを考えていたといいます。
 綱の強度を確認したり、それは妻が知るかぎり初めてのことであり、
 
  ★「落ちないことに全力を注いでいるようでした」

 といいます。

 ワレンダ氏が全力を注ぐこと何だったのでしょう?

 そうですね!それは、目の前にある綱を渡る切ることですね。
 しかし、夫人の話を総合すると、
 「失敗しないこと」に意識を傾注してしまったようなのです。

 カール・ワレンダ氏は、この時73歳でした。
 そういえば、ひ孫のニック・ワレンダ氏が、今年の6月、
 ナイアガラの綱渡りに成功したことは、日本でもニュースになりましたね。
 http://www.sanspo.com/geino/news/20120617/sot12061705030001-n1.html

 それは余談として、私たちがカール氏の失敗から得るべき教訓は、
 失敗するかしないかは、やってみなければわからないのだから、
 「失敗するか、成功するか」を心配したり、迷ったり、まして、
 「失敗するはずだ」などと根拠もなく落ち込んだりせず、
 今、ここ、目の前にある仕事に、
 ただひたすら自分のベストを尽くすこと、ですね。

 禅に沢庵和尚がいったといわれる
  ━━━━━━━━━━━━━━
    ★「前後際断」
  ━━━━━━━━━━━━━━
 という概念があります。

 これこそまさに「ワレンダ要因」の要諦であり、
 過去のことや、未来のことを思い煩うのではなく、
 「今、ここ」を生き切り、
 自分のベストを「今、ここ」に傾けるリーダーの生きる姿勢ですね。

 〜〜〜

 人間学を学ぶ、月刊『致知』10月号にて
 日航を再生し、先日無事に上場を終えた、
 京セラの創業者稲盛和夫氏と横綱の白鳳さんが対談をしていました。
 その対談中に、こんな言葉がありました。
   
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「ボロ会社で給料が遅配する会社、本当なら好きになれない。
   でも、好きになる努力をしたんです。
   そこから私の運命は変わったと思います」

                  『致知』(致知出版社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://www.chichi.co.jp/
 
 今を生きる「経営の神様」稲盛氏の本は
 たくさん出ていてますので、このエピソードはすでにご存知かもしれません。

 大学を卒業した稲盛氏は、京都の製造会社に就職します。
 ところが給料が遅配するなど、「これはひどいところに就職してしまった」
 と、稲盛氏は、後悔します。

 同期は次から次へと辞めていき、これはダメだ、自分も辞めようと、
 残った二人と自衛隊の幹部学校を受けます。

 しかし、頼んだはずの戸籍抄本が実家から届かず、
 (稲盛氏のお兄さんが怒って送らなかったそうです)入隊を断念します。

 逃げ場がなくなった稲盛氏は、
 「ここしかないなら、この会社を好きになろうと思いました」
 とおっしゃる通り、気持ちを切り替え、働く心構えを変化させ
 その辞めようと思った会社で、仕事に没頭し頭角をあらわしていきます。

 寝食を忘れて仕事にのめりこみ、運命が上昇していったのです。
 
 〜〜〜 

 稲盛氏は、自分の幼い頃から、若き日・・・つまり、
 この「好きになる努力」をする時点まで、人生は散々だったといいます。
 しかし、前後際断、「今、ここ」に生きる覚悟を決めてから、
 運命が変わっていったというのです。

 『本物のリーダーとは何か』で、印象に残るいくつかの言葉の中で、
 次のものは忘れられません。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  『ワレンダ要因とは、基本的に学ぶことだ。
   そして「学ぶ」とは、「挑戦する」という言葉を一般化したものである。
   学習には「失敗」がつきものであり、失敗から学習が始まる。
   ここからすべての組織にあてはまる一般法則をみちびきだすとすれば、

   「妥当な失敗に怒りで応じてはならない」

   ということだろう』

    『本物のリーダーとは何か』(著 ウォレン・ベニス 海と月社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4903212262/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

 とても大切なことだと思いますので、もう一度、記します。

 

  ★「妥当な失敗に怒りで応じてはならない」

 

 リーダーとしてすべきことをたくさん抱え、
 たくさんの人間関係にかこまれ、さぞ、イライラすることも多いと思います。
 落ち込むことも、きっと、あると思います。

 落ち込むときは、思いっきり落ち込むのもいいもんです。
 イライラする時は、思い切ってイライラしてみるのも、妙案です。

 思い切って、メーターがふりきれるように、意図してネガティブになってみると、
 自重したネガティブが、アホらしくなって、冷静になれることがあります。
 
  「何やってんだ俺(わたし)は!」って。

 そして、少し落ち着いたら、イライラしたり、
 落ち込んだりするその理由を、ゆっくりと考えてみてください。
 それは、

  「あなたが、何かに挑戦し続けている」

 からではないでしょうか。

 挑戦というリーダーとして大切な行為を放棄していないから、ではないでしょうか。
 
 失敗とは、現状維持であり、常に成功への通過点であり、挑戦した痕跡です。
 怒りに身を任せることは、出発点へと後退していくことです。
 怒りとは、「今、ここ」に自分のベストを捧げる姿勢と逆の行為です。

 稲盛氏も、会社の状況に怒って辞めようとしました。
 でも、さまざまなコトが重なって、そうできませんでした。
 そこから、「今、ここ」への意識を強め、運命が変わっていきました。

  ──────────────────────────────
  ★リーダーシップとは、仲間とともに「今、ここ」を生きること。 
  ──────────────────────────────
 

 そんな風にいっても、リーダーシップの大家ウォレン・ベニス氏は
 怒らないことと思います。

 
 〜〜〜
 

  本日は、これにて。
 
  これからぐっと涼しくなっていくことと思います。
  私の息子のように寝冷えすることなく、
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして、2012年の長月が、あなた様にとって
  生涯忘れられないような笑顔のあふれる日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

 

               
  
           「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十四年九月二十一日

                             松山 淳より 

===================================================
 
 ◆自問自答◆

 1)私は、「今、ここ」を生きているだろうか?

 2)私は、何もしない内から「失敗の予感」に押しつぶされていないだろうか?

 3)私は、「過ぎた日の失敗」に生きるエネルギーを奪われていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
=====================================================
 ◆104℃ WORD◆

                 「過去も未来もない、あるのは今の連続」
     
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 ◆追伸◆

 このメルマガを読んでくださってもいる詩人中島未月さんが、新刊を出されました〜!
 
 『笑顔のおくりもの』(文/中島未月 写真/奥中尚美)
  ↓↓↓
 http://www.amazon.co.jp/dp/4569807380/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

 今回も、美しい写真ときれいな言葉に、心が癒されます。
 本の裏面の帯には、こんな言葉が・・・。

  ─────────────────
   選べなかった道は

   選ばなくてよかった道

   迷いなく踏みしめた道は

   美しい道になる   
  ─────────────────

 私も、44歳まで生きてきて、選べなかった道が、たくさんありまして、
 つまり、後悔がありまして、でも、この言葉を読むと、
 「そうだよな、それは選ばなくてよかったのだ」と自己肯定できます!

 う〜ん、たとえ短い言葉でも、ホントに言葉には力がありますね!
 言葉の力を感じる、いい本です!

 中島未月さんに、感謝、感謝です!

──────────────────────────────────────
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■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
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      『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)
       http://amzn.to/9W9XGk

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※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
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【ことば】
 
  「すぐれたリーダーにとって、失敗は始まりにすぎず、
                その先には必ず希望が待っている」

                          (ウォレン・ベニス)

             
           
   『本物のリーダーとは何か』(著 ウォレン・ベニス 海と月社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

MBTIのリーダーシップ研修

リーダー層のマインドセットをチェンジする。世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修。資料(PDF)をメールいたします!

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