ビジネスリーダーへ元気・勇気・やる気を贈るメールマガジン

『リーダーへ贈る108通の手紙』

HOME > メルマガ > 2012バックナンバー > 【19通目】

【19通目】「リーダーの逆説」リーダーは使ってもらえる存在に!

☆────────────────☆☆☆─────────────────☆
《リーダーの逆説》

                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                12.09.13
                                19通目
☆────────────────☆☆☆─────────────────☆

 リーダー様 へ

 拝啓 足とめる 百日紅の花 あでやかに 

 いかがお過ごしでしょうか?

 百日紅(サルスベリ)の花が咲きつづけ、
 2012年の長月も、中盤になろうとしています。
 あいかわらず東京は厳しい残暑で、日中は30度を越す日々です。
 とはいっても、朝晩は、だいぶ涼しくなりました。
 
 日中でも日陰に入り、一陣の風が吹き抜けると
 涼やかな秋の気配を感じます。
 この残暑も、あと少しの我慢ですね。
 来週になれば、秋の気配が、さらに濃厚になっていくとと思います。
 
 秋といえば「スポーツの秋」。 

 昨日は、ジーコ監督率いるイラクを、日本が撃破しました。
 ジーコ監督は、Jリーグ創設の頃から日本サッカーに関わり、
 日本サッカー界を育てた恩師ともいえます。

 日本サッカーを深く知る人ですので、
 「苦戦するかな〜」と思いながら見ていましたが、
 前半にとった1点をなんとか守り抜き、勝利をおさめました。

 私たちも負けてはいられませんね。  

 今年も、残り3ヶ月半です。

 サッカー日本代表に負けぬ「勝つ意志」をもって、
 がんばっていきましょ〜!
 
 〜〜〜 

 さて、冒頭「スポーツの秋」と書きました。

 秋は、「○○の秋」という表現の多い季節です。

 「食欲の秋」「芸術の秋」「行楽の秋」「読書の秋」など。

 暑さというストレスから解放されることで、 
 心に余裕が生まれ、余暇をいかに楽しむかに、
 意識が向くのでしょうね。

 芸術とは縁遠い私が、ピンとくるのは、「読書の秋」です。
 ホントは、「食欲の秋」ですが・・・(笑)

 それはさておき、仕事柄、松山さんの「オススメの本な何ですか」、
 と聞かれることがあります。
 
 リーダーシップに関して、とてもわかりやすく書かれているものとして
 次の3冊をよく薦めています。

 ・『指導者の条件』(松下幸之助 PHP研究所)
 ・『サーバント・リーダーシップ入門』(池田守男 金井壽宏 光文社 かんき出版)
 ・『リーダーシップの旅』(野田智義 金井壽宏 光文社)

 そして先日、久し振りに「オススメ」がもう1冊、加わりました。

 ──────────────────────────────────
 ★『リーダーは弱みを見せろ GE、グーグル 最強のリーダーシップ』
                    (鈴木雅則 光文社)

 http://www.amazon.co.jp/dp/4334036732/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22 
 ──────────────────────────────────

 著者の鈴木氏は、世界のリーダーを輩出する「GE」で働き、
 そして、あの「グーグル」でも人材開発、リーダー教育をされてきた方です。
 「東日本大震災」がひとつのきっかけとなり、グーグルを退職し、
 現在、日本で活動しています。

 この本の1章に、とても印象深い言葉があります。

 GEとグーグルという世界を代表するグローバル企業2社で、
 リーダー教育に携わった鈴木氏は、
 活躍するリーダーに、ある共通項があると、教えてくれます。

 その共通項は、「リーダーシップ」ということになるのですが、
 「リーダーシップを発揮できている人」たちが、
 共通してもっているものについて、鈴木氏は、こう説明しています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「それは、リードーする意志です。
   この意志をどうやって身につけたかは人それぞれですが、
   リーダーは自分を知る努力を人一倍し、常に経験から学ぼうとします。
   彼らは、リーダシップは生まれつきのものではなく、
   実践経験の積み重ねの中でその本質を掴み取るものだと知っているのです」

    『リーダーは弱みを見せろ GE、グーグル 最強のリーダーシップ』
                     (鈴木雅則 光文社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://www.amazon.co.jp/dp/4334036732/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

 リーダーシップを発揮できるのは生まれ持った性格なのか、
 それとも後天的なものなのか、
 そんな議論がリーダーシップ研究家の中にあります。

 リーダーシップが研究され始めた1900年代初頭は、
 「先天的なもの」との論が優勢でした。
 ですが現在は、「後天的に身に付けられるもの」
 という立場をとる人たちが多いと感じます。
 それ故に、リーダーシップ開発のさまざなプログラムが実施され
 実際にそれは、功を奏しているわけです。

 ただ、プログラムがどれだけ素晴らしくても、
 リーダーとして「リードしようする意志」が欠如していたら、
 それらは台無しになってしまうでしょう。
  
 係長や課長やマネジャーなど、何らかの役職につけば
 周囲からは、社内のリーダーだと見られます。

 これは時に辛いことですが、
 役職はリーダーシップを保証してくれません。

 つまり、リードする意志のない課長、部長、役員・・・はいるわけで、
 このことは、「リーダーシップは肩書きではない」こと、
 そして、リーダーシップを発揮する者にとって、
 「リードする意志」の大切さを、現実の問題として物語っています。

 〜〜〜

 『折れない心を支える言葉』(著 工藤公康 幻冬舎)を読んで、
 前通で、元プロ野球選手工藤選手のことについて書きました。
 
 この本にあった、ある言葉を私がページオーナーをしている
 フェイスブックページ『がんばれ!ニッポンの上司たち』にアップしました。
   ↓↓↓
 http://www.facebook.com/Ganbare.J.Boss

 これまで「いいね!」の平均は、「30〜50」ぐらいだったのですが、
 工藤選手の言葉は、シェアが広がり「231」もの「いいね!」がつきました。
 突然、4倍近い「いいね!」が出て、びっくりです!
 その言葉は、とてもシンプルなものです。
   
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

   『誰かを育てようと思ったら、
    一緒に失敗してやる覚悟も必要である』

       『折れない心を支える言葉』(著 工藤公康 幻冬舎)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 
 工藤選手が福岡ダイエーホークスに移籍したとき、
 王監督が、城島選手を正捕手に育てようとしていました。

 その意図をくんだ工藤選手は、
 「1年間城島選手のサインに首をふらない」と、
 城島選手に約束します。

 工藤選手は、王監督に、
 「打たれて負けたらどうするんだ」と叱られたこともあるといいます。

 この時、「つぎのバッターでおさえます」
 と、工藤投手は、城島捕手との約束を守り通したのです。

 「城島自身に身をもって体験させなければダメなのだ」と。

 〜〜〜

 王監督が経営陣で、城島選手を部下とするなら、
 この時の工藤選手の立場はまさに「中間管理職」ですね。

 上からの指示に耳をかさず、自分を信じて、部下を育てる。
 まさに「リードする意志」が、そこにあります。

 企業風土にもよりますが、
 組織では、失敗はキャリアの傷になるので、
 何かに挑戦して失敗してしまう人よりも、
 何もしないで失敗しない人が、出世の階段をあがっていく、
 という逆説的現象がおきがちです。

 けれども、リーダーシップは、「失敗という荒海」に
 飛び込んでいかないと身につかない、という逆説もあります。

 サーフィンができないけれで、
 砂浜でサーフボードをもっている人を
 「丘サーファー」といって揶揄する時代がありました。
 (今もいうのかな?)
 
 「畳の上の水練」ではありませんが、
 ボードをもって海に飛び込まなければ、
 いつまでたってもサーフィンはできるようにならないでしょう。

 波に足もとをとられ、バランスを失い、ひっくり返り、
 塩水を飲んで、ゲホゲホして「あ〜死ぬかと思った」とつぶやき、
 それでもまた、波を乗り越え、沖へとパドリングをしていく。

 何度も何度も、同じ失敗をして、
 だんだんとボードの上にたてるようになる。

 それと同じように、あえて失敗に飛び込むという「意志」が、
 リーダーシップを鍛えていくのですね。

 〜〜〜
 
 グローバル2大企業で働いた鈴木氏は、リーダーに関する
 ひとつの「逆説」について書きます。 

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「私がシリコンバレーから学んだことの一つは、
   リーダーの器を決めているのは、
   どれだけ多くの人に自分の価値を感じてもらえるか、ということです。
   実は、フラット化した組織でリーダーになるには、
   たくさんの人を使うという発想よりも、
   たくさんの人に自分を使ってもらえる存在になることのほうが大事なのです。
   そういう存在になることで、
   自分の影響力の範囲を広げていくことが可能になります。
   逆説的ですが、自分が持っているエゴやプライドを手放すことが、
   より大きなパワーを得ることにつながるのです。

  『リーダーは弱みを見せろ GE、グーグル 最強のリーダーシップ』
                     (鈴木雅則 光文社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://www.amazon.co.jp/dp/4334036732/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

 「リーダー(上司)は、フォロワー(部下)を使う」

 と、よくいいます。
 ここで発想を逆転して「使ってもらえる存在になる」と
 自己規定してみると、権限や権力で人を動かそうとする
 リーダーシップ・スタイルから解放されるかもしれません。

 よく考えてみると、できるリーダーは、部下から頼られているわけで、
 何かあれば、部下から声をかけられ、
 部下に指示や助言をして、助け船を出しています。

 この構図は、部下を「使っている」ともいえますし、
 部下から「使われている」ともいえます。

 でもそこに「リーダーする意志」はある。

 工藤選手もリードする意志をもちながら、
 自ら城島選手に、使われてあげたわけですよね。

 つまり、部下から「使われる」ことは、鈴木氏の言葉にあるとおり、
 そのリーダーに「価値がある」ことの証なのです。

 「部下に使われる」なんて、
 なんだか受けいれがたい言葉ですけれど、
 頭を柔らかくして、肩の力を抜いて、
 この「リーダーの逆説」を、行動に移してみるのも、
 「芸術の秋」ならぬ「リーダーの秋」ということで、オススメです!
 

 〜〜〜 

  本日は、これにて。
 
  厳しい残暑も、あと少しですので、
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして、2012年の長月が、あなた様にとって
  生涯忘れられないような笑顔のあふれる日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

 

               
  
           「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十四年九月十三日

                             松山 淳より 

===========================================================
 
 ◆自問自答◆

 1)私は、失敗を怖れてリーダーとしてフリーズしていないだろうか?

 2)私は、リーダーとして「リードする意志」をもっているだろうか?

 3)私は、リーダーとしての権威に、こだわり過ぎていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
==========================================================
 ◆104℃ WORD◆

                        「リーダーシップは、影響力」
     
==========================================================

 ◆追伸◆

 先日、娘が幼稚園で一泊の「お泊まり保育」に行き、帰ってきました。
 まだまだ泣き虫な面があるので、ちょっと不安だったのですが、
 ひとりで夜、ちゃんと寝られたようです(笑)

 長男が生まれ、子育てを始めて12年。
 私が出張で家をあけたり、子どもが、幼稚園、小学校の行事で
 家にいなかったりして、1日ぶり2日ぶりに、
 子どもと顔を合わせることがあります。

 すると、全てにおいてそうだといえないのですが、
 たった1日、2日、顔をみなかっただけなのに、
 時間をおいて会うと「成長したな〜」と強く感じることがあります。

 極端な時は、「あれ?顔が変わった!」と思うことも・・・。
 なんだか目の錯覚なのでしょけれど、そう見えるんですね。

  毎日、顔を合わせているから、わかることがある。
  毎日、顔を合わせているから、わからなくなることもある。
 
 これもひとつの逆説なのでしょうけれど、
 毎日職場で顔をあわす部下のことも、同じなのかもしれません。

──────────────────────────────────────
■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(44才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com/
■ブログ :「リーダーへ贈る358の言葉」
       http://ameblo.jp/earthship-consulting

■Facebook 『がんばれ!ニッポンの上司たち』730人突破!!!
       http://www.facebook.com/Ganbare.J.Boss

■叱咤激励: j@earthship-c.com
■発  行:まぐまぐ,melma!

■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
       http://amzn.to/aAuNlS
      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
       http://amzn.to/ctvAS4
      『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)
       http://amzn.to/9W9XGk

■バックナンバー:http://archive.mag2.com/0000112707/index.html
※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
───────────────────────────────────────

【ことば】
 
  「リーダーとして活躍するには、当たり前のことですが、
     まずリーダーになることを志すことが条件になるのです。
                  人はなりたい自分にしかなれません」

                           (鈴木雅則)

             
           
    『リーダーは弱みを見せろ GE、グーグル 最強のリーダーシップ』
                     (鈴木雅則 光文社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

MBTIのリーダーシップ研修

リーダー層のマインドセットをチェンジする。世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修。資料(PDF)をメールいたします!

サーンバントリーダーシップ研修

「強さ」「有能さ」を全面に押し出すのはなく、「支える」ことでフォロワーたちを導くリーダーシップ・スタイルがあります!女性管理職、次世代リーダーに向いたリーダーシップとして好評!

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com