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【17通目】「祈る思い」 なでしこJapan宮間主将の涙!

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《祈る思い》

                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                12.08.10
                                17通目
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 リーダー様 へ

 拝啓 負けること 勝つと同じ 生きる糧

 いかがお過ごしでしょうか?

 今朝は、午前3時代に目を覚ました人が多いことと思います。

 なでしこジャパンの決勝にくわえ
 女子バレーボールの準決勝も行われていました。
 
 私が4時15分に起きて、チャンネルを合わせると、
 女子サッカーは、すでに1点をとられ
 バレーボールは、2セットを先取され
 3セット目を戦っているところでした。

 結果を知らずに、録画した試合をみたい方は、
 ここから先は、読まないでくださいね(笑)
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 リアルタイムで中継をみた方、
 ニュースですでに結果を知っている方は
 どうぞ、どうぞ、読み進めてください。  

 さてさて、なでしこジャパンは、
 アメリカに惜敗し、銀メダルとなりました。

 2対1でアメリカ1点リードのまま、
 試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと
 歓喜し飛び跳ねるアメリカ選手とは好対照に
 グランドで涙を流すなでしこ選手たちの姿が
 次から次へと映し出されました。

 泣き崩れそうになる選手を別の選手が抱きかかえ、
 互いを支え合っていました。

 あまり映らなかったのですが、
 キャプテン宮間選手は、顔を手で覆い号泣していたように
 私には見えました。

 応援してくれた観客席に向けてイレブンが並んで挨拶するときも
 顔をあげるのが、やっとのような感じでした。

 リーダーとして、勝ちたい「思い」が強ければ強いほど、
 その責任を重く感じていればいるほど、負けたとき
 悔しさと怒りと情けなさと、それらどれでもない感情が、
 複雑にからみあい、涙はとめどなく流れる。
 
 澤選手という女子サッカーを牽引してきた
 偉大な人からキャプテンを引き継ぎ、
 その重圧たるは、相当のものだったと思います。
 
 「ワールドカップで優勝し、次はロンドンで金メダルをとる」。

 それが、なでしこジャパンに課せられた大いなる宿題であり、
 当然そうなるであろう道であり、
 マスコミも、多くの国民が金メダルを期待してきました。

 7月26日、ロンドンオリンピック開会式を前に行われた
 カナダ戦を前に、ロッカールームで、
 宮間主将は選手たちにこう呼びかけた。
  
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「ここに立てるのは選ばれた選手。
   大切な思いと、大切な人たちがいて私たちは戦っている。
   ここから6試合、お互いのために戦おう」 

           『日本経済新聞』(2012.7.26付け 夕刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 
 この言葉を聞き、涙を流す選手もいたとか。
 
 闘志を内に秘めるタイプにみえる宮間選手のリーダシップ・スタイルは、
 澤選手とは、また違ったものだったでしょう。

 しかし、「勝ちたい」という強い「思い」に、違いはない。
  
 〜〜〜

 先日、松下幸之助氏の本を再読していたら、
 こんな言葉と再会しました。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「指導者は何事にもほんとうに真剣に当たることが大切であるが、
   その際に、祈るほどの思いになっているかどうか、
   一度自問自答してみることも必要ではないかと思うのである」

          『指導者の条件』(著 松下幸之助 PHP研究所)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://www.amazon.co.jp/dp/4569561918/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22 
 

 社会人となり10年、20年と会社や組織で過ごすと、
 かつてあった情熱が薄れている自分に気づくこともあるかと思います。

 人生の歳月と社歴を積み重ね、仕事に慣れきったリーダーだと

 「どうしても勝ちたい、負けたくない」 

 という、女子柔道で金メダルを獲得した松本薫選手のような闘争心と
 松下幸之助氏がいう「祈るほどの思い」を、気づかぬうち
 どこかの街に置き忘れてしまうことが、よくありますね。 

 私も、恥ずかしながら、そうなりがちです!

 〜〜〜 

 松下氏を尊敬していた京セラの創業者稲盛氏に
 有名なエピーソードがあります。

 起業して、IBMから初めて大量の発注を受けた。
 しかし、IBMの仕様は、恐ろしく厳しく
 試作品を何度出しても、つき返されてしまう。

 まだ中小企業だった京セラです。
 さすがの稲盛氏も、技術も人も足りないのでは、
 「これは無理ではないか」と、
 「不可能」の三文字が脳裏によぎります。

 当時のことを、稲盛氏は自著『生き方』(サンマーク出版)で
 こう書いています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  『万策尽き、セラミックスを焼く炉の前で茫然と立ちつくす技術担当者に、
   私は「神に祈ったのか」と尋ねました。
   人事を尽くし、あとはもう天命を待つほかない。
   そこまで力を尽くしきったのか、と私はいいたかったのです』

              『生き方』(著 稲盛和夫 PHP研究所)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://www.amazon.co.jp/dp/4763195433/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22 

 

  ★「神に祈ったのか」

 

 あれもやって、これもやって、やれることを全てやって、
 それでもだめな時に、
 人は「祈る」という行為を自然と行うものですね。

 その技術担当者が、祈ったのかどうかは書かれていませんが、
 その後、IBMの仕様基準を満たす「手の切れるような製品」を開発し、
 京セラは、大きな飛躍のきっかけをつかむことになります。

 〜〜〜

 もちろん、神に祈ったからといって
 成功したり、勝ったりできるわけではないでしょう。

 なでしこジャパンのリーダー宮間主将だって、
 間違いなく「祈るほどの思い」をもって試合にのぞみ、
 しかし、アメリカを相手にして敗れ、金メダルを逃しました。
 
 そして・・・涙を流しました。

 その涙の意味は、本人でもうまく語れないかもしれません。

 ただ、ひとついえるのは、「祈るほどの思い」をもつまで
 練習を重ね、努力してきたものだけが流すことのできる涙が
 あるのだということです。

 「悔し涙を流すことができるのは、ひとつの才能だ」

 と、よくいいます。

 負けて「まあいいか」より、「悔しい」と思うからこそ、
 自分を高め、次は「負けてたまるか」と、
 自らを奮い立たせるエネルギーが湧いてくるものです。

 そして、「未来、勝利する自分」は、
 「今、負けた自分」とは、違う自分になっている。

 稲盛氏はいいます。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  「できないことがあったとしても、
   それはいまの自分にはできないだけであって、
   将来の自分になら可能であると未来進行形で考えることが大切です。
   まだ発揮されていない力が眠っていると信じるべきなのです」

              『生き方』(著 稲盛和夫 PHP研究所)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

 なでしこジャパンの宮間主将は、試合後のインタビューで答えました。
 
 ────────────────────────────────

  「もちろん金メダルをとりたかった、と思っていますが、
   この銀メダルをとれたのも、
   このすてきな仲間たちだけだったと思うので、
   すごく誇りに思います」

                      『NHKニュース』より
 ────────────────────────────────
 

 「祈るほどの思い」をもちながら、
 思い通りの結果にならなかった、
 メダルに手に届かなかった選手たちは、
 きっと2016年のリオデジャネイロオリンピックで、
 オリンピックに参加したことを「誇り」に、
 まだ発揮されてない力を発揮し、
 また多くの人に感動を与えてくれることと思います。

 私たちリーダーも「祈るほどの思い」を忘れたくありません!

 
 おっと・・・ロンドンオリンピックは、終わっていません。

 寝不足は辛いですが、感動不足にはなりませんので、
 「世界の平和」が開催目的である
 オリンピックをまだまだ楽しみたいと思います。

 〜〜〜 

  本日は、これにて。
 
  ロンドンの熱戦と日本の暑い夏は、まだまだ続きます。
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして、2012年の葉月が、あなた様にとって
  生涯忘れられないような笑顔のあふれる日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

 

               
  
           「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                  (^人^)        
 

                                 敬具

   平成二十四年八月十日

                             松山 淳より 

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 ◆自問自答◆

 1)私は、最近、情熱を失っていないだろうか?

 2)私は、熱くなることを心のどこかで軽蔑していないだろうか?

 3)私は、祈るほどの思いをもって仕事にのぞんでいるだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
=====================================================
 ◆104℃ WORD◆

                      「天命を待つまでの努力」
     
=====================================================

 ◆追伸◆

 現時点(8/8)で、ロンドン・オリンピックでの
 日本のメダル獲得数は33個で、史上2番目に多い結果になっているそうです。
 メダルラッシュという言葉を
 キャスターたちが口にする理由が、これでわかりました。

 メダル獲得数では、アメリカ、中国、
 ロシア、イギリス、ドイツに続き、日本は6位です。

 ただ、金メダル獲得数だと日本5に対して、
 アメリカ39、中国37、イギリス27、ロシア12、韓国12、ドイツ10
 とつづき・・・日本は12位です。

 「それでもすごいな〜」と私は思うのですが、みなさんはいかがでしょう?

 グローバル化が進展し、「世界との差」は、スポーツだけでなく
 ビジネスの世界でも声高に叫ばれています。
 私もいろいろな方と話していると、江戸時代が終焉した「幕末」のような
 激動期を、今、まさに迎えていると、つくづく感じています。 

 幕末といえば、吉田松陰、坂本竜馬、勝海舟の名前がすぐに思い浮かびます。
 3人の共通点は、幕末の思想家佐久間象山に教えを受けていることです。
 では、佐久間象山のお師匠さんは、誰でしょうか。

 そうです、江戸の儒学者「佐藤一斎」です。

 西郷隆盛は、佐藤一斎が書いた「言志四録」を座右の書としていました。
 西郷の「敬天愛人」という言葉は有名ですが、
 もとネタは、一斎の教えにあります。
 
 こう考えると明治維新を実現させた「幕末の志士」たちの思想、
 その源流には、佐藤一斎の存在があるといえます。

 「言志四録」の原文は、私にはとても歯が立ちませんが、
 小学生向けにやさしく解説してくれている、
 『小学生のための言志四録』(PHP研究所)は、
 子どもと一緒に読むにはもってこいです。
  ↓↓↓
 http://www.amazon.co.jp/dp/4569798446/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22
 
 佐藤一斎は、東京は湯島にあった
 「昌平坂学問所」(江戸時代の東京大学みたいなもの)の
 今でいう学長でしたので、「江戸の人」というイメージがあります。

 でも、生まれは岐阜の岩村藩で、今の岐阜県恵那市です。

 先日、佐藤一斎に詳しい方に会って、
 「Nippon Archives」という 
 恵那と佐藤一斎を紹介する短い映像があると教えていただきました。

 美しい音楽ときれいな映像で、とてもいいので、おすすします!
 佐藤一斎の、あの有名な言葉もでてきますよ〜!ぜひ!
  ↓↓↓
 「Nippon Archives」
 http://gifu.utsukushiki-nippon.jp/contents/02/

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【ことば】
 
   「もうダメだ、無理だというのは、通過地点にすぎない」 

 

                           (稲盛和夫)

             
           
             『生き方』(著 稲盛和夫 PHP研究所)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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