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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【14通目】「バイアス2」言葉による判断の歪みは言葉で修正!

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《バイアス2》

                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙4』
            http://www.earthship-c.com

                                12.06.20
                                 14通目
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  リーダー様 へ

 拝啓 台風が過ぎて梅雨の晴れ間かな

 いかがお過ごしでしょうか?

 2012年の水無月(六月)も、いよいよ終盤へ! 
 今年の折り返し地点が、視界に入ってきました。

 そんな折、台風が本土に上陸しました。
 東北へと北上していきましたので、
 被災地に大きな爪痕が残らないことを祈るばかりです。

 6月、東京に台風が直撃するのは8年ぶりとのこと。
 昨夜は、ものすごい雨と風で、
 我が家ではバルコニーにあった鉢が
 いくつも吹き飛んでいたと、妻の話です。

 朝、妻がおおかた整理してくれたのですが、
 「四つ葉のクローバー」を植えていた大きめの鉢は、
 真っ逆さまにひっくり返り、それは私がと
 今朝は、手を泥だらけにして、小さな復旧作業に取り組みました。

 ふと空を見上げると、青い空にお天道様が輝いています。
 台風一過で、太陽の光が、なんともまばゆかったですね!

 沖縄や北海道や長野の高原で見る太陽の光に似ていました。
 
 私たちの人生にも、小型から大型まで
 さまざまな台風がやってきます。

 すさまじい風雨に打たれている時は、
 自分のちっぽけさに打ちひしがれ、元気を失うこともあります。

 「なんで、こんな目に・・・」 
 「どうしてわたしが・・・」
 「悪いのは、あの人じゃないか・・・」

 こんな言葉が、つい口をついたり、
 心の中で何度もつぶやいてしまったりすることは、普通のことです。

 異常な事態では、異常な精神状態が普通の状態。
 
 そんなとき、台風一過の青空が
 私たちに教えてくれていることを、思い出したいですね! 

  やまない雨はない。
  過ぎていかない台風もない。

 逆境の後に、その人を照らす心にある太陽の光は、
 日常では感じることのない、まばゆさをもっています。  

 梅雨はまだまだ、つづきます。

 でも、心に太陽を、心に青空を!

 じめじめを吹き飛ばして、がんばっていきましょう!

 〜〜〜
 
 さて、前通【13通目】では、
    ↓↓↓
 http://www.earthship-c.com/melmaga108/2012/120608.html

  ───────────────────────
   ★「ノーマルシー・バイアス(normalcy bias)」
  ───────────────────────

 について書きました。
 「ノーマルシー・バイアス」とは? ちょっと、おさらいです!
  
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

   「人間の脳は自分に不都合な情報を自動的にカットし、
    都合のよいように考えてしまう傾向があるからです。
    これを「ノーマルシー・バイアス」と呼びます。
    発想を阻害するのは自分の知識や経験、世の常識です。」 

   『日本経済新聞「丸の内キャリア塾」』(2011.12.20付け夕刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 宮崎県を襲った台風14号についてふれ(なんだか、偶然の一致ですね) 
 避難勧告に従わなかったのは、
 過去に被害を受けた経験のある世帯の方が多かった
 という事実をお知らせました。

  ★経験が邪魔をする

  ★過去の成功が目を曇らせる

 と、ベテランの職人さんや、名経営者たちはよく口にします。

 私たちの心は、パターンを形成することで、脳の処理を効率をあげ、
 結果、無理なく、楽に生きていこうとするのでした。

 ただ、過去の経験をパターン化して
 今の状況(現実)を解釈しようとするので、

 「あ〜、あの時と同じだよ、大丈夫」

 と判断してしまうと、そこに落とし穴があるわけです。
 
 しかし、と、ここでまた論をひっくり返しますが、
 人は出来事を「パターン化」して記憶、解釈していくからこそ、
 心を安定させ、生きていけるのだともいえる、

 というお話でした。
 
 〜〜〜
 
 前通の引用元、日経新聞「丸の内キャリア塾」の記事では、
 K.I.T.虎ノ門大学院主任教授の三谷宏治先生が、
 もうひとつの「バイアス(偏見)」を、紹介していました。

 その記事をもとに、ちょっと心理テストです。

  ***
 
   あなたは、運転免許の更新にきました。
   教官がいろいろとレクチャーをし、ビデオ上映となります。
   部屋は薄暗くなり、「交通事故」の映像を見せられます。
   映像が終了し、部屋は明るくなり、また教官が登場。
   受講者は2つのグループに分けられ、別室に案内されます。

   Aグループが部屋に移動すると、別の教官があらわれ、こういいました。

   「今みた交通事故での衝突の様子を教えてください」
  
   Bグループの教官は、こういいました。

   「今みた交通事故での激突の様子を教えてください」
  
  ***

  【問題】
   交通事故の様子を、よりひどく説明したのは、
   Aグループ、Bグループどちらでしょうか?

  ***

  はい!そうですね、もちろん、正解はBグループです。
  違いは、「衝突」と「激突」です。

  言葉のインパクトとして「激突」のほうが、
  よりひどい状態を想起させます。

  ふたつのグループは、まったく同じ映像を見ているのに、
  「言葉」をひとつ変えただけで、
  過去の記憶への印象の程度が、かわってしまうのです。

  この「言葉などに誘導されて判断がゆがむ」
  バイアス(偏見)を、こういいます。

 ───────────────────────────
 ★「ヒューリスティック・バイアス(heuristic bias)」
 ───────────────────────────

  ヒューリスティック(heuristic)を辞書で調べると、
  「発見的問題解決法」「試行錯誤的な、推測に基づいた」などの意味です。

  心理学の用語としては、簡単にいってしまうと、
  「意志決定をする際に、無意識のうちに用いる、より簡単な方法・法則」です。
  さらに簡単にいうと「大ざっぱな印象・推測」「ひらめき」「直観」などがそれです。

  用語の解説で、頭が痛くなってきたので、わかりやく、
  ここでまた心理学では定番の問題を。

  いきます!

  ***

  (質問)リンダは31歳,独身で,意見を率直に言い,また非常に聡明です。
      彼女は哲学を専攻していました。
      学生時代,彼女は差別や社会正義の問題に深く関心を持ち,
      反核デモにも参加していました。
      彼女についてもっともありそうな選択肢をチェックしてください

   (選択肢)
    (1)リンダは銀行の出納係である。
    (2)リンダは銀行の出納係であり、フェミニスト運動の活動家である。

  ***

  さて、あなたは、(1)と(2)どちらを選びましたか。
  ちなみに、私は(2)を選びました。
  多くの人が、(2)を選ぶそうです。

  ただ、これは確率の問題で、質問の最後に
  「もっともありそうな」というのがポイントになっています。
 
  つまり、リンダが「銀行OL」である確率と、
  「銀行OL かつ フェミニスト運動の活動家」である確率は、
  どう考えても、「銀行OL」である確率のほうが、高いというわけです。

  ということで、「もっともありそうな」のは、「銀行の出納係」で
  正解は、(1)になる、とのことです。

  これは【リンダ問題】といわれ、
  2002年、ノーベル経済学賞を受賞した
  ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)が考案したものです。
  ちなみに、カーネマンは、経済学者ではなく、心理学者です。
 
  私は、まんまと、というより、人生、「直観・ひらめき」
  で生きているので、見事に、はめられました(笑)

  〜〜〜

  さてさて、まとめにはいります。

   
   ★「小さな言葉で、判断が歪む」

  私たちが、誰か他人を評価するとき。
  
  「あの部署の○○さんは、こうだ」
  「あの役員は、こうに違いない」
  「あの人は、絶対に、そうよ」 
 
  社内の流言飛語、噂話のネタ元は、
  ほんとに些細な誰かのひと言をもとにして、
  あたかもそれが「真実」であるかのように、
  時に、かなり真剣に語られます。

  私も、かつてサラリーマン(会社員)でしたので、

  「今度の異動では、あの人がこうなる」とか
  「クライアントの社長がかわるらしい」とか、

  その根拠をたくさん聞いて、
  「なるほど、それなら、間違いない」と何度も思いましたが、
  それらのことが、
  「ほんとのこと」になったのは、数えるくらいしかありません。

    
  また、自分への「判断の歪み」にもどうぞ気をつけてください。

   ★「小さな言葉で、判断が歪む」

  とするならば、日頃、自分が自分にかけている
  「セルフ・トーク」がとても大事だということですね。

  自己否定傾向の強い人は、些細なことで、
  「自分はだめだ」と思いこんでしまいます。

  でも、ほんとにそうなのでしょうか?

  自分の否定的な言葉に惑わされて、
  自分の「真価」を歪ませて判断しまっていないでしょうか?
  
  もし、その「判断の歪み」によって、
  リーダーとしてのパーフォーマンスを
  最大限に発揮できなくなっているとしたら、
  なんと、もったいない話じゃありませんか。

  だから、どうぞ、自分のことを合理的にみる目を大切にしてください。 
 
  リーダーという立場は、誰かを評価する人間であると同時に、
  より多くの人から「評価されてしまう」人です。

  いろいろな評価が、火の粉のごとく、ふりかかってきて、
  なんだか、わけがわからなくなってしまうこともあります。

  そんな時こそ、自分が自分にくだしている評価に、
  バイアス(偏見)がかかってないかと、
  必ずチェックしてみてください。

  心の元気を失っていくとき、より多くのケースで

   ★「ヒューリスティック・バイアス(heuristic bias)」

  が、そこにあります。

  ただ、「小さな言葉で、判断が歪む」とするならば、

 
   ★「小さな言葉で、判断を修正できる」

  のも、真実です。

  自分が自分にかける言葉を、どうぞ大切に!

  台風一過の青空は、きっと誰の心にも訪れます!

 〜〜〜

  本日は、これにて。
 
  
  今日の東京は、30度を越えています。一気に夏がきました。

  でも、ぐっと気温のさがる日が、あると思います。
  気温の変化が激しく、体調を崩しやすい時期ですので、
  どうぞ風邪など召されませんよう、
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
  そして、2012年の水無月が、あなた様にとって
  生涯忘れられないような笑顔のあふれる日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

 

               
  
           「元氣・勇氣・やる氣、そして笑顔」で!

            

                 \(^O^)/         
 

                                 敬具

   平成二十四年六月二十日

                             松山 淳より 

===========================================================
 
 ◆自問自答◆

 1)私は、何かを判断するさい、感情的になり過ぎていないだろうか?

 2)私は、誰かを根拠もなく、憶測で評価していないだろうか?

 3)私は、非論理的に自分を必要以上に低く評価していないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
=======================================================
 ◆104℃ WORD◆

                        「歪みは、修正すればいい」
     
=======================================================

 ◆追伸◆
  
  【静岡に行きます!(7/6)】

  7月6日(金)、講演の依頼があり、静岡(静岡駅周辺)に行きます。
  講演は、午後からです。午前中、時間がとれます。
  せっかく静岡に行きますので、
  「講演・セミナー」
  「パーソナル・コンサルティング(個人セッション)」
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  のご要望があれば、メールしてください。
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  早起きして、新幹線で、静岡にむかいます。
  ただ、講演やセッションの会場、場所は、おまかせすることになります。
  
  また、夕方には、講演が終わります。
  せっかく、金曜日なので(新幹線の時間がありますが)
  もし、静岡駅周辺の居酒屋さんで、
  18:30以降、軽く一杯おつきあいいただける方がいれば、
  ぜひ、ご一緒できればと思っています。
  【静岡夜話会】を開催できたら・・・。
  もし、お時間がとれそうでしたら、これまたメールしてください。
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  静岡駅の近くに、安くておいしい、居酒屋さんはあるのでしょうか? 

  静岡の皆さま、どうぞ、よろしくお願いいたします。

           (^人^)

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■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
      『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)

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【ことば】
 
   「人間は見たいものを見て、聞きたいことを聞きます」 

 

                          (三谷宏治)

             
    
   『日本経済新聞「丸の内キャリア塾」』(2011.12.20付け夕刊)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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