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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【106通目】「目標と目的」市民ランナー川内選手に学ぶ目標!

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《目標と目的》

                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                11.12.02
                                106通目
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  リーダー様へ

  拝啓 冬将軍 そろそろ出番と 白い息

  いかがお過ごしでしょうか?

  さ〜いよいよ「師走」がやってきました!
  ほんとに早いです。どんどん時間が過ぎていく。
  40歳過ぎて、なお1年が早く感じます。  

  「ついこの間、お正月だったような」

  といったら、大げさに聞こえるかもしれませんが、
  ほんとに、そんな感じがするのです。

  でも、3月の震災のことを振り返ると
  そこで急に時間がとまっているような・・・。
  
  「1日が、まるで1ヶ月のように感じる」

  被災地で、そう友人と語り合った3月下旬。
  なぜか、2011年の元旦よりも遠い昔のような、
  というよりも、違う次元の時空間に
  記憶が織り込まれているように感じます。

  先日、仙台空港近くに住む、その友人と電話で話しました。

  「もちろん、復興はすすんでいるけれど、
   津波で破壊された町は、そのままだよ・・・」

  被災地から離れ、クリスマスイルミネーションが
  まばゆく光る東京に住んでいると、  
  3・11の記憶は、薄れていくばかりです。

  ただ、友人は、言葉で直接そう表現はしませんでしたが、

  「まだいろいろとあるけれど、もう、とにかく顔をあげて、
  前を向いて歩くことの方が大事だよ」

  と、そのことが伝わってきました。
    
  そうですね!

  私も震災の影響はいなめず、残念ながら、
  今年たてた多くの目標を達成できそうにありません。
  悔しいですが、言い訳をせず、
  事実は事実として、認めざるをえません。

  でも、全てが未達成というわけではない。

  このメルマガは、106通まできて、後、「2通」で完了です!
  正直、震災後は、ちょっと無理だと、思いました。

  「新たなことに挑戦する」という項目では、
  10月からですが、フェイスブックを始めて、
  楽しいコンテンツをリーダーの方々へ提供しようと試行錯誤中です。
  デジタル苦手は私が、果たしてどうなるやら(笑)

  「世界へ目を向ける高い意識をもつ」という項目では、
  ご縁があって、30名近いベトナム人経営者の方々へ
  リーダーシップ研修を実施することができました。
  同時通訳は初体験で、めちゃめちゃ緊張しましたが、とても楽しかった!
  
  目標が、未達成に終われば、もちろん反省が必要。

  でも、目標を達成したから、
  「それでよし」「それで終わり」ではなくて、
  ひとつひとつ、小さな目標をクリアしていきながら、
  自分を信じる力を高めていくことの方が、やっぱり大事なのだと思います!   
 
  なぜって、

  人生、長いのですから・・・。
     

  〜〜〜  

  そんな目標について考えたのは、
  マラソンランナー川内優輝選手の言葉があったからです。

  埼玉県庁の職員として、普通に働きながら、
  市民ランナーという立場で、世界の強豪たちと肩を並べる実力をもつ。
  
  川内選手は、練習の時、タイム設定を高くしないそうです。
  その理由について、こう述べています。
  
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
   「目標を高くして『きょうもできなかった』の連続では
    走るのが嫌になる。
    メニューをこなした達成感、
    充実感が自信につながるんですから」
 
 
       『日本経済新聞「駆ける魂」』(2011.11/28付け夕刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 

  なるほどです!

  目標設定にはいろいろな理論があります。
  モチベーションを高めるためにも、どのように目標を設定するかは大事。
  一般的に、「ストレッチ目標」といわれるように、
  目標を少し高めに設定するのが、効果があるといわれます。

  もちろん、それはそれとして、
  川内選手の視点で面白いなと感じるのは、目標のとらえ方です。

  目標を到達すべきゴールという意味合いではなく、
  「自信につなげるための手段」としている。

   ────────────
    ☆目標を手段にする
   ────────────

  そう考えると、目標が未達に終わった時、
  「だから自分はダメ」「評価はC」ではなく、
  目標到達へ向けて起こした行動に着目し、
  そのプロセスを再評価することができる。

  〜〜〜

  川内選手を例にとれば、
  定量的な目標として何キロを何分で走るというタイム目標がある。
  または、メニューを計画どおりにこなしていくという目標もある。
  さらに、メニューをこなすことで得られる充実感という目標。
  そして、その充実感を自信につなげていくという目標。

  このように、「タイム目標」から「自信をつける目標」
  までを構造化していくと、
  上位にある目標が目的となり、下位にある目標は手段となる。
  
  (う〜ん、なんだか説明が難しいですね。これではだめだ)

  え〜と、つまり、【目標】は到達すべきものとして存在してますけれど、
  「何のためにそれをしているのか」という【目的】もありますよね。

  川内選手は、日々の練習で、
  「自信をつけることをより上位の目標にしていて」
  これが【目的】となっている。
   
  自信をつけるために(←目的)タイム目標を設定し練習している。
  タイム目標は自信をつけるための手段に過ぎない。

  タイム目標をクリアしていくことも、もちろん大切だけれど、
  自信をつける、自信を失わないことの方がもっともっと大事。

  なぜならば、ランナー、

  走るのが嫌になったら、終わりだから。

  〜〜〜

  タイム目標をクリアできない日もある。目標は、未達に終わる。
  でも、メニューはしっかりこなしたという目標は、評価できる。
 
  あらかじめ設定した距離は走った。練習量は計画どおりだ!
  すると、こなしたという事実を自信の栄養源にすることができる。

  2011年、私は、1冊の本を出すことを大きな目標として掲げていました。
  もう、12月です。本は出すのに原稿があっても、最低で3ヶ月はかかります。
  どう考えても、この目標は、未達に終わりそうです。

  内容は震災直後、被災地を歩いた経験を核にしたものでした。
  某出版社に1冊分の原稿は渡っているのですが、ゴーが出ませんでした。
  今、読み返すと、編集の方に言われた通り、
  あまりにも感情的になっていて、文章と自分に距離がとれていない。
  
  また、震災後の雰囲気としてあった、
  あの日本がひとつになったような感覚、
  その生々しさはありつつ、8月、9月と時間が経過するにつれ、
  そうしたものは、急速に受け入れられなくなっていった。
      
  原稿は、ボツとなり、私のマックのハードディスクで
  眠ることになりそうです。

  それでも、書くには書きました。 
  
  出版という目標は、達成できませんでしたけれど
  震災について自分なりの考えを書く、
  という目標は、達成できたのかもしれません。

  〜〜〜

  こう考えてくると、「目標」というのは、「七色の球体」のごとしで、
  どっちの方角から眺めるかによって、見え方、とらえ方が違ってくる。

  あるいは「目標」というのは、「目的」に向けて、
  いつくもの層を成していて、定量的な目標(1冊、出版)が未達に終わっても、
  目的に向けた行動をとった(原稿は書いた)という事実、
  そのプロセスを評価することで、
  次なる目標に向けた行動のエネルギーにすることができる。

  私の書斎には、小さなポストカードですが、
  相田みつをさんの次の言葉が飾られてあります。
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
     ある日のつぶやき

     やれなかったのでは ないんだな

     やらなかったんだな  
   
                            相田みつを
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  う〜、耳が痛いというか、胸がズキズキするというか・・・(笑) 
  
  師走となり、未達に終わりそうな目標の残骸を集め、眺めてみると、
  相田さんの言葉から、つい目を背けたくなります。
 
  でも、多くの人がきっとそうであるように、設定した目標に向けて、
  誰もが、何もしなかったわけではない。
   
  うまくいかなかったかもしれないけれど、
  何か行動を起こして、そして実際に、何かはやっている。

  行動したから、「うまくいかなかった」という、結果が出ている。
  行動しなかったら、それすらわからない。
  だから、行動したことを、評価し、自信につなげていけばいい!

  また、目標が未達に終われば、反省すべきは反省して
  「何のためにそれをしているのか」
  その行動の「目的」が間違っていないのであれば、そこを評価する。
  それでよしとする。

  そうでないと、無意識のうちに過度に他者からの評価を求め、
  自己評価を高めてくれるような場やグループに自分を依存させて、
  その集団に取り込まれていって、自分が麻痺してしまう。

   ───────────────────────
   ☆自分にOKを出せるから、他人にOKを出せる!
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  自分にOKをもらいたくて、他人にOKを出す心のパターンは、
  やがて、どこかで「心のバグ」を生み出していく。

  マラソンランナーは、42.195kmをひとりで走りきる。
  そんな気高き孤高の精神をリーダーは忘れたくない!

  まだ1年を振り返るには、早いかもしれませんが、
  1年を通して、目標を達成しようと「やった」ことと、
  その「目的」をしっかりと自分で評価し、
  自分を認めてあげることが大事なのだと
  師走になってみて、今年もやっぱり思います。  
  
  冬将軍の気配が濃くなった季節。
  
  終わりよければ全てよし。

  できなかったことではなく、
  誰かのために、何かのために、少しでも「やった」のであれば、
  そのことを評価して、2011年を「よし!」としましょう。

  とはいっても、2011年は、まだまだ、1ヶ月あります。

  ラストスパートするには、時間はたっぷり!

  来年の目標につなげていくためにも、師走のご奮闘を・・・!    

  〜〜〜  
 

  本日は、これにて。
 
  東京の銀杏の葉も、ぐっと色づくものが多くなりました。

  どうぞ風邪など召されませんよう、
  大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2011年の師走が、あなた様にとって
  生涯の記憶に残るような悔いなきステキな日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

                 
                 
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 (^人^)         
 

                                 敬具

   平成二十三年十二月二日

                             松山 淳より 

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 ◆自問自答◆

 1)私は、今年の目標を達成できただろうか?

 2)私は、目標を多角的にとらえているだろうか?

 3)私は、今年、できたことを評価し自分を認めているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                         「目標より目的」  
     
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 ◆追伸◆

  家に帰ってくれば元気な娘は、先月、幼稚園に行くのが嫌だと、
  いわゆる不登園の初期状態になっていました。
  妻が、教室の前まで連れていくのですが、「やだー、やだー」と、
  わんわん泣いて、教室に入りたがらない。
  先生にだっこされて、やっとはいっていく。

  長男と次男は、まったくそんな経験が、なかったこともあり
  妻はかなり悩んでいたようなんですが、
  娘は家に帰ってくるとニコニコしているので、
  私はそこまで深刻なことだと、受けとめることができていませんでした。

  妻が朝、小学校の用事があるというので、ある日、私が送っていきました。
  幼稚園の門までくると泣いて泣いて「帰る、帰る」といって、
  私の手をひっぱり、それはそれは、大変でした。
  そこでやっと、私は事態がどれほどかを認識したのです。

  まったくメルマガで偉そうなことを書いていて、情けない!

  娘、今は朝、元気にいってます。急激な変化です!

  何が原因で、というのは深い考察が必要ですし、
  思い当たる節はあるものの、「こうだから」「こうしたから」
  急に幼稚園に行くことが平気になったなどと、
  単純に書けるものでもありません。
  
  ただ、私が妻の悩みを理解してあげられなかったこと、
  また、事態の程度をしっかり意識で把握していなかったことは、
  娘の状態を長引かせる何らかの要因にはなっていたと、反省しています。
  目には見えないですけれど、心は、つながっていますので・・・。
   
  でも、ひとつの山を乗り越えた娘は、表情ががらりとかわり元気!

  人って、かわれる。
   
  そう思います!

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(43才)
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■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
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      『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)
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【ことば】
 
   「目的は手段を浄化する」 

                          (司馬遼太郎)

               『竜馬がゆく』(司馬遼太郎 文藝春秋)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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