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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【93通目】「利他の心」について !

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《利他の心》

                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                11.07.22
                                 93通目
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  リーダー様へ

  拝啓 台風が 過ぎ去り朝の 清廉さ 

  いかがお過ごしでしょうか?

  2011年の文月(7月)も終盤に向かっています。
  東京は猛暑がつづいていましたが、
  台風がやってきて、昨日は、涼しい1日でした。 
  
  「こんな涼しい日が続けばな〜」

  とぼやいてみるものの、
  それは人間の無理な注文で、
  来週はまた暑い夏が戻ってくるようです。

  節電の夏。

  企業で、あるいは個人レベルで、
  さまざまな節電対策をとられていると思いますが、
  熱中症で倒れる人が急増しておりますので、
  どうぞ無理のない範囲で節電にご協力いただけたらと思います。
  倒れてしまったら、元も子もありません。
  
  妻は決意をして、髪をばさりと切りに美容院に行きました。

  すると美容師さんが

  「今、ドライヤーの時間を短くしようと、
   ショートにする女性が増えているんですよ〜」

  と、言っていたそうです。
 
  新聞でそんな話題をちらほらと、目にしていますけれど、
  ホントにそうなんですね!

   「情けは人の為(ため)ならず」

  情けは他人の為(ため)だけになるのではなくて、
  巡り巡って自分の為になるもの。
  
  この言葉の意味をかみしめる2011年の夏です!

  〜〜〜
 
  さて「情けは人の為にならず」に似た言葉に、
  このメルマガでは何度も登場している、こちらの言葉があります。

   ★「自利利他」

  仏教の専門用語としては辞書にこうあります。

  「自らの悟りのために修行し努力することと、
   他の人の救済のために尽くすこと。
   この二つを共に完全に行うことを大乗の理想とする」

  「大乗」とは「仏の真の教え」といったところでしょうか。
 
  私はこの意味を派生させて、
  「自利利他」を次のような意味合いで使っています。  

  「他者に利をもたらすことで
   自分に利がもたらされる。
   他者の利は巡り巡って自分の利となる」

  まず「自利」ではなく、まず「利他」を考える。

  もうこのメルマガで、8年間、散々、書き続けてきたことで、

  「松山さん、耳にタコですよ!ネタ切れですか」

  と言われてしまいそうですけれど(笑)
  先日、「自利利他」を愚直に実践し、
  成功している経営者の方の本を読み、
  「なるほどな〜」と深くうなずいたもので、
  「利他の心」をテーマに話しをすすめています。

  さて、その本は、今、ベストセラーとなっている
  『感動の条件』(KKロングセラーズ)です。

  著者は飲食店を経営する永松茂久氏です。
  永松氏のお店は九州にあるのですが、
  他県から年間1万人もの人がやってくるそうです。

  ,永松氏は「自利利他」とは言わず、こうです。

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    ★「フォーユー」(for you)な生き方    
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  氏は、いろいろな方からビジネスのことを教わり、
  それを経営で実践しつづけ、
  「誰かのために生きることの素晴らしさ」を
  確信していったそうです。

  『感動の条件』(KKロングセラーズ)にこう書かれてあります。
    
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

  「たらいの水の中に入り、水を自分の方に寄せようといくら手を動かしても、
   動きを休めると水の動きが止まってしまいます。
   逆に向こう側に水を送るとたらいの側板にぶつかって
   自分の方に跳ね返ってきます。
   人の生き方もこれと一緒で、まず相手のことを思いやって行動すること。
   そうすれば結果的にたくさんのものが自分に返ってくる。
   これを「たらいの水哲学」と言い、
   「オタフクソース」の根本理念になっているということでした。 
   こうしてたくさんの「感動創造」を今でも実践しているこの企業は、
   不景気な今も増収を続けています。

    「まず人に施すこと」

   その教えが発展の鍵だったのです。
   こうしたことを通して僕は、本当の意味で成功し続ける人たちには、
   ある共通点があることを発見しました。

   それは、とにかく「与え好き」だということ。
   がむしゃらに成功を追いかけるというよりも、
   いつも人を喜ばせることを楽しみながら生きているということでした。
    
       
               『感動の条件』(著 KKロングセラーズ)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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  う〜ん、なるほですね。

  まず「与える」ことから何かが始まるようです。
  ここで「与え好き」の「好き」という表現がポイントですね。

  「まず与えれば何か返ってくるんだろ、じゃあやるか!」ではなく、
  「好き」だから楽しみながら「利他」をしている。

  そんな他者を思いやることができる
  人の本来もつ「欲求」に素直に従っているのが
  ツボなのではないかと、この本を読み感じました。
     
  〜〜〜
 
  人間の三大本能は「食欲」「睡眠欲」「性欲」と、よくいいます。
  ちなみに心理学のレクチャーを受けると、「性欲」が別のもになります。
  なんでしょうか?そうです。

  「性欲」ではなく「集団欲」です。

  「食欲」「睡眠欲」「集団欲」を人の三大本能とするのです。
 

  みんなと一緒にいたい。つながっていたい。
  そんな本能的欲求が人にはあるというのです。
  

  本能は命に深くかかわるものですね。
  食べないと人は餓死しますし、寝ないと精神が破綻します。

  では、「集団でいたい」は何でしょう?
  集団でいないと、人は死ぬのでしょうか?

  現代のような科学技術をもたない原始の時代、
  他の「動物」同様、人間も群れを形成するという戦略をとって
  猛獣たちから身を守っていたことは、容易に想像できます。

  群れから離れ、ひとりになれば命のリスクは高まる。
  逆にたくさんの人と一緒にいれば、
  集団で敵に対処できるので、命の助かる確率が高まる。  

  集団の中にいるのか、外にいるのかは命にかかわっていた。
  だから、人の本能に「集団欲」があるわけです。

  ただ、「集団欲」は、本能なわけで、
  理性が優位な現代人は、それが無意識レベルになっていて、
  集団を形成しなければ命を落とすわけでもないわけですから、
  日常、集団欲を強く意識することはないでしょう。
 
  ただ、人が集まり社会を形成しないと生活が成り立ちませんから、
  やはり「集団欲」は、意識の底の方では顕在なのだと思います。

  3・11の直後、日本全体が被災地を支援しようとつながりました。
  義援金は数千万単位で更新され、今尚、増えてつづけています。
  一時、何万人というボランティアが被災地にかけつけ汗を流し、
  数は減少していますが、それは今も継続されています。

  これはある意味「集団欲」が強く顕在化した状態だと言えます。

  巨大地震と津波によって命の危機を多くの人が感じました。
  つまり、命にかかわる状況に日本がなったわけです。
  すると生存に対する本能が優位になりますから、
  「ともに生きる」という「集団欲」が立ち現れてきたのです。

  震災以降、結婚を願望する人が急増しているそうですが、
  これも「集団欲」と関係しているのかもしれません。
  
  〜〜〜

  さてさて、それは余談で、何がいいたいかといいますと、
  

   ★「まず人に施すこと」

  この教えは、人がつくりあげたビジネス上の「知恵」や
  生きる指針となる「道徳」というよりも、
  「本能」に近い欲求だということです。

  人が本来もっている「したいこと」なのです。
  
  「そうはいってもね〜、松山さん、それはきれいごとだよ!」

  と、おっしゃりたくなるのも、確かに私もよくわりまして、
  私自身、20代、30代とそういった意識は薄かったわけで、
  ただ、東日本大震災で被災地を歩き、
  へどろにまみれになって働く数多くのボランティアの方々の姿を実際にみると、
  やっぱり、「人に施す」欲求が人間にはある、
  と思わずにはいられないのです。

  「まず人に施す」が、むしろ自然な人の姿なのではないかと。

  〜〜〜

  そういえば、脳神経外科医の篠浦伸禎氏は、自著でこう書いていました。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

  「私が初めて人間学の本を手にとったのは、ストレスで脳の機能に変調を
   きたした患者さんに、的確な治療指針が出せずに悩んでいたときの
   ことでした。偶然手にとった書物でしたが、
   「安心立命」「人に向かわず天にむかえ」など、
   実在の人物だちが述べた人間の生き方に対する簡潔明瞭な言葉を何度も
   読み返していくうちに、これらの言葉を知ってそれを実行していくことこそが、
   患者さんに対してどんな医学書や脳科学よりも有効なのではないかと
   感じるようになりました。
   その後、私は外来で患者さんにこの本をお渡しするようになりましたが、
   不思議なことに、この本を渡した患者さんの多くに、
   わずかですが病状の改善が見られるようになったのです」
 
    『人に向かわず天にむかえ
     脳外科最前線の臨床でわかった「人間学」の効用』(小学館)より

 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4098250187/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  篠浦先生は、患者さんが「人間学」の本を読み
  「公の精神」に目覚めていくことで
  病状が回復するという事実を発見されました。

  「公の精神」とは、「自分」のことだけに目を向けるのではなく、
  「他人」があって「自分」がある、
  また「今」だけはなく「未来」のことも考えるという
  より心の視野が拡大している状態だと思います。

  これが脳によい影響を与えるわけですね。

  「公の精神」と「自利利他」「情けは人の為ならず」「まず人に施せ」
  は通底するものがあります。

  それは・・・、

   ★「他人と自分はつながっている」

  という、人間の謙虚で脳に効く「利他」の根底にある考えです。

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    ★「フォーユー」(for you)な生き方    
   ────────────────────

  9月に福岡出張があるので、永松さんのお店、行ってみよーかな〜!

 
  震災以後、いろいろとありますが、
  この国の未来も、捨てたものではありません!

  節電の夏をなんとか乗り越えていきたいものです!      
  

  〜〜〜

  本日は、これにて。

  またも太陽がじりじりと照りつけるようです。
  リーダーはからだが資本です。
  どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、この文月が、あなた様にとって
  生涯の記憶に残るようなステキな日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

                 
                 
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 
                 (^O^)/         
 

                                 敬具

   平成二十三年七月二十二日

                             松山 淳より 

===========================================================
 
 ◆自問自答◆

 1)私は、自利への執着が過度になっていないだろうか?

 2)私は、利他の心で人に接しているだろうか?

 3)私は、誰に喜んでもらいたくて働いているのだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
==========================================================
 ◆103℃ WORD◆

                        「誰かのためは自分のため」  
     
==========================================================

 ◆追伸◆

  ☆「松山さん、MBTIを活用したリーダー研修の資料、ないんですか?」と問われ、
    言葉に窮してきたのですが・・(笑)
    簡単な資料をパワーポイントでつくりました。
    リーダー研修・管理職研修をご検討の皆様、御社まで資料をご郵送します。
    私のサイトの「リーダ研修」のページにも概要はありますので   
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   お読みのうえ、ご興味ごございましたら、登録フォームよりご応募ください。
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   どうぞよろしくお願いいたします!
     
  ☆前通にて、「誰も読んでないんじゃないか・・」と書きましたら、
  「ちゃんと読んでますよ〜」と、たくさんメールをいただきました。

   メキシコのHさん、K村さん、山形のAさん、K岡さん、三鷹のUさん、
   仙台のOさん、S石さん、兵庫のUさん、同世代のH田さん・・・・。
   
  皆さん、本当にどうもありがとうございます。

  前通では「バランス思考」のことを書きましたが、
  他者に思いを馳せる「利他の心」とは、よく考えますと
 「自」と「他」のバランスをとる、古くからの「バランス・シンキング」ですね。
   
  「自利利他」は私の座右の銘ですので、その気持ちを忘れずに、
  9周年に向けて発行を続けていきたいと思います!  
           
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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(42才)
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■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
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【ことば】
 
 「長い目で見ると「公」と「私」は分けることができず、
          「公」に役立つものは、結局は自分の得になるわけです」

                        (脳神経外科医 篠浦伸禎氏)
        

        『人に向かわず天にむかえ
         脳外科最前線の臨床でわかった「人間学」の効用』(小学館)
         


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