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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【88通目】「助け合う」人はひとりでは生きていけない(被災地より)!

東北関東大震災復興支援【無料電話カウンセリング in 仙台】
 「震災がきっかけで心が重苦しい方、もやもやする方、どうぞ電話してください」
 ◆期間:3月31日〜4月1日 ◆電話番号 【022-281-1746】
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《助け合う》
                               
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                11.03.31
                                 88通目
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  リーダー様へ

  拝啓 北の国 生きる力の たくましさ 

  いかがお過ごしでしょうか?

  2011年の弥生が終わり、明日から卯月ですね。

  私は、今、仙台にいます。
  今回の震災の関係で、来ることになりました。
  名取に住む友人を見舞い、
  父の小さな工場がある石巻にも行きました。

  テレビで見ていて覚悟はしていたものの、
  津波がもたらした惨劇、その光景は、あまりにも酷く
  言葉になりません。

  明日まで仙台にいます。
  自分に「できること」をと思い、
  【無料電話カウンセリング】をいたします。

  被災された方はもちろんですが、
  直接、被害はなかったものの、今回の震災がきっかけとなって
  何か心が晴れない方、重苦しい方など、
  どうぞ気軽に電話してください。
  
  本日3/31は、深夜24時まで。
  明日4/1は、 朝9時〜深夜24時までです。

  電話番号はこちらです。
    ↓↓↓
  【022-281-1746】

  用事ができて、もしかすると、外に出ることもありますが、
  長時間の外出はしないつもりですので、電話に出ない場合は、
  改めて、電話をしてみてください。 

  どうぞよろしくお願いいたします。          
 
  〜〜〜
 
  今回、石巻に向かうバスの中でこんなことがありました。

  仙台と石巻を結ぶ緊急支援バスが出ていて、
  私はそれに乗りました。
  長い行列が出きていて、私は補助席となりました。
  ほんの一瞬、補助席がどこについているのかわからず、
  立ちすくんでいると、20代でしょうか、
  若いある女性が、さっと補助席を出してくれました。
  あ〜、なんていい人なんだろう〜と思いながら、
  「ありがとうございます」と深々と頭を下げて
  御礼をいって補助席に座りました。

  バスの中は、誰ひとり喋る人がいなく、
  なんとなく重苦しい雰囲気です。
  仙台から石巻まで1時間半かからないぐらいです。
  私は10:58分発のバスにのりました。
  道は地震ででこぼこしていて、高速を走るとかなり揺れます。
  お昼の時間が近づき、「すごい揺れだな〜」と思いながら、本を読んでいると、
  私の周辺視野に「おにぎり」が飛び込んできました。

   「えっ?」
  
  と、とまどい、反応ができないでいると、
  その「おにぎり」は、私の胸元に近づいてきました。

  隣に座る白髪頭を染めたおばあちゃんが、
  背中を丸め、黙ったまま、おにぎりを差し出しているのです。

  「いや、いいです、いいです、こんな時に、もらえないですよ」

  私は、狼狽してしまい、早口なります。
  おばあちゃんは、何も喋らず「食べなさい」とばかりに、
  そのおにぎりを、さらに私の口元に近づけてきます。

  それでは、断るのも無碍だと感じ、

   「それでは、すみません、いただきます、
    ほんとにありがとうございます。ありがとうございます」

  と言って、おにぎりを受けとりました。

  サランラップをとって、手作りのおにぎりを食べます。
  なんでしょう、なんなんでしょう、状況が状況だけに、
  涙もろい性格もあるのですが、
  こう、涙がにじんできて、にじんきて、しかたんないんです。
  にじんてきた涙がこぼれないように、顔を上に向けて
  変な格好で、もぐもぐ、おにぎりを食べていました。

   人ってあたたかいな〜。
   人って慈しみだな〜。
   人って愛だな〜。

  バスを降りる時に、私が深々と頭を下げて
  「ごちそうさまでした。おしかったです。
   本当にどうもありがとうございました」
  と言うと、それでも無言で「いいのよ、いいのよ」とばかりに、
  手を顔の前でふって、恥ずかしそうに顔を伏せていました。   
 
  〜〜〜

  石巻大橋近くでバスはとまり、
  父の工場まで歩いて1時間ほどです。
  電柱が折れ、車が逆さまになって家につきささり、
  漁船が道路で横転していて、がれきの山が道の端に山積みになっている。
  へどろの臭いが町中に漂い、自衛隊の車が行き交う町を、
  とことこ歩きました。

  一度、避難所により親戚の安否を確認し、
  工場に着くと、黒い車がへどろにまみれてひっくりかえっていました。
  目の前の家は、津波で流されてきた別の家がよりかかっていて、
  今にも崩れ落ちそうでした。
    
  工場の上には、8畳ほどの寝泊まりできる部屋があります。
  ここが今、近所の人たちの避難所になっています。
  いわば「私設避難所」です。

  まだ電気も、ガスも、水道も出ない状態で、
  ふたつの家族が暮らしています。
  父の話では3・11から数日は、
  他の家族もいて、11人の人たちが身をよせあっていたそうです。

  〜〜〜

  夜、ろうそくをともして、一緒に食事をいただき、
  震災のいろいろな話しを聴きました。
  みなさん、次から次へと話しが飛び出してきて、とまりません。
  わたしは、口を挟まず、黙って聴いていました。
  「聴くことの力」を信じて、ひたすら聴き続けました。

  九死に一生を得た方ばかり。
  詳細は、とても書ききれないので、別の機会に譲りますが、
  54歳の女性が、力強く、こう言ってました。

   「人はひとりでは生きていけないんだ。
    私はこれまで、自分ひとりで生きていけると思ってた。
    でも、それは間違ってた。
    こうして一緒に暮らして、どれだけ助けられたか。
    どれだけ救われたか。
    人は、助け合うことがやっぱり大切なんだね」

  実際には、方言ですので語尾や
  イントネーションの雰囲気がまったく違いますが、
  言っている内容は、この通りです。

  震災から一夜あけて、津波がある程度ひいて、
  みなさんが必死にしたことは、食料を確保することでした。
  へどろの中を歩いて、自宅に戻り、泥だらけの冷蔵庫をみつけます。
  ふた家族の家にあった冷蔵庫は横出しになっているものの、
  それが偶然、扉の面を上にして倒れていて、
  難なく中のものをかき集めることができたそうです。

  みんなでそれを持ち寄り、父が偶然、捨てようと思っていた
  石油ストーブをそのまま保管してあって、
  その上で、いろいろなものを料理して、飢えをしのぎ、
  暖をとっただそうです。

  「これが電気ストーブだったらアウトだった」

  と、みなさん声を大きくしていました。

  50歳のある女性は、幼い頃から父親に
  「寝る時には、懐中電灯とラジオを置くように」とうるさく言われ育てられ、
  その習慣ができていて、灯りとラジオを確保できました。
  外界と完全に遮断された中で、
  ラジオから流れてくる情報に耳を傾けることで、精神的に、
  どれだけ助けられたかわからない、とみなさんおっしゃってました。

  相手みつを氏の言葉を思い出します。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

      うばいあえば足らぬ

      分け合えばあまる

  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

   みんながもっているものを出し合い、力を合わせた。
   だから生き残れた。
   助け合うことが大切なんだ。
   
 
  54歳の女性の言葉は重く、
  多くものを奪われてしまった人が語る、確かな教えでした。
       
  〜〜〜  

  本日は、これにて。

  仙台はまだまだ夜は寒いですね。

  リーダーとして、この国を立て直すためにも、
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、明日から始まる2011年の卯月が、あなた様にとって
  生涯の記憶に残るようなステキな日々で満たされることを
  心よりお祈りしています。

                 
                 
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 
                 (^人^)          
 

                                 敬具

   平成二十三年三月三十一日

                             松山 淳より 

                               仙台にて

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 ◆自問自答◆

 1)私は、人を助けているだろうか?

 2)私は、人を慈しんでいるだろうか?

 3)私は、人と助け合って生きているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                          「助けると、助けられる」  
     
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 ◆追伸◆

  石巻は、強い余震がまだまだ続いていました。
  私がちょっと大丈夫かなと不安になる揺れなのに、
  みなさん平気でお話をされていました。

  口をそろえておっしゃるのは、

   「地震そものは怖くない、怖いのは津波だ」

  絶望が支配する街で、力強く、たくましく生きる人たちが
  確かに、そこにいました。

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(43才)
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■叱咤激励: j@earthship-c.com
■発  行:まぐまぐ,melma!

■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
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      『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)
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【ことば】     

   「人間は完全に条件づけられたり決定されたりすることなく、
    むしろ、条件に身を任せるか、それともそれに立ち向かうかを
    自分で決定するのです」

                        (V・E・フランクル)
        

             『意味による癒し』(V・E・フランクル 春秋社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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