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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【73通目】「基本」基本なき応用は、根のなき大木の如し!

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《基本》

                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                10.08.24
                                 73通目
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  リーダー様へ

  拝啓 汗拭い トンボを目で追い 入道雲

  いかがお過ごしでしょうか?

  2010年の葉月も終わりが近づいています。
  葉月が終われば、今年も残り4ヶ月ですね。
  しかし、今年の夏は暑い!ホントに暑い!
  
  猛暑ではなく酷暑。
  
  酷(むご)い暑さです。

  クーラーはからだに悪い、とわかっていても、
  クーラーを入れないと仕事になりません。
  まったく参りました。

  そんな暑さから解放され、
  先週、長野県は「上高地」を訪れました。
  涼しかったです。
  気温は朝方、10度代まで下がり、
  半袖では寒さを感じるほどでした。  
   
  今年は、妻と子どもたち3人を引き連れ、
  大正池から河童橋までの初心者コースを歩きました。
  道はほぼ平坦で「おとなの足」で約1時間です。

  約1時間というのは、あくまで「おとなの足」の話で、
  小学生5年の長男は別にして
  3歳と5歳の子どもが一緒ですと、話は変わります。

  大正池から岩肌の目立つ北アルプス唯一の活火山「焼岳」を眺める。
  空は青く、悠々と雲が流れる。
  大正池へと流れ込む梓川の清らかな水に触れ、
  その冷たさに声をあげながら顔がほころび、
  「今年も来ることができた!」と、何ものかへ感謝する。

  長男と次男は木の端切れを手にして
  ちゃっんばらごっこを始め、3歳の子どもは
  池のほとりにしゃがみこみ、水とたわむれている。

  大正池と焼岳をバックに記念撮影をして、
  河童橋を目指して家族5人歩き出す。
  上高地の森へと入っていく。
  原始の緑に包まれ、野鳥のさえずりに耳を澄ませ、
  からだがだんだんと緩んでいく。

  すると・・・、

   「疲れた〜、歩けな〜い、もうだめ〜」

  歩き出して5分もしない内に、3歳の娘がギブアップです。
  「もうだめなのか!」体育会系の私としては、

   「まだ歩き出して5分もしないのに、なんだ!
    気合いが足りないんだ!気合いだ、気合いだ!」
 
  と、叱り飛ばしたいところですが、
  3人の子育てをしてきて、突然、怒鳴ったところで逆効果、
  つまり余計に歩かなくなることを、散々、経験してきていますので、
  そうはせずに、まずは肩車です。
  
  娘を肩に乗せて、娘の足首を持って、いろいろと話します。
  数分、話して満足したところを見計らって降ろすと、
  元気に歩き出します。
   
  「疲れた」と言い出したら、子どもはホントに疲れているわけですね。
  歩き出して5分ですから、正確には、肉体的に疲労したわけではなくて、  
  「疲れた気持」になっているわけです。
  「疲れていない」と判断するのは大人の基準で、主観です。

  自分のモノサシで他者を評価するのではなくて
  他者の心にもぐり込んで現実を眺めてみる。

  まずは「疲れた気持」を受け入れる。
 
  これ、基本ですね!  

  文字にしてしまうと誰でもできそうです。
  そんなことは知っているし、目から鱗も落ちないし、
  もっと斬新で目新しいスキルやノウハウはないのですか?
  と尋ねられそうです。
  でも、こうした基本って実践するのがなかなか難しい。

  難しいということは、そこに「苦しさ」が伴う。
  
  主観で判断して、感情を優先させて、声を荒げて
  子どもを叱ってしまった方が、ホントは楽なんです。
  私も散々そうしてきましたし、今でも、そうしてしまいます。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ☆水は低きに流れ、人は易きに流れる。
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━

  でも、難しいからこそ、苦しいからこそ
  やっぱり「基本」が、大事なのですね! 
 
  〜〜〜

  慶応大学野球部が、春期リーグで11季ぶりに優勝しました。
  「ハンカチ王子」と呼ばれた高校野球のスター斎藤佑樹選手のいる
  早稲田を破ってのことでした。
  優勝へ導いた監督は、プロ野球出身の江藤省三氏です。

  六大学野球部の歴史で、プロ野球経験者が監督になるのは
  初めてのことだそうです。

  正式な就任は2009年の12月ですが、
  11月から指導は始まっていました。
 
  江藤監督は、巨人、ロッテ、横浜でコーチを務めた経験をもつ。
  学生は、プロ野球ならではの、
  どんな斬新なことを教えてもらえるのかと期待した。

  ところが江藤監督は、
  「ひたすらバント、素振り、ゴロの捕球」をさせる。

  学生は不満をもらす。

  江藤監督は、それを無視して単純な基本練習を繰り返した。
  1ヶ月以上の時が流れ12月の後半になって
  やっとフリー・バッティングをさせた。
  選手は喜々として打席に立ち、
  飛んでくるボールを思い切り振り抜いた。すると、
  「これまで経験したことのない打球ののびに目を丸くした」。

  素振りを1日千本。

  決して楽しくない単調な練習を繰り返したことで
  いつのまにかヘッドスピードが向上していた。
  
  「選手は基礎の反復の大切さを思い知った」

  慶応大学野球部の伝統のキャッチフレーズは

  「エンジョイ・ベースボール」。

  江藤監督はこれを否定した。
  つまらない基礎練習を徹底させた。
  そして、優勝したパレードで選手たちに言った。

  「みんな、これがエンジョイなんだよ」と・・・。

  ※参考文献:『日本経済新聞』(2010.8.23付け 夕刊)

  〜〜〜

  「楽しさ」とは、「苦しさ」と表裏一体。
  「苦しさ」という基礎工事をしっかりすれば
  「楽しさ」という創造物は、より大きなものになる。  

  今、『借りぐらしのアリエッティ』が話題の宮崎駿監督は
  雑誌『ブルータス』のインタビューで、こんなことを語っています。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
   「人間の内面の奧の方には、何か混沌したエネルギーやら
    個人の記憶を超えた記憶のようなものがあるんだと思うんです。
    それに従うわけです。
    (中略)
    作品というのは全部理詰めで作るとつまらないんです。
    理屈ではこうだけど、どうしてもこれではおかしい、
    これじゃつまらない、じゃあどうするか。
    理詰めじゃないものが出てくるには、本当に困らないとだめなんです。
    とにかく追い詰められるしかないんです、ものすごく。
    どれだけ自分を追い詰められるか。」  

          『ブルータス』(2010年8月1日号 マガジンハウス)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  宮崎監督にとって、
  よりクリエイティブなものを生み出すための「基本」とは
  「本当に困る」ことであり、
  「自分を追い詰める」ことなのですね。

  ただ、「人は易きに流れやすい」ものですから、
  自分で自分を追い詰めることが、なかなかできない。
   
  まして「基本」なんて言ったら、
  「新入社員じゃないんだから」と笑われてしまうかもしれません。

  でも、そうではないですよね!

   基本は面白みに欠け、決して楽しくない。
   基本の実践には、苦しみが伴う。
   だから人は、基本から遠のいていく。
   基本を忘れ、基本を無視し、華やかな応用に目を奪われる。

   基本なき応用は、根のなき大木の如し。
   その大木は、蟻の一押しで倒れる。
    
   根深ければ、葉繁し。

   人もまた然り。

  〜〜〜 

  本日は、これにて・・・。

  熱中症の事故が続いています。
  水だけでなく、スポーツドリンクも飲むとが良いそうです。
  水分をよくとって、大切な大切なおからだを、
  くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2010年の葉月が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

        
                  
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 
                  (^_^)v
                 
 

                                 敬具

   平成二十二年八月二十四日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、その仕事の基本を忘れていないだろうか?

 2)私は、成果を出すことを急ぎ過ぎていないだろうか?

 3)私は、自分の「根っこ」に栄養を与えているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
==========================================================
 ◆103℃ WORD◆

                              「良樹細根」  
     
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 ◆追伸◆

  本文にも書いて、ここにも書くとしつこいですけど、ホントに暑いですね!
  長野の山は、ホントに涼しかったです。
  学生時代、長野県は菅平でラグビーの夏合宿をよくしました。
  夜はトレーナーを着ないと寒かったことを思い出します。
  日本の夏もそれぞれです!

  さて、突然のお知らせですが、明後日26日(金)に
  「個人セッション」のキャンセルが出まして、
  もしよろしければ、どなたか、いかがでしょうか?
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     【自分の強みを発見する自己分析ワーク!】
       〜MBTI(性格検査)を活用して〜
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   ◆実施日は8月26日(木)です。
   ◆時間は18:00〜21:00の3時間。
       ・18:00〜18:30:性格検査実施
       ・18:30〜19:00:MBTIの概要説明
       ・19:00〜20:00:自己タイプの検証ワーク
       ・20:10〜21:00:個別相談       
   ◆料金は、一般:20,000円(税込)、経営者:30,000円(税込)。      
   ◆募集人員:おひとり
   ◆場所は、東京都千代田区、東西線「竹橋」駅が最寄りの
    「ちよだプラットフォーム」です。
     http://www.yamori.jp/modules/tinyd2/index.php?id=10  
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MBTI(R) MBTI(R) is a registered trademark of the Myers- Briggs Type
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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(41才)
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■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
      ・日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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【ことば】
 
  「練習をしない人はしなくてもいいですよ。
           やらない人は結果が出ないだけ。」

 

                     (慶応大学野球部監督)
        

                 『日本経済新聞』(2010.8.23付け 夕刊)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

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