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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【70通目】「無用の用-1」夢の持てない社会は貧しい世界!

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《無用の用》

                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                10.06.16
                                 70通目
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  リーダー様へ

  拝啓 紫陽花が 雫を湛え カタツムリ

  いかがお過ごしでしょうか?

  2010年の水無月(六月)も中盤となりました。
  紫陽花が咲き出して、先日は雨の日に、
  大きなカタツムリを見ました。
  日本のそんな季節に、いよいよ始まりましたね!
  4年に一度の祭典サッカーの「ワールドカップ」。 

  テストマッチでは連敗がつづき、前評判は悪化していたものの
  岡田ジャパン!見事に初戦の「カメルーン戦」で勝利をおさめました。

  私も眠い目をこすりながら、観ていましたが、
  途中からだんだんと興奮してきて、すっかりと目が覚めました。

  松井選手が右サイドを駆け上がり、
  一回、すっとフェイントを入れて内に切れ込み
  センタリングをあげて、ボールは弧を描きながら
  ゴール前に走り込んだ本田選手の足下に落ちて
  そして、シュートーーーが、決まった瞬間は最高でした。

  それから、デフェンス陣が素晴らしかった!
  カメルーンの速いバス回しで何度か連携を崩されましたが、 
  「一枚岩」とは、あのことです!
  
  とにかくやりました! 

  マスコミの論調は「一勝できればマシ」といった雰囲気でしたが、
 

   ☆「できないであろう」コトを「できる」コトへ

  そうしていくことが、選ばれた者たちに課された使命。

  6/19(土)のデンマーク戦が楽しみです!

  〜〜〜

  さて、日本がサッカー日本代表の勝利に酔いしれた前日、
  3月13日の深夜
  宇宙からひとつの物体が飛来し、オーストラリアに落下しました。

  その物体は7年で60億キロの旅をしました。
  途中、宇宙で行方不明になり地球への帰還は、
  絶望的な状況になったこともあります。

  しかし、いくつかの困難な状況を乗り越えて、
  世界初の偉業を日本が成し遂げました。

  「はやぶさプロジェクト」  

  月より遠い天体「惑星イトカワ」に着陸して
  小惑星探査機が地球に戻ってきたのは、
  世界に先駆けて日本が最初なのです。

  1985年当初、「はやぶさプロジェクト」の構想がもちあがった時
  「そんなことできるわけないと」と多くの人に叩かれたとか。
  プロジェクトが正式に認められたのは、それから10年後のこと。
  「(宇宙開発の最先端をゆく)アメリカにできなことが
   日本にできるわけない」と陰口を言われながら、
  今回のプロジェクトを率いたリーダー
  宇宙航空研究開発機構(JAXA)川口淳一郎教授は
  プロジェクトをスタートさせたそうです。

  サッカー日本代表が「南アフリカでは、恐らく勝てないだろう」と言われて
  それをひっくり返しての偉業と似て、なんともいえない爽快感があります。 

  〜〜〜

  探査機「はやぶさ」には太陽光をエネルギー源とする「イオンエンジン」など
  日本の最新技術がふんだんに詰め込まれている。
  宇宙大航海時代に向けて日本の技術水準の高さを世界に知らしめた
  歴史的な瞬間が、つい先日あったわけです。

  まったくの素人の私が言葉を挟むには恐れ多いのですが、
  これも地道な研究の成果ですよね。

  時間を少し巻き戻すと「はやぶさ」後継機を開発する予算は、
  例の「事業仕分け」で削減対象となっていました。
  
  先日、日経新聞で「ポスドク問題」という言葉を初めて知りました。
  「すぐに役立ちビジネスに結びつく研究ばかりが重視される風潮」から
  博士号を取得した人たちが定職につけない状況のことを言うそうです。
  
  この記事は三井物産会長の槍田松瑩氏が書いたもので、槍田会長は、こう続けます。
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
    「虫が好きだから昆虫学をやりたい人や、
     遠い星に心を惹かれるから天文学を学びたいという人々には
     住みにくい世の中になった。
     国土も資源も少ない我が国が、新しい技術研究や技術で
     世界をリードしていく為に本当に必要なことは何だろうか? 
     経済的なリターンが少ないからだという意見には違和感を覚える。
     苦境を乗り越えても人を様々な研究に向かわせる根源は、
     未知の世界に対する興味や情熱であろう。
     (中略)
     総てを金銭的な価値で評価する社会からは、
     未来に繋がる研究は生まれない。
     目先の利益に結びつかなくとも純粋な興味を追う息の長い研究が
     出来る環境を整えることが私達の役目ではないだろうか」      

              『日本経済新聞』(2010.6.11付け夕刊)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
    
  槍田氏の記事が掲載され二日後に、
  「はやぶさ」帰還の事実を知ったのは、もちろん単なる偶然でしょうが、
  そのタイムリーさに、何か感じるものがあります。

  槍田氏の一文を読んでふっと思ったのは次の言葉です。

   ☆「無用の用」

  星を観察することや、虫の生態を明らかにすることは、
  経済合理性を「ものさし」とすれば、
  それは確かに「無用」の行為なのかもしれません。

  でも、「ものさし」をちょっと変えてみればどうなのでしょう。
  21世紀は「心の時代」と言われ久しい。
  それは無用だと削減されてしまうものが、
  私たちの心の豊かさ育み、社会の豊かさをもたらす
  重要な役割を果たしていることを私たちは知っています。

  経済的リターンをゴールにしない世界がなくなってしまったら、
  空腹だからと目の前にある自分のしっぽを食べて、食べて、食べて
  やがて自分自身までを飲み込み死んでしまう愚かな蛇のような
  悲しい結末が待っている。

   「できないであろう」と言われたコトを
   「できる」コトへと導く

  その心のガソリンは、個人の見果てぬ夢であり、
  夢を土台として育まれる社会的な「使命感」であろう。
  
  ノーベル賞学者湯川秀樹氏はこんな言葉を残している。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
   「現実は決して真実の全部ではない。
    ここに理論物理学の、否あらゆる科学の出発点がありまた目標がある。
    われわれは夢の世界に満足しない。
    しかし夢のない世界にはなおさら耐えがたい。」      

           『湯川秀樹著作集 1 学問について』(岩波書店)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
    
  夢だけでは、とても食べてはいけないが、
  夢の持てない社会は貧しい世界である。

  無用なものに宿る「用の重さ」に気づけば
  社会はより豊かなになっていく。
        

  職場もまた然り。
  

  〜〜〜

  本日は、これにて・・・。

  これまた偶然ですが「無用の用」に関する新聞記事が、もうひとつありました。
  不思議なものです。重なる時は、重なるんですよね。
  これも何かのメッセージでしょう!

  次回もまた「無用の用」のお話をしたいと思います。

  ジメジメとした季節が続きます。
  どうぞ風邪など召されませんよう
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2010年の水無月が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

        
                  
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 
                  (^O^)/
                 
 

                                 敬具

   平成二十二年六月十六日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、合理的になり過ぎて何かが抜け落ちていないだろうか?

 2)私は、短期的な「利」を追い求めて、長期的な「利」を失っていないだろうか?

 3)私は、自分にとって大切なことを何か忘れていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

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 ◆追伸◆

  自治体の職員の方々が主な読者である
  『月刊 ガバナンス』から原稿の執筆依頼がありました。
   ↓↓↓
  http://www.gyosei.co.jp/home/magazine/gover/gover_10060.html

  「リーダーシップ」をテーマに3ページほど事例を交え書きました。
  書きながら、私は
 
   「リーダーの皆さんが、その人らしいリーダシップを発揮できるコト」
  
  を、痛切に大切に思っていることを、再認識しました。

  『月刊 ガバナンス』7月号に掲載される予定です。
  もし、ご覧になる機会がありましたら、一読していただけたら幸いです。

  どうぞよろしくお願いいたします!    

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(41才)
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■資  格:・日本MBTI協会 認定ユーザー(Japan APT 正会員)
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      ・日本メンタルヘルス協会認定  基礎心理カウンセラー。

■著  書:『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
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      『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
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【ことば】
 
  「哲学や宗教と科学というものとは、
   これからはお互いに介入し、対象が重なってくると思う」

                               (湯川秀樹)
        
              『湯川秀樹著作集 別巻 対談』(岩波書店 )より


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