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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【65通目】「やる気」モチベーション調査からわかること!

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《やる気》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                10.04.08
                                 65通目
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  リーダー様へ

  拝啓  桜咲き 花びらの舞い 道新た

  いかがお過ごしでしょうか?

  2010年の卯月が始まっています。
  ソメイヨシノが満開となり、桜の花びらが道に散り始め
  我が家の近所にある桜並木は、まもなく雪景色のようになります。
  夜道、はらはらと舞い降りる花びらが街灯に照らされ
  雪道かと思わせる家路は、
  現実と非現実の境界線を歩いているようです。
  
  2010年も、そんな季節になりました。
   
  長男は、小学校5年生に進級。
  次男は、幼稚園、年長さんになりました。
  長女は、来週、幼稚園の入園式を迎えます。

  早いものです。
  ついこの間までハイハイしていたように思いますが、
  一番下の娘が、ついに幼稚園生とは・・・。

  いつかこのメルマガで「娘が高校生になりました!」と
  書く日が来るのでしょうか。
  なんだか遠い未来のような気もしますが、
  そう書く日がきっと来るよう、急がず焦らず弛まず、
  コツコツと書いていきたいと思います。  

  〜〜〜

  さて、多くの会社では新年度ですね。
  会社にとって、4月はお正月みたいものです。

  新入社員を迎えた会社では、
  なんとなくいつもと違った空気が
  流れているのではないかと思います。
  
  といっても、どこの会社でも新入社員が入るわけでなく、
  ここのところ不景気で採用を取りやめた会社が多いわけで、
  でも、桜咲く季節というのは、
  日本人を颯爽とした心持ちにしてくれます。
  
  リーダーとして、日々、ご苦労も多いと思いますが、
  桜咲く季節です、気持ちを新たに「モチベーション」を高め、
  目の前に仕事に、取り組んでいきたいものです。

  さてさて、これから新人の指導にあたる方も多くなると思いますので
  本日は、「モチベーション」の基本を確認です。

  先日のセミナーで配布しましたが、
  日経新聞(2010.3.13)の別刷り「日経プラス1」に
  「モチベーション」に関する記事が掲載されていました。

  見出しは「モチベーション、どこから?」

  仕事を持つ全国の成人男女に尋ねています。
  調査は、3月上旬実施で有効回答数は1032人です。

  まず、ピックアップは、「やる気の源は?」という質問です。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
    「やる気の源は?」(複数回答)

    【1位】 給料などの収入      725人
    【2位】 仕事への責任感      566人
    【3位】 得られる達成感      509人 
    【4位】 上司・同僚による評価   339人
    【5位】 取引先や利用者からの感謝 314人 
 
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  いかがでしょうか。
  当てはまるものはありますでしょうか。

  1位の「給与」は、こうした調査で上位にくる常連さんですね。
  この結果を見て、「日本人はいつから金の亡者になったんだ」と
  残念がったり、首を傾げたり、中には怒りだす人もいます。

  でも、これは正直なところだと思います。
  「給与」は「辞職理由」でも上位にくるものです。
  働いた対価として給与へ期待するのは、人の当然の心理です。
  今なお「春闘」はニュースになり、
  賃金のベースアップがどうなったかは必ず記事になります。
  「給与」は生活を支えるもの。大切な「やる気の源」です。
 
  ただ、「給与」が全てではない。
  それは、多くの成果主義が歪みを抱え込んでしまった事実からもわかります。

  また、モチベーションは複数の要因によって形成されている点も
  見逃してはいけませんね。
  「これだけ満たせば、人はやる気を出す」ではなく、
  いろんな要素がからみあって、モチベーションの要因を形成しています。

  ■「仕事への責任感」「得られる達成感」。

  この二つに共通するのは、「個人の心理的な問題」であること。

  「責任感」とは、責任を果たそうとする意志の問題です。  
  
  「責」を辞書でひくと「当然果たすべきつとめ」とあります。
  「任」とは「まかせる」です。

  恒例の言葉遊びですが・・・、

  「当然果たすべきつとめ」を「任せる」ことによって
  「責任感」は生まれてくるわけです。
  「仕事を任せられ」、それ成し遂げることによって
  より大きな「達成感」を味わうことができる。

    ☆「責任感」→「達成感」  

  これはモチベーション・サイクルのひとつのかたちですね。

  ■「上司・同僚による評価」「取引先や利用者からの感謝」

  この二つの共通点は、「他者からの目に見えない報酬」です。
  「感謝」も「評価」のうちのひとつと考えてよいでしょう。

  社内の人間からの評価はもちろん嬉しいですが、
  やはり、お客様、クライアントからの「感謝」は、
  「やる気の源」として、何ものにもかえがたいです。

  私も社会に出たての頃、接待などでお客さんから
  「松山は、いい」などと、ほろ酔い加減で言われ、
  たとえ酔っぱらっていたとはいえ、
  その言葉を翌日クライアントが覚えていなくても(笑)
  とても嬉しかったのを覚えています。

  また「評価」「感謝の言葉」は「達成感」を生みます。
  何かの仕事をやり遂げて「ありがとう、君のお陰だよ」と
  お客さんから言われたら「達成感」は、さらに高まりますよね。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

           「やる気」
             ↑
    ☆「責任感」→「達成感」←「評価・感謝の言葉」  

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  こんな簡単な図式では叱られそうですが、
  「モチベーション」の基本構造をこの調査から描きだすことができます。
  この時、リーダーが、まず働きかけられるのは、なんといっても
  「評価・感謝の言葉」です。
  「取引先からの感謝」も新人や若手が、感謝されるような状況を
  リーダーが作り出す工夫はできるのではと思います。
  お客様からの手紙や感謝のはがきを読み上げたり、
  社内に掲示している会社は多いですが、これも工夫のひとつですね。

  〜〜〜

  そして、次なる調査の質問と結果はこうしでした。
 

  ■「あなたの仕事ぶりに対する上司や同僚の評価に納得がいかないとやる気は?」
   ──────────────
   【1位】 低下する  692人
   【2位】 変わらない 151人
   【3位】 高まる   189人
   ──────────────
  
  そのうえで、こうした問いがされています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   「上司や先輩の言葉でやる気が出るのは?」(複数回答)

  【1位】「○○にしか頼めない」など仕事上の信頼感を表す言葉 616人
  【2位】「よくやった」など仕事の結果に対する評価を表す言葉 523人
  【3位】「みんなでがんばろう」など仲間意識を表す言葉    205人
  
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  いかがでしょうか?
  部下に対して、以上の言葉を意識的に、あるいは、
  自然に投げかけていますでしょうか?
  
  この【1位】〜【3位】を書いて、じ〜と眺めていたら
  ふっと、「これは、あれだ」と気づきました。

  そうです。「マズローの欲求5段階説」です。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

              第5段階           高次
 
             自己実現の欲求          ↑
                              │
           第4段階 承認の欲求         │
                              │
          第3段階 社 会 的 欲求       │
                              │
        第 2 段階 安 全 の 欲 求      │

       第 1 段 階  生 理 的 欲 求    低次

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
  まず【3位】を見てみると「仲間意識」とあります。
  これは、上の図でいくと第3段階の「社会的欲求」に相当します。
  「社会的欲求」は、「愛と所属の欲求」とも言われます。
  ある集団、組織に所属していたい、という欲求が人にはあるわけで
  仲間意識を表す言葉は、この欲求を満たしてくれます。

  次に【2位】の「仕事の結果を評価する言葉」です。
  これは人の「承認欲求」に関するものです。
  自分のした仕事を誰かが認めてくれる。
  仕事をするのは人ですので、仕事の評価とは、その人の評価でもあります。
  つまり、「仕事の結果を評価する言葉」とは、その人を承認する言葉であり
  人の承認欲求を満たしてくれるのです。

  最後【1位】の「仕事上の信頼感を表す言葉」では、
  「○○にしか頼めない」という「○○しか」という部分が重要ですね。

  「世界中で君にしか頼めない」と言ったら、背中がかゆくなってきますが、
  でも、そういったことを言いたいわけですよね。

   「あなただけ」。

  人は特別扱いされるのに弱い。なぜなら、本能的欲求を刺激されるからです。
  「あなただけ」は、承認欲求に関するものであり、もう一段上の「自己実現」にも
  関係してくると思います。

  マズロー著『人間性の心理学 モチベーションとパーソナリティー』
  (産能大出版)に、こう書いてあります。
   
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   「自分自身、最高に平穏であろうとするなら、
    音楽家は音楽をつくり、美術家は絵を描き、
    詩人は詩を書いていなければならない。
    人は、自分がなりうるものにならなければならない。
    人は、自分自身の本性に忠実でなければならない。
    このような欲求を、自己実現の欲求と呼ぶことができるであろう」

        『人間性の心理学 モチベーションとパーソナリティー』
                  (著 A.H.マズロー 産能大出版)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4382049245/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  鷹は空を舞い。
  鯨は海をゆき。
  バッファーローは地を旅する。 

  これらの動物は、これらの動物がなりうる動物として本性に忠実である。

  人はどうであろうか。
  残念ながら、そうはいかない。 
  世間や会社の常識に従い、絡めとられ
  自分の「本性」を見失いがちでになる。

  「本性」は、「その人らしさ」と言ってもいいだろう。
  あるいは「その人が生まれ持ったもの」とも・・・。

  つまり、社会の常識や会社の風土にさらされ見失いがちな
  「あなただけ固有のもの」を刺激する何かが
  「あなただけ」という言葉の中にはある。

  「どんな仕事が、自分にしかできないものなのだろうか?」

  そうした自己実現を考えさせる小さな問い、
  そして、それに対する絶え間のない
  でも、あやふやで頼りない「答え」の積み重ねが
  自己実現への道をつくりだしてゆく。

  新人、若手ならば、なおさらであろう。

  自分にとって固有のものには何か?
  社会で、会社で、発揮しうる自分固有の力は何か?
  そして、自己固有の能力を発揮し、
  自分は何に、なりうるのであろうか?

  そんな哲学的な問いに対する答えを導き出すチャンスが
  【1位】「○○にしか頼めない」など仕事上の信頼感を表す言葉、
  の中にはある。   
  

   自分にしかないできない仕事があるからこそ、
   この会社で働く意味があり、価値がある。
  

  上司の言葉によって、もし、
  新入社員や若手社員がそのことに気づかされたら
  彼ら彼女らの「やる気」は、天まで昇りつめるかもしれません。

  〜〜〜

  本日は、これにて・・・。

  桜は咲いていますが「花冷え」の日もあります。
  どうぞ風邪など召されませんよう
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2010年の残り少ない卯月が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

        
                  
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 (^O^)/
                  
                 
 

                                 敬具

   平成二十二年四月八日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、部下のやる気が出る言葉を口にしているだろうか?

 2)私は、やる気を失い、他人のやる気を削いでいないだろうか?

 3)私は、自分のやる気の源を把握しているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
==========================================================
 ◆103℃ WORD◆

                      「その言葉こそ、やる気の源」  
     
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 ◆追伸◆

  先日、伊勢神宮に行ってきました。
  前日の天気予報は雨。しかも強く降るとのこと・・・。
  「せっかくなのに残念だな〜」と思っていると
  翌日、晴れはしませんでしたが、雨はどこへやら。
  傘なしで「内宮」を堪能できました。

  これで3度目の「おかげ参り」となりますが、
  行く度、巨木のすごさに驚かされます。
   ↓↓↓
  http://ameblo.jp/earthship-consulting/day-20100402.html

  3歳の娘を抱っこして巨木にさわっていると、突如、娘が言いました。

   「この木がうちに来るって言ってる」

  不思議な言葉でした!

  さてさて、我が家に木の妖精さんは来てくれているのでしょうか?

  私にはわかりません・・・(笑) 

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【ことば】
 
   「人の欲求を述べることは、人生の本質を語ることとなる」

                          (A.H.マズロー)

        
           『人間性の心理学 モチベーションとパーソナリティー』
                  (著 A.H.マズロー 産能大出版)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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