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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【56通目】「お祭り」終わりは始まり!

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《お祭り》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.12.10
                                 56通目
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  リーダー様へ

  拝啓 銀杏の葉 彩り鮮やか 冬の朝 

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年、いよいよ師走ですね。
  いや〜ホントにはやいものです。
  今年のお正月に何をしたかと思い出してみると、
  ついこの間のように思えます。

  私も41歳となりまして、
  ますます時間がたつのをはやく感じるようになったようです。

  東京の街は、クリスマスイルミネーションがきらきらと輝き華やかです。
  道行く人が、足早に感じるのは、きっと季節のせいないのしょう。

  マフラーを巻いてカシミアのセータを着て腕を組み歩く笑顔のカップル。
  険しい顔をしてビジネスバックを片手に携帯電話を操作するビジネスマン。
  忘年会の後なのか、店の前からなかなか離れようとしない
  顔を赤らめたスーツを着た人たち。
  改札口から人が流れ出すたびに首を伸ばして彼の姿を探す彼女。 
  塾帰りの子どもを手に引きベビーカーを押し歩く母親。
  ガードレールに腰掛け、うつむき、動かない営業マン。

  いろいろな名もなき人々が、
  いろいろな想いで、
  いろいろな事情を抱えて、
  それぞれの2009年を駆け抜け、
  終えようとしています。

  どんな事情があっても、
  どんな辛いことがあっても、
  必ず今年は終わり、そして、新たな年がやってきます。

  今年もまだ半月以上あります。

  どうぞ美しきラストスパートを・・・。

  〜〜〜

  さてさて、話はがらりとかわりまして、
  忘年会はこれからでしょうか?

  もし、もう、すんでいたなら盛り上がりましたか?
 
  これからなら、ぜひ、人と人との「絆」の尊さを確かめ合ってください。

  「忘年会」なんて、日本の古い習慣で、若い人たちにとっては
  「うざい」ものかもしれませんけれど、

   ☆「時代を越えて続いてきたものには、必ずそれなりの意味がある」

  と、思いますので、ぜひ、参加してみてください。
  
  そうですね〜、「忘年会」は、「お祭り」みたいなものです。

  〜〜〜

  お祭りって 
  ワッショイワッショイ声を出して御神輿かついだり、
  お酒を飲んで夜通し踊り続けたり、
  命がけで大木にのって急坂を降りたり、
  それらのことは、現代で発達した合理主義の精神からは、
  まったく意味のないものに思われます。

  「それって意味あるの?」
  「それでどうなるの?」
  「何か得するの?」

  そんな問いが、遠くから聞こえてきます。
 
  しかし、人がいる限り、決して「お祭り」は、なくならないでしょう。

  過疎化でお祭りを実行する人がいなくなって
  そのお祭り自体が消えてしまうことはあります。
  でも、人がいるところに必ず「お祭り」はあります。

   なぜなら・・・時々は、

   ──────────────────────────
    「人にとって、意味の無いことをすることが、
     人にとって、とても意味のあること」
   ──────────────────────────
 
  だからですね。
 
  現代は理性社会です。
  人に理性があるからこそ、社会は保たれています。
  でも、突発的に理性の境界を越えた人びとが、むごたらしい罪を犯し
  社会の規範を乱し、社会を壊そうとします。

  理性の脳に対して、本能の脳がある。

  人間が本能むき出しで生きていたら、社会は成り立ちません。

  だから普段、理性脳が本能脳を抑制しています。
  罪を犯さないように、人の道から外れないように、監視しています。
  でも、ずっとはできないんですね。
  抑えている理性脳にだって、無理がくる。
  
  だから、理性能、本能能、双方のバラスンスをとるために
  理性を外して本能脳が存分に働くように
  よく考えてみるとわけのわからない集団行動を
  社会の正式なシステムとして承認しているのが「お祭り」なんです。

  〜〜〜

  たくさんの男たちが、急坂を大木に乗って駆け下りるのは
  長野県は、諏訪大社の「御柱祭り」ですけど、死人も出ています。
  大阪は岸和田の「だんじり祭」なんか、
  御神輿に車がついたようなもの(地車:だんじり)が、
  ものすごいスピードで街なかを駆け巡り、
  家が、がんがん壊されていきます。

  これって、現代の合理精神でいったら即刻、中止ですよね。
  危なくてしかたがない。
  損害も出ている。

  でも・・・、続けられている!

  それらが開催される年には、何万人もの人が
  そのお祭りを見ようと全国から駆けつける。
  
  「祭り」は、文化として保存する意味がある。

  これは、理性脳によって言語化された正当な理由です。
  「祭り」は、宗教的に色彩の強いものとして、その存在理由もありますが、
  理性脳のたがを外し、羽目を外して、精神のバランスをとることが
  その根本的な目的としてあるわけです。

  そうして、人は日常でうまく理性を働かせ、
  少しは悪いこともしますが、大きくは人の道から外さないよう
  社会的な存在として秩序を守っているわけです。 
 
  暴れようとする本能脳を必死に抑え続けている理性脳を
  慰労してあげるのが「お祭り」とも言えますね。

  そう言いますと、いつも羽目を外している人の正当化の理由を
  与えてしまうようで、いけません。

  だから、たまにはですよね、たまには・・・羽目を外すのは良いことです(笑)
  

  〜〜〜

  さてさて、吉田兼好の『徒然草』(137段)に、こんな一節があります。
    
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

  「車どもらうがはしさも済みぬれば、
   簾、畳も取払ひ、
   目の前にさびしげになりゆくこそ、
   世の例(ためし)も思ひ知られて、あはれなれ、
   大路見たるこそ、祭見たるにてはあれ」

  (現代語訳)
   「帰りを急ぐ牛車の混雑ぶりも終わってしまうと、
    桟敷の簾や畳もとり除くというありさまで、
    見ているうちにものさびしい様子になってゆくのは、
    盛んなものが衰えるという、世の常例も自然にわかってきて、
    しみじみと感じの深いものである。
    祭の行列だけではなく、この日の大通りの有り様を見ているのこそ、
    実は祭を見ていることなのである」

            『徒然草』(現代語訳 安良岡康作 旺文社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  これは、京都の「葵祭り」の風景です。
  吉田兼好は、

   「祭りの後の寂しさ」

  を言っているわけですが、
  「葵祭り」の荘厳な行列を見るだけが「祭り」ではなく、
  牛車が過ぎて、通りにあったいろいろなものが、
  どんどん片付けられていく、その様を見て、盛者必衰の理を感じ、
  それこそまさに「祭り」なのだと、
  「祭り」の全体性を言っているわけですね。

  「祭りのあとの寂しさ」

  寂しがあるとは、その祭りが、よかった、楽しかった、
  嬉しかったことの証明でもある。
  祭りが、たいして楽しくなければ、寂しさもない。
  
  「寂しさ」は物悲しいもの。
  しかし、子細に我が感情を眺めてみると、
  うっすらとした希望がそこにあることを感じる。

   ★「終わりは始まり」

  
  何かが終わった寂しさのなかには
  何かが始まることへの期待や希望がひっそりと隠れている。 
  
  だから、寂しさを感じる時には
  その寂しさにどっぷりつかり、寂しさを存分に味わうのがいい。
  寂しさという闇の中に迷いこんでいくことで、
  微かに光る希望を見いだすことができる。
  闇は濃ければ濃いほど、なお良い。
  なぜならば、闇が濃いほど、光は輝きを増すからである。

   ★「何かを完全に始めるには、何かを完全に終えること」

  しっかりと終えるからこそ、しっかりと始められる・・・・。

  「忘年会」という、ひとつの「お祭り」もまた、
  少し羽目を外して、なんとなく流れてゆく時間に節目をつける意味でも、
  つまりそれは、しっかりと「終わり」を体験するというコトにおける
  大切な仲間との時間なものかもしれません。
 

  今年も後わずかですね。
  2010年をしっかりと始めるために、
  今年も半月とちょっと、しっかりと2009年を終えるために
  あなたの健闘を心より祈っています。 
 

  〜〜〜
  
  本日はこれにて・・・。

  お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にどうもありがとうございます。感謝!感謝です!

  外出する時には、マフラーが手放せない季節です。
  どうぞ風邪など召されませんよう
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2009年「師走」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

      
              「元氣・勇氣・やる氣」で!

             
                  (^人^) 
                 
                                 敬具

   平成二十一年十二月十日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、時には羽目を外しているだろうか?

 2)私は、無駄なことが役にたっているという真理を忘れていないだろうか?

 3)私は、終えることの大切さを無視していないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                             「忙中閑あり」  
     
  
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 ◆追伸◆
  
  2歳の娘がパワーアップしています。(笑)
  夕ご飯の時など、気にいらないことがあると、
  フォークやスプーンを突然、床になげつけ、
  「もういらない」といって、お皿まで投げようとします。

  その勢いたるや、隣に座っている小四の長男が唖然とするほどです。

  機嫌が悪くとなると、本やおもちゃを投げるんですね。
  投げて足で踏んづけたりする。
  ぎゃあぎゃあ泣きわめいて、あたりにあるものを手あたりしだい投げる。
  この間など、踏み台を投げつけて、それが妻の足にあたり、
  妻は怪我をしました。

  2歳でこれです。

  見ていると、まあ「誰に似たんだ」と言いたくなりますが、
  改めるべきところはもちろん改めてもらって
  でも、こうした自己主張する力は、
  娘の生まれもった娘らしさだと思うので
  しっかりと守って育ていかなければいけません。
  バランスをとりながら、じっくりと、ゆっくりと
  この娘の凶暴さとつきあっていきたいと思います(笑)
  
  しかし、「誰に似たんだ」・・・!? 

  毎日が「祭り」のような、師走の松山家です!

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【ことば】
 
  「自分の力では達せられないことを望み、できもしないことを悲しみ、
   やって来そうもないことをいたずらに期待し、
   他人に対してつまらぬ恐れを抱いたり、
   むやみに媚びへつらったりするのは、これは、
   他人から与えられた恥ではなくて、
   自分のやたらに欲ばる心にひっぱられて、
   自分で自身を恥かしめているのである」

                              (吉田兼好)

        
             『徒然草』(現代語訳 安良岡康作 旺文社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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