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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【55通目】「学ぶ体験」つくることそのものに喜びがある〜フロー体験とは!

☆────────────────☆───────────────────☆
《学ぶ体験》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.11.18
                                 55通目
☆────────────────☆───────────────────☆

  リーダー様へ

  拝啓 枯れ葉舞い 椿のつぼみ ふくらんで 

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の霜月も中盤となりました。
  東京はここのところ天気が悪く、
  太陽の光を浴びることの少ない日が続いていましたが、
  今日(11/18)は、青空がひろがりました。

  夜の街はクリスマス・イルミネーションに彩られ華やかです。
  自由が丘の小さなショップの装飾も
  サンタクロースやクリスマスツリーがところ狭しと並べられ
  キラキラと輝いています。

  2009 年、残り1ヶ月半ほど。

  コップに半分、水が入っている。
  「もう半分しか水がない」と嘆くか。
  「まだ半分も水が残っている」と感謝するか。

  「もう今年も1ヶ月半しかないのか」と顔をしかめるか。
  「まだ43日もある!」とモチベーションをあげていくか。

  現実の解釈を変えることで、気持ちは変えていける。

  さあ、充実した「大晦日」目指して、
  今年のお正月にたてた、あの目標や夢を再確認して
  一歩一歩、あせらず、たゆまず、歩んでいきましょう!
    
  〜〜〜

  さて、今日は【学ぶ】ということで何か書けないかと考えています。
  そこで、先日、ブログに書いたことを論の骨格にして
  肉付けをしながら話をすすめていきます。

  流れはこうです。
    
   ───────────────────────
    1)子育ての話→2)縄文土器の話→3)まとめ
   ───────────────────────

  3)に「まとめ」と書いていますが、
  毎度のことで、「まとめ」はまだ思いついていません。
  どんなゴールが待っているか、ウキウキしながら、
  思考の旅に出たいと思います。

  〜〜〜
  
  【子育ての話】

  私の息子が通っている幼稚園の伝統なのでしょうか。

  今年の夏頃からでしょうか、次男(5歳)が、家に帰ってくると
  新聞のチラシを細く細く丸めて、1本の剣をつくるようになりました。
  「伝統なのか」と書いたのは、同じ幼稚園に通っていた長男(10歳)も
  そうした時期があったのです。  

  私は手先が不器用なので、情けないことに、
  この「剣づくり」では、小学4年生の長男に負けてしまいます(笑)
 
  チラシを丸め始める時に、できるだけ細く堅く丸める。
  紙ですので、強度をあげるためです。
  ぎゅっと力を入れ丸め、
  空気が入らないようにするのが、コツのようです。

  で、この剣が1週間もすると我が家のあちこちに散乱しています。
  次男が夢中になって次から次へと作るのです。
  非常にモチベーションの高い状態です。
  これが社員だったら人事評価でAですね(笑)

  では、なぜ次男はそこまで夢中になるのか?

  それは剣をつくること、
  その作業そのものに強い達成感があるからですね。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ☆「内発的動機づけ」
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  まさにそれです。

  「剣づくり」は主に、子どもたちの夕食後に行われます。
  まだ私は晩酌中です・・・・。 

  チラシを丸め、剣が1本できると
  「できた、できた、見て見て」と寄ってきます。
  私はほろ酔い気分で「お〜すごいのができたな〜」とほめてやります。
  すると、その剣を振り回し

  「シンケンジャーだ〜!や〜、と〜」

  と、大きな声を出して、ソファからジャンプしたり
  空中キックをしたりして、リビングを暴れ回ります。

  しかし、これは1分もせずに終わり、また剣を作り始めます。
  剣ができると私のところに見せにきて、ひと暴れして
  また剣をつくりだします。
  これの繰り返しで、まったく飽きることがありません。 
 
  誰かにやれと【命令】されやっているのではない。
  作った後、それを活用しようという、
  例えば、シンケンジャーごっこに使うという
  明確な【目的】があるわけでもないようだ・・・。

   ☆剣をつくることのそのものに喜びがある。
    その喜びが次男をつき動かしている。

  「剣づくり」を始めた頃に比べると、随分と長い剣をつくるようになりました。
  ツバがついたり、連結させて自分の背より高いのもあります。
  バリエーションが豊かなになってきています。

  創意工夫が見られます。  

  ひとつひとつ作っていきながら
  どうすれば満足のいくものができるのか、
  どうやったら自分のイメージしたものに近づくのか
  失敗を重ね、時にふてくされたりしながらも
  無意識のうちに深く【学んでいる】姿は、なかなか頼もしいものです。

  〜〜〜

  【縄文土器の話】

  縄文時代にあらわれ、消えた「火焔土器」。
  (写真はこちらにあります)
   ↓↓↓
  http://ameblo.jp/earthship-consulting/entry-10381693435.html  

  あまりにも高度な造形美に圧倒され
  原始美術のレベルの高さは、現代人の頭脳を鋭く刺激します。

  この火焔土器は、縄文時代中期に出現したとされています。
  今から4000年〜5000年前のことです。
  現在のところ、何らかの宗教的な目的で作られた、
  とされていますが、もちろん、縄文時代にタイムスリップして
  これを作った人に聞かなければ真実はわかりません。

  工芸研究家の出川直樹氏は、火焔土器について、
  日経新聞でこんなことを書いていました。
    
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

  「もの造りには当然目的があるというのは現代人にとって自明の前提だが、
   これをそのまま縄文人にあてはめてしまってよいのか。
   造る先に目的があるのではなく、造ること自体に目的があるとしたなら」

              『日本経済新聞』(2009.11.5付け夕刊)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  何かのために造られたのではなく 造ること自体に目的があった。

  何かができあがってゆく過程、
  その途中に感じる創造の喜び、快感、達成感、
  それらを追い求めて火焔土器はつくられたのではないか。

  〜〜〜

  さて、こことでふとある概念を思いつき、
  どうしても書きたくなったので、こう予定を変更します。
  
   ────────────────────────────────
    1)子育ての話→2)縄文土器の話→3)フロー体験→4)まとめ
   ────────────────────────────────

 【フロー体験】

  あるコトにものすごく集中した時に「10分くらい時間が経過したかな?」
  と思ったら1時間も時が過ぎていた。
  人には、こうした「時間感覚の喪失体験」がよくあります。
  この時「我に返る」という言葉がある通り、
  「集中していた自分」と「我に返った自分」とが
  まるで違った自分のように感じることがあります。
  これは「自己感覚の喪失」ですね。
  「没我状態」にあった、といってもいいかもしれません。

  私も、こうして何かを書いている時によくなりますし、
  習慣としている瞑想をすると、頻繁に体験することです。

  スポーツ選手などからも、極度の集中状態の中で
  周りの風景がまるでスローモーションのように見えた、
  という体験が、よく報告されます。

  そうした「フロー体験」といったら、M.チクセントミハイ氏ですね。
  氏の代表的な著『フロー体験 喜びの現象学』(世界思想社)に
  こんな一文をみつけます。
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

  「最適経験の基本的要素は、それ自体が目的であるということである。
   たとえ初めは他の理由で企てられたとしても、
   我々を夢中にさせる活動は内発的報酬をもたらすようになる。
   (中略)
   「自己目的的」(autotelic)という言葉は、ギリシャ語の自己を意味する
   autoと目的を意味するtelosからきている。 
   それは自己充足的な活動、つまり将来での利益を期待しない、
   することそれ自体が報酬をもたらす活動をいう」    

   『フロー体験 喜びの現象学』(著 M.チクセントミハイ 世界思想社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4790706141/earthshccom0c-22/ref=nosim

    ☆自己目的的体験

 
  何かをした結果や成果によって、喜びを感じたり
  心の満たされたりするレベルが左右されるのではない。

  それをしていること自体に喜びを感じ、
  それをできていることが嬉しくて楽しくて、報酬だと感じる体験。

  〜〜〜

  【まとめ】

  次男が剣をつくっていた時、
  縄文人が火焔土器をつくっていた時、
  彼らは「フロー体験」の最中にいたのかもしれません。

  そして、もし「学ぶことそのもの」に喜びを見い出すことができたら
 
   「学ぶこと」を【敬い】
   「学ぶこと」を【尊び】
   「学ぶこと」を【畏れ】
 
  とても素晴らしい「学びの多い人生」になるのだろうと思います。

  
  ヘッダーでご紹介した「ガイアモーレ」の主催する
  以下のセミナーが間もなく開催されるそうです。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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   http://www.life-university.jp/faculty/list/class014.html

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   http://www.life-university.jp/faculty/list/class015.html
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  こうした案内を見た時に、
  ただ単純に「おもしろそうだから行こうかな〜」と思うのもありだし、
  これは今の職場のスキルとして活かせそうだ、だってありですし、
  ここで学んでキャリアを高めて収入アップを狙う、だってありでしょう。
  動機は人それぞれです。

  M.チクセントミハイは、こう書いていました。
 
  「たとえ初めは他の理由で企てられたとしても」

  そうなんです、それでいいと思うのです。
  極端なことを言ってしまえば、少し不純な動機だって
  「学ぶ面白さ」「学ぶ喜び」「学ぶことの尊さ」を
  ある体験の中で感じることができたら、
  それはそれで、その人にとっての大きな財産になると思います。
  学ぶことは、一生続く課題ですから。
   
  「女の子にモテたいからギターを始めて、バンドを組んだ」
  そうして音楽に没頭していたら、
  メジャーデビューを果たし大活躍をしている。
  これは、多くの一流ミュジーシャンが口にする本音ですね。
  何も「音楽で地球を平和にしたい」なんて最初からは思わない。
  
  ただ、「女子にモテたい」という願望はありながらも
  ギターを弾き始めて、学び、練習し、腕が上達するにつれ
  思い通りに音楽を演奏でき、楽しくて楽しくて仕方がない、
  そんな風に、ギターを弾けることそのものに喜びを感じていた時期が
  きっと多くのミュージシャンには、あったのだと思います。

  もしそうした内発的動機づけがなかったら
  女子にモテた時点で目標は達成されてしまうのですから、
  息長く活動を続けていくことはできず、
  その道でのプロになることはできないでしょう。

  生死をさまよう病から健康を取り戻し
  働けるようになった人たちは、生きていることに感謝し、
  健康に感謝し、そして働けることそのもに強い喜びを感じるといいます。

  仕事の内容ではなくて、業務の種類ではなくて、
  働けることそのものに喜びを感じ、感謝することができたら、
  私たちの人生は、人の心を深く感動させる晩秋の紅葉のように
  彩り豊かになっていくことと思います。
 
  〜〜〜
  
  本日はこれにて・・・。

  お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にどうもありがとうございます。感謝!感謝です!

  東京はかなり冷え込む日が多くなってきました。
  北国ではもう雪が降っています。
  寒さを感じる季節。どうぞ風邪など召されませんよう
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2009年「霜月」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

      
              「元氣・勇氣・やる氣」で!

             
                  (^O^)/
 
                 
                                 敬具

   平成二十一年十一月十八日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、何をしている時に喜びを感じるだろうか?

 2)私は、時がたつのを忘れるような体験を最近しているだろうか?

 3)私は、「働く喜び」を忘れていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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                         「喜ぶと、喜ばれる」  

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 ◆追伸◆

  久しぶりにマーケティング関係の本を読みました。
  ある会でご一緒なので、もちろん本の存在は知っていました。
  ただ、失礼ながらその本を読むことはなく、今日まできました。
  でも、今回、この本は読んでよかったな〜と思います。
  小売店、飲食店など店舗経営されている方には、特にオススメです!

  以下、ご紹介です!

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  それは「1回きりのお客様」ばかり集めているから。
                  
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 以上です。

  ※先日、妻に「あなた歳いくつになったの?」と訊かれました。
   そして「メルマガ間違ってるわよ」と・・・。私の誕生日は9/9でした。 
   あら、ちゃんと読んでいるんですね!     ↓

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【ことば】
 
  「我々は幸福を直接探そうとすることによってではなく、
   良きにつけ悪しきにつけ、自分の生活の一つ一つの細部に
   深く沈潜するこによって幸福になるのである」

                           (M.チクセントミハイ)

        
      『フロー体験 喜びの現象学』(著 M.チクセントミハイ 世界思想社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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