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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【50通目】「未来の可能性」人は変わることができる〜河合隼雄!

☆────────────────☆───────────────────☆
《未来の可能性》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.09.30
                                 50通目
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  リーダー様へ

  拝啓 秋桜が 風に揺られて アキアカネ   

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の長月、最後の日となりました。
  今年も残すところ3ヶ月ですね。

  天気の良い日は、空にいわし雲を見かけます。
  蝉の声はすっかり、聞こえなくなり、
  アキアカネなどトンボたちが元気に飛び回っています。
  暑くもなく寒くもなく、良い季節です。

  季節はいいですが「経済の季節」はどうでしょう?

  昨年のリーマンショックから1年が経過した日本です。
  大企業を中心にした大規模な人員削減も終息しつつあるかと思っていたら
  つい先日、大手航空会社ならびに通信会社の経営上の行き詰まりが
  メディアをにぎわしていました。
  どうも何千人という規模で人員削減が行われるようです。

  先週掲載された、日経新聞での経済予測では、
  業界によっては「薄日」があるものの
  以前として「雨」や「曇り」マークが目立ちました。

  「底入れ」という言葉をたびたび聞きます。
  ですが「時代の空気」としては、厳しい状況がまだ続くのでしょうか。

  〜〜〜

  さて、大企業の人員削減がまだ続くとなると、
  失業率もまたあがるのしょうか?

  私は失職した方からもメールを頂いたり、
  個別にお会いしてお話をお聞きしていますが、
  実際に、そうした立場になってみなければ、
  ご本人の気持ちというのは、本当にわからないものだと思います。

  安易に「その辛さ、わかります」などと、
  決して口にできない底知れぬ「辛さ」が、そこにはあります。

  心理療法家河合隼雄先生は、様々な本で繰り返し次のことを言っています。

   ────────────────────────
   ★「人の心がいかにわからないかということを
     確信をもって知っているのがカウンセラーだ!」
   ────────────────────────

  まさにその通りだと思います。 
  だから、私たちはひたすらに「聴く」のですね。
  
  精神科医などは、「心の中のことをすぐにわかりそうで怖い」
  と、人から距離をおかれることもあるそうですが、
  それは、まったくの誤解であって、
  質問をしたりアンケートをしたりして精神分析すれば
  「その人となり」がわかってくることもあるかもしれませんが、
  100%、しかも、すぐに、わかることなど、まず無いわけです。

  「わからない」から「なおわかろう」と、人の話に耳を傾ける。 

  それほど「人」とは、奥深いものだと思います。

  〜〜〜

  河合隼雄先生は『心の処方箋』(新潮社)で、
  札付きの非行少年にまつわることで、こんなことを書いています。
     
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   『ここで一番大切なことは、
    われわれがこの少年の心をすぐに判断したり、
    分析したりするのではなく、
    それがこれからどうなるのだろう、と
    未来の可能性の方に注目して会い続けることなのである。
    速断せずに期待しながら見ていることによって、
    今までわからなかった可能性が明らかになり、
    人間が変化してゆくことは素晴らしいことである。
    しかし、これは随分と心のエネルギーのいることで、
    簡単にできることではない、
    むしろ「わかった」と思って決めてつけてしまうほうが
    よほど楽なのである。』

                『心の処方箋』(著 河合隼雄 新潮社)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  
  そうなんですね。
  私たちは「知りたがり屋」でもありながら、
  「わかってしまいたいがり屋」です。

  「わかった!」と断定することで、楽になろうとするのです!

  〜〜〜
  
  社内で日々、繰り広げられる陰口や噂話もそうでしょう。
 
 
   「あの人はね、きっと●●だから、×××で、△▲△なのよ」

  よくも裏付けもなく、そこまで断定できるな〜と、
  かつてサラリーマンだった私も、
  職場や給湯室で繰り広げられるそうした話を聞いて、
  妙に感心していたものです・・・(笑)

   「この人はこういった人」
   「その人はそうした人」
   「あの人はあ〜いった人」
 
  断定、つまり「レッテル貼り」をすることで
  私たちは、とても楽になれます。

  逆の見方をすれば、

  【不安定・不確定な状況】を【安定・確定した状況】

  に変化させることで、楽になりたくて
  私たちは、陰口や噂話に盛り上げるのだとも言えます。

  まるで、その人やその未来は「そうである」と
  断定するかのように・・・。

  〜〜〜

  あなたの深い人生のお話に耳を傾ける私が、これでは困ります。
  大切にしたいのは、河合先生の一文にあったこの言葉ですね。

    ──────────────
     ★未来の可能性に注目する
    ──────────────

   逆境のなかで声をあげることができずにいる方。
   運命に翻弄されている方。
   周囲の人になかなか弱音を吐けない方。
   「強さ」という鎧をまとい、動けなくなっている方。
   思い通りの人生を描けなくて心で涙している方。    
  
  どうぞこの言葉を忘れないで下さい。

    ───────────
     ★未来の可能性
    ───────────
 

  現在の状況を分析して、その原因をつきとめることは大切でしょう。
  なぜ、そうなってしまったと、反省することも大事でしょう。
  犯人探しをして、誰かを責めることだって時には必要かもしれません。
  
  でも、そのことで自分を責めて、卑下して、傷つけて
  過去の自分に今の自分を誘拐されて、
  今を生きるあなたの心のエネルギーをどんどん消耗させることは
  未来のあなたが望んでいることではありませんね。

  誰にだって「未来の可能性」はあります。
  どんな人の未来だって確定していないのです。
  だから変えることができるのです。

  〜〜〜

  1年や2年という時を越えて、ふっと「カウンセリング・セッション」の
  お申し込みのあることがあります。

   「あの時かなり辛そうだったけど、大丈夫だったかな〜
    これだけ時間があいたから、
    きっとあの時、私が失礼なことをしたのかもしれない」

  そう、内心ドキドキしながら部屋で待っていると
  まるで別人のような明るい表情をされ、
  はつらつと人生を歩まれている方々とお会いすることがあります。

  そうした時に、つくづく思うのです。
 

   ★「人は変わることができる」

  あなたが「私はこうした人間なんです」と、
  自分を断定して責めていても
  あなたは必ず変わることができるのですね。

  なぜならば、未来の可能性は、
  あなたが決めることがだからです。

  年齢は関係ありません。

  〜〜〜
  
  哲学者フランシス・ベーコンがこんなことを書いています。  
 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
 
    「運命の歩みは空の銀河に似ている。
     銀河は多くの小さな星の集合もしくは塊(かたまり)である。
     小さな星は散在していてよく見えないが、
     いっしょになって光っている。
     同様に、多くの小さな、ほとんど見分けがつかない徳性が、
     というよりむしろ能力や習慣があって、
     それらが人をしあわせにするのである。       
                    
          『ベーコン随想集』(著 F・ベーコン 岩波書店)より
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  人生には、自分が見えなくなることがあります。
  自分の徳性や能力がわからなくなってしまう。
  夜空に弱々しく光る星のように・・・。

  でも、あなたの能力はなくなったわけではない。
  確かに光っている。
  光をはなっている。

  その光が鈍くなっていても、徳性や能力はどんな人にでもあり、
  辛い時は、それらのものが何なのか
  見分けることが少し難しくなっているだけなのです!

  だからどんな時代でも、
  どんな状況でも、忘れないでほしいのです。

   あなたにある「未来の可能性」を・・・。

  私たちは変わることができます!
  変わることができる。
  それこそ、人の尊い力です!

  〜〜〜

  本日はこれにて・・・。

  お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にどうもありがとうございます。感謝!感謝です!

  落ち葉が目立つ季節となりました。
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
   
  そして、2009年「長月」最後の日が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

      
              「元氣・勇氣・やる氣」で!
             
                 
                  (^人^) 

                                 敬具

   平成二十一年九月三〇日

                              松山 淳より

=====================================================
 
 ◆自問自答◆

 1)私は、自分の可能性を自分で決めつけていないだろうか?

 2)私は、自分の未来は「こんなものだ」とあきらめていないだろうか?

 3)私は、自分の可能性にかけているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
====================================================
 ◆103℃ WORD◆

                      「未来は【今、ここ】から始まる」  
     
====================================================

 ◆追伸◆

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   評価と給料が“適当”に決められていると誤解するからです。
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【ことば】
 
   「未知の可能性の方に注目して、
    そこから生じてくるものを尊重しているうちに、
    おのずから処方箋も生まれでてくるのである」

                              (河合隼雄)

        
                『こころの処方箋』(著 河合隼雄 新潮社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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