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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【40通目】「死と後悔」死ぬときに後悔すること!

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《死と後悔》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.06.19
                                 40通目
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  リーダー様へ

  拝啓 梅雨の空 雲の隙間に 渡り鳥

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の水無月。
  東京は梅雨の季節となり、毎日のように雨が降っています。
  でも、「毎日のように」であって、
  やはり「やまない雨はない」。
  梅雨の合間に見せる目映いお天道様は、

  「あって当たり前」と思っている人間に
  当たり前にあるもののありがたさや尊さ

  を、思い出させてくれるようです。
  
  自分の命、他人の命もまたそうかもしれません。

  〜〜〜  

  ある方とご縁があり、
  
   ◆『死ぬときに後悔すること25』(著大津秀一 致知出版社)

  という本を頂き、読みました。

  作者は1000人の死を見届けた終末医療に従事する方です。
  終末医療。
  ターミナルケアという言葉の方がピンと来る方もいるかもしれません。

  死を覚悟しなければならない状況におかれた人々に対して
  「延命」を目的とするのではなくて、
  身体的、精神的苦痛をやわらげていくことで、
  人生の終末期に人間としての尊厳を確保していくことを主目的とします。

  この本では、そうした終末期に

  「人はどんなことを後悔するのか」

  その主だったものを25羅列し、解説しています。  

  私も40歳という年齢に達し、
  それはつまり日本人の平均年齢からいくと、
  人生の折り返し地点を過ぎたことを意味し、
  だからこそこうした本を読みますと、深く考えさせられるものがあります。

  一読し、いくつかの文書に蛍光ペンがひかれました。
  まずこちら。  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

    「死ぬ前に後悔するのは、夢がかなわなかったこと、
     かなえられなかったこと、そのものよりも、
     むしろ夢をかなえるために全力を
     尽くせなかったことにあるのかもしれない」   

      『死ぬときに後悔すること25』(著大津秀一 致知出版社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4884748522/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  この一文にピンと来るのも、私の性格的なものももちろんありますが、
  40歳という働き盛りの年齢であることと深く関係していると思います。
  また、自分は全力を果たして出しているだろうか?という反省もあります。

  相田みつをさんの言葉が思い出されます。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ★「できなかったのではないんだな。やらなかったのだな」
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 
  「今年もあれができなかった、これができなかった」

  そんな風にして、年末を迎える。
  他人のせいにして、会社のせいにして、景気や政治家や国のせいにして、
  除夜の鐘に耳を傾け、ふと思います。

   「できなかったのか?やらなかったのか?」

  全力を尽くさなかったことの物悲しさ、後悔は、
  人生の終わりにおいて、さらに強まるようです。  
    
  〜〜〜
 
  さて、ここで日経新聞で読んだある記事を
  急に思い出し古新聞をまとめてあるかごをガサガサとあさり、
  切り抜きをしてきました。
 
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   「仕事もすることもなく、ボランティアをすることもなく、
    飲みに出かけることもなく、ひたすら家にいた。
    本を読んだりラジオを聞いたりはするが、
    これと言って特別な趣味があるわけではなかった。
    私たちが母と二人で旅行に行くよう手配すれば、一緒に行って
    「ええ旅じゃった」と喜んでくれたが、
    自分からどこかに行こうとはしなかった。
    25年そのように暮らして90歳になった年のお盆の中日、
    夜床につきそのまま眠るように逝ったのだ。
    最後まで自分の足で歩き、おいしく食事を頂き、
    私たち姉妹のことを気にかけていたという。
   
               『日本経済新聞』(09/6/16付け夕刊)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  元NHKのアナウンサー山根基世さんが書いた一文であり、
  登場する人は、山根さんのお父様のことです。
  山口県庁を定年まで勤め上げ、外郭団体で第二の定年を迎え、
  その後の人生についてです。
  
  「基世」という名前を、このお父様がつけたのかはわかりませんが、
  「世の基本」となる「無私の精神」を持った方だったのではと思います。
  父は「火宅の人」ではなく「家宅の人」になったと書いています。

  「火宅」とは、法華経から出た言葉であり、辞書(大辞林)にこうあります。

  「煩悩(ぼんのう)や苦しみに満ちたこの世を、
   火炎に包まれた家にたとえた語」

  煩悩は人の我欲から生まれ出る。
  我欲から苦しみが生まれ、そうして悲劇が引き起こされる。

  山根さんのお父様の老後を「つまらない人生だ」
  などと一蹴することを、恐らく、私たちはできませんし、
  手の届くことのできない名もなき人の「無私の精神」の境地に、
  私など我欲にまみれた人間は、ただ、ただ、頭を下げるばかりです。
  
  〜〜〜

  『死ぬときに後悔すること25』(著大津秀一 致知出版社)
  にこうありました。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   「怒っていても、泣いていても、笑っていても、変わらず一生は
    過ぎるものである。だったら笑っていたほうが得ではないか。
    しかし感情に乱されずしなやかに生きるためには、
    強靭な精神力が必要となる。
    強い心を磨き、月下の池のような鏡面の心であれば、
    どんな苦難もさざ波にすらならぬだろう。
    感情に振り回され、特に否定的感情にとらわれたまま生涯を過ごせば、
    残るのは後悔ばかりである。
    冷静な心の先に、笑いを見出すことができれば、
    後悔は少ないに違いない」 
  
      『死ぬときに後悔すること25』(著大津秀一 致知出版社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  この一文があった小見出しは25のうち8番目のもので、

   ◆「感情に振り回された一生を過ごしたこと」
  
  人生の終わりを迎える境地において、
  それまで起きてきた人生の障害など、さほどのことではなく
  どうしてあんなに怒ったり泣いたり感情的になってしまったのか・・・、
  そう「人は後悔する」のだそうです。  

  山根さんのお父様の老後を、40歳という年齢の私が
  正確にとらえることはできません。
  もしできると言ったら、私は嘘をついているのでしょう。

  あちこち旅行をしたいし、仕事でもまだまだやりたいことはありますし、
  おいしいものも、もっと食べたい。正直な気持ちです。

  でも、それらのことをやり尽くしたからといって
  その境地に至れるわけではないのだということは、わかります。
  日々の精神をどのように自律的に作動させているかによって、
  可能になる境地なのだと・・・。
  
  世の偉大なる経営者やリーダーが
  「晩節を汚す」ケースを私たちは知っています。

  偉大なる業績を残し、
  偉大なる人物として歴史に名をとどめる寸前にて
  悪事に手を染めてしまう。
  いや、染め続けていたことが
  やっと発覚したというケースの方が多いのかもしれません。  
  
  〜〜〜

  終末期、ある人が言いました。
  
  「成功するためには、たくさんの人を犠牲にした。
   僕にかかわった人は、幸せではなかったろう。
   蹴落としもした。
   全ては自分のためだった」

  作者、大津秀一氏は書きます。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   「人をいじめることがよくあるのなら、心を入れ替えたほうが良い。
    優しさが足りないのならば、優しさを意識したほうが良い。
    それらは死が迫ったときの、後悔の一因となる。
    他を蹴落とし、どんなに勝負に勝ってきたとしても、
    同じように努力して勝利できないものが死である。(中略)
    他人に心から優しくしてきた人間は、
    死期が迫っても、自分に心から優しくできるだろう。
    だから真に優しい人は、死を前にして後悔が少ないのである」 
  
      『死ぬときに後悔すること25』(著大津秀一 致知出版社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4884748522/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  
  誰もが充実した人生を送りたいと思う。
  何を実らせ、何で自分を充たすのか。
  成果は何であり、報酬は何か。

  安易に、物質的な成果が心を充たすことはない、などとは書かない。
  日本の文化が創り出す芸術品の数々が、
  精神を成熟させる一助になることは間違いない。

  だからといって人の「心」を無下に扱い、我欲でからめとり、
  自己の都合のよいように人を操作することの愚かさを骨身に沁み
  いつでも自分を戒め、生きていたいと思う。
 
  「もの」と「こころ」を対立させ、
  どちらが上か下かなどの論争するのではなく
  「こころ」はやっぱり、大事なのだと言いたい。  
  
  なぜならば、死ぬときに後悔するのは、
  やはり、人の「こころ」だからである。

  『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)も
  そんな想いで筆をすすめました。
  http://www.earthship-c.com/7letters.html  

  どうぞ、後悔なき人生を・・・。

  私もそう生きたいと、ささやかながらに思います。

  〜〜〜

  さて、本日は、これにて終わります。
  
  お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にありがとうございます。感謝!感謝です!

  梅雨。青空が恋しい季節。
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
  
  そして、2009年の「水無月」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

      
              「元氣・勇氣・やる氣」で!
             
                 
                  (^O^)/       

 
                                 敬具

   平成二十一年六月十九日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、「後悔」することを、今、何かしていないだろうか?

 2)私は、「後悔」しないように、今、何をしているだろうか?

 3)私は、「後悔」したことを、次に、活かしているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                          「後悔が人を成長させる」  

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 ◆追伸◆

  最近、3番目の子(2歳)が、「僕はね」「僕はこうするの」と連発しています。
  3番目は女の子で、上の二人が男の子なので、
  どうもうつってしまったようです。
  
  つい先日など、2番目が立っておしっこをするのを
  じ〜と見ていまして、それからしばらくて3番目が
  「おしっこ、おしっこ」と言いながら、書斎に入ってきたので、
  トイレに連れていき、便座に座らせると、

  「違う、違う」と大泣きし始めました。

  私はわけがわからず、「何が違うんだ」と、便座から下ろすと
  なんと立っておしっこをしようとしているのです。

  「ちょっと待った〜」

  と、つい大声を出してしまうと、さらに泣き声のボリュームがあがり、
  ホトホト困り果てました。

  どうも自分を「男の子」だと思っているのか・・・(汗)
  
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【ことば】
 
   「明日死ぬかもれいないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない」

        
                         (緩和医療医 大津秀一)

   
        『死ぬときに後悔すること25』(著大津秀一 致知出版社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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