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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【39通目】「理念経営-3」気持ちを前向きにするのが理念!

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《理念経営-3》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.06.12
                                 39通目
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  リーダー様へ

  拝啓 雨の音 恵みが沁みる 大地かな

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の水無月。
  紫陽花が、こんもりと咲き、人の心を潤しています。
  いよいよ6月となり、今月が終われば、
  2009年の半分が終わったことになります。

  大晦日には笑顔で紅白歌合戦が見られるように、
  がんばっていきましょう〜!

  〜〜〜  

  さて、私の3冊目の本ですが、お陰さまで、先週、やっと脱稿いたしました。
  原稿は、私の手元を離れ、
  後は、出版社の担当編集の方にチェックして頂き、
  印刷機がぐるぐる回って、できあがるのを待つばかりです。

  ・・・で、正式な発売日が決まりました。

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   ★6月24日(水)です!
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  とはいっても、本屋さんに配本されるのにタイムラグがありますので、
  その週の土日ぐらい(27日〜28日)には、
  主要都市の大型書店に並んでいるかと思います。

  ちなみに、装丁デザインは、こんな感じです!
  ↓↓↓
  http://ameblo.jp/earthship-consulting/day-20090608.html

  シンプルな感じで、とても気にいっています。

  それから、今回もめげずに、と言いますか、
  出版社の方からの強い要望もありまして、
  「アマゾン・キャンペーン」をしようと思います。

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    ◆期間は6月29日(月)〜7月1日(水)の3日間 
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  特典は、前回同様、このメルマガや私のブログの言葉をまとめたpdfファイル、
  それから、【絶版】となり市場にほとんど無く、
  アマゾンで定価以上の値段がついている(いいのか悪いのか、微妙な心境です)

   ★『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)

  を抽選で10名の方に、プレゼントしようと思います。

  また、キャンペーンのページが出来ましたら、お知らせ致します。
  どうぞ宜しくお願い致します。

  〜〜〜  

  それでは、本編へ・・・引き続き「理念経営」についてです。
  
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   【仮説】「理念」が浸透している企業では
        従業員のやる気やパフォーマンスが高い
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  前回は、京大の高巌客員教授がたてた仮説が調査で裏付けられた、
  といったことを書きました。
   
  ただ、肝心なのは「理念」を浸透させる、たゆまざる努力と工夫ですね。

  「理念」を設定して、額縁に入れて、リーダーが満足して、
  社員になんらメッセージを発信しなければ、
  「理念」は社員の頭のなかで腐食し、朽ちていくだけ。

   「うちの会社に理念なんてあったけ?」と・・・。 

  そこで、リーダーが手をかえ品をかえ、メッセージを発信する。
  これってやっぱりとても大事だと思います。
  社員の皆さんって、やっぱり、

  「この会社はこれからどうなるの?」
  「トップやリーダーは何を考えているの?」
  「我が社はどこへ向かおうとしているの?」

  こうしたことを、いつも心配したり、疑問に感じています。

  ですので、その疑問に、「答える」ようなかたちで、
  折を見て、我が社の、我が事業部の、我がセクションの未来像を話すことは、
  お忙しことは重々承知していますが・・・、  
  やはり、リーダーの大切なお仕事かと思います。

   なぜなら、未来を提示することは、
   部下の「モチベーション」に深く関わる問題だからです。

  〜〜〜

  さてさて、もちろん、リーダーが語るだけでは不十分で、
  「理念」を浸透させる、現場レベルでの取り組み、工夫もある。

  こうした事は、どの会社でもしているかもしれませんが、以下、
  北海道・小樽運河のほど近くにある洋菓子店「ルタオ」を運営する
  「寿スピリッツ」の子会社「つきじちとせ」の事例です。

  「つきじちとせ」は1998年に自己破産しています。
  「寿スピリッツ」の河越社長が、経営理念を重んじる企業風土を
  定着させながら、再建しているわけです。

  さて、その朝礼は、こんな風です。     
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

    まず壁に掲げられた経営理念を唱和する。(中略)
    「今日は60ページです」
    女性の発言に応じて、従業員は手帳を開く。
    女性は短い文章を読み上げ始めた。
    「人間は誰しも認められたいと願っている。
     認められることで人は高みに上がる」(中略)
    読み終えると、手帳から視線を上げる。
    「自分がやっている作業について話します」。
    女性は、製造ラインで手がける作業について話す。
    「こうして作られているものが、お店に並んでお客様に喜んで
     いただけていると感じることは、何とも言えない喜びです」。
    手帳に書かれた訓話の内容を、自分の体験に置き換えて語ったのだ。
    話し終えると、拍手がわき起こる。
    続いて使命された別の女性が発表に対する感想を話し始めた。
    
            『日経ビジネス』(09.4.20号)(日経BP社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  以上の朝礼には、心理学的に3つのポイントがあります。

  ─────────────────────────────────
   1)自己体験へのフィードバック!

     皆で大きな声で闇雲に、理念を読み上げて終わるのではなく、
     自分の体験と結びつけて語ることで、理念と体験がリンクし、
     「理念」が「こころ」と「からだ」に浸透していく。
  ─────────────────────────────────
   2)「理念」が人間心理を洞察している!

     美文ではない、人の心理を考え抜いた言葉になっている。 
     しかも「60ページ」ということは、その他、さまざまな
     人の機微に関する言葉や文章があるわけで、
     内容そのものを読むだけで新鮮であり、
     毎日、短い、同じ言葉をただ、繰り返し口にしているのとは、
     決定的に違っている。
  ─────────────────────────────────
   3)「拍手」「他者からのコメント」で、承認欲求を満たしている! 

     自分のした行動に対してフィードバックがあると、
     自己承認された感覚を持つことができ、人はモチベーションが高まる。
     「拍手」と「他者からのコメント」という2つもの要素が
     発表者の心を決して無駄にしていない。
     また、「他者へのコメントをする」約束があるので、
     他人の言葉にしっかりと耳を傾ける習慣ができ、
     朝礼が無駄になっていない。      
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  〜〜〜
  
   再建のプロフェッショナル河越社長は言います。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   「マイナスの気持ちが蔓延すれば、
    どんな経営手法を導入しても企業は強くなれない。  
    発想を変えて前向きな気持ちにさせる言葉が『理念』なのです。」
   
            『日経ビジネス』(09.4.20号)(日経BP社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  まさにその通りですね。
  企業風土、つまり、「土」が腐っていたら、
  そこにどれだけ質の良い「種」(経営手法、戦略)を蒔いても
  決して芽を出すことはありません。

  では企業風土とは何か。
  それは、経営トップから担当者や現場の人まで、
  その会社で働く人たちの日頃の行動ー思考パターンや口癖や個人の性格など、
  それらが集合して無意識のうちにつくり出された「パターン」です。

  そして、多くのケースでは、「どういった風土になっているか」
  について、中の人たちでは、わかりません。
 
  転職してきた人たちは、感じているかもしれません。

   「なんか違うな〜」と。

  でも、だんだんとわからなくなってしまうんですね。
  なぜなら、人は「適応」する力を持っているからです。

  よく他人の家にお邪魔すると、自分の家と違う臭いがして違和感を持ちますが、
  数時間もいると、その違和感はだんだんと薄れてきますよね。
  もちろん、最後まで違和感が消えることはないのですが・・・。

  でも、人間って「慣れる」のです。

  だからこそ、時々、「どうなんだろう?」と、
  リーダーは、外に出て、社外の人に触れ、話を聴き、
  自社の状況を疑ってみる必要があるのですね。
     
  それはマイナス面ばかりでなく、こうしたことがよくあります。

  「うちに会社って、いいところもあるな〜!」
  「うちの部下って、意外の真面目で、がんばり屋なんだ!」
  「うちの会社、まだまだ捨てたものじゃないぞ!」

  不平不満ばかり言っていたけど、
  世の中、上を見れば切りがないわけで、下を見てもきりがないのです。

  ただ、このことだけはリーダーとして
  頭の片隅にしまっておいてもらえたら・・・。

   ★「理念」と「損得」は一致する。

  まさに・・・、
   
    ━┓━┓━┓━┓
   ★理 念 経 営
    ━┛━┛━┛━┛
 
  「100年に1度の危機」は、日本人がもっていた素晴しい経営観、社員観、
   そうしたことを、もう一度、思い出させてくれるチャンスの時だと思います。
 
  リーダーですから、辛いことも、腹のたつことも、
  泣きたくなることも、正直、あると思います

  でも、そこをなんとか・・・どうぞ宜しくお願い致します。

  〜〜〜

  さて、本日は、これにて終わります。
  
  お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にありがとうございます。感謝!感謝です!

  いよいよ梅雨の季節ですので、
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
  
  そして、2009年の「水無月」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

      
              「元氣・勇氣・やる氣」で!
             
                 
                  o(^-^)o       

 
                                 敬具

   平成二十一年六月十二日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、「理念」の無駄遣いをしていないだろうか?

 2)私は、「理念」泥棒になっていないだろうか?

 3)私は、「理念」を無視していないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
======================================================
 ◆103℃ WORD◆

                           「理念が人を伸ばす」  

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 ◆追伸◆

  このメルマガを書いている途中、4歳の次男が書斎に入ってきました。
  「お父さん、これあげる」
  と言われて、手渡されたものは、手作りの小さな「鎖鎌」でした。
  ダンボールで鎌(かま)の部分がつくってあり、
  そこに、青いビニールテープで「麻ひも」が、つながっています。

  今、息子たちは「ナルト」という忍者アニメに、はまっています。
  どうもそれで「鎖鎌」などという物騒な武器をつくり出したようですが、
  なんとも稚拙なその武器は、とても武器とは呼べるものではなく、
  ちょっとすると「麻ひも」の部分がとれそうで
  つい、「なんだこれって!」文句、言ってみたりして・・・・。

  でも、うれしいんですね、私・・・。

  相手をしていたら、メルマガを書く時間が、
  すっかり伸びてしまいましたが、
  伸びた時間の分だけ、大切ものを失わずにすんだようです!

  大切なことって、やっぱり、手間ひま、時間がかかるのですね。
 
  ありがとう! 手作りの「鎖鎌」。

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(40才)
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【ことば】
 
   『再建が軌道に乗るまでには数年は時間をかける』
 
                         (ケイシイシ社長 河越誠剛)
  
                『日経ビジネス』(09.4.20号)(日経BP社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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