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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【37通目】「理念経営-1」生命のないところに未来はない 相田みつをと手塚治虫!

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《理念経営-1》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.05.15
                                 37通目
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  リーダー様へ

  拝啓 水やりに 時を忘れる マーガレット

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の皐月も中旬ですね。
  先日は、東京も27度まで気温があがり、湿気もかなりあり
  夏を思わせる陽気でした。
  その日、次男(4歳)は、ちょうど都内の公園へ遠足だったようです。
  妻曰く、次男は友だちときゃあきゃあ騒いで走り回っていたら、
  暑さで顔が真っ赤になり、大変だったとか・・・。
  その日、夕ご飯を食べ横になったら、大好きな就寝前の絵本の読み聞かせを
  ねだることなく眠ってしまいました。

  思いっきりからだ動かして、疲れる。そしてぐっすり眠る。

  これっていいことです。
  疲れないように、疲れないようにと、力の出し惜しみをすると、
  人間って逆にそのことに神経を使い、変な疲れ方をします。
  
   「心地よい疲れ」忘れていませんか?

  そんなことを書いていたら、相田みつを氏の詩を思い出しました。
  

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

      本気

     なんでもいいからさ
     本気でやってごらん
     本気でやれば
     たのしいから
     本気でやれば
     つかれないから
     つかれても
     つかれが
     さわやかだから   

                       
              『相田みつを美術館』にて購入した絵葉書 より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  相田みつを氏の言葉は、ホントに世の真理をとらえています。
  幼い子どもたちが、あんなにぐっすり眠るのは
  遊びはもちろん、生きているのに「本気」だからなのでしょう。 
   
  〜〜〜  

  さて、そんな我が家の子どもたちですが、
  最近、『鉄腕アトム』のDVDをよく観ています。
  誰かからプレゼントしてもらったようです。

  で、その『鉄腕アトム』が1963年放映の映像で、
  つまり私が生まれる前に放送されていた白黒のものなのです。

  40年以上に製作された作品を、今の子どもたちが
  楽しそうに観ている。
  さぞ、手塚治虫氏も天国で喜んでいるのではないでしょうか?

  今年2009年は、手塚治虫氏没後20年、生誕80年という節目になります。
  様々なイベントが企画されていて、
  ハリウッドが『アストロボーイ』というタイトルで「鉄腕アトム」を
  製作中であることをご存知の方も多いと思います。
  声優にはあのニコラス・ケイジも参加するそうですね。
 
   2003年4月7日・・・これがアトムの誕生日です。

  現実の世界に、まだアトムほどのロボットは誕生しませんが、
  手塚治虫氏は、科学技術の進化を願って
  アトムの描いてたわけではありません。

  手塚治虫氏の数少ない著『ガラスの地球を救え』(光文社)に
  こんなことが書かれてあります。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

    思えば、『鉄腕アトム』を描きはじめた昭和二十六、七年ころは、
    ものすごい批判が教育者や父母から集中し、
   「日本に高速列車や高速道路なんて造れるはずがない」とか、
   「ロボットなんてできっこない」とか、
   「滑稽無糖だ」などと大いに怒られ、
   「手塚はデタラメを描く、子どもたちの敵だ」とまで言われた
    ほどでした。
    ぼくは、それでも描きつづけたわけだけれど、批判の嵐の中でも
    我慢しながら描きつづけることができたのは、たとえロボットの
    激しい戦いを描いても、ぼくは自然に根ざした 生命の尊厳
    を常にテーマにしてきたからだと思います。
    生命のないところに未来はない。  
 
          『ガラスの地球を救え』(手塚治虫 光文社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

   ★生命のないところに未来はない。 

  そうした確固たる【理念】が手塚氏にはあり、
  だからこそ、今なお人を引きつける何かがあるのだろうと思います。
  
  私は漫画はほとんど読まないのですが、
  最近、まとめ買いして一気に読んだのが、
  浦沢直樹氏が描いた『プルート』(小学館)という作品です。

  この作品のベースになっているのが、
  『鉄腕アトム/地上最大のロボット』です。
  浦沢直樹氏の漫画の原体験はこの作品にあるそうです。
  実は、長男(9歳)がまだ幼稚園の頃、
  どこかの古本屋さんでこの本を手に入れ、子どもの本棚にあります。
  
  浦沢氏の繊細なタッチによって
  今に生き返ったロボットたちですが、
  この作品での戦闘シーンは、さらに激しくリアルになっています。

  しかし、そうした暗黒面を鋭く描写すればするほど
  ロボットが進化しどんどん人間に近くなっていきながら、
  それでも、何か決定的な違いがあることが浮き彫りになり、
  浦沢氏ならではの

   ★生命の尊厳

  つまりは、「生命のないところに未来はない」という
  手塚氏が大切にした【理念】が明確になってくるのだと思います。

  〜〜

  手塚治虫氏なき今、手塚プロダクションを率いているリーダーは、
  松谷孝征(たかゆき)社長です。
  松谷氏は手塚氏の元担当編集者で、手塚氏がじきじきに出版社に訪れ
  引き抜いたそうです。

  現在の手塚プロダクション・・・・。
  手塚氏が残した膨大なる作品やキャラクターが存在するにもかかわらず
  その資産を活用して「どうしてディズニーのようにならないんだ」と
  皮肉を言われる。
  
  それに対して松谷社長は先月の日経新聞で、
  こんなコメントをしています。  

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   『自分たちの身の丈以上を考えたら、
    手塚の心が置き去りにされるような気がします。
    マネジャーを十六年間、務めましたが、手塚の頭の中はいつも
    子どもに何を伝えるかでいっぱいでした。
    子どもの時代に戦争を経験し、平和がいかに大切か、
    命がいかに大切かを感じた。
    一木一草から地球、宇宙まで、すべてが命でつながっていると考えて、
    一生懸命、「火の鳥」などの作品にしてきた。
    自分たちの今の作品からそんな思いが伝わるなら、
    手塚は喜んでくれるはずです。
    みんなによく言うんです。
    手塚のことを考え、いい仕事かどうかを考え、
    あとはみんなで生活できるくらいの利益が出ればいい、と。
    みんなは外で言っているらしいです。
    「うちの社長ね、金もうけしなくていいって言うんだよ」と。』

      
          『日本経済新聞』(09.4.20付け夕刊「人間発見」)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

   
  売上・利益至上主義で、「売上あげろ、利益だせ」と
  上からいつも怒鳴られている部下の人たちが、この話を聞いたら
  「なんていい会社なんだ!」と思うかもしれませんね(笑)

  ただ、ここで大切なことは、「もうけなくていい」というコトではなくて
  手塚氏の【理念】を引き継ぎ、その【理念】をベースにし、
  ぶれずに経営スタイルを守っていることです。まさに・・・、

    ━┓━┓━┓━┓
   ★理 念 経 営
    ━┛━┛━┛━┛
 
  恐らく、「ディズニーのように!」と思えば、
  もちろん一朝一夕にはいきませんが、そうした拡大戦略もとれるのでしょう!

  でも「そうしない」ということは
    「そうしない」ことで、
    もっと大切なことを子どもたちに伝えられる、
    その価値や意義をリーダーが本気で信じているからだと思います。

  〜〜〜

  さて、「理念経営」というテーマでもう少し書いていきたいので、
  本日は、これにて終わります。
  
  お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にありがとうございます。感謝!感謝です!

  心地よい季節ですが、新型インフルエンザなどで騒がしい昨今です。
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。
  
  そして、2009年の「皐月」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時間となることを
  心よりお祈りしています。

      
              「元氣・勇氣・やる氣」で!
             
                 
                  (^O^)/        

 
                                 敬具

   平成二十一年五月十五日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、一番大切にしなければいけないことを忘れていないだろうか?

 2)私は、見栄ばかりはって【理念】がぶれていないだろうか?

 3)私は、リーダーとしての【理念】を大切にできているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
=====================================================
 ◆103℃ WORD◆

                       「理(ことわり)を念じる」  

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 ◆追伸◆

  2歳の子どもが4歳の子を叩き泣かせています。
  
  次男は、叩かれても手を出してはいけないと、ぐっと我慢しています。
  2歳となると、もう力をついてきて、顔を叩かれたりすると
  大人でもちょっと痛いものです。
  
  パシッ!(がまん)バッシ!(がまん)バッシ!・・・うえ〜ん(泣)

  長男は9歳で、次男は4歳で、年の差があるので、
  次男が小さい時には、喧嘩になりませんでした。
  さてさて、我が家では、これからしばらく大変そうです!

  ただ、家での喧嘩ぐらいであれば、それも

   ★「生命の尊厳」

  を知るよいきっかけですので、傍観せず介入し過ぎずで、いきます!
    
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【ことば】
 
   『しかし、それでもなお、やはり、ぼくは人間がいとおしい』

                            (手塚治虫)
 
               『ガラスの地球を救え』(著 手塚治虫 光文社)

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【業務連絡】

  前通(09.05.08配信)にて以下の文章がありました。
  ─────────────────────────────────
   『大事を成さんと欲すれば宜しく先ず小事を務むべきなり。
    大事を成さんと欲して小事を怠り其の成り難きを憂えて、
    成り易きを務めざるは小人の常なり。
    小事を務めて怠らざれば則ち大事必ず成る。』      
  ─────────────────────────────────

  この文の引用を『年輪経営』(著 塚越寛 光文社)としていましたが、
  正しくは、以下の書籍です。ここに訂正させて頂きます。

   ◆『二宮尊徳一日一言』(編 寺田一清 致知出版社)

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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