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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【32通目】「人知れず」ディズニーランドのキャストから学んだ陰の努力!

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《人知れず》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.03.25
                                 32通目
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  リーダー様へ

  拝啓 青空と 桜が笑う 春の道

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の桜たちが咲き始めています。
  今年の開花は予想どおりですね!
  我が家の近所にある桜並木は、まだまだ満開ではありませんが、
  ソメイヨシノたちがほころび、通る人の足を止めています。

  天候にもよるのでしょうが、
  来週の今頃には満開になっていそうです。

  桜を見ると心がはずみます。
  何か、とても楽しいことが起きる予感がします!
     
  今年の桜の季節も、あなた様にとって
  「楽しいこと」がたくさん起きることを祈っております。

  〜〜〜

  さて、先週の三連休は日本の楽しいところ
  ベスト10に入るであろう
  東京ディズニーリゾートへ行ってきました。

  凄い数の人でした。
  
  二日に分けて「ディズニーランド」と「ディズニシー」に
  行ったのですが、アトラクションに乗るのに2時間待ちは
  当たり前で、中には4時間待ちというものもありました。

  実は、子どもたちが一番楽しみにしていた乗物が4時間待ちでした。
  待ち時間を表示する電光掲示板に「240分」という文字を見た時には、
  子どもを抱っこしながら深いため息をつき、
  急に荷物が重く感じられました。

  ですが、あの「集客力」はいったい何なのでしょう?

  「夢と魔法の国」に、不景気はないようです。
  
  〜〜〜

  ご存知の通り、ディズニーランドでは
  全てのお客様「ゲスト」が「VIP」であるという理念があります。
  同じように、従業員は「キャスト」であり、
  単なる労働者ではないんだとする哲学があります。

  それが「夢と魔法の国」です。

  行く度に「キャスト」の笑顔とモチベーションの高さには
  確かに驚かされます。
  
  今回も全ての「キャスト」が素晴しかったと言ったら嘘になるので、
  私はそうは書きませんが、
  二人のとても素敵なキャストに会いました。

  そして「神は細部に宿る」ではありませんが、
  こうした「キャスト」がディズニーリゾーとの底力なのだと
  またも思い知らされました。

  〜〜〜

 1人目の「キャスト」との出逢いはこんな風でした。

  「ディズニシー」に「アクアトピア」という乗物があります。
  待ち時間は1時間でした。行列に並んでいる途中、子どもが
  「うんちをしたい」と言い出しました。
  私は途中で列を抜け出そうか迷いましたが、子どもが我慢できる
  というので、そのまま並び続けました。
  乗物にも無事に乗ることができました。
  乗っている最中、子どもは「うんち」のことなどすっかり忘れ、
  ゲラゲラ笑っていました。
  ところが、終わった途端に「うんち」のことを急に思い出し、
  私と子どもは近くのトイレに駆け込みました。

  なんとか大事に至らず、トイレを終えて、手を洗い、
  ふと横を見ると、洗面台の横にあるエアータオルの機械を
  膝をついて丁寧に磨いているキャストが目に入りました。
  顔が笑っています。
  まるでボーナスでやっと手に入れた趣味の宝物を、
  大事に大事に丹念に磨いている、といった感じでした。
  
  磨いているというよりも、
  「磨き込んでいる」といった表現の方が正しいでしょうか。
  磨けば磨くほど光を増す宝石のような、
  そうした年代ものの何かを手にしているように見えました。

  もちろんエアータオルは機械製品ですから実際には、
  どれだけ磨いても輝きを増すことはないと思います。  

  しかしその丁寧さに私は目を奪われたのです。
  その出来事は10秒もないと思います。
  
  磨き終えて私たち親子の存在に気づくと、
  さらに笑顔を顔に満たし、

  「はい!どうぞ」と私の息子が
  エアータオルに手を入れようとすることを手伝ってくれました。

  〜〜〜

 2人目との「キャスト」の出逢いはこんな風でした。

  2日目のランチは「東京ディズニーランドホテル」を予約してありました。
  そこへ行くには、ディズニラーンドを一度、外へ出ます。
  午前中、ごった返していたゲート付近も、昼になってしまえば、
  閑散としたものです。

  人は、ほとんど歩いていません。

  TDLの入場ゲートからさらに園外に出る時には、
  小さな荷物検査の場所があります。

  人もまばらで。遠くから見ると
  そこにはポツンとひとりの「キャスト」が立っていました。

  近づいていくと、やはり笑顔。
  そして、私の息子に満面の笑みをたたえ「敬礼」をして
  大きな声で「隊長お疲れさまでした」と言ったのです。

  子どもは、ぽかんとしてリアクションがとれなかったのですが、
  その場は笑いに包まれ、家族はとても楽しい気分で
  ランチへ向かうことができました。

  〜〜〜

  話をちょっと、いや、かなり変えます。

  私の愛読雑誌『致知』(4月号)にこんな話がのっていました。
  http://www.chichi.co.jp/

 100歳を越える禅の高僧「松原泰道」氏のお話です。

  松原氏が大学を卒業したのが昭和6年で、昭和恐慌の最中。

  「学校へ行く途中の飯田橋のところで
   若い父親らしい男性と小学生ぐらいの子どもが骨と皮ばかりになって
   飢え死にしているのを見受けた」そうです。

  そうした時代だったのです。
  そんな折、早稲田大学を卒業した。しかし、就職は決まらない。
  心機一転、箱根の関所を目指して仲間と旅行に出た。
  お金はないわけですから「無銭旅行」ですね。
  東京から、歩いていくわけです。
  
  途中、薪割りや掃除を手伝い一晩泊めてもらい、
  野宿も2度したそうです。
  
  箱根の関所は、現在では復元され観光地化しています。
  土日ともなれば人で賑わい、車が渋滞する場所です。
  しかし、当時はそんなところではなかった。

  「関所跡」と、御影石がひとつ建っているだけだったそうです。
  若き松原氏は仲間たちとともに、やっと目的地に着きます。
  季節は桜の季節だったそうで、桜の花びらが舞っている。
  なんだか寂しくなってくる。
  その時、仲間の1人が、

  「おい松原、おまえ何にもたれていたんだ。苔がついているぞ」と。

  すると、もたれかかっていたのは何かの「碑」で文字が書いてある。
  万葉仮名らしい。さすが早稲田の学生です、それを読んでみると
  こう書いてあった。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━  
     あれを見よ 深山の桜咲きにけり
     真心尽くせ 人知らずとも
    ━━━━━━━━━━━━━━━━  
  

  その時、松原氏はこう思ったそうです。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  

   『ああ、いい歌を教わったな。
    これからどんな苦境があっても、自分たちは人を騙したり、
    苦しめたり、要領のいい生き方はやめような。
    山の奥深くに咲いた桜のように、誰が見てくれようとくれなかろうと、
    ただただ真心を尽くしていこうじゃないか。』
       
         『致知』(4月号)(文 松原泰道 致知出版社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  http://www.chichi.co.jp/

  〜〜〜 
  
  ディズニーリゾートで出逢った二人のキャストが
  この詩を知っていたかどうかは知りません。
  しかし、まるでこの詩を知っているかのようでした。

  上司が見ているわけではありません。
  1人目はトイレの中です。
  手を抜こうと思えば、いくらでも抜けるはずです。

  2人目のキャストだって
  人が閑散とした午後の寂しいゲート(出口)で、
  しかも1人でたっていたのです。
  私だったら、そこまでできるか自信がありません。
  
  二人は確かに「真心を尽くして」いました。  
  
  人知らずとも・・・。

   ────────────────────
    ゲートの外を出るまでゲストたちは
    「夢の魔法の国」にいるのだ
   ────────────────────
 
  この、ウォルト・ディズニーの想い、理念を確かに体現していました。

  〜〜〜

  あまり着飾った美談になってはいけません。

  あるアトラクション乗り場で
  「あなた二日酔いなの」と言いたくなるような
  ふてくされた顔をした「キャスト」にも会いました。

  遠くに人だかりがあり、パレードが始めるのかと想い
  近くにいた「キャスト」に尋ねたら、とても不機嫌そうに
  「違います」と答えられた時もあります。

  でも、今日ご紹介した二人の名もなき「キャスト」の
  笑顔や働く姿を思い出すと、私は、こう思うのです。

   「あ〜また行きたいな〜」と。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━  
     あれを見よ 深山の桜咲きにけり
     真心尽くせ 人知らずとも
    ━━━━━━━━━━━━━━━━  

  いい詩ですね。

  〜〜〜  
  
  本日も、お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にありがとうございます。感謝!感謝!

  桜咲く季節ですが、花冷えという言葉もありますので、
  大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛になさって下さい。
  
  そして、2009年の残り少ない「弥生」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時となることを
  心よりお祈りしています。

      
 
           桜咲く!「元氣・勇氣・やる氣」で!
             
                 
                  (^O^)        

 
                                 敬具

   平成二十一年三月二十五日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、真心をこめて仕事をしているだろうか?

 2)私は、人からの評価に依存しすぎていないだろうか?

 3)私は、評価されていないことを仕事をしない理由にしていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                    「感動は小さなものほど長続きする」  

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 ◆追伸◆

  KKベストセラーズから『more CHARGER』という
  マネー&自己啓発系の雑誌が創刊されました。
 
  創刊に先立つ北風が身に沁みる2月の初頭。
  編集の方から連絡があり、直江兼続の企画ページがあるので、
  そちらの監修をしてもらえないか、との依頼がありました。
  ご存知の通り、直江兼続は、NHK大河ドラマの主人公です。
  編集の方と目黒駅近くの喫茶店で会い、約3時間、話しました。

  リーダーシップ理論の基本的なことと、
  「直江状」など直江兼続に関する有名なエピーソードを絡めて、
  現代のビジネスリーダーの学ぶところを話してみました。

  『more CHARGER』は30代のビジネスマンを
  ターゲットとしているそうです。P52〜がそのページです。
  コンビニなどでも売っているそうですので、
  立ち読みでもして、ぱらりと見てみて下さい!

  私の変てこな顔がのっています(笑)

  (関連ブログ)
  http://ameblo.jp/earthship-consulting/day-20090323.html  

 
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【ことば】
 
   『魔法がそれを可能にするのではない。
    わたしたちがそれを可能にするのが魔法なのだ』

     (元W・ディズニー・ワールド・リゾート 上級副社長 リー・コッカレル)
 
          『感動をつくる ディズニーで最高のリーダーが育つ10の法則』
                   (著 リー・コッカレル ダイヤモンド社)

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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