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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【27通目】「名もなき人」偉人ばかりが歴史をつくるのではない!

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《名もなき人》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                09.01.28
                                 27通目
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  リーダー様へ

  拝啓 紅梅の つぼみふくらみ 冬の宴

  いかがお過ごしでしょうか?

  2009年の睦月が終わろうとしています。

  いよいよ今週は、
  拙著『「上司」という仕事のつとめ方』の出版記念講演会です。
  ご参加される方とお会いできることが、今からとても楽しみです。

  さて、私の処女作『名もなき人の生きるかたち』(文芸社)が
  【絶版】となることが正式に決定しました。
  「文芸社」との契約が終了しましたので、今後、この本が
  増刷されることはありません。

  現在、「アマゾン」では高値(約1,800円)がついています。
  一時期、300円代のこともあったので
  書き手としては、いいのか、悪いのか複雑な気分です。
 
  我が家での在庫も数十冊となっております。

  1/30の講演会では、【1,000円】でお譲りしますので、
  もし、参加される方でご希望の場合は、
  お手数ですが、当日、1,000円札をご用意いただけたら幸いです。

  もちろん、しっかり「サイン」をいたします(笑)

  講演会は、まだ席がありますので、もしよろしければ・・・。
    ↓↓↓
  http://www.earthship-c.com/090130.html  

  〜〜〜

  さてさて・・・、

  『名もなき人の生きるかたち』が【絶版】となり、
  久しぶりに読み返してみて、思うところを徒然なるままに、書いてみます。

  まず、この原稿を書き、本のかたちとなり、そして出版できて、
  「本当によかったな〜」と思います。

  私は「はじめに」で、こんなことを書いていました。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
  
    偉人ばかりが歴史をつくるのではない、
    名もなき人もまた、その創造主である。   

   「成功者」「著名人」と世で騒がれている人たちだけが、
    誰かに影響を与え、
    進むべき正しい道を示してくれるわけではありません。
    生みの親、育ての親、祖父、祖母、近所のおじさん、おばさん、
    小学校の先生、高校の恩師、部活の先輩、会社の上司・・・・。

    私たちは、日々、すぐそばにいる「名もなき人」たちから、
    人生に必要な多くのことを学び、成長を遂げています。

      『名もなき人の生きるかたち』(著 松山淳 文芸社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  
   
  今こうして書いてみて、ハッとしたのですが、
  私は、この「はじめに」で「会社の上司」という言葉を
  入れてあったのですね。
  この言葉が拙著『「上司」という仕事のつとめ方』に
  つながっていったのだな〜と、直感しました。

  自分で書いておいて言うのもなんですが、
  『「上司」という仕事のつとめ方』の原稿を苦しみながら
  書いている時、そんなことはすっかりと忘れていました。
  
  さて、それは余談として・・・、

  しかし、「はじめに」で、よくもこれほど正面きって
  当たり前のコトを書いたもんだと、赤面します。

  でも、心のどこかで、そのことを喜んでいる自分がいます。
  
  〜〜〜

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━
    偉人ばかりが歴史をつくるのではない、
    名もなき人もまた、その創造主である。 
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━

  これまで多くの「名もなき人」が、歴史を動かしてきたはずです。

  私の大好きな『自助論』にはこんな一節があります。   

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

    『たとえば、歴史上の大きな戦役で名を残すのは将軍だけだ。
     しかし、実際には、無数の一兵卒の勇気あふれた英雄的な
     行動なしに勝利は勝ち取れなかったはずだ。
     人生もまた戦いにほかならない。
     そこでも無名の兵士が実に偉大な働きをしてきた。
     伝記に名を残した幸運な偉人と同じように、
     歴史から忘れ去られた多くの人物が文明と社会の進歩に
     多大な影響を与えている。』

              『自助論』(著 S・スイマルズ 三笠書房)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

   ★今も、名もなき人々が歴史の進歩に大きな影響を与えています

  ・小さな商店街で働く人たち
  ・満員電車に揺られ家族のためにと懸命に働く企業戦士たち
  ・零細企業でこの不況に耐えながらがんばる経営者たち
  ・北国で極寒の海に出て漁をする人たち
  ・南国で腰痛をかかえながら野菜を育てる人たち   

  名もなき人々の「尊い働き」があって、この日本の社会は成立しています。

  〜〜〜

  2003年、メルマガを書き始めて気づきました。
  
   「とにかく成功しなければいけない」
   「億万長者にならなければ幸せになれない」
   「有名にならないと人生に意味がない」
 
  そんな風に思わせる、錯覚させる、情報や理論が
  若者たちの内面に忍び込み「心」を犯し続けていました。
  非常に高額なセミナーが開催され、非情な情報商材が売られ、
  汗水流して働いて得た大切な大切なお金が、
  若者たちから吸いあげられていました。

  (今も、もしかしたらそうした事実はあるのかもしれません)

  百万円近い金額をそれらに投資して、

  「いったいあれはなんだったんでしょう。
   なんにもなりませんでした」

  と寂しげに、呟いた若者に会ったことがあります。
 
  あるいは・・・、

  ────────────────────────
  「わたしは成功するんです」
  「何で成功するんですか?」
  「いや、とにかく成功するんです」
  「すみません。どんな仕事で成功するんですか?」
  「わからない人ですね。とにかく成功するんです!」
  ────────────────────────

  冗談のようなやりとりですが、
  ある人が、ある若者と実際にかわした会話です。
  笑い話のようですが、冷静に考えると笑えません。
  
  でも、決してその若者を責めることはできません。

  ネット上に氾濫する心理学の知識を応用して
  相手の心を操作することを意図して書かれた
  文章、コピーを読めば、人生経験の浅い若者であれば

  「人生、これで成功できる!」

  と、錯覚してしまうことは、無理もないことです。

  また、それらを「売る側」にいた人からも話を聴いたことがあります。
  
  「その組織のリーダーの魅力にひかれ、
   最初はよかれと思ってやっていたのですが、
   段階的に高額の代金をしぼりとるようなシステムを考えたら 
   自分のしていることの愚かさに気づき、いやになってやめました」

  自分のしていた過去に罪を感じているのか
  そのことを話している時、とても苦しそうな顔をしていました。

  〜〜〜
  
  米国の新大統領オバマ氏の就任演説の「草稿要旨」を日経新聞で読みました。
  そこには、こう書かれてありました。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

   『我々が立ち向かう挑戦は新しい。
    それに立ち向かう手段も新しい。
    しかし、我々の成功のカギを握る価値観は古い。
    それは労働、勇気、公正さ、寛容さ、好奇心、忠誠心、愛国心などだ。
    これらは我々の歴史を通じて前進の静かな原動力となってきた』

             『日本経済新聞』(08.1.22付け朝刊 )より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  

  
    ★古い価値観

  人の考が「古い」というだけで、  
  そこに何も「価値がない」かのように思うのは、
  もしかすると、その考え方自体が「古い」のかもしれません。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━
   「労働」「公正さ」「寛容さ」
   「好奇心」「忠誠心」「愛国心」
   ━━━━━━━━━━━━━━━━

  古いですね。使い古された陳腐な表現です。
  それだけ読んでも、もしかすると、
  何も心に響かないかもしれません。

  でもこうした「古い価値観が歴史を動かす原動力」
  となってきたことは、確かなのだと思います。

  そして、それは多くの「名もなき人の古い価値観」が、です。

  親の教え、先輩の教え、上司の教え、
       年長者の教え、ご先祖さまの教え・・・。

  私自身、よく考えてみたら、多くの「名もなき人々」の「教え」によって、
  かたちづくられたひとりの人間です。

  〜〜〜

  近所の小さな小さな八百屋さんに、よく出かけます。
  背が小さく短髪で白髪まじりの
  ずんぐりむっくりなおじさんが店主です。

  明るく、大きな声で、ちょっと口が悪い。いや、かなり毒舌です。
  でも、近所の子どもお年寄りたちがお店の前を通ると、声をかけ、
  いつも何かを話しています。
  
  口は悪いのですが、ここの野菜・果物はバツクンにおいしい!
  
  八百屋のおじさんは、人に声をかけ、食を通して
  多くの人に影響を与え続けています。

  一隅を照らしつづけています。

  本当に立派な仕事ですね!

  〜〜〜
 
  『名もなき人の生きるかたち』は絶版となりました。

  この本が出る直前に、ある方から

  「そんなタイトルの本は売れませんね!」
  
  と、吐き捨てるように言われたことを懐かしく思い出します。

  そして、実際、その通りでした。
  この本は【1,100冊】しか印刷されませんでした。 

  もう処分してしまった人もいると思いますし、
  どれだけ残っているか、私には皆目検討がつきません。

  1冊は、今も東北にある少年鑑別所で読まれ、
  全国の何カ所かの図書館には、所蔵されています。

  負け惜しみの気持ちがあることを素直に正直に認めつつ
  でも、今というこの時代に「書いておいてよかった!」と
  つくづく思います。

  私は「あとがき」の最後で、こう書きました。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

    『この本が次なる世代への礎(いしずえ)となることを
     祈りながら、あとがきを終えます』

           『名もなき人の生きるかたち』(著 松山淳 文芸社)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  実際に、次なる世代への「礎」となるかどうか、わかりません。

  ただ、息子が成人し、働き出して、何か壁にぶつかった時、
  あるいは、私がこの世を去り、孫の孫が、
  「ご先祖さまが書いた本がある」と、手にとり、読み、
  そこから何か生きるヒントを得てくれたら、
  これほどうれしいことはありません。

  絶版となった『名もなき人の生きるかたち』が
  そうして、他の人々にも時代を越えて、読み継がれていくように、
  3作目も、しっかりとしたものを出版しなければ、と気を引き締めています。    

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━
    偉人ばかりが歴史をつくるのではない、
    名もなき人もまた、その創造主である。 
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
  これからも、そのことの大切さを、今を生きる人たちへ、
  そして後世へと伝えていけるよう努力していきたいと思います。
   
  〜〜〜
 
  なんだか最後は、決意表明のようになってしまいましたが、
  本日も、お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にどうもありがとうござました。

  我が家では、今週、二人の子どもが風邪でダウンしました。
  温暖化とはいえ、まだまだ寒い日がつづきます。
  大切な大切なおからだですので、くれぐれもご自愛になさって下さい。
  
  そして、2009年の残りわずかの睦月が、
  あなた様にとって生涯の記憶に残るような素敵な時間になることを
  心よりお祈りしています。

      
 
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                (^人^)  

                                 敬具

   平成二十一年一月二十八日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、すぐそばにいる人の大切さを忘れていないだろうか?

 2)私は、すぐそばにいる人に感謝をしているだろうか?

 3)私は、すぐそばにいる人の教えに素直になれているだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                       「名もなき人が歴史の原動力」  

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 ◆追伸◆

  先日、長男(10歳)が突然、書斎に入ってきて

  「お父さん、クワガタが出てきたよ」と・・・。

  昨年の夏、長野は蓼科でとってきたクワガタ(メス)が、まだ元気なようです。
  クワガタが顔を出した日は、確か、気温が15度前後まであがった日でした。
  春になったと勘違いしたのかもしれませんね。
  
  でも、また土のなかに戻ったようです。 

   冬は冬らしく。春は春らしく。

  世界の人々がうらやむ「日本の四季」。かわらないでもらいたいものです。
 
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【ことば】
 
   『現実生活をよく観察すれば、学問によらずとも
              学問にまさる知恵を身につけることができる』

                       (哲学者フランシス・ベーコン)
 
                 『自助論』(著 S・スイマルズ 三笠書房)


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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