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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【20通目】「ストレス解消-3」ストレス・マネジメントの基本【話・離・放編】!

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《ストレス解消ー3》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                08.12.03
                                 20通目
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  リーダー様へ

  拝啓 師も走る 落ち葉踏む音 冬の朝    

  いかがお過ごしでしょうか?

  2008年の師走が、いよいよ始まりました。
  さすが12月となると、ぐっと冷えます。
  今年も除夜の鐘が、だんだんと近づいてきましたね。
  
  そんな中、長男(小三)のマラソン大会がありました。
  マラソンといっても距離は1キロていどです。

  空には厚い雲。
  親たちは厚手のダウンを着込み、マフラーをする寒さ。  

  「よーいドン」。
 
  半袖半ズボンの体操着を着て、小さなからだを前に倒し、
  眉にしわをよせた子どもたちが、高らかに足音をたてながら
  冷たい空気をつきぬけ、コーナーを曲がっていきます。

  第3コーナーに行くと、団子状態になっていた集団は
  縦に長い列となり、先頭集団が形成されていきます。

  それから、門を飛び出し、校庭の外へ。
  次から次へと私の前を通過していく小学校3年生たち。

  みんな苦しそうです。
  「はあはあ」肩をからせ、腕をふり
  懸命になって足を回転させています。

  速い子、普通の子、遅い子。
  1番がいれば、ビリもいます。
  「マラソンなんて大嫌いだ!」って子もいるでしょう。

   「苦しい、苦しい」

  でも、みんな足をとめません。

  とめてしまえば楽になれるのに・・・誰ひとり歩く子はいない。

  ゆがめた顔をしながら、自分に負けず、何かに負けず
  誰もが自分の限界に挑戦しています。

  そして、ゴール・・・。

  速かった子も、遅かった子も、
  走り終わった表情を見ると、どことなく誇らしげ。

  走る力は、それぞれ。
  速さに差はある。けれども・・・、
  「苦しさに負けなかった」という意味では、誰もが1番。
  その心に優劣はない。

  漠然と感じている「達成感」や「自負」が、
  彼ら彼女らの心に大いなる
  「誇り」を生み出していたのでしょう。 

  21世紀の主役たち、ホントにいい顔をしていました。

  大人も負けていられませんね!
  
  〜〜〜

  さて、本通も、前回からの「つづき」です。
  「ストレス解消」について話を続けています。

 【前回のバックナンバー】
 http://archive.mag2.com/0000112707/20081126060000000.html
  
  前通では、ストレス解消のキーワード

   ★「離れる」

  という言葉を提示したところで、終えました。
  今回は「離れる」という言葉を、
  全体の論を通す「1本の糸」にして、話を展開していければと思います。

  〜〜〜

  嫌な上司がいる。
  
  ひどい時には、仕事の小さなミスから人格までを否定するような
  心なき言葉をあびせられる。
  もしそうしたことが日常茶飯事であったら、
  ストレスも限界値に達しているかもしれません。

  こんな時「ストレス」から「離れる」ということは、
  相手を基軸した場合は、嫌な人がいなくなることです。
  自分を基軸した場合は、自分が会社を辞めて、
  その人の前から去ることです。

  どちらも、ストレスの原因から自分は「離れる」結果となります。
   
  これを「直接的ストレス解消」と呼びましたが、
  現実問題としては、最後の手段に近いものですし、
  嫌な上司が急に異動になることは、そうあるものではありません。

  ですので、ストレスを感じながらも
  ストレスをうまく解消しながら、なんとかやっていく。

  これが「ストレス社会」生き抜いていく現代人の知恵ですね。
  
  もちろん「ストレスなんてありません」という方は、
  そんな大げさなことを考えてなくてもいいわけですが・・・。

  〜〜〜

  さて、ストレスが解消されるとは何のか。
  カウンセリングの観点から、
  ひとつの視点をここで導入したいと思います。

  前通にて、以下のような図式を提示しました。  
  
      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

              自分○●悩み
 
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
   
               ↓↓↓

      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

           自分○・・・・→●悩み

      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  悩みと自分が接近している。
  近過ぎると、それが何のかわからなくなっている・・そして混乱。
  だから、自分と悩みの距離をとることが大事。
  距離をとるとよく見えるのは、人の悩みも一緒!

  そんな話をしました。
  
  これを踏まえて、次の精神科医の高橋和巳先生の文章を
  ちょっと読んでみて下さい。
  以下の文章での「私」は、「悩みを抱えている人」のことです。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

    私は自分の悲しさを相手の目を通して眺めている。
    悲しさは「私の悲しさ」であると同時に
    「相手から理解してもらった悲しさ」でもある。
    悲しさを共有できた。
    それはもう私一人の悲しさではない。
    共有できた瞬間に、私は自分の悲しさから離れて、
    それを外側からも眺めることができるようになる。
    自己の客観視である。
    自分の「悲しさ」を知ると言い換えてもよい。
    そうして自分が自分の心から離れることが、
    安らぎをもたらすのである。
   
              『心を知る技術』(著 高橋和巳 ちくま書房)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4480035966/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

 

    ★自分の心から離れることが、安らぎをもたらす

 

  「自分は苦しい」「自分は不幸だ」「自分は不運だ」

  まさにその通り「不運」「不幸」という言葉でしか表現できない
  そんな境遇の方はたくさんいらっしゃいます。 

  しかし「不運」を他人に話をしたところで
  今の状況が、急に変わるわけではない。
  精神科医の先生だって、神様ではないのだから、
  人の運命をコトロールすることなどできやしない。
  
  でも、何度かの対話を通して、
  「不運」への感じ方が確かに変化していく。

    ★「話す」とは「離す」コト

 
  そして、「とらわれ」を手放していく。

    ★「話す」とは「放す」コト

  悩んでいる自分を、
  もうひとりの自分で、みつめてみる。
  すると、悩みからさらに自分が「離れる」ことができる。
  結果、悩みそのものを見つめるのではなく、
  自分そのものと向きあうことになる。

      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

        自分★・・・・→自分○・・・・→●悩み

      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  嫌なことがあった時に、
  体を動かしてみたり、好きな音楽を聞いてみたりすることは
  悩みと自分を切り離すこと。

  けっして悩みそのものが消えるわけではない。

  ジョギングをしても、カラオケボックスで声を張り上げても
  嫌いな上司は、明日、出社すれば机に座っている。
  悲しいけれども、それが現実。

  でも・・・

   ○好きな音楽を聴いている時。
   ○ヨガのポーズをとっている時。
   ○犬と散歩している時。
   ○バンド仲間と演奏している時。
   ○紺碧の空のもと南アルプスを歩いている時。
   ○好きな作家の小説を読んでいる時。
   ○早起きして太陽の光をからだいっぱいにあびている時。

  私たちは一瞬でも「悩み」のことを考えない時間
  悩みと切り離された自分を作ることができます。

  その時、私たちは

   ★「悩みを抱えている自分ではなくなっている」

  しかし、ふと我にかえると、会社のことを思い
  憂鬱な気分になるのだけれども・・・それでいいのです。

  その憂鬱になっている自分は、
  実は、その時点で、それまでと違った、
  ステップアップした、バージョンアップした
  少し心にエネルギーが充電された自分なのです。

  そして、その小さな変化が、何かを引き寄せてきます。
 
  悩みと自分をうまく切り離して、自分を客観視できた時に、
  人は、自分と対話し、自分を受け入れることができます。

  そして、こう思う。

   「こんな自分でも、まあOKかな!」

  〜〜〜

  『心を知る技術』(著 高橋和巳 ちくま書房)には、
  夫を亡くした後に、遺産をめぐって相続争いに巻き込まれ
  軽度のうつ病になってしまった女性が登場します。

  カウンセリングを続け、回復した後、彼女はこう言ったそうです。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

    「人間っていろんなことを感じていいんですね。
     もっと自由であっていいんですね。
     あんなに自分を責めていたなんて可哀想。
     私って馬鹿みたい」
       
              『心を知る技術』(著 高橋和巳 ちくま書房)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4480035966/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  彼女は、夫を亡くした悲しみを感じながら、
  心のどこかで「もっと二人で人生を楽しみたかった」という
  夫への「恨み」のような気持ちもありました。

  でも、最初、そのことが悲しみの混乱でよくわからなかった。
  しかし「恨み」は確かにあり、そんな感情が湧く自分を許せなかった。

  そして、カウンセラーの導きによって、
  彼女は「恨み」の感情を認めることができました。

  すると、「愛情」と「恨み」という矛盾する感情が、
  矛盾することなく心のなかにおさまり、
  心の緊張はとけ、からだの緊張もとけていったのです。
 
  そして、「私って馬鹿みたい」。
 
  いいですね!

  この言葉はつまり「今の自分でOK」ということです。 

  〜〜〜

  学生の内定取り消し、大企業のリストラ。
  また厳しい時代がやってきました。
 
  でも、けっして負けない下さい。

  心は、あなたの味方です。
  最後の最後まであなたを守ろうとする大切なパートナーです。

  そして、次のことをもう一度、思い出して下さい。

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   ★ストレスに強い人は、確かにいるのかもしれませんが、
    大切なことは、ストレスに強い弱いではなく、
    ストレスがあってもストレスを解消する手段をもっていれば、
    その安心感が「ストレスホルモン」の分泌をおさえる。 
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

              「自分を大切に!」

               
         
  〜〜〜

  少し論があちこち飛びましたが・・・
  本日も、お忙しいなか、最後までお読みいただき
  本当にありがとうございます。感謝!感謝!

  2008年の「師走」が始まっています。 
  1年の総決算です。

  リーダーとして、きっといろいろなご苦労をされていると思います。
  大切な大切なおからだですので、くれぐれもご自愛になさって下さい。
  
  そして、2008年の「師走」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時となることを
  心よりお祈りしています。

      
 
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                 (^O^)/   
                                      

                                      
                                 敬具

   平成二十年十二月四日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、自分に「とらわれ」過ぎていないだろうか?

 2)私は、自分を笑い飛ばすことができているだろうか?

 3)私は、そもそもの「目的」「目標」を忘れていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                        「それで、OKです!」  

       

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 ◆追伸◆

  編集長のご厚意で経営情報誌『ビズテリア』(Vol.17)に
  今回も寄稿することができました。

  そして「3回にわたって連載してみませんか?」
  とのオファーがあり、二つ返事をしました。

  『「リーダーシップ」のスリーステップ』という基本的なことを連載します。
  http://www.bizteria.com/vol17/kiji8.htm 

  『ビズテリア』はフリーマガジンですので、ぜひ、御社に1冊どうぞ!
  今月は『ブンランド戦略の構築』がテーマです。

  それから、拙著『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
  のプレゼント企画を、今号でも掲載していただいています。
  http://www.bizteria.com/book_order.php

  先月、応募したのに外れた方・・・またチャンレジしてみて下さい! 
  
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 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
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【ことば】
 
   『あるものを知る(=気づく)という作業は、
                それから自分を引き離すことである。』

                          (精神科医 高橋和巳)
 
               『心を知る技術』(著 池谷裕二 高橋和巳)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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