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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【12通目】「基礎の力」直ぐに役立つは、直ぐに役に立たなくなる!

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《基礎の力》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙3』
            http://www.earthship-c.com

                                08.10.10
                                 12通目
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  リーダー様へ

  拝啓 金木犀 香りが流れ 歩をとめる

  いかがお過ごしでしょうか?

  2008年の金木犀(キンモクセイ)が街にほのかに香っています。
  ホントに早いものですね。今年も、そんな季節になりました。

  なぜか金木犀の香りをかぐと「青春時代」を思い出します。

  「記憶」と「香り」の関係は、とても根強いものだと
  脳科学者の方々が言っていますね。

  高校の校庭にでも金木犀が植えたあったのか・・・。
  あっ!大学時代、ラグビーの公式戦が、今頃から佳境なのでした。
  どうも、そのことのようです!

  さて・・・・、
  
  拙著『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)は
 http://www.amazon.co.jp/dp/4788907674/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22
  皆様のお力があり、少しずつゆっくりと人の手に渡っているようです。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
   ■『人事マネジメント』という専門誌の書評では、
   
    「迷える課長たちに配りたくなる1冊だ」
  
    との言葉を頂けました。
    http://www.earthship-c.com/Boss-book.html#anchor 

   ■「エンジャパン」が運営するビジネス書を紹介するサイトでも
    取材を受け、紹介されました。
    https://www.dreammail.jp/career/consultant/next_52.php
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  なんともありがたい話で、とにかく感謝、感謝です!

  そして、今作でお世話になった出版エージェントから
  再び、声がかかりました。
  執筆中は「ある程度売れないと次は難しいので・・・」と、
  言われていました。

  まだ重版もかかっていない状態ですので、お呼びがかかるのは、
  ほぼないだろうと思っていました。ですが・・・、

  「チャンス到来!」

  もちろん、喜び勇んで、打合せに行ってきました。

  まだ企画を進める前段階ですので、
  出版に至るかは、まったくの未知数です。
  ただ、こうして声をかけてもらえるだけでも、本当に喜ばしいことです。

  もし、実現しましたら、お約束しました通り、
  今作における誤記の件を挽回するような良書に仕立てますので
  見守っていて下さい。
  
  〜〜〜

  さて、私のことはこれぐらいにしまして、もっと喜ばしいことは、

  「やりました!ノーベル賞!4人受賞!」

  やっぱり凄いですね。日本人の底力です。
  「素粒子」のことや「クラゲから蛍光タンパク質を発見した」ことなど
  あまりにもレベルが高くて、読んでも、どのようなことか
  私にはわからないのですが・・・とにかく快挙です。

  そして私がとても興味を持ったのは、いずれもが
  
   ■「基礎研究」

  だったことです。
  受賞者のひとりである京大名誉教授の益川敏秀氏は、
  日経新聞記者の

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  「日本の科学研究は実利・実用を重視する傾向が強まっていますが、
   どう受け止めていますか」
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  との質問に、こう答えています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

   「東北のある湾でカキを養殖していたが、
    あるときから生産性が落ちてきた。
    調べてみると湾に流れ込む川の上流で開発が進み、
    栄養が流れ込まなくなっていたという。
    科学も同じで、上流(基礎研究)から栄養が流れ込まなくなると
    大変なことになる」

             『日本経済新聞 (08.10.9付け朝刊)』より    
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
    
  この話を聞いて、ふと工学博士谷村豊太郎氏の話を思い出しました。

  以下、拙著『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
  の校正段階で、ひとつの言葉を残して削除した一節です。

  〜〜〜
  
   「製紙王」の異名をとり王子製紙を大企業へと飛躍させ、
   大富豪となった人物と言えば藤原銀次郎氏のことです。

   仕事をさんざんして、お金も使えきれないほど持った晩年、
   何をしようかと考えた末に思い付いたのが「教育」のことでした。
   
   藤原氏は昭和十四年(一九三九年)私財を投じて
   「藤原工業大学」を設立します。

   この時学長を務めたのが、慶応義塾大学塾長の小泉信三氏です。
   「藤原工業大学」は後に慶応義塾大学と合併します。
   現在の慶応大学工学部です。

   「藤原工業大学」設立当初、
   学部長を務めたのが工学博士の谷村豊太郎氏です。
 
   その谷村氏に、「男の気骨」を感じさせる
   こんなエピーソドがあります。

   「藤原工業大学」を設立するにあたって当時の実業界から、
 
    「社会に出たらすぐに役に立つ人をつくってもらいたい」

   という要望がありました。

   今で言えば「即戦力になる人材」といったところでしょうか。
   この申し入れに対して谷村氏はこう応酬しました。 

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

      「直ぐに役に立つ人間は直ぐに役に立たなくなる人間だ」

                 『読書論』(著小泉信三 岩波書店)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

   谷村氏の意見が反映され、藤原工業大学の教育理念は
   「基本理論」を大切にするものとなりました。

   時間をかけて基本をしっかりと身につける。
   素晴らしいことですね。

   当時の日本は戦争の最中。
   物資は不足し、日本が勝つために
   「すぐに役にたつ」ものが必要な時代でした。

   人もモノと同じような基準だったのでしょう。
   ですので、谷村氏の理念は、当時の工業教育の常識からすると、
   逆風の中を飛ぶようなものでした。

   時代という大きな流れの中で一本の「杭」となった谷村氏。

   そんな人がいて、大切なことは守られ
   次の時代へと引き継がれていきます。

  〜〜〜

  拙著をお読みなった方であればおわかりですが、
  以上の文章から、

   ★「直ぐに役に立つ人間は直ぐに役に立たなくなる人間だ」
 
  という言葉は、生き残り収録されています。

  〜〜〜

  シカゴ大名誉教授南部陽一郎氏のノーベル賞受賞の基礎となる研究は、
  実は1960年代にすでに導き出されていたとのこと。
  40年近くの歳月が流れ、時代がやっと追いついたのでしょうか。

  南部教授は「粘り強く探求し続けるコツは何ですか」との記者の問いに
  こう答えています。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

   「どうすれば問題が解決できるのか、四六時中、
    常に考え続けること。それしかありません」

             『日本経済新聞 (08.10.9付け朝刊)』より    
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  
  ノーベル化学賞を受賞したボストン大学名誉教授下村脩氏(80)は、
  毎年、夏になると、研究対象となるクラゲを、
  アメリカ西海岸まで家族で行って、家族みんなでとっていたそうです。
  その数、なんと85万匹にも及ぶとか。
  研究を横で支え続けた妻の明美さん(72)は、
  「夫が成功した秘訣を尋ねると」こう言葉を重ねました。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 

   「やはり努力家。徹夜も多く、
    本当に浸食を忘れて土日もないくらい研究に没頭していた」

             『日本経済新聞 (08.10.9付け夕刊)』より    
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  地道にコツコツと。あせらずたゆまず。

   ★根深ければ葉繁し

  そういった「基本」を忘れずにいたい。
  
  そんなことを感じ、そして、私たちを勇気づけてくれる
  人生の大先輩がたの、ノーベル賞受賞の快挙でした。

  〜〜〜

  本日も、お忙しいなか、ここまでお読みいただき
  本当にありがとうございます。

  2008年の神無月も、中盤へと入ろうとしています。
  さすがに涼しくなってきました。
  
  リーダーとして、きっといろいろなご苦労をされていると思います。
  大切な大切なおからだですので、くれぐれもご自愛なさって下さい。
  
  そして、2008年の「神無月」が、あなた様にとって
  決して忘れることのできない、実り多い時となることを
  心よりお祈りしています。

      
 
             「元氣・勇氣・やる氣」で!

                  
              
                   

                                         
                                 敬具

   平成二十年十月十日

                              松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、目先の利益に心を奪われ大切なものを見失っていないだろうか?

 2)私は、成果ばかりをあせりすぎていないだろうか?

 3)私は、基本の大切さを忘れていないだろうか?

※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。
 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。
 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。
 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい!
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 ◆103℃ WORD◆

                              「脚下照顧」  

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 ◆追伸◆

  ●最近メールのやりとりが、ますます増えています。
   マナーには気をつけるようにしていますが、
   ほとんど自己流でした。何か指針になるようなものは・・・?
   と思っていたら、ビジネスメールの講師をもつとめる平野友朗氏が
   とても参考になる本を出版されました。

   『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組み』(ビジネス社)
 http://www.amazon.co.jp/dp/482841455X /ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

   サブタイトルは【相手の本音を引き出すビジネスメール力】

   「日時・場所が入った具体的な件名が読まれる」
   「読みやすいメールになる8つの法則」
   「メールタイムは1日3回と決める」

   などなど、グーグルの「Gmail」のことなどにもふれてあり、
   私は、自己流でやってきたので、この本でメール作法の
   基本やさらに応用の技を知ることができました。

   メールについて、なんとなく自己流でやってきた方には、
   とても参考になる本だと思います!オススメです!

  『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組み』(ビジネス社)
 http://www.amazon.co.jp/dp/482841455X /ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  ●1歳の我が子は、どうしても私のことを「パパ」と呼んでくれません。
   「オッペ、オッペ」と言うのです(笑)
    なぜなのでしょう? その理由は、また次回に・・・・。
 
  それでは、あなた様にとって素敵な3連休となることをお祈りしています。 
  
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【ことば】
 
     『こつこつと研究して、それが分かった時がうれしい』

                       (ノーベル賞受賞 下村脩)
 
                『日本経済新聞 (08.10.9付け夕刊)』より 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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