ビジネスリーダーへ元気・勇気・やる気を贈るメールマガジン

『リーダーへ贈る108通の手紙』

HOME > メルマガ > 2008バックナンバー > 【99通目】

【99通目】「織を組む」とは生きていること!

************************************** 
《織を組む》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
            http://www.earthship-c.com

                                08.03.31
                                99通目
**************************************

  リーダー様へ

  拝啓 伊豆の海 桜が咲いて 潮香る

  いかがお過ごしでしょうか?

  先週、私は高熱で完全にダウンしました。
  まったく参りました。
  年齢を感じました。
  熱が下がり始め「病」が身体を通過しようとしていることを感じた時に
  ひどく深いため息とともに「健康っていいもんだな〜」
  と、何年ぶりかでその素晴しさを実感しました。

  今、伊豆の方に来ております。
  子どもの「春休み旅行」のつもりでしたが、
  まだ体力が回復しておらず、
  私にとっても、ちょっとした療養の旅となっています。

  東京は、桜が満開でしたが、こちらも奇麗ですよ。

   
  〜〜〜

  さて、「春休み」などと書きましたが、
  それは小学生である我が子の話で
  世の多くの企業では新たな年度を向かえる時ですね。

  会社にもよりますが、明日(4/1)は、
 「新入社員」を迎えるための式典「入社式」が
  執り行われるところも多いと思います。

  さてさて、そこで、本日は「新入社員」といいますか「新人さん」
  などの前でよくお話することを講演録風にお届けしたいと思います。

  昨年、私のHPからダウンロード
  できるようにしておいたものの「一部」に
  少しだけ加筆修正して再録します。

  リーダーであるあなた様にとっては、
  聞き慣れたことですので、
  新人さんに話すネタ、はたまた「再確認」くらいの
  つもりでお聞き頂けたらと思います。

  桜咲く今の時期、
  入社したての頃の初々しい気持ちを取り戻す貴重な時。

  それでは・・・はじまり、はじまり! 

  (パチパチパチ)

  〜〜〜   

  【集中力と分散力】

  新人の皆さん、こんにちは!
  
  ようこそ「社会」へ!

  ようこそ「仕事の世界」へ。

 「仕事」に大切なことは、新人の頃はとにかく「集中力」です。
  そしてしばらくして、求められるのが「分散力」です。
 
 「集中力」に相反する「分散力」です。

  別の言葉で言うと、「分散力」は、
  果てしない「想像力」と言えるかもしれません。
  しかし、ファンタジーの世界に私たちは生きているわけではないので、
  その想像したものを、現実的な仕事のレベルに着地させる
  「収束力」あるいは「集約力」が求められます。

  とても残念ですが、すでに引退してしまった
  サッカーの中田選手は「キラーパス」
  とよばれるスルーパスが得意技でしたね。

  私はラグビーをやっていましたので、
  サッカーのことはよくわかりません。

  きっと皆さんの方が、詳しいと思うのですが、
  選手と選手の間を切り裂くような
  パスをする瞬間はそのキックに「集中」しながら
  同時に、選手がどの辺りに走り込んでくるのかと、
  敵チームの選手はどの辺りを走っているのか、と、
  そんな風に「全体の動き」を想像していますよね。

  つまり、ボールに意識を集中させていますが、
  同時に選手の動き、あるいはフィールド「全体」に
  意識を「分散」させていると言えます。

   ★「集中」と「分散」です。

 
  これから皆さんが配属されるのは、ある一つの部署です。
  営業部か総務部か、私はわかりませんが、

  それらは一つの「組織」です。

  〜〜〜

  【組織は生きている】

  会社というのは「組織」です。

  「組織」という字を思い出して下さい。
  わからない人はさすがにいないですよね・・・。
  わからない人は、こっそり後で調べてください。(笑)
  それは冗談ですが、ちなみに、こう書きますね。

   ★「織を組む」

  と、書きます。
  
  「織」というのは、「織る」という意味ですね。
  「織」(しき)は糸偏ですが、
  言偏にすると同じ「しき」と読んで「識」という字があります。

  私は組織とは、この「識」を使った方が、本来の意味を表していると思います。

  「識」には、ふたつの意味があります。

   ★「知識」という意味と「意識」という意味です。

  「知識」というのは、ちょっと安易な表現ですが、
  「見識」と言ってもいいかもしれません。
  あの人は「見識」があると言うと、
  その人はとても立派な人のように思えますね。

  「識」には、

   ★「物事の道理を知ること」
  
  という意味があるのです。
  それが「組まれた」ものが、「組織」です。
 
  ですので・・・、

  「組織」に所属している人というのは、
  本来、「物事の道理を知る」聡明な人のはずです。
  私のように組織から外れるのは、
  どうもあまり聡明な人ではないようです。(笑)
 
  では、「意識」の方はどうでしょう。

  「意識あるものが組まれた」ものを「組織」とするなら、
  「意識」の無いものは何でしょう。
  「意識が無い」とは、つまり「死んでいる」ということですね。

  つまり、識が組まれるとは・・・、

   ★「生きている」

  ということです。

  〜〜〜

  【組織は相互作用】

  さらに「組まれる」というのは、
  連携していること、「ネットワーク」になっているということです。
  互いに、いつでも、影響を及ぼし合っているということです。

   ★聡明な人が互いに影響を及ぼし合って生きている
 
  それを「組織」と言うのです。
 
  営業部、総務部、人事部、広報部など、色々な部署があります。
  自分の部署のことだけを考えて動こうとすると、
  それは連携を失っていることです。

  ネットワークになっている糸を自分から断ち切ることです。
  人間の体であれば、血管を切ることです。

  ロナウジーニョや中村選手など、ワールドクラスの一流の選手は
  常にフィールドの中での自分のポジショニングを把握していますね。
 
   ★「全体」の中で自分がどう動くかを考えています。

  この考え方を、皆さんはこれから先輩や上司に
  ことあるごとに言われるかもしれません。
  これをビジネスの世界では、

   ★「経営者意識」を持つ

  と言うのですね。

 「経営者意識を持つ」とは、
  常に会社全体の中で自分のしていること、ポジションを把握し、
  考え、そう意識ながら行動することです。

  そういった「思考」をなくし、
  自分だけ、自分の部署だけ良ければいいとなると、
  組織に壁ができて経営が停滞します。
  これは人間で言えば、血のめぐりが悪くなることです。
  どこかに血がたまると、大変なことですね。

  肩こりは血流が悪くなっておきますが、
  これが「脳」だととんでもないことです。
  人間は死に至ります。

  「組織」の上の人たちを「首脳陣」と言ったりしますが、
  上の人たちの血のめぐりが悪くなると、
  会社は死に至ります。

  大きな企業であれば、倒産まではいきませんが、
  何らかの不祥事を起こして、世間から厳しい批判をあびます。

  もう皆さんニュースで散々見ていると思います。

  ですが、皆さんの会社はそんなことにはなりません。
  なぜなら、そうなりそうになったら、
  私の話を聞いた皆さんが、そのことを阻止してくれるからです。

  あまり期待をかけすぎるのもよくありませんが、
  これは冗談のような本気です。

  頭が疲れた時に、足の裏をもむと、元気になります。
  皆さんのことを足の裏などと言うのは失礼なのですが、
  言いたいことは、さきほども言いました通り、
  皆さんから見たら雲の上の人としか思えない、
  会社の中枢である首脳陣たち、つまり、取締役の人たちにも、
  新人の皆さんも必ず影響を及ぼしているということなのです。

  例え「新人さん」でも相互に作用しているのです。

  現に、ある大きな企業の社長がある新人の言葉にはっとして、
  大切なことに気づくということは日常茶飯事です。

  でも、経営者の人はだまっているんですね。
  ずるいですね。(笑)

  でも、時々新聞に書いてあるので、
  興味のある人はそういった視点で新聞を読むとおもしろいですよ。
  そして、新人に気づかされたということを、
  しっかりと新聞紙上で言えるというのは、
  やはり、それなりの「人物」だと言うことです。

  みなさんも、そういった周囲の人から

  「あの人は人物だ!」

  と言われるような人を目指してがんばって下さい! 

  〜〜〜

  さて、話は、まだまだ続くのですが、
  あまり長くなるわけにもいきませんので
  この辺で、やや強引に切ります。     

  お話したことは、ひとつの「考え方」ですが、
  人が、物事を

   ★どう考えるのか
 
  というのは、やはり重要だと思っております。

  京セラの創業者稲盛和夫氏は、講演や様々な本の中で、
  こう述べていることは、ご存知の通りです。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   ★人生の結果=「考え方」×「熱意」×「能力」
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  これも新人に贈る言葉として、とてもいいものですね。

  世界をまたにかけ活躍しているコンサルタント
  「ゲイリー・ハメル」氏は、
  近著『経営の未来』(日本経済新聞社)の中で、
  こんなことを書いています。

  
 

  美、真実、愛、奉仕、英知、正義、自由、思いやり。
  これらは歴史を通じて人間を非凡な業績へと駆り立ててきた
  道徳的な使命である。
  経営管理の中の言葉にこれらの価値を受け入れる余地が
  ほとんどないのは、きわめて残念なことだ。
  簡単に言うと、大きな理想を包摂する目標に向かっていると
  社員が感じない限り、
  社員から大きな貢献を得ることはできないのである。 

          『経営の未来』(著ゲイリー・ハメル 日本経済新聞社)

    ★美、真実、愛、奉仕、英知、正義、自由、思いやり。

  「経営管理」にそぐわない哲学的な言葉ですが、
  元気な会社というのは、経営者たちが、やっぱり
  こうした青臭いと言われることを大切にしているようです。

  そうした「考え方」「哲学」を持つリーダーがいるようです。

  〜〜〜

  さて、本日はここまです。
  お忙しい中お読み頂き、本当にどうもありがとうございます。

  伊豆の方は少し冷えております。
  寒暖の差が激しい春となっていますので、
  私のように風邪など召されませんようお体ご自愛下さい。

  明日から4月です。
  あなた様にとっての「卯月」が
  生涯の記憶に残る素晴らしい月となることを心よりお祈りしています。
        
 
     「元氣・勇氣・やる氣」で!

         v(^-^)v 
                              
                                 敬具

   平成二十年三月三十一日

                          松山 淳より

=======================

 ◆自問自答◆

 1)私は、部分最適ではなく全体最適を考えているだろうか?

 2)私は、「経営者意識」を忘れていないだろうか?

 3)私は、自分の仕事に「哲学」を持っているだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

=====================
 ◆102℃ WORD◆

 「誇りをもつ」  
======================

 ◆追伸◆

  伊豆の初日は、とても冷え込み薄曇りだったのですが、
  伊豆山神社まで出むきました。

  ここには源頼朝と北条政子が
  デートしていた時に座ったとされる「石」が残っています。
  伊豆山神社は、あまり知られていませんが、
  多くの「時の権力者」が、とても大切にしてきた神社です。
  裏山には大木が生い茂り、
  聖地ならではの独特な雰囲気を醸し出しています。
  
  ちょっと冷える日だったのですが、
  こちらの神主様の奥様にあたられる方と
  ちょっとしたことで顔見知りとなり、たびたび訪れています。
  今回もお会いすることができました。

  とてもいい「気」が満ちている場所で、私のお気に入りのスポットです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(39才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com/
■ブログ :「リーダーへ贈る358の言葉」
       http://ameblo.jp/earthship-consulting
■叱咤激励: j@earthship-c.com
■発  行:まぐまぐ,melma!,メルマガ天国,カプライト,めろんぱん,E-Magazine
■バックナンバー:http://archive.mag2.com/0000112707/index.html
※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ことば】
 
『真のイノベーターは現状に縛られないものだ。
 現状を超えて、これから先、
  実現する可能性のあることを夢見るのである。』

                      
(ゲーリー・ハメル)

『経営の未来』
(著ゲイリー・ハメル 日本経済新聞社)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

MBTIのリーダーシップ研修

リーダー層のマインドセットをチェンジする。世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修。資料(PDF)をメールいたします!

サーンバントリーダーシップ研修

「強さ」「有能さ」を全面に押し出すのはなく、「支える」ことでフォロワーたちを導くリーダーシップ・スタイルがあります!女性管理職、次世代リーダーに向いたリーダーシップとして好評!

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com