ビジネスリーダーへ元気・勇気・やる気を贈るメールマガジン

『リーダーへ贈る108通の手紙』

HOME > メルマガ > 2008バックナンバー > 【96通目】

【96通目】「反応」ドラッカーの言葉に学ぶ信頼の大切さ!

************************************** 
《反応》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
            http://www.earthship-c.com

                                08.02.27
                                96通目
**************************************

  リーダー様へ

  拝啓 春一番 吹いて晴れる 冬の空

  いかがお過ごしでしょうか?

  いよいよ2月も終わりとなります。

  先週土曜日(2/22)東京に春一番が吹きました。
  その時、上野動物園に家族で出かけていました。
  午前中は気温も上がり、空は青く
  とても良い陽気だったのですが、午後になると
  ものすごい風が吹き出して、歩くのもたいへんという状況でした。
  
  季節のページがめくれる瞬間。

  何か新たなことが始まる時というのは
  ちょっと大変なのですね。
  
  でも、春は、また一歩、私たちの元に近づきました!

  〜〜〜

  話をがらりと変わりまして、
  昨年1月に生まれた我が子が1歳を過ぎ、
  いよいよ歩き出しました。

  家族で輪になって
  「がんばれ!がんばれ!よし、歩いた!歩いた!」
  と、歓声をあげ応援しています。
  子は周囲に群がる人の顔をキョロキョロと、しっかりと見ます。
  家族の「反応」を体内に取り込むかのように確かめているようです。

  両手を顔のあたりまで上げてバラスンをとり
  からだをグラグラさせながら歩を進めます。
  といっても、まだ10歩程度です。

  やはり歩くこと自体が、まだまだ「恐い」のか、
  すぐにしゃがみこんでしまいます。

  やっぱり新たなことを始める時は大変で一苦労です。

  「あ〜あ〜残念」とため息をもらすと、座り込んだ本人まで
  「あ〜あ〜」と言い、それで、皆が大笑いするものだから
  その「反応」を楽しむように、
  歩くとすぐに座ってしまうようになりました。(笑)

  ちょっと、これでは本末転倒ですが、
  いかに成長する過程で周囲の他人からの「反応」が
  大切であるかを痛感させてくれる日常の風景です。

  子は歩こうとすると「恐い」。
  でもまわりが「喜ぶ」、しかっりと「反応」がある。
  だから「チャレンジ」して見よう、と思う。
  でもやってみたら「失敗」
  でも「チャレンジ」するとまた皆が「喜ぶ」かもしれない。
  「あ〜あ〜」と言って笑ってるし・・・。
  よし「恐い」けれど「チャレンジ」してみよう、と思う。

  やがて・・・、結果だけなく、

   ★「チャレンジ」することに自体に「価値」を見出していく

   
  〜〜〜

  社員の「やる気」について考える「モチベーション理論」
  その多くの著書で、「やる気の源泉」は
  「フィードバック(反応)があること」と指摘しています。  

  【Feedback】にはこんな意味があります。

   〈反応、意見、評価、手応え、反響〉
  
  モチベーション理論で、「フィードバック」を言う時
  大きく二つの「結果反応」を指します。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   1)定量的な結果が確認できる(数字)
   2)定性的な結果が確認できる(評価・反響)
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  ◆1)は月売上100万円の目標に対して、
     今、どこまで売上をあげているのか?後いくら足らないのか?
     について把握できることですね。
     山登りをしている時に、今、自分たちは何合目にるのか
     頂上まで後、どのくらいの距離なのか、
     歩いた(行動した)ことに対しての「結果」がわかると、
     メンタル面に好影響を与えます。
     もちろん途中経過だけでなく、最終的な結果を知ることも大事です。

  ◆2)は、周囲の反応ですね。
     「上司の評価」「顧客からの反響」「お客様の声」など
     自分の仕事に対してどんな結果、反応があったのかを
     知ることができると「モチベーション」が上がるとされています。
     顧客の声を集めクレーム含めて、社内で公開し共有することは
     今後の業務改革のヒントを得るため、という意味合いもありますが、
     社員の「モチベーション・マネジメント」上、
     有効なことはすでにご存知の通りです。  

  〜〜〜    
    
  ちなみに、冒頭の話で、子が歩くことに家族がしっかり「反応」
  するというのは、 上記の2)に当たりますね。

  人が「自ら立つ」ようになる時、誰かからの「反応」が大切なことは
  職場でも同じかも知れません。
  「社員の自立」という言葉をよく耳します。
  それは社員が「自ら立って行動する」「自発的な挑戦をする」
  などを指すわけですが、
  そうなる過程においては、やはり、上司の反応、フィードバックが
  有る無しでは、結果に差が出てきます。

  「どのように反応するか」を考えることも大事ですが、
  その前に、「反応」するためには部下の行動に「関心を寄せる」
  ことが前提であることを忘れてはなりません。

  部下に「関心」があってしっかりと注意を向けるからこそ
  自然な「反応」が出てきます。

  名著D・カーネギーの『人を動かす』(創元社)に
  こんな言葉があります。
  
 
 「ティピーは心理学の本を読んだことがなく、
  また、その必要もなかった。
  相手の関心を引こうとするよりも、
  相手に純粋な関心を寄せるほうが、
  はるかに多くの知己が得られるということを
  ティピーは、不思議な本能から、知っていたのである。
  繰り返していうが、友を得るには、
  相手の関心を引こうとするよりも、
  相手に純粋な関心を寄せることだ。」

『人を動かす』(著 D・カーネギー創元社 )より

 

  ティピーとは人間ではなく「犬」のことです。
  D・カーネギーが幼少の頃、飼っていた「愛犬」のことです。

  私は犬を飼った経験がないので、よくわかりませんが、
  少しでも「犬」と生活したことのある人だと、
  このカーネギーの言葉がよくわかるそうです。

  「犬」が「飼い主」に寄せる駆け引きも何も無い純粋な「関心」
  つまりそれは「愛」に近いものなのでしょうが、
  それに触れると、思わず抱きしめたくなるとか・・・。
  
  部下に純粋な「関心」を寄せて、
  思わず抱きしめられることは、まず無いでしょうが(笑)
  「関心」から生まれ出る、上司、リーダーの自然な「反応」によって
  部下のモチベーションが喚起される可能性は大いにあります。

   ◆人間にとって最大の「罰」とは「無視」である。
  
  と、心理学系の本で読んだことがあります。
  なぜなら、人は社会的動物で独りでは決して生きられない
  「仲間とともにいたい」という根源的な欲求があるからです。

  「無視」の反対が、人間にとっての「報酬」になります。
  「無視」の反対は、人が「反応」してあげることですね。
  「報酬」とは「心の栄養源」です。
  だから「反応」は、心に「プラスの作用」をするのです。

  カーネギーがこの文を書いた見出しは、

    ーーーーーーーーーー
    ★誠実な関心を寄せる
    ーーーーーーーーーー

  でした。
  これは「人に好かれる6原則」の内のひとつですが、
  つまり「人を動かす」大切な要件だということです。

  〜〜〜

  マネジメントの神様ピーター.F.ドラッカーは、
  『未来企業』(ダイヤモンド社)の中で、
  リーダーシップについて、こんなことを述べています。
 

   
    効果的なリーダーの第三の要件は、信頼を得られることである。
    (中略)
    リーダーを信頼するということは、必ずしもそのリーダーを
    好きになるということではない。
    また、同意するということでもない。
    信頼するということは、リーダーの言うことは、
    リーダーの真意であるということについて確信をもてることである。
    それは、「誠実さ」という誠に古くさいものに対する確信である。
     
    
     『未来企業』(著 ピーター.F.ドラッカー ダイヤモンド社)より
  

  ドラッカーも、「誠実さ」を「古くさい」と感じていたのですね。
  でも「古くさい」ことが
  「大切なことではない」というわけではありません。
  「古くさい尊さ」が「誠実さ」なのかもしれません。

  リーダーにとって必要な「原理原則」は、
  時に「古くさい」ものの中に再発見することが多いようです。 
  
  〜〜〜 

  といったことで、本日はここまでにしたいと思います。

  東京は春の足音が、大きくなってきました。
  もう、すぐそこまで来ているようです。
  ですが、寒い日がまだまだ続きます。
  くれぐれもおからだご自愛なさってください。

  あなた様の2008年の残り少ない「如月」が
  生涯の記憶に残る素晴らしい月となることを心よりお祈り申し上げます。
        
 
            「元氣・勇氣・やる氣」で!

          
                (*^▽^*)

                              敬具

   平成二十年二月二十七日

                          松山 淳より

======================

 ◆自問自答◆

 1)私は、部下に「誠実な関心」を寄せているだろうか?

 2)私は、部下のしたことにしっかりと「反応」しているだろうか?

 3)私は、部下に仕事の「フィードバック」をしているだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

======================
 ◆102℃ WORD◆

 「反応は雄弁な無言」  

======================
 ◆追伸◆

  東京では、梅の花があちこちで咲いています。
  白梅、紅梅、色はさまざま・・・。
  春を訪れを告げる梅ですが、
  2月も終わり、3月が過ぎると、もう桜の季節ですね。

  と、その前に、伊豆の「河津桜」は、もう咲いているそうですよ!
  http://www.kawazuzakura.net/
 
  う〜ん、今年は見に行けるかな〜。
  「河津桜」はソメイヨシノと違って1ヶ月以上咲き続けるので、
  なんとか見に行きたいと思っています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(39才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com/
■ブログ :「リーダーへ贈る358の言葉」
       http://ameblo.jp/earthship-consulting
■叱咤激励: j@earthship-c.com
■発  行:まぐまぐ,melma!,メルマガ天国,カプライト,めろんぱん,E-Magazine
■バックナンバー:http://archive.mag2.com/0000112707/index.html
※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ことば】
 
  『他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、
   他人に対しても大きな迷惑をかける。
   人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる』

                      
(心理学者 アルフレッド・アドラー)
 
『人を動かす』(著 D・カーネギー創元社 )より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

MBTIのリーダーシップ研修

リーダー層のマインドセットをチェンジする。世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修。資料(PDF)をメールいたします!

サーンバントリーダーシップ研修

「強さ」「有能さ」を全面に押し出すのはなく、「支える」ことでフォロワーたちを導くリーダーシップ・スタイルがあります!女性管理職、次世代リーダーに向いたリーダーシップとして好評!

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com