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【95通目】「会議-2」会議は討論コンテストの場ではない!

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《会議-2》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
            http://www.earthship-c.com

                                08.02.20
                                95通目
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  リーダー様へ

  拝啓 雨水過ぎ お雛様立ち 春近し

  いかがお過ごしでしょうか?

  昨日(2/19)は二十四節気の「雨水」でした。
  雪が暖かさで融け始め、雪が雨になる頃です。
  ですが、北国ではまだまだですね。
  時折、北海道や東北地方、北陸方面の雪景色を
  ニュースで見ますが、春はまだ遠いといった感じです。

  「雨水」に「ひな祭り」の飾り付けをすると良い
  という話を聞いたことがあります。
  私がそのことを妻に言うと、大切にしているお雛様を
  押し入れから引っぱり出し、せっせと飾っていました。

  妻のは、お雛様が立っている「立ち雛」です。
  春の訪れを告げるお雛様が、リビングに登場しました。

  春は、遠くないようです!

  〜〜〜

  さて、先週からつづきでした。
  「会議」についての話をしていました。

  
   1)「会議」ー「会って議論する場」としての「会議」
   2)「会合」ー「会って意志を合わせる場」としての「会議」
 

  上記のような、整理をしまして、
  一般的には、やはり上記1)を「会議」と呼ぶことが多いと思います。

  「会議」は、なんといっても「意見がぶつかり合い」
  それまでに無い、あるいは、一人では思いつくことができない
  新たな「アイデア」が生まれるダイナミックな場です。
  
  社会人になってから、色々な会議に参加し続けていますが、
  こうして一人で仕事をしていますと
  「会議」の最大のメリットは、やはり、
  複数の人達が意見を出し合うことで、思いもよらなかった
  考えに到達することだと思います。

  そのために気をつけたいのが、
  なんといっても「意見のつぶし合い」です。

  日本人は「議論」が下手だとよく聞きますが、
  「以心伝心」の能力が高いので
  わざわざ議論しなくてもわかり合えるという
  なんとも特殊な力を持っているからだと思います。

  「議論」というと何か重苦しいので、

   ◆「アイデアを出すための対話の積み重ね会」
 
  などと言い直せば、少しは堅苦しさがとれるかもしれません。 
  
  〜〜〜

  ただ、どうしても意見がぶつかり合ってくると、
  「口のたつ人」が優勢になり、
  その「口のたつ人」が、ちょっと意地悪な人だったりすると
  相手が反論できないように、追いつめていくようなこともあります。
  まるで「勝ちは自分だ!」と回りにPRするかのように・・・。

  こんな時は、司会役の人か、誰かが、冗談を言って
  場をなごませられるといいな〜と思います。

  欧米の人は、意見と人格を切り離すことができ、
  会議室で喧嘩しているのじゃないかと思うほど言い合いをしても、
  会議室を出れば何ごともなかったかのように
  フレンドリーに話せる、と言いますが、
  日本人は、なかなかそうはいかないと思います。
  
  自分の「意見」を否定されることは、同時に、まるで
  「自分のこと」を否定されているように感じます。

  欧米で議論慣れしている人は別ですが、
  たいていの場合は「意見」と「自分」がひっついてしまっています。

  ですので、あまり感情的にならず、激せず、たかぶらず、
  反対意見に対しても、相手の感情を傷つけず意見交換したいものです。
   
  司馬遼太郎氏は『竜馬がゆく(三)』(文藝春秋)の中で
  こんなことを書いています。 
 

 
  竜馬は、議論しない。
  議論などは、よほど重大なときでないかぎり、
  してはならぬ、と自分にいいきかせている。
  もし議論に勝ったとせよ。
  相手の名誉をうばうことだけのことである。
  通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし
  負けたあと、持つのは、負けた恨みだけである。    

  『竜馬がゆく(三)』(著 司馬遼太郎)より

  よく、かつての上司が言っていました。

  「相手を叱る時には逃げ道を残しておくものだ!」 
    
  それと同様に、議論の場で、
  相手の人格までを否定するかのように、
  舌鋒をふるい打ちのめすのは、
  竜馬が言う「恨み」を残すことになるのだと思います。

  ですので、相手の感情に配慮できる会議ができたら、
  「大人の会議」なのかもしれません。
  ですが、それは大人しく穏やかにするものではなく、
  議論が楽しく盛り上がるというイメージです。

  〜〜〜

  そして、やはり、「口ベタ」な人というのはいるものです。
  その人が斬新な「アイデア」を思い付かないかと言いますと
  むしろ、その逆のことが多く、「口べた」な分、
  じっくりとものごとを考えるので、素晴らしいアイデアを
  ひねり出すことが多いのではないかと、私は思っています。
  
   「会議に出席したら必ず発言しろ」
   「意見なきものは去れ」
   「代案なき反対は発言権なし」

  など、会社によって色々な会議での原理原則を決めていますが、
  リーダーであれば、部下の性格的なものを見越して、
  毎回でなくとも、何か言いたそうにしていたなと思ったら、
  会議が終わった後に、ちょっと「なんか言いたそうだったね」と
  声をかけ、意見を吸い上げても良いのではないかと思います。

  〜〜〜

  瀕死の状態だった「ダイエー」を林文子さんと一緒になって
  なんとか再生を果たしたのは、樋口泰之行氏です。
  現在マイクロソフトの代表執行役COOですが、
  ダイエー再生当時は、社長でした。2005年のことです。

  そのダイエー再生当時の泥沼の中を這うような体験を
  樋口氏は『変人力』(ダイヤモンド社)という著に記しています。

  ダイエーはご存知のように、多くの店舗を閉鎖しました。
  全国にある様々な店舗の最終営業日に、樋口氏はたった一人で
  お店に出向いたそうです。ホントに凄い人です。

  その樋口氏が、こんなことを書いています。


 
    議論の中で、指されても意見を言えない、
    あるいは、議論の流れの中で口を挟めないメンバーもいる。
    彼らは会議中、首を傾げたり、逡巡しながら自分の考えを
    まとめるためのメモをとっていたりする。
    (中略)
    このような、自分でじっくり考えるタイプのメンバーには、
    その場で水を向けるだけでなく、
    ミーティングが終わってから
    「何か言いそびれたことあるんじゃない?」
    と声をかけてみる。そうすると、往々にして
    「実はそのやり方は現場では効果が上がらなかったんです」
    といった話をされたり、あるいは後からメールが舞い込んだりする。
    会議というのは討論コンテストの場ではないので、
    会議慣れしていない社員の声も過不足なく拾い、
    議論を正しい方向に導いていくことが重要である。

            『変人力』(著 樋口泰行 ダイヤモンド社)より

 

  私は、先月、樋口氏の講演を聞く機会に恵まれたのですが、
  なるほど、こういった事を書く「優しさ」と言いますか
  「人間力」を持った人だと、痛感しました。

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   ★会議は討論コンテストの場ではない
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  人としての配慮が会議の質を高めます! 

  とはいいながら、「会議」はその会社、会社での
  「やり方」もあるでしょうし、
  あなた様の「持論」もあると思います。

  それはその通りに進めていって、
  何か壁にぶつかっているとお感じになっていましたら、
  本日の内容を少し参考にして頂けたら、幸いです。

  〜〜〜 

  といったことで、本日はここまでにしたいと思います。

  東京は本日、10度を越えるとのこと!
  冬の中に春の足音が、かすかに聞こえています。
  ですが、寒さはまだまだ厳しくなる日もあると思います。
  くれぐれも風邪など召されませんよう、おからだご自愛なさってください。

  あなた様の2008年の「如月」が
  生涯の記憶に残る素晴らしい月となることを心よりお祈り申し上げます。
        
 
          「元氣・勇氣・やる氣」で!

          
               

                              敬具

   平成二○年二月二〇日

                          松山 淳より

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 ◆自問自答◆

 1)私は、「会議」の時間を大切にしているだろうか?

 2)私は、「会議」とは不毛なものだとあきらめていなだろうか?

 3)私は、「会議」をこれからどうしていきたいだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「話し合う出会い」  

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 ◆追伸◆

  相変わらずデジタル、ネットに弱い私ですが、
  最近は、ブログが携帯電話から投稿できて、
  しかも携帯電話でも見られるのですね!
 
  「そんなの当たり前だ!」
 
  と叱られてしまうかもしれませんが、
  最近、私のブログ「リーダーへ贈る358の言葉」の閲覧数が
  http://ameblo.jp/earthship-consulting/

  「PC」対「携帯電話」で5対5になる日があるのです。

  しかも、今年に入ってから急激に携帯での閲覧が増えています。
  朝の6時頃までには平日、毎朝更新しているので、
  朝の通勤電車の中などで読んで頂けているのかもしれません。
       ↓ ↓ ↓
  http://ameblo.jp/earthship-consulting/
  
  ホントに時代の変化を感じる日々です!

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【ことば】
 
『皆で話し合って目標が決まったら、
不要な議論することなく最短距離で事にあたる。』

                      
(マイクロソフトCOO 樋口泰行)
 
『変人力』(著 樋口泰行 ダイヤモンド社)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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