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【92通目】「シータ波」散歩は脳へのご褒美!

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《シータ波》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
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                                07.01.24
                                92通目
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  リーダー様へ

  拝啓 傘の音 カサカサ鳴りて 雪と知る

  いかがお過ごしでしょうか?

  2007年のクリスマスから、ほぼ一ヶ月、
  ついに本格的な雪が東京にも降りました。

  朝、明るくなって窓の外を見て、雪が降っているのを発見し
  宝探しをしていたトレジャー・ハンターが
  ついに財宝を発見した時のような驚きの声で・・・

   「雪だ〜〜〜!」

  と、叫んでしまいました。

  まったく子どもでして、
  自分の息子よりウキウキして、
  「積もったかな」と何度も窓を開けては閉めて、息子に
  「お父さん、寒いよ!」と言われてしまう始末です。

  朝食を取ってすぐに散歩に出ました。

  雪が、いつもの近所を、美術館にしてくれていました。

  緑と雪。花と雪。電信柱と雪。アスファルトと雪。

  どれも最高傑作です。
    
  ふと、10代、20代の頃、
  スキーに出かける前に、まるで必修科目かのように必ず見ていた
  原田知世、三上博史主演の
  「私をスキーに連れてって」を思い出し、
  ユーミンの「サーフ&スノー」が頭の中でリフレインしました。
   
  雪で足が滑りそうでしたが、足取り軽く散歩を終えました。
  
  雪のお陰ももちろんありますが、「散歩」はいいですね!
  
  〜〜〜

  日本経済新聞(2008.1/1)に、東京大学院準教授准教授であり
  「海馬」の研究で著名な脳科学者「池谷裕二」氏の講演録が
  掲載されていました。
  講演タイトルは「アイデアの創発と脳」でして
  こんなことが書いてありました。

  私のたちの脳の中では
  「神経細胞の膜にはイオンがたまっていて、
  そのたまりが揺らいでいる」らしいのです。

  そして、この「揺らぎ」を良いものにしていけば、良いアイディアを
  出すことにつながっていくとのこと・・・。

  ただ「揺らぎ」にも「良い」「悪い」があり、
  良い揺らぎは脳の中にある「海馬」という場所から出てくる。  

  この話を受けて・・・

  

    海馬は脳の中心にあって記憶を操るところですが、
    面白い脳波を出します。
    それが「シータ波」。
    シータ波は歩いたりする時によく出ますが、
    特に初めて来た場所を歩く時にたくさん出ます。
    つまり外に注意を向け、興味を持って意識的に探索している状態
    やる気のある状態です。

     
                  『日本経済新聞』(2008.1/1)より
 

  この箇所を読み、私は

   「えっシータ波が出るの!?」

  と両手で持った新聞を思わず引き寄せました。

  脳波には、以下のようないくつかの種類があることは
  すでにご存知の通りです。

  
    ◇「デルタ波」・・・深い睡眠状態 etc.
    ◆「シータ波」・・・浅い眠りの状態 etc.
    ◇「アルファ波」・・リラックス・集中状態etc.
    ◇「ベータ波」・・・緊張、気が散っている状態etc.
   
   ※それぞれの状態にetc.をつけたのは
    アルファ波は緊張している時に出ることがあり、
    脳波と状態の関係は、人によって様々だからです。

  私が驚いたのは「シータ波」は、浅い眠りの時もそうですが、
  瞑想をしている時、瞑想状態が深くなればなるほどよく観察される
  「脳波」のひとつだからです。

  「人は、歩きながら瞑想しているの?」

  とは、大袈裟ですが、そういえば僧侶にして作家の玄侑宗久氏の本に、
  歩きながら瞑想する「歩行瞑想」というものがあると
  書いてあったのを記憶しています。

  禅僧の瞑想状態を研究している有田秀穂氏と玄侑宗久氏との対談
  『禅と脳』(大和書房)を読みますと、
  ストレスを中和してくれる「セロトニン」という神経伝達物質の
  大切さについてふれています。

  この「セロトニン」が「どうすると出るか?」と言いますと
  「単純作業」をしている時で、これまた「歩いてる」状態というのは
  とても良いそうです。

  ですが、歩きながら

  「今、「シータ波」が出ているかな〜?」
  「セロトニンが出ている、出ている」 

  などと考えていると、逆に散歩の魅力がなくなってしまうと思いますので
  「散歩」は、ただ「散歩」をすれば良いのだとも思います。

  〜〜〜

  話を池谷氏の講演に戻しまして・・・。
  ウサギを使った記憶力の実験の話が、とてもおもしろいのです。

  「若いウサギ」と「年寄りウサギ」がいて、
  記憶力を試す実験をすると、通常の状態では「若いウサギ」の
  結果が良いのは予想通りなのですが、
  「シータ波」が出た状態で訓練すると、結果はほど変わらないそうです。

  「年寄りウサギ」だって「若いウサギ」に負けないのです!

  この結果は、以下の2点を意味しています。

  
    1)脳は年を取っても性能は衰えない。
    2)シータ波を利用すれば若者に負けない能力を発揮できる。
  
     
  「知能」に「流動性知能」と「結晶性知能」があります。

 
   ◆「流動性知能」:新しいことを学習する力、変化への適応力
   ◆「結晶性知能」:経験を元にした理解力・判断力など
 
  
  「流動性知能」は年齢とともに衰えますが、
  「結晶性知能」は年を重ねるとともに高まり
  70歳、80歳になって、やや低下していきますが、
  それでも20代のレベルをキープすると言われています。

    ★脳は年を取っても性能は衰えない。
     
  というのは、こういった側面からも言えるのだと思います。

  「もう年だから、と年齢を言い訳しない」

  とはよく言われることですが、
  「結晶性知能」は、どんどん高まっていくのですから、
  そういったアドバイスも確かに言い得ているわけです。
 
  〜〜〜
 
  では、どうすれば「シータ波」が出るんだ!という話に
  もちろんなっていくわけですが、池谷氏は、

    ★「一番は歩くことです」

  と言います。
  
  その他、電車に揺られている時、飛行機に乗っている時
  なども出るそうです。

  多くの人がそうだと言い、私もそうなのですが、
  電車に乗っていると、あれだけ音がうるさいのに、
  駅を乗り過ごしてしまうほど読書に集中できるというのは、
  この「シーター波」が関係しているのかもしれません。

  私は電車に乗って読書すると、本の世界に入り込んでしまい、
  目的地の駅を乗り過ごしている経験がたくさんありまして、
  打合せに遅れそうになり、いつも走っています(笑)

  〜〜〜

  それは、置いときまして、
  話を元へとさかのぼりますと「海馬」がどうも大切なわけです。

  ロンドンのタクシー運転手は、
  行き先を告げると黙ってでも連れていってくれます。
  噂は聞いていましたが、私もロンドンで何度かタクシーを利用した
  経験があり、本当にそうであることを体験し、驚きました。

  恐るべき記憶力です!

  この方々の脳を調べると
  やはり普通の人たちより「海馬」が大きく発達しているそうです。
  ロンドン大学のマグアイアー教授の研究です。
   
  このことは、池谷氏の著『脳は何かと言い訳する』(著 池谷裕二 詳伝社)
  に書かれていました、他に、こんなことが書かれています。

 

   もっとも効率的な海馬の細胞を増やす方法は日々、
   勉学に励むことであろうが、それ以外にも、
   マンネリを避けて刺激ある日常生活を心がけることも効果的だという。
   (中略)
   その他、適度のランニング、食べ物を良く噛むこと、
   社交の場に積極的に出ること、ストレスを避けること、
   幼児の場合だったら母親の愛情をふんだんに受けることなどが、
   海馬神経の増加に有利に働くとされる。

         『脳は何かと言い訳する』(著 池谷裕二 詳伝社)より


  この一文を読みますと、
  要は「適度な刺激と健全な生活」を心がけることが大事なわけで、
  ですが「愛情」というキーワードはちょっと目を引きます。

  母の「愛」が子どもの発育に多大なる影響を与えることは
  ちょっと考えただけでも、それは当然のこととわかりますが、
  脳の特定の箇所「海馬」にも、それは言えているということは
  とてもおもしろいと思います。

  これは案外、大人にも当てはまるような気が致します。

   「上司が部下へ愛情を注ぐ」
 
  と言うと、ちょっと背中がムズムズしてくるかもしれませんが、
  上司の部下へのちょっとした「配慮」によって、
  部下のモチベーションは左右されれますし、
  モチベーションは能力を高めることと深く関係しているわけですので、
  それが「海馬」なのかは別にしましても、
  「配慮」は、やはり大切なことではないかと思います。

  ちょっと話が長くなりました!

  リーダー自身も「能力」を高めるためにも、
  すでにご存知のことばかりかもしれませんが、
  今日のいくつかの話があなた様のお役に立つことを祈っています。

  「適度な刺激と健全な生活」を!  

  〜〜〜

  さてさて、睦月も下旬へと入ってきました。
  寒い日が続いております。 
  「ノロウィルス」もまだまだ流行しているようです。
  くれぐれもおからだご自愛なさってください。

  あなた様の2008年の「睦月」が
  生涯の記憶に残る素晴らしい月となることを心よりお祈り申し上げます。
 
            
           「元氣・勇氣・やる氣」で!

          
                (^-^)/

                              敬具

   平成二十年一月二十四日

                          松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、生活に変化を取り入れているだろうか?

 2)私は、自分で自分を閉じ込めていないだろうか?

 3)私は、自分の力を高めるために何をしているだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

  「人は、変われる」  

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 ◆追伸◆

  先日、J-WAVE(ラジオ)のある番組に原田知世さんが出演していました。
  女優・歌手の仕事をしていますので、いろいろな人に会うわけですが、
  同年代の方と話すと、必ずといっていいほど
  映画「私をスキーに連れてって」の話になるそうです。
  しかも、皆、ものすごく熱く語るそうです!
  でも、原田さんは、ちょっと引いてしまうとか・・・。
 
  私も何度、見たことか?

  熱く語る人の気持ち、とてもわかります。
  もうすっかり、忘れてしまいましたが、
  大学生の頃は、記憶力の悪い私がセリフまで覚えていました! 

  映画を見ている時「シータ波」が出ていたのかもしれません!
 
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【ことば】
 
『新しい発想、人とは違う個性とは、先入観や思い込みだけで
 流されてしまわないで、ほかに何か可能性がないだろうかと
 考えていくところから出てくるのかもしれません。』

  (池谷裕二)
 『脳は何かと言い訳する』(著 池谷裕二 詳伝社)より

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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