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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【80通目】「ゆだねる-3」職務特性モデル(ハックマン=オルダム・モデル)!

「職務特性モデル」について「リーダーシップ・コラム」でもわかりやすく解説しています!
  15.職務特性モデル(ハックマン=オルダム・モデル)とは

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《ゆだねる-3》
                  
『リーダーへ贈る108通の手紙2』
  http://www.earthship-c.com

  07.10.18
  80通目
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  リーダー様へ

  拝啓 ハイハイが つかまり立ちなり 緩むほほ

  いかがお過ごしでしょうか?

  2007年、本日含めて残り75日となりました。

  一日、一日、今年の終わりへと近づいています。
  ですが、まだまだ75日もあります。
 
  元旦に立てた目標を再確認し、
  残り75日で「できること」と「できなこと」を思いきって選別し
  「できること」だけに集中すると良いのかもしれませんね。

  私も課題は山積みですが、少しでも良い年末をむかえられるよう
  がんばりたいと思います。

  〜〜〜

  さて、本通は、前通からのつづきですので、
  前置きはこれくらで・・・。 

 (前通をお読みになっていない方、
  申し訳ございませんが、バックナンバーをご確認下さい!)
    ↓ ↓ ↓
  《ゆだねる-1》
  http://blog.mag2.com/m/log/0000112707/109015005.html
  《ゆだねる-2》
  http://blog.mag2.com/m/log/0000112707/109045246.html

  さて、坂本竜馬の話でした。

  台風の到来の時の作業、または、
  竜馬18歳の時の堤防工事の話がありました。
  「竜馬の居眠り堤」です。

  どちらも竜馬らしいのですが、

   ★細かい指示したら後は「ゆだねる」

  というのが共通点でした。

  そこに、ちょっと小難しいのですが、
  「内発的報酬」が大事で、その代表的な理論「職務特性モデル」の話を
  ひっぱてきて、重ね合わせようとしました。

  「職務特性モデル」(ハックマン=オルダム・モデル)
   のポイントは以下の5つでした。簡単に解説を加えておきます。


 1)技能多様性(Skill Variety)
   葉書に切手を貼る作業だけを就業時間中ずっとするという
   「単調」「単純」なものではなく、
   仕事に自分の持つ多様な能力が発揮されるような特性があること。
   交渉したり、企画したり、プレゼンしたり多様な側面が
   仕事にある時、人はやる気を維持できる。

 2)タスク完結性(Task identity)
   葉書に切手を貼るのは大きな仕事の一部です。
   ですが、自分が企画をたて、上司に承認され、デザインに参画し
   葉書が印刷されできあがり、そのDMを顧客に郵送するという・・
   仕事の始まりから「完結」するまでを、ゆだねられているのであれば
   単純な切手貼り作業も別の意味を持つ。
       
 3)タスク重要性(Task siginificance)
   切手を貼る作業はとても大切なこと。
   それなくして顧客に葉書は届かない。
   しかし、所属する職場で、その作業をする周囲の人たちが
   「切手貼り」に対してどういった考えを持っているのか?
   「あんな仕事なんて、誰だってできる」と軽んじられているのか?
   「この仕事は、とても大切なこと」と重要視されているのか?
   会社の中で、部や課の中で、ひいては社会の中で「重要な仕事をしている」
   と、思えた時に「モチベーション」は維持される。 

 4)自立性(Autonomy)
   「する仕事」に対して意思決定権がある。
   自分のやり方で仕事を進められる。
   つまり、上司から仕事を任せられている、ゆだねられている状態。
   上司に「あーだ、こーだ」と細かいことを指図されない。
   そういった自立性の高い特性を持つ仕事であると・・・、
   人は「やる気」を維持できる。

  5)フィードバック(Feedback)
   「した仕事」に対しての「手ごたえ」を確認できること。
    お客様からの評価、営業の成績など、
    仕事に対して何らかの結論、評価、反響、がしっかりと出ること。
    上司に提出した書類や企画が、どういった使われ方をして、
    その後、どうなったのか?。いつまでも「結果」が出ないと、
    不安になり、それが繰り返されるとモチベーションがダウンする。
 



  え〜と、ちょっと長くなりました。
  噛み砕いて書いたので、「職務特性モデル」が持つ格調の高さが
  失われてかもしれませんが、お許しください。

  さて、ここで、もちろん・・・、

   「そうは言ってもな〜・・・」
   「現実の仕事はそうはいかないよ!」
   「言いたいことは、わかるけど、机上の空論でしょ!」

  と、お考えの方もいると思います。

  で、私はその通りだと思っています。
   「理論」ですので、必ず「空論」になる要素を含んでいます。
   なぜなら、現実は複雑で矛盾をしているのが常だからです。
   「矛盾」と「理論」は仲の悪いものです。
   
  しかし、だからこそ、打ち立てられて理論も必ずあら探しをされて、
  別の新たな理論が生まれてきます。
  だから「進化」をしていくわけです。
  「矛盾」は「進化」の母です。

  おっと!・・・すいません、話がそれています。

  元に戻しまして、例え「空論」でも、
  耳を傾けるべき何かしら必ず内包しているんもだ・・・と
  そんなことが言いたいわけで、
  例えば自分の「やる気」と照らし合わせて「職務特性モデル」
  のことを考えてみてください。

  すると、何かしら思い当たるものが必ずあると思います。

  もし、思い当たることがあるなら、
  それは「空論」ではないのかもしれません。

  そして、再三再四になりますが、もう一度、
  司馬遼太郎さんの、ひきしまった名文をお読みください。
   

 

  「三つの組の大将にこまごまと作業方法を教えたあとは、なにもいわない。
   雨の庭に床几をもちだし、素っ裸になってすわっている。
   ときどき大声で笑う。
   作業をしているやつの恰好をみては、からかった。
   それだけで、どんどん事がはこんだ。」 

         『竜馬がゆく(三)』(著 司馬遼太郎 文藝春秋)より

  ※床几(しょうぎ):脚を打ち違いに組み、尻の当たる部分に革や布を張った
   折り畳み式の腰掛け。陣中・狩り場・儀式などで用いられた。(大辞泉)

   
  〜〜〜

  (話を変えます!)
  
  10/16(火)放映のNHK「プロフェッショナル」の話です。
  ご覧になった方も多いと思います。
  http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071016/index.html 
 

   「公立行ったらあかん」

  と、中学の先生が娘さんに言った。
  その娘さんの父であり当時、公立高校の先生であった
  荒瀬克己さん(現在、京都市立堀川高校 校長)は、
  その時事実を知り愕然とする。

  「現役で大学に行きたいなら私立に行きなさい。」

  世間の評判はそうで、その通り、公立高校の進学率は低かった。

  その言葉がきっかけとなり、
  自分のいる高校をなんとかなければと、危機感を募らせる。
  それから、京都市の教育委員会などとタッグを組み学校改革が始まる。

  結果、京都大学などを頂点とした国公立への進学率が飛躍的に伸びる。
  2001年では6人だった合格者が、2006年では132人にもなった。

  その軌跡は「公立高校の奇跡」と言われている。
 

  〜〜〜

  と・・・書くと話が短絡的になってしまうのですが、
  それほど「凄いことを成し遂げた人がいた」ということだけ
  わかって頂いて、この校長先生の流儀がおもしろいので、
  ここに掲載しておきます。

  こちらのサイトの始めにも書いてありますが、それは・・・
  http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071016/index.html 

   ★「ぼんやり見る」

  です。

  NHKのナレーションは、こんな風でした。

  「荒瀬は折を見て、校内を漂う。声をかけては生徒の表情や雰囲気を見る。
   真剣にみつめるのではなく、ぼんやり見る、
   そうやって学校内の空気を感じとる」

          「プロフェッショナル」(NHK10/16放送)より

  さて、この文を読み、「あー、あのマネジメン手法ね!」
  と、私の書こうとしていることを、先読みされた方もいるでしょう。

  そうです、これですね!

 
  ★MBWA(Management By Wandering Around)
 

  ちょっと古い本になるのですが・・・、
  『エクセレント・カンパニー』(T・ピーターズ 訳大前研一 講談社)
  という本の中では、MBWAは(Management by Waliking About)
  の略だともあります。これは、企業によって呼び名が違うそうです。

   ・Walk about:歩き回る
   ・Wander around:ふらふらする、ほっつき歩く

  いずれにしても「現場を歩く」ことです。

  リーダーが現場を知るため、用もなくふらふらする。
  社員に声をかけたり、からかったり、たわいのない会話する。
  その時、社員の雰囲気や職場の空気を読みとる。
  そして、たわいのない会話に、
  大切なことが「ぽっ!」と出てくることがある。

  いや・・・むしろ、

 

   ★大切なことは、たわいのない会話をできる関係だからこそ出てくる

 

  のかもしれません。

  ちなみに、MBWAは「歩き回る経営」などと言われています。

  〜〜〜
 
  さて・・・そろそろ着陸しなくてはいけません。

  竜馬は、指示をして大笑いをしているばかではありませんでした。
  ほったらかしにはしていません。

  「作業をしているやつの恰好をみては、からかった。」

  とある通り、現場で働く人々のもとに赴き、
  しっかりとコミュニケーションをとっています。

  気にかけています。

  作業する人のまわりをフラフラ(Wandering around)して
  会話をかわしていたのでしょう!

  きっと竜馬のことだから、たわいのない、くだらないことを
  明るくゲラゲラ笑いながら、たくさん話していたと思います。
  そして、最後、しっかりと「まあ、頼むわ、がんばれや!」などと
  土佐弁で励ましの言葉をかけていたと思います。
  
  しかし、任せるべきは任せる。
  そして、ぐっと我慢する。

  その我慢を隠すため竜馬のように大笑いしているのもいいでしょう。
  思いきって寝てしまうのも・・・と、それは職場ではできませんので、
  それぐらいの気構えでいることも大切だと思います。
  
  でも、なぜでしょうか?
  
  部下の「やる気」に関係するから、だけしょうか?
  だから仕事を部下に「ゆだねる」のでしょうか?

  いや、もう一つ理由があります。

  その答えは、最後、荒瀬校長に「ゆだね」
  「ゆだねる」の3回シリーズを終えたいと思います。

 

 

 「渦中に入ると見えなくなるというのがあるでしょ、
  だから、リーダーは渦中に入ってはいけない。」

 
  「プロフェッショナル」(NHK10/16放送)より
 

 

  〜〜〜
    
  といったことで、本日はこれまで・・・。
   
  東京は、ホントに涼しくなりました。
  もう残暑がぶりかえすなんてことはないと思います。
  あなた様のお住まいになっているところはいかがでしょうか。

  会社の業績も大事ですが、おからだあっての業績です。 

  くれぐれもおからだご自愛ください。
 
  そして、仕事の上でも、プライベートのことでも、さらなる高みを目指し
  最高のパートナーである自分自身の力を信じて 
  素晴らしい記憶に彩られる神無月となることを心より祈っております。  

  
   乱文お許しを!

   それでは、失礼します・・・・・。
 

     
        
           「元氣・勇氣・やる氣」で!

                (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十九年十月十八日

                          松山 淳より

==========================

 ◆自問◆

 1)私は、部下の仕事に口を出しすぎていないだろうか?

 2)私は、部下のやる気について整理できているだろうか?

 3)私は、自分がどういった時にやる気ができるのか、わかっているだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

=========================
 ◆102℃ WORD◆

「任せると自分が成長する」
      
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 ◆追伸◆

  1月に生まれた子も、つかまり立ちをするようになりました。
  ところが、ハイハイをあまりしっかりしないのです。
  手のひらと膝をついて歩く、例のハイハイです。

  そのかわり、腕の力だけで床の上をすいすい動き回る、
  ほふく前進のようなのをよくしています。
  からだをクネクネくねらせて、移動するその様は、
  トカゲとかワニが動いているようです。
  思わず吹き出してしまいます。

  以前、旅先の宿で、部屋に荷物を運んできてくれたホテルの方が
  別の部屋から、突然、そうして出てきた子を見て笑っていました。

  「コモドドラゴンみたいですよね!」

  と、私が言うと、笑顔で妙に納得していました。

  「やはり人間は海から来たのでしょうか!?」
  
  そんなことをふっと思わせる、子の謎の動きです(笑)

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【ことば】
 
『やるべき時に、やるべき場所にいて、やるべきことをする』

(京都市立堀川高校 校長 荒瀬克己)

 「プロフェッショナル」(NHK10/16放送)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

 2011年からスタートし5年目に突入! Facebookページ『リーダーへ贈る人生が輝く名言』を運営しています。松下幸之助、本田宗一郎、稲盛和夫など名経営者やイチローなどトップアスリートたちの言葉をUP!。気持ちが前向きになり、元気になれる名言・格言を選び、配信しています。オリジナルの名言もUP!

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