ビジネスリーダーへ元気・勇気・やる気を贈るメールマガジン

『リーダーへ贈る108通の手紙』

HOME > メルマガ > 2007バックナンバー > 【76通目】

【76通目】「違うこと」経営学者アベグレンがいった日本企業の強み!

************************************** 
《違うこと》
                  
          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
            http://www.earthship-c.com

                               07.7.25
                               76通目 
**************************************

  リーダー様へ

  拝啓 夏の空 蝉の声聞き 目をつむる 

  いかがお過ごしでしょうか?

  今年の文月の東京は本当に雨の多い季節となりました。
  朝起きてカーテンから漏れてくる光が弱いと
  「また今日も雨か」と、布団にくるまりながら愚痴をもらしていました。

  土日も雨のことが多く、
  子どもたちを外で遊ばせることができませんでした。
 
  ですが、ひとつの小さなモノが7月の我が家を明るくしてくれました。
  雨の日、家に閉じこもる子どもたちにブームが起きたのです。
  (ブームと言っても二人だけですが・・・)

  「ねんど」です。

  長男(小二)が突然「ねんど」をしたいと言い出し、
  文具店で数百円出して買いました。

  「ねんど」ですので次男(2歳)も一緒にできました。

  へんてこな形の怪獣や食べ物を作っては、
  二人でゲラゲラ笑っていました。
  作っては笑い、壊しては笑い、また作って笑う。

  「何がそんなにおかしいんだ!」と新聞を読みながら、
  つられ笑いをしてしまう私でしたが、
  その場で創られた二人の笑顔は、大切な何かを教えてくれました。
  
  我が家には「プレステ」も「任天堂DS」も「Wii」もありません。

  それらがあれば、長雨の7月も「退屈せずにすんだのではないか!?」
  と、正直、思いました。
  
  以前、長男に「友達の家に遊びにいったらゲームができなかった」
  と言われ、寂しそうなその顔を見て、心が揺れました。

  
   「子どもが時代遅れになったらどうしよう・・・・」
  
  

  〜〜〜

 
  今年の5月2日、『日本の経営』(日本経済新聞社)の著者である
  アベ・グレン氏が亡くなりました。享年81歳でした。

  『日本の経営』は1958年(昭和33年)に出版されたもので、
  経営書では古典の部類に入るものです。
  私たちが何気なく使っている「終身雇用」「年功序列」などの言葉は
  この著から生まれたものです。

  アベグレン氏は、当時の日本企業を調査し、

  「終身雇用」「年功序列」「企業別組合」

  という三つの要素が日本企業の「強み」だと主張しました。

  しかし当時の多くの企業人たちは、それは当たり前のことだと考えていて
  日本経営の「三種の神器」と呼ばれるようになる三要素が、
  世界的にみて「ユニークな特徴」になっていること、「強み」であることに
  気づいていなかったそうです。

  ですので、この著は多くの日本人を励ましたと言われています。
  
  日本経済新聞(07.5.15付朝刊)に
  アベグレン氏について書かれた記事がありました。
  神戸大学教授の加護野忠男氏は、こんなことを書いています。

   

   「日本の経営は欧米の経営とは違う。
    欧米よりも遅れているのでもなければ劣っているのでもない。 
    たんに違うのである。
    経営は文化的産物だから、違いがあって当然である。
    この違いのなかには、
    劣っているところもあれば優れているところもある。
    日本では自らを卑下するのが美徳になっているので、
    日本人は経営に関しても遅れたものととらえがちであるが、
    もっと自信を持ってよい

    というのが、アベグレン氏の日本人への一貫したメッセージである。」

               『日本経済新聞』(07.5.15付朝刊)より

 

  『日本の経営』にて日本の「強み」と指摘された「終身雇用」
  という言葉は、英語で「ライフタイムコミットメント」と書かれました。

  「ライフタイム」は「終身」だとしても「コミットメント」は「雇用」
   ではありません。
  ですので、アベグレン氏が言いたかったことと少しずれているようです。

  氏の主張は「終身雇用」ではなく
  
   ★「働く人と職場共同体との間に生涯にわたる強い結びつきがある」

  ということでした。

  「和」を重んじる日本人だからこそ生まれてくる企業の「強さ」です。
   

  〜〜〜
  
  スタンフォード大学のJ・フェファー教授は、
  2005年4月22日に開催されたリクルートワークス主催の
  イベントの基調講演にて、こんなことを述べたそうです。
  同じく日経新聞の記事からです。
  一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏の文です。   
 
***  
 基調講演で開口一番
  
「模範と言えない我々の人材経営をなぜ学ぶのですか」

 と述べた。一瞬緊張が走った。そして
 
「米国企業の人材マネジメントは、意図的に恐怖心を植えつける政策
 を追求してきたので、従業員のコミットメントが低い。
 成功している超優良企業は、従業員の全人格と家族までをも包含
 する企業風土を持っている」
 
 と指摘した。   
          
 『日本経済新聞』(文 一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏)より 


*** 

  
   この記事を野中教授は、こんな言葉で終えています。

     
    ★「仲間を骨を拾う」組織体に弱兵はいない

 

   アベグレン氏は晩年になり日本国籍をとった米国人でした。
   それほど日本が、日本人が好きだったそうです。  

   今も天国から応援してくれているのでしょう!

 

    「違っていることを恐れるな、もっと自信を持て!」と・・・。

 

  〜〜〜

  本日は、これぐらいで・・・
   
  貴重な時間をさいて本通を読んで頂いたこと、
  心より御礼申し上げます。

  前通(6/26発行)にて

  「今年の東京はどうやら空梅雨のようですね。
   でも、その揺り戻しで7月にたくさん降るとか・・・。」

  と書いたら、本当にそうなってしまいました。

  葉月(八月)は、夏風清々しい季節となりますように!

  仕事の上でも、プライベートのことでも、さらなる高みを目指し
  違うことを恐れず、最高のパートナーである自分自身の力を信じて 
  素晴らしい記憶に彩られる季節となることを心より祈っております。  

   くれぐれもおからだご自愛ください。

   乱文お許しを!

   それでは、失礼します・・・・・。
 

     
        
           「元氣・勇氣・やる氣」で!

                (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十九年七月二十五日

                          松山 淳より

=========================

 ◆自問◆

 1)私は、周りの人たちの意見に合わせすぎていないだろうか?

 2)私は、他人に「勝つか負けるか」とこだわりすぎていないだろうか?

 3)私は、自分の「個性」を大切にしているだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

=========================
 ◆102℃ WORD◆

 「個性とは違うこと」
      
=========================

 ◆追伸◆

 7月6日の講演にお越し下さった皆様へ!

 この場を借りて改めて御礼申し上げます。
 御陰さまで講演終了後の「夜話会(懇親会)」も、大いに盛り上がりました。
 脳の研究者の多くの人が指摘しているように
 異業種の方々とお話をするというのは、本当に脳が活性化されることを実感しました。
 本当にありがとうございました! 

 7月23日はある方のご縁で、講演を依頼され、
 60人ほどのビジネスマンの方々を前にして「リダーシップ」について話しました。
 講演終了後、宴席に招かれ、色々な方と言葉を交わす機会に恵まれました。
 「仕事に情熱」を持っている方ばかりで、こちらが元気をもらいました。 

  「仲間の骨を拾う」

 そんな人たちがばかりでした。
 本当にどうもありがとうございました!
             
               * * *

 「このメルマガ、7月7日で4周年をむかえ、御陰さまで5年目に突入しました。
  これまで色々とお世話になり本当にありがとうございます。
  心より御礼申し上げます。
  あまり発行頻度は高くありませんが、
  皆様へ「元氣・勇氣・やる氣」を贈るという初志を忘れず
  5周年に向けて継続していきたいと思っております。 
  今後とも末長いおつきあいのほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(38才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com/
■ブログ :「リーダーへ贈る358の言葉」
       http://ameblo.jp/earthship-consulting
■叱咤激励: j@earthship-c.com
■発  行:まぐまぐ,melma!,メルマガ天国,カプライト,めろんぱん,E-Magazine
■バックナンバー:http://blog.mag2.com/m/log/0000112707
※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ことば】
  
『伝統を一概に否定するのではなく、日本的経営が生み出した
 人事の合理性とは何であったのかを洞察したい』
 (野中郁次郎)

 『日本経済新聞』(夕刊「あすへの話題」)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

MBTIのリーダーシップ研修

リーダー層のマインドセットをチェンジする。世界50ヵ国以上の企業が導入するMBTI自己分析メソッドを活用したリーダー研修。資料(PDF)をメールいたします!

サーンバントリーダーシップ研修

「強さ」「有能さ」を全面に押し出すのはなく、「支える」ことでフォロワーたちを導くリーダーシップ・スタイルがあります!女性管理職、次世代リーダーに向いたリーダーシップとして好評!

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com