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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【75通目】「褒める-3」マズローの「人間が積極的に求めるもの」!

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          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
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                               07.6.26
                               75通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 空の雲 梅雨の季節の 宝石たち

  いかがお過ごしでしょうか?

  水無月もいよいよ終盤ですね。
  2007年の前半戦が終わろうとしています。

  月末でお忙しいかと思いますが・・・、

  今年のお正月のことを、まず思い出して頂き、
  それから、どんな風に時が流れてきたのか、
  その時の流れの中で、何をしてきたのか、
  喜ばしいこと、後悔すること・・・いろいろとあると思いますが、
  少し時間をとって、ゆっくりじっくり【内観】されることをお勧めします。

  その内容を書き留めることができれば良いのでしょうが、
  忙しいと思いますので、頭の中で、
  2007年の1月〜6月を回想するだけも、
  何かしら発見があるかもしれません。

  もし、お時間に余裕があれば、試してみて下さい!
  素敵な発見があることを、お祈りしています。
  

  〜〜〜

  さて・・・前号からの「つづき」でした。
  
  ダイエーの会長林文子さんのお話をしていました。
  話の源流は、

   ★「マグレガーのX理論・Y理論」

  でした。

  そこから、
 
  ■「外発的報酬」ー金銭(給与・昇給)・地位(役職)・名誉
  ■「内発的報酬」ー心の満足(仕事自体の満足、達成感、成長感、自己実現)

  の話が出て、
  
   ★「褒めること」  

  は、「目に見えない報酬」の一つとして大切であることを
  説こうと試みました。
  その説を支えるために、林さんの著書から引用をしました。

  「褒め殺し」と揶揄されるほど、
  部下を褒めまくった林さんのお話でした。

  しかし、その後、林さんの叱る話を挿入しました。

   

    「どうしてあなたはこんなに素敵なのに、
     こんなつまらないルール違反をして、自分を貶める。
     どうしてなの。」
    なんだか無性に悔しかった。
    私は叱るときも、心をこめて言わせてもらう。      

          『一生懸命って素敵なこと』(著 林文子 草思社)

   ※貶めるーおとしめる

  私は、この著を読み、この言葉は「凄いな〜」と感嘆し

   「どうしてあなたはこんなに素敵なのに」

  という台詞、また、その「思い」こそ、
  「マグレガーY理論」に通じるのだと思いました。

  Y理論はこうでした。

   

 やりがいのある目標だと思えば、
 たいていの人間は自己統制しつつ自発的に仕事に取り組み、
 積極的に責任を引き受けようとする。
 彼らのひたむきな態度は怖れからくるものではなく、報酬、
 とりわけ達成感や自己実現といった目に見えない報酬によって
 導かれたものである。
 平均的な人間には、未開発の創造性や独創性が大いに備わっている。 
   
『完全なる経営』(著 A・H・マズロー 日本経済新聞社)より 
 

  本当にその通りだと思います。 
  もちろん、完璧な人などいませんから、
  時に人は堕落していく力に負けてしまうこともあります。

  マズロー氏も、Y理論的人間観を多くの経営者、リーダーが持つべき
  だと主張しつつ、しかし同時に、人間が退行してく負の側面について
  しっかり認識しています。

  心理学者ですから、当たり前と言えば当たり前です。

  そして、そういった退行していく心の力があるからこそ、
  経営において、人を「尊重する」ことの大切さを説いていたのです。

   〜〜〜

  以前、某心理学の大学教授とディスカッションする機会に恵まれた時、
  
   □「今、部下潰しをする上司が増えている」

  との事実が話題になりました。
 
  その「上司」たちは自分が「部下潰し」をしている自覚が無いのが特徴
  とのことでした。

  潰された部下は鬱になり退社するか、
  他部署へ異動させるしかない精神状態になってしまうとのことでした。
  
  『完全なる経営』で、マズローは、

   「人間が積極的に求めるもの」

  として以下のようなことを列記しています。 


   
・自分が原動力であること。
・自己決定できること。
・自分の運命を自分で支配すること。
・自分の行動を自分で決めること。
・計画を立て、実行に移し、成功すること。
・成功を期待すること。
・責任を負うのが楽しいと思えること、あるいは、
 とにもかくにも進んで責任を引き受けること。
 特にそれが自分のためである場合。 
・受け身ではなく、積極的であること
・物ではなく、人間として扱われること。
・意思決定の主体としての自己を経験すること。
・自律的であること。
・主導権を握ること。
・自発的であること。
・他者から能力を正当に評価してもらうこと。

『完全なる経営』(著 A・H・マズロー 日本経済新聞社)より 

 

  某大学教授の説明と、重なってくるのですが、
  「部下潰し」をする上司の傾向として、上記の「人が求めるもの」を、
  その権限や地位、力関係によって奪っているのが、その特徴です。

  つまり・・・部下の可能性を信じて、任せ、分からない事は教え、導き

    ★「感謝する」

  ことから、ほど遠い人たちです。

  目に見えない「報酬」ではなく、部下に対して陰湿な
  目に見えない「報復」をしている事実に、愕然としました。

  「褒める」のが苦手という話をよく聞きます。
  であれば「褒める」のではなく、
  「感謝する」ことを何らかの形で表現すれば良いのではないかと思います。

  「褒める」ことは「感謝する」ことの一表現に過ぎないのかもしれません。

  〜〜〜

  マズローやマグレガーは1960年代の人です。
  ですので、経営学ではすでに古典に分類される人たちです。

   「そんな昔の話が何なの!?」

  と、最先端の経営理論を好む人たちからは、揶揄されがちな論考です。

  ですが「部下潰し」が増加しているという事実を鑑みると、

   「どんな人間観を持った人が「上司」となっていくのか」

  という視点は、経営、人事戦略上、
  これから、ますます重要視されていくことと思います。
   
  何も「マグレガーのY理論」が正解なのではなく、御社ならではの

   「人間観」
   「人はどういった存在なのか」
   「人はどういった時にやる気を出すのか」
   「人はどういった時に成長してくのか」

  などについて、機会があれば「上司」「部下」を交え、
  あるいは、部署を越えて話しやすい世代だけを集めて、
  話し合ってみると、おもしろいかもしれません。

   以外な発見があるものです!
   
   
  〜〜〜

  本日は、これぐらいで・・・
   
  貴重な時間をさいて本通を読んで頂いたこと、
  心より御礼申し上げます。

  今年の東京はどうやら空梅雨のようですね。
  でも、その揺り戻しで7月にたくさん降るとか・・・。

  しかし、それは先のことですので、今を大切にし、
  仕事の上でも、プライベートのことでも、さらなる高みを目指し
  ありのままのあなた様を信じて、この水無月が、
  素晴らしい記憶に彩られる季節となることを心より祈っております。  

   くれぐれもおからだご自愛ください。

   乱文お許しを!

   それでは、失礼します・・・・・。
 

     
           水無月の終盤、素敵な時を!

           「元氣・勇氣・やる氣」で!

                (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十九年六月二十五日

                          松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、部下の力を引き出しているだろうか?

 2)私は、部下と力を合わせているだろうか?

 3)私は、部下と共に成長することを望んでいるだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

   「人の尊厳」
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 ◆追伸◆

  0歳の我が子ですが、生まれて6ヶ月を過ぎ、
  ごろりと、寝返りをうつようになりました。
  うつぶせになり、それから床に手をつき、顔をあげ、、よだれを垂らして
  「う〜う〜、あ〜あ〜」唸っています。

  何を言いたいのか、わかりませんが、何か言いたいようです。

  さらに・・・自分の手を顔の前に持ってきては、動かし、
  まじまじと見ている時間が増えました。

  「一体、この目の前で動くものはなんだ」

  と思っているのか・・・?

  いよいよ「自分」というものが、出来上がりつつあるようです。
 

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【ことば】
  
『人間は誰でも偉大な存在であるという考えを
 根底にもっておらんとね。』
   (松下幸之助)

 『成功の法則 松下幸之助はなぜ成功したのか?』(PHP)より


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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