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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「最終話-門出(3)」逆境を乗り越え感じること。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
              〜リーダーの涙☆〜
 
                               07.2.20
                           【最終話-門出(3)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

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  それから・・・、書斎、無断で使わせてもらっています。

  棚の本も勝手に読んでいます。
  壁に貼ってある言葉を眺め仕事のヒントにしています。
  意味不明のもの、いまひとつピンとこないものもあります。

  ですが、それはこれからもきっと起きる
  辛いことや悲しいことを乗り越えて初めてわかるものなのでしょう。

  先日ある本を開くと、
  セピア色に褪せた一枚の写真がこぼれ落ちました。
  私の生まれる前のあなたとお母さんが写っていました。

  写真の中の二人は最高の笑顔です。

  手にスパナを持ち薄汚れたランニングシャツを着たあなたは、
  白いワンピースのお母さんと腕を組んでいます。
  若いですね。
  私ではなく私の息子によく似ています。

  小さなオートバイが写っていますけど、あれホンダのカブですか。
  初期のタイプですね。
  営業に使っていたのでしょうか。

  それから、後ろにあるバラック小屋は昔の本社ですか。
  ひどい貧乏していたって窪塚さんから聞きました。

   幸せでしたか。

  すいません、無粋な質問ですね。
  あの笑顔みたらそうに決まっています。

  働くことの尊さを骨身に染み、
  日本を豊かにしようと坂の上の雲をめざし
  懸命に駆上がっていったあなた方の世代を、
  私はやっと尊敬できるようになりました。

 

   時代遅れなのは、もしかしたら、僕たちの世代なのかもしれない。

   そんなことに、四十過ぎて気づくとは・・・。

 
 〜〜〜

  あなたが亡くなってから色々なことがあり、
  くぐらなければ決してその先へ進むことのできない門を
  やっと通過したようです。
  最近になってそう思えるようになりました。 

   ですが日常はあまり変わっていません。

  自分のこと、家族のことを考え、部下に心を遣い、
  課長としてしなければならないことが山積みです。

  帰る時間も決して早くなっていません。
  そのことでは美佐子も時々、不満をもらしています。

  残業で子どもの起きている顔が見られない日が続くと辛くなります。
  マスコミは「いざなぎ景気を越える」と喧伝していますが、
  財布が厚くなる気配は一向にありません。

  だから、人生に満足しているかと聞かれても、
  正直、笑顔で「はい」と答えられません。

  ただ・・・、

  身の周りに起きる様々な出来事の見え方、
  感じ方が変わってきたことだけは確かです。

  動じなくなったと言うか、変に苛つかなくなったと言うか、
  不満感がやわらいだというか・・・。

   うまく説明できません。
   なぜそうなったのかもよくわかりません。
   ただ、こうして書いてきただけです。

  私にとって、それらの変化は素っ気ないものです。
  劇的なんてものではなく、気づいたらそうなっていたのです。

  人生そんなことの連続のような気がします。
  そうして少しずつ大人になっても成長していくのでしょうか。 

 

    お父さん・・・、

    僕もお父さんのようになれますか。 

  ですが、物真似をするつもりはありません。
  私は私で、やはりあなたとは違うのです。

  ただ、これまで否定してきた過去を尊ぶことは、
  今の自分を輝かせることになると思います。
 

  それは未来を創るため私にしかできない貴い人生の歩みです。

  私はその一歩をやっと踏み出したに過ぎないのでしょう。
 

 

   さて、息子が起きる時間です。
 
   今日の天気は雨のち晴れ。
 
   嶋さんとうまく話ができるか心配です。

 

     それでは、いってきます。

 

 

                                 敬具
  

 

 

 

     〈追伸〉

       来週の日曜日、
       息子とグローブを買いに行く約束をしました。 

 

 

 〜〜〜

 

 

     「本当の自分」とはあるのだろうか。
     「本当ではない自分」とはいるのだろうか。
 
     いつでも自分はそこにいて
     それ以上でもそれ以下でもないのではないか。
 
     もし自分を自分でないと感じているなら、
     それは自分から目を背けているにすぎないのではないか。
 
     自分を深く知ろうとすると
     他人よりひどく劣る自分に出会う時がある。
     それは辛く悲しいことかもしれない。
     けれど、そんな自分はあなたの全てではなく
     ほんの一面、影のようなものだ。
 
     自分を卑下して逃げ続ける時間も決して無駄ではない。
     が、いつか無理がくる。

     自分に立ち向かい傷つくことが過ちでも
     その意義深さに気づけたなら
     もうあなたは一歩を踏み出す勇気を蓄えたはず。
 
     過ちは時に人を魅力的にし
     そうして未来は創られていくのだから。

 

 〜〜〜

 

 

  
       人間の過ちこそ
       本当に人間を愛すべきものにする。(ゲーテ)

 

 

 

                              おわり
               

※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

《あとがき》

  ◆本日も、お仕事、お疲れさまです!

   なんとか無事、最終回をむかえることができました。
   これも、あなた様のお陰と、心より感謝しております。
   本当にどうもありがとうございました!

   24回に渡って配信してきましたこの物語ですが、
   こちらのページから無料でダウンロードできるように致しました。
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
   http://www.earthship-c.com/StartingOver.html

   1時間もかからず読めてしまいます。
   一気に読みますと、物語の前後の関連が鮮明になりますので、
   また、違った感想をもって頂けるのではと思っております。

   さて、先週もお知らせした【プレゼント】などの内容について、
   以下、ちょっと盛りだくさんなので、整理します。

   
  【ご感想を下さった方へのプレゼント】ーーーーーーーーーーーーーーーー

   拙い物語でしたが、今後の執筆活動への参考にしたく
   まことに恐縮ではございますが、ぜひご感想を頂けたらと思っています。
   50文字でも100文字でも結構です。
   ご感想を頂けた方には、以下のプレゼントを、ささやかながら・・・。
   どうぞよろしくお願い申し上げます!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ★《もれなくプレゼント》
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    
    ・拙著「名もなき人の生きるかたち」(文芸社)に、
     http://www.earthship-c.com/NAMONAKI-BOOK-1.html

     訳ありで収録されなかった幻の原稿(PDFファイル)を差し上げます。
     メールでお送りします。
     実は、編集の途中まで、ずっと、この原稿が入っていたのです!

    ・阪神淡路大震災に遭遇し、その時みたある光景に人生観が変わり
     大企業を辞め、今、神奈川県のとある町で、
     小さな飲食店を経営する人物の話です。
     起業に至るまでの紆余曲折を長時間のインタビューでまとめました。

     A4で11ページですので、30分ほどで読めてしまいます。

    ・こっそりJリーガーや芸能人が訪れるお店です!ぜひ、ご一読を!
 
    ・小さなお店ですがこの原稿を広報資料として有効活用しています。
     このお店、雑誌にのること、多々です。

     「哲学」「信念」「理念」の大切さ・・・

     そんなビジネス的、広報的な視点から読んでみると、
     また、おもしろいかもしれません。
     そう考えますと、お店を経営されている方は、必読ですね! 

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ★《抽選で本のプレゼント》
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     さらに、ご感想を送って下さった方の中から、
     抽選で【5名】の方に本をプレゼントしたいと思っております。
     私の「座右の書」の一つ、

      『小さな人生論』(著 藤尾秀昭 致知出版社)です!
 http://www.amazon.co.jp/dp/4884746600/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

    ・著者の藤尾氏は、雑誌「致知」を発行する致知出版社の社長です。
     「致知」の読者の方も多いかと思いますが、
     何かに迎合しそうになったり、自分の信念を曲げているのでは、
     と感じた時にいつも私は、「小さな人生論」を読んでいます。
     読むたび、励まされ、背筋を伸ばされます。
     
    ・拙著『名もなき人の生きるかたち』を読んで頂きたく、
     失礼ながら、藤尾社長にお贈りしたところ、すぐに返事がきました。
     『小さな人生論2』が同封されていました。
     本を開くと、手書きの墨文字で「夢 祈り 実行」と
     書いてありました。目に涙がにじみました。

    ・抽選ではございますが、私にとって思い出深い本ですので
     もしよろしければ・・・。

        >>>  >>>  >>>【応募要綱】>>>  >>>  >>>

    ◆条件:今回の物語『Starting Over 〜リーダーの涙』について
        ご感想を下さった方。

    ◆メールアドレス  j@earthship-c.com までご感想をお送り下さい。

    ◆件名に「感想」と書いて下さい。
 
     ※氏名、詳しい住所などはプライベート情報なので
      応募の際は特に必要ありません。
     ※当選発表に差しつかえのないペンネームなどで結構です。
     ※発送先の住所などは当選者の方にのみ後日、確認させて頂きます。
     ※もし、差しつかえなければ、本の広告によくある以下の
      例のようなものだけ書いて頂けたら、幸いです。
        (男性 50代 会社役員)
        (女性 40代 主婦)
        (男性 40代 中間管理職) 
       
    ◆締切:2007年3月8日(木)まで

    ◆発表:2006年3月15日(木)配信のメルマガ上にて発表します。
     

 

   【☆108円の力】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ☆ブログ、HPなどで、この物語のことを紹介して、
     こちらのページにリンクを張ってくださった方がいたら
          ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
     http://www.earthship-c.com/StartingOver.html 
    
     メールを頂ければと思います。

    ☆内容を確認させて頂いた上で、1件の紹介につき「108円」を
     3月末日で集計して「ユニセフ」「国境なき医師団」などを通じて
     寄付させて頂きます。
 
    ☆10人で、1080円、100人で、10800円です。

    ☆『リンクします!』
     また、私のHPの上記のページにて、ご希望があれば、
     ご紹介の上、あなた様のブログなどへリンクをおはりします。
     勝手にリンクしますと、怒られますので、「リンクしてね!」
     などなど、その旨、メールする際、しっかりと記して下さい! 
    
    「ミクシー」は、1年以上更新していないのですが、
     一応、IDもってますので、「ミクシー」でも結構です。

    小さな額ですが、戦争などに巻込まれたりした、
    罪のない小さな命を救うことができるかもしれません。

    すでに、3名の方が、ご紹介くださいました。
    本当にどうもありがとうございます。

    【募金額 2月20日時点・・108円×3件=324円】

    小さなお願いですが、どうぞ宜しくお願いします。

    ※リンクについては、ブログ、サイトの内容を確認させた上で
     判断いたします旨、あらかじめご了承下さい。

 

  ◆さてさて、最後の「壁の言葉」は・・・!

  
 《今日の「壁の言葉」》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    あなたがなれたかもしれない人になるのに遅すぎることはない

                 (英国作家 ジョージ・エリオット)
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   ◇ジョージ・エリオット(1819〜1880)は、英国の女流作家です。
    本名をメアリー・アン・エバンスと言います。
 
   ◇ジョージ・エリオットだと、その名から、男性を想起させますが、
    当時、ディケンズと並ぶ人気作家は、その身上を隠していたとか。

   ◇しかし、英国にて産業革命が起きたヴィクトリア朝時代を代表する
    作家として、その名は歴史に残る。

   ◇女性として老いても夢も追い続けたメアリー!

   ◇私たちは、自分の限界を自分で決めているのかもしれません。

    物語の主人公に贈る最後の言葉でした。

 

    「短い間でしたが、そして、拙い物語でしたが読んで頂き、
     本当にどうもありがとうございました!
     これから、本編をがんばりますので、
     今後ともどうぞよろしくお願いします」(著者より)    

 

      ご感想お待ちしています・・・・!
       ↓ ↓ ↓
      j@earthship-c.com

 

    
※参考文献
『「人を動かす」英語の名言』(編 大内博 ジャネット大内 講談社)

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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