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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「第23話-門出(2)」歴史は人間の土台です。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
              〜リーダーの涙☆〜
 
                               07.2.15
                           【第23話-門出(2)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

 >>>

  昭和30年代、若きあなたが駆け抜けた時代、
  我が社はどうだったのか、あなたはどんな人だったのか、
  それが知りたくて私も率先してインタビューしています。

  私はこれまで、やたらと過去を振り返る人間を
  情けない奴だと思ってきました。
  社史なんて作った時だけ読まれ、
  後は埃をかぶって社長室の本棚で眠るだけじゃないかと、
  小馬鹿にしていました。

  でも、それは違うようです。

  私たちは過去を礎として生きています。
  歴史は人間の土台です。
  歴史を無視すると、きっと大きな財産を失うことになるのだと思います。
 
  と言いますか、もったいないですね。
  経営のことに限らず、歴史には多くのヒントが
  無尽蔵につまっているのですから・・・。
 
  それはひとりの人間のことでも同じなのかもしれません。

  私は過去の自分から目を背け、
  痛いところにできるだけ触れないように生きてきました。

  自分を無視することに必死になっていたのです。

  でも、自らを深く知り真剣に変わろうとするなら、
  どうしても背を向けてきた自分と
  真正面からぶつからなければならないようです。

  偶然降ってわいた社史の仕事ですが、
  この作業を通して私は自分史に取り組むことになっています。

  幼い頃、社会はどうなっていたのか、
  あなたは会社でどんなことをしていたのか、
  それらのことが分かってきています。

  〜〜〜

  バブルがはじけた後、銀行から貸し剥がし合い、
  会社を潰すまいと資金調達に奔走し、
  頭を下げる日が続いたことを窪塚専務から聞きました。

  「社員は家族なんだ、絶対、路頭に迷わせない」

  と、あなたは鬼のような形相で役員を叱咤していたそうですね。

  それまでの我が社の担当者は突然異動になり、
  入社数年目という若い人間に対して銀行の狭い応接室で
  土下座したこともあったとは・・・。

  「社員を不幸にできない。お願いです融資を継続して下さい。
   私が生きてこられたのは社員のお陰なのです。
   お願いです。お願いです」

  と、何度も頭を下げそうですね。

  同席していた窪塚専務はその姿を見て

   「この人のためなら死ねる」

  と、本気で思ったそうです。 

  〜〜〜

  お母さんは、そんなあなたのことを
  誰よりも深く理解していたのですね。
 
  「大切なことを守ろうとしていているの」

  と、死の間際まで繰り返した言葉の意味が、今、やっとわかりました。
  離れていても心はしっかりと繋がっていた。
  決して妻を見捨てたのではなかった。

   そうなんですよね。

  あなたのことを知れば知るほど、
  背中は遠くなり霞んで行くようです。

  会社のことで人生のことで話したいことが、
  教えてもらいたいことがたくさんあります。

  〜〜〜

  それから・・・、書斎、無断で使わせてもらっています。

  棚の本も勝手に読んでいます。
  壁に貼ってある言葉を眺め仕事のヒントにしています。
  意味不明のもの、いまひとつピンとこないものもあります。

  ですが、それはこれからもきっと起きる
  辛いことや悲しいことを乗り越えて初めてわかるものなのでしょう。

  先日ある本を開くと、
  セピア色に褪せた一枚の写真がこぼれ落ちました。

 

 

                             つづく・・・

 

                 [最終回配信 2/20(火)18:00頃]

※【番外編】は毎週2回(火曜日・木曜日)配信です!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

《あとがき》

  ◆本日も、お仕事、お疲れさまです!

   いよいよ、来週で最終回となります。
   昨年の11月から始めて、なんだか、あっと言う間です。

   【来週のプレゼントについて】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   ■来週、20日、最終回を終え、読後の感想を送ってくださった方には、

   1)もれなく!拙著「名もなき人の生きるかたち」(文芸社)に
     訳ありで収録されなかった
     幻の原稿(PDFファイル)を差し上げます。メールでお送りします。
     実は、編集の途中まで、ずっと、その原稿が入っていたのです!

   2)さらに、感想を送って下さった方の中から、
     抽選で【3名】の方に、何かの本をプレゼントしたいと
     考えております!本は郵送いたします。

    また、最終回を終えましたら、一気に読めるように、
    この物語をPDFファイル形式にして、
    ↓こちらのページから
    http://www.earthship-c.com/StartingOver.html
    ★無料でダウンロードできるようにしたいと思います。
    (※20日(火)、18:00頃からです)
  
    縦書きで読むと、また違った感じになりますので・・・。

    1時間もかからず、読めてしまいます。
    一気に読みますと、前半と後半での物語の関連が
    鮮明になると思います。
  
    また・・・

   【108円の力】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ■来週、最終回を終え・・・
 
    ブログ、HPなどで、この物語のことを紹介して、
    ↓こちらのページにリンクを張ってくださった方がいたら
    http://www.earthship-c.com/StartingOver.html 
    
    メールを頂ければと思います。内容を確認させて頂いた上で、
    1件の紹介につき「108円」を3月末日で集計して
    「ユニセフ」「国境なき医師団」などを通じて寄付させて頂きます。
    10人で、1080円、100人で、10800円です。
    小さな額ですが、戦争などに巻込まれたりした、罪のない小さな命を
    救うことができるかもしれません。

   そんなことも考えていますが・・・

   詳細は、また、来週20日にお知らせします。

   では、最終回、どうぞ宜しくお願い致します。   
   
  
  ◆さてさて、今日の「壁の言葉」は・・・!

  
 《今日の「壁の言葉」》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    何かに対して《使命》を感じるとはどういうことであろうか?
    それは何が《正しく》何が《最善》であるかという、
    あなた自身がもっている高い理念を達成させるために自分の仕事を
    することであり、
    もしその仕事をしないでいたら「指摘される」からする
    というのではない、ということではなかろうか。

                 (フローレンス・ナイチンゲール)
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   ◇フローレンス・ナイチンゲール(1820〜1910)は、
    現在の病院看護の源流となる制度を確立した女性。

   ◇ナチンゲールは英国の上流社会の家庭で育った。
    今では信じられないことだが、紳士の国イギリスにおいてでさえ、
    当時、看護婦の仕事をするものは、卑しい身分のものだった。

   ◇周囲の大反対を押し切り、戦地にて
    クリミア戦争に従軍した英国兵を看護したその女性は、
    「クリミアの天使」と呼ばれた。
    「白衣の天使」はこれにちなむ。    
    死臭漂う野戦病院の中に身を置き、ひたすら看護を続けた。

   ◇それは・・・誰かに怒られるからではなく!
    それは・・・誰かに褒められるからではなく!
    それは・・・誰かに自分を認めさせるためではなく!

   ◇自分の高い理念を達成させるため、だったようです!

 

※参考文献
『ナイチンゲール言葉集 看護への遺産』(編 薄井垣子 現代社)

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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