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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【60通目】「命」二宮尊徳の言葉に学ぶ!

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《命》
                  

          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
           http://www.earthship-c.com

                               07.2.1
                              60通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 睦月の夜 命が震え 輝きだす
      
  私はその光景を目の当たりにし
  やはり、ただただ呆然と立ち尽くし、
  何もできない自分に無力さを感じながら
  そして・・・だからこそ、そのあまりの重さにうち震えたのです。 
 
  あの日から、こうして時間が流れ・・・

  一つの言葉が、心をとらえます。

  二宮尊徳の言葉
  
「すべて物の根源になるものは、必ず低く見られる。」 
 
 『二宮翁夜話』(口述 二宮尊徳 PHP研究所)より
 

  
  例えば、人の「根源なるもの」は「命」。

  しかし、繰り返される日常・・・
  忙しさにまぎれ「命」の尊さ、重さについて思いを馳せること、
  深く考えることは、
  恥ずかしながら、私は、あまりありません。

  だからといって「あなたは命を低く見ている」と責められれば
  「そんなことはない!」と反射的に反論すると思います。
  「命」について「思考する量」と「命」を「重んじる心持ち」は
  決して比例するものではないと思うのです。

  四六時中「命」について考えているから、
  私は「命」を大切にしている
  とは、どうも言えないような気がします。

  しかし、「命」が人間の根源であり、
  大切にしなければならいものであることは疑いありません。

  それは、自分の「命」も他者の「命」も・・・

  父や母の「命」、伴侶の「命」、友だちの「命」、
  部下の「命」、お客様の「命」、地球の「命」・・・・・

  とても、とても大切なものです。

  しかし、こうして書いてきて、それでもどうしても、ひっかかるのは
  (何か恥ずかしいとも感じているのですが・・・)
  「命」と書いてきて、そこにどこか使い古された「平凡」さを
  ひしひしと感じているからです。
  

  そして・・・そのことを振り払おうと
  現代の高僧「松原秦道」氏の言葉に耳を傾けます。
   
  
    
 現代人はそれでは納得しませんけれども、明らかにしない、秘密にする、
 ということは、そのもとが平凡なことだからなのです。
 茶道でも華道でも、突きつめていくと到達するところは平凡です。
 お茶の奥義に「夏はいかにも涼しきように、冬はいかにも暖かなるように」
 というのがありますが、これなどはいい例ではないでしょうか。
 いかにも平凡に聞こえますが、これができる人はどれほどいることでしょう。
 その平凡に行きつくまでの、大切な過程を省略して、行きついた結論
 だけを示せば、「なんだ、こんなことか」となってしまう。
 行きつけば平凡、当たり前なことが、本当は重大なことなのだ、
 とわかるために、あえて秘密にするわけです。  
      
                 『般若心経の本』(学習研究社)より

http://www.amazon.co.jp/dp/4056014388/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

    ★根源的なことは低く見られ
        重大なことは、その平凡さ故に、秘される。

  
  〜〜〜

  遺伝子研究の世界的権威である「村上和雄」氏は、 
  禅僧であり芥川賞作家である「玄侑宗久」氏との対談で
  こんなことを言っています。
   
   
科学者はわずか細胞一個の生命体である大腸菌のひとつすらつくることができません。
ノーベル賞学者が集まっても、世界中の富を集めても不可能なのです。
つまり、人間は生命をゼロからつくることはできない。
      
『心の力』(著 村上和雄 玄侑宗久 致知出版社)
 
http://www.amazon.co.jp/dp/4884747437/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  最先端の科学でもってもしても

   ★「命」は「命」から生まれる

  このこと以上のことは、できていないと言うのです。

  そして、科学者ではない、私にとっては、「命が命から生まれる」ことは
  平凡なことであるのですが、
  自然を解明する科学者にとっては、命の秘密は、あまりにも不可解で
  わからないことだらけだということです。

   ★「命」は秘されている

  しかし、普段、私は生きていること、そのことを、あまり不思議に思わず
  生きていることそのこと自体を「奇跡」だと思わず「平凡」だと
  思っているようです。
 
  しかし・・・あの日、私が目にした根源的な光景を思い出すと、

 

   ★「平凡であることは奇跡」

 

  と、少し冷静さを欠いた思考にどうしても囚われるのです。

  〜〜〜

  小さな部屋の中で、長い時間、絶叫を聞き続け、
  この人はその痛みで死んでしまうのではないかという錯覚に陥り、
  その瞬間が近づくにつれ、緊張が加速し、
  胸の鼓動に痛みを覚え
  そして、何もかもが真っ白になっていくような、
  無に帰すような感覚に襲われ・・・そうして、ついに、ついに・・・

   ★命が誕生した

  2007年1月某日、我が子が生まれました!

  その場に立ち合い、私が言葉にしたことは

   「すごい、すごい、すごい、命ってすごい!ホントすごい!」

  という、涙にまみれた、なんて平凡な言葉だったのか。
  今思い出しても、何か恥ずかしい気持ちにとらわれます。
  
  しかし、そういう時だったからこそ、そういった体験であったからこそ
  言うのも恥ずかしいのですが・・・人間の根源的な感情である
  「愛」という言葉について、考えさせられました。

  そのことについては、
  エーリッヒ・フロムの名著『愛するということ』(紀伊国屋書店)の中で、
  深く胸をうたれた箇所をご紹介し、私の考えたことにかえ、
  そして、本日のお手紙を終了したいと思います。

  私事のことで、大変失礼いたしました。
  ですが、どうしてもお伝えしたいことでしたので、
  興奮することを抑えつつ、赤面しながら、お話しさせて頂きました。  
   

  それでは、フロムの名著から・・・

  
 自分自身の、自分のいちばん大切なものを、自分の生命を、与えるのだ。
 これは別に他人のために自分の生命を犠牲にするという意味ではない。
 そうではなくて、自分のなかに息づいているものを与えるということである。
 自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、
 自分のなかに息づいているもののあらゆる表現を与えるのだ
 このように自分の生命を与えることによって、人は他人を豊かにし
 自分自身の生命感を高める。
 もらうために与えるのではない。
 与えること自体がこのうえない喜びなのだ。
 だが、与えることによって、かならず他人のなかに何かが生まれ、
 その生まれたものは自分にはね返ってくる。
 ほんとうの意味で与えれば、かならず何かを受け取ることになるのだ。
 与えるということは、他人をも与える者にするということであり
 たがいに相手のなかに芽ばえさせたものから得る喜びを分かちあうのである。
 与えるという行為のなかで何かが生まれ、与えた者も与えられた者も、
 たがいのために生まれた生命に感謝するのだ。

       『愛するということ』(著 エーリッヒ・フロム 紀伊国屋書店)
 
http://www.amazon.co.jp/dp/4314005580/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  

 

               2007年 

           「愛・元気・勇気・やる気」で!

                (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十九年二月一日

                          松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、平凡さの中に何かを見いだそうとしているだろうか?

 2)私は、大切なことを忘れていないだろうか?

 3)私は、求めてばかりいて与えることを忘れていないだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆
 「働く人、その命の重さ」
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 ◆追伸◆

  改めまして、本日の本文については、私事の濃い内容で失礼しました。
  この【本編】について初めて読まれる方も多いかと思いますが、
  「平凡は奇跡」という言葉を、やはり、私はとても大切にしていまして、
  そのことを念頭におきながら、私事も織り交ぜ
  今後も、お手紙をお送りしたいと思っております。
  どうぞ宜しくお願い申し上げます。

  さて、本日は2月1日、如月(きさらぎ)がスータトしました!
  心新たに、あなた様にとって記憶に残る
  素晴らしい月になることを心よりお祈りしています。
 
  週末は冬型の気圧配置が強まるようです。
  風邪など召されませんようお体ご自愛ください!
 
  それでは、失礼します!
 
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【ことば】
  
『たくさん持っている人が豊かなのではなく
 たくさん与える人が豊かなのだ』

(社会心理学者 エーリッヒ・フロム) 
『愛するということ』(紀伊国屋書店)より

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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