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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「第18話-自覚(1)」リストラを撤回する努力。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
              〜リーダーの涙☆〜
 
                               07.1.30
                           【第18話-自覚(1)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

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  拝啓

  平泉と会議室で話しあった翌日、気分も高まっていて、
  出社しすぐ社長室に飛び込みました。
 
  リストラされた人間がどんなに辛い人生を歩むのか、
  人員削減は会社の経営理念に反していて企業風土に悪影響を及ぼす、
  その結果、社員のモチベーションを著しく低下させ業績に跳ね返ってくる。

  そんなことを私なりに失礼のないよう話しました。

  すると、憮然とした表情で、

  「会社の決めたことだ。決定は覆らない」

  の一言でした。
 
  その後、何度も足を運びました。
  人員削減策で一時的に財務内容を改善させたものの、
  社員の働く意欲を奪い数年後には
  急激に業績を悪化させた企業の例を集め、
  なんとかリストラだけは回避してもらいたいと懇願しました。

  失礼だとは思ったのですが、自宅までおしかけました。

  ですが、答えはかわりません。

  〜〜〜

  窪塚専務に相談したのですが「仕方ないだろ」の一点ばりです。

  他に頼れる人はいなく、これはもう駄目だと思いました。

  ところが、孤軍奮闘している噂を聞いたのか、
  異動した昔の部下が「何か手伝うことありませんか」と、
  名乗りをあげてくたのです。 

  周りの社員にも声をかけてくれ、
  若手を中心に有志が集まり始めました。

  そして・・・恐らく私の執拗さに根負けしたのではなく、
  そんな社内の状況を察知してだと思います。

  ある日、なんとか考え直して頂けないかと、
  嶋社長とかけあってた時、

   「それならば役員を除いた社員全員の人員削減に反対する
    という署名を提出しろ。全員だぞ。
    社員の総意なら取締役会で再検討する」

  との台詞を聞いたのです。

  とっかかりができました。
 
  これでいけると思いました。

  誰だってリストラなんて嫌なはずです。

  署名なんてすぐ集まると思いました。

  〜〜〜

  ところが、各部の部課長はろくに話を聞いてくれませんでした。
  有志の若い奴らも普段の仕事のことがあり、
  自分の上司とは関係をこじらせたくなく、
  説得に熱がこもらなかったようです。

  暗礁に乗り上げました。

  会社の方針に従うのが役職者の役割でしょうが、
  どうして話も聞いてくれないのだと腹がたち、
  悶々とする日が続きました。

  〜〜〜

  橋本工場長から呼び出されたのはちょうどその頃です。
  中学卒業して仕事がなかった時、
  あなたが拾ってくれたと橋本さんはいつも感謝していましたね。

  定時で切り上げ、待ち合わせ場所の工場近くの居酒屋へ向かいました。

  すでに席についています。
  あいかわらずの強面です。岩石のようです。

  ビールをつぐと乾杯もせず、開口一番こう言われました。
 

   「自業自得だな」
 

  そしてがなり立てられました。

 

                           つづく・・・

 

                 [次回配信 2/1(木)18:00頃]

※【番外編】は毎週2回(火曜日・木曜日)配信です!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
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《あとがき》

  ◆松山です! 今日もお仕事、お疲れ様です!

   睦月が終わろうとしています!
   2007年のスタートは、いかがでしたでしょうか?
   良くても悪くても、そのことは
   きっと、今のあなた様にとって意味のあること!
   終わりは始まり!
   新たな月、如月(きさらぎ)がすぐそこです!

   梅の花が艶(あで)やかに咲き、
   冬の中にある春の兆しをしっかり感じることのできる月です。
   心のリフレッシュを月末にしっかりとして、
   新しい月に新たな一歩を踏み出したいものです!

  ◆さてさて、今日の「壁の言葉」は・・・!

  
 《今日の「壁の言葉」》

 失敗すればするほど、切実で現実的である

 (フランスの思想家 ボルテール)
 

   ◇ボルテール(1694〜1778)は、フランス革命の思想的基盤を作った
    とされる思想家です。詩人としても著名です。
     
   ◇母国フランスの絶対王政という時代に、その体制を批判します。

   ◇その著書は焚書・・つまり焼き払われるという処分を受けます。
    度々、牢獄につながれ、ついには、フランス国外での生活に。

   ◇時代に抗った闘士として歴史に名を残す人ですが、
    多くの挫折を経験した人だからこそ、その「言葉」はより切実です。

   ◇この物語の主人公は、次号で、
    工場長にかなりきついことを言われてしまいます!
    ですが「失敗するからこそ、切実で現実的になれる」のでしょう!
    
        
※参考文献
『心の糧になる言葉』(編集 世界名言普及協会 出版研)

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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