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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「第15話-異変(1)」リストラされる部下との対峙。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
              〜リーダーの涙☆〜
 
                               07.1.18
                           【第15話-異変(1)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

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  拝啓

  たいへんです。
  嶋社長があなたへの反旗を鮮明にしました。
  なんと人員削減策を発表したのです。

  景気が上向いているこの時期に、いったい何を考えているのか。
 
  「社員は家族」

  というあなたが一番大切にしていた理念に背くことになります。

  なんとしてでも嶋社長の策を撤回しなくては・・・。
  そうしなければいけないのです。

  そうしなければ・・・。 
 
  〜〜〜

  田中部長からもらった資料を見ると
  営業部から一人だすことになっていて、
  すでに名前が記載されていました。
 
  平泉です。

  部長はどうしてこんな大事なことを黙ってたんだ。
  どうでもいいことばかり報告して仕事押しつけて、
  こんな肝心のことを相談してくれないなんて、
  私のことをどう思っているんだ。

  会社都合で首切りされた人間がどれだけ心に深い傷を負うのか、
  私は社内の誰よりも知っているつもりです。

  人って、「誰かに必要とされている」と思えるからこそ
  生きていけるのです。

  リストラって「あなたは社会に必要のない人間です」
  と烙印を押されることです。

  どれだけ惨めになるか。
  どんなに情けない気持ちになるか。

  あの頃を思い出すと鳥肌がたちます。
  これは経験した人間にしかわからないことです。

  私は断固反対します。
  嶋社長を辞任に追い込んでも撤回させてみせます。

  〜〜〜
  
  この件で田中部長と話している時、
  「どうして部長じゃないんですか」と、何度言いかけたことか。

  入社以来、総務畑だった平泉をいきなり営業部へ異動させたのも、
  恐らくこの伏線だったのです。
  
  誰が首切りにあうのか、社内は噂話でもちきりです。
  突然降り出した雨に皆が慌てふためいています。

  〜〜〜

  部長から平泉に伝えることを命じられていたのですが、
  ここ一週間、言いそびれていました。

  今日の午後、

  「ちょっとお話があります」

  と、声をかけてきたのは平泉の方からでした。
  
  二人で会議室に入りました。
  平泉は三十三歳で独身です。
  いつものぶっきらぼうな感じは無く、
  背中を丸めて座りやけに弱々しく見えました。

  か細い声でした。 
 
  「リストラの噂は聞いています。やっぱり僕なのでしょうか」
 
  部屋の空気が緊張しました。
 
  私は何と答えていいのかわからず、
  その場にふさわしい言葉を探そうと努力しましたが、
  そうすればそうするほど、
  目の前で起きている現実から逃避するかのように、
  別のことが頭に浮かんできました。
  

 

                           つづく・・・

 

                 [次回配信 1/23(火)18:00頃]

※番外編は毎週2回(火曜日・木曜日)配信です!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
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《あとがき》

  ◆松山です! 今日もお仕事、お疲れ様です!

   ふと、気がつくと、この物語も折り返し地点を過ぎていました。
   全24回配信ですので、残り9話です。

   どんな展開になるのか・・・

   あなた様のご意見、ご感想が頼りですので、
   お便りお待ちしています。

   ベランダには昨年買った、マーガレットが咲き始めした。
   こんなに寒いのに、がんばっているものだと、
   小さな花に励まされました。

   マーガレットの花言葉は、「恋占い」と「誠実」。

   「恋占い」については、なんともコメントできない歳と柄なので、
   「誠実」に残り9話をお届けしたいと思います。
       
  
  ◆さてさて、今日の「壁の言葉」は・・・!

  
 《今日の「壁の言葉」》

 誰であれ他人を助けようとすれば必ず自分自身をも
 助けることになるというのは
 人生の最も美しい報酬の一つである。
                      
(米国の思想家 ラルフ・ウォルド・エマーソン)
 

  ◆アメリカの思想家であるエマーソン(1803-1882)は、
   哲学者でもあり、詩人でもあった。
     
  ◆19世紀アメリカの教師として尊敬されたエマーソンは
   「自己信頼」(Self-Reliance)という言葉を大切にした。

  ◆壁にぶつかり停滞していると感じている時、
   「自分を信じる力」が弱くなっていることが多いようです。

  ◆そういった時、他人を助けようとする意志は、
   突破口の一つになるのかもしれません。

  ◆他人を信じる力は、自分を信じる力。
     
  

 
※参考文献
『「人を動かす」英語の名言』(著 大内博 ジャネット大内 講談社)

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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