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【57通目】「ありがとう」三木清の『人生論ノート』に学ぶ

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《ありがとう》
                  

          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
            http://www.earthship-c.com

                              06.12.27
                              57通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 年の瀬に 思えば出る句 ありがとう
      
  いかがお過ごしでしょうか?

  紅白歌合戦の準備が急ピッチで行われています。
  初詣の参拝者を迎える神社、
  お寺はお札や破魔矢の整理に追わ大忙しです。
  百貨店の福袋の担当者は、心は年明けに飛び、
  予想通りの売り上げと、お客様の笑顔を祈っています。
  
  2006年が終わろうとしています。

  (まだ5日ありますが・・・)

  「今年1年、2006年の歩み、本当にお疲れ様でした!」

  あなた様にどんなことがあったか、
  もちろん、私は知るすべはないのですが、

  人生山あり谷あり、迂回路もあれば、平坦な道もあり、
  近道もあれば、裏道もある・・・
  きっと、いろいろなことがあったのではと
  勝手ながら拝察しています。

   うれしかったこと、悲しかったこと、
 
   楽しかったこと、悔しかったこと

   笑顔があふれたこと、涙がこぼれたこと・・・
  
 
  まさに悲喜交々(ひきこもごも)。

  しかし、それでこそ、

   彩りのある人生。

  
  明日(12/28)【番外編】『Starting Over』
  の配信がありますが、2006年の【本編】は、
  こちらで終了となりますので、ご挨拶をかねて、お手紙を送り致します。
             
  〜〜〜

  約1年前、2006年の元旦に
  「必ず達成するぞ!」と私は、3つの目標をたてました。
  
  このメルマガをお読みになっている読者の皆様のお陰で、
  あるいは、巡り会った様々な方とのご縁で
  2つの目標を達成することができました。

  しかし、ある1つの目標については、
  達成できずにいる、そんな年の瀬です。

  正確には、来年に延期されてしまうという状況なのですが・・・

  とは言いつつ、深い「反省」をしなければ、と思っております。 
  
  〜〜〜

  文豪ゲーテは、こんなこと言っています!

  

 自分の生活を振り返って見ると、支離滅裂な生活としてしか目に映じない。
 ゆるがせにしたこと、失敗したことが、いつも先ず浮かんで来、
 空想力の中で成しとげたことや到達したことを圧倒するからである。
  (「反省と格言」から)

『ゲーテ格言集』(著 ゲーテ 新潮社)より

 ※「ゆるがせ」・・・いい加減。なおざり。おろそか。(大辞泉)
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  人にもよりますが、ゲーテが言うように
  失敗してしまったことや
  うまく事が運ばなかった、
  というマイナス面に、どうしても私たちは思考を集中させがちです。

  「プラス思考で、前向きに考えなければ・・・」
  
  とわかっていながら・・・!

  〜〜〜

  ですが、物事は常に表があれば裏があり、光あたれば影ができ
  相反することが渾然一体となっています。

  ゲーテの言うことに一つの真実があるなら、
 
  「ついつい、失敗したことが、いつも先ず浮かんで来る」なら

  それは、私たちに大きな成長を促すのに必要な一つの
  思考パータンだとも言えます。

  つまり、「失敗」を「反省」をするために、
  そして、その「反省」を起点とし、「失敗」を踏み台にし
  次なる大きな「成果」をつかむ「思考」の入り口だということです。

 
  〜〜〜

  ただ、毎度のことですが、私の心の奥深くを見つめると・・・、

  「反省」という言葉を出せば、

  安易に何かから逃げられるのではという、
  やわな気持ちが寝そべっています。

  尊敬する田坂広志氏は、
  その著『なぜ、時間を生かせないのか』(PHP研究所)の中で
  こう言っています。 
  
  
    

   「二度と失敗したくない」という「後悔」の心境では、
   失敗の原因を冷静に分析できないため、将来の失敗を避けることは
   できません。
   また、「すべての責任は私にあります」といいう「懺悔」の心境には、
   しばしば、周りの人に対して「懺悔」を行うことによって、
   自分がこれ以上責められることを避けたいという心境が隠れています。
   そのため、この心境では、他人が自分をどう見ているのかを
   意識しているため、
   自分が何を直すべきかを考えることができません。
 
    『なぜ、時間を生かせないのか』(著 田坂広志 PHP研究所)より
 
 http://www.amazon.co.jp/dp/4569628605/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22
  

    ★「反省」とは「懺悔」することではない

  なんとも今の私にとって、耳の痛い言葉です。

  〜〜〜

  今年、私の学んだことを「一言で言え!」と言われれば、それは・・・

   「人生の思いがけなさ」

  です。

  
   「思いがけない怪我」
   「思いがけない病」
   「思いがけない配転」

  などと、私たちはよく表現し、口にします。

  実は、一つの目標を年内に達成できなかった原因に
  この「思いがけぬ」出来事がありました。

  それは、私の力ではどうにもならない
  人智では解決できない、どうしようもないことでした。
  
  そのことで仕事が遅滞し、イライラした日が続きました。

  その時、漠然と感じていたことがありました。

  そして、そのことが的確に書かれた文に出会いました。

  不思議なものです・・・。

  団塊の世代から上の年代の方であれば、
  青春時代に一度は手に取ったであろう
  昭和初期の哲学者、社会評論家、文学者であった三木清氏の著
  『人生論ノート』の中の一節です。

  「希望について」という章から・・・     

  

   『 人生においては何事も偶然である。しかし、また人生においては
    何事も必然である。
    このような人生を我々は運命と称している。
    もし一切が必然であるなら運命というものは考えられないであろう。
    だがもし一切が偶然であるなら運命というものはまた考えられない
    であろう。
    偶然のものが必然の、必然のものが偶然の意味をもっている故に、
    人生は運命なのである。
     希望は運命の如きものである。
    それはいわば運命というものの符号を逆にしたものである。
    もし一切が必然であるなら希望というものはあり得ないであろう。
    しかし一切が偶然であるなら希望というものはまたあり得ないであろう。
     人生は運命であるように、人生は希望である。
     運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を
     持っていることである。』

  『人生論ノート』(著 三木清 )より

 http://www.amazon.co.jp/dp/4101019010/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22  
  

          
  この一節から、さらに読み進むと、こんな言葉に出会います。

       
  

 それは運命だから絶望的だといわれる。
 しかるにそれは運命であるからこそ、
 そこにまた希望もあり得るのである。

  『人生論ノート』(著 三木清 )より
   

   2006年、何事もうまく運んだ方には
   ちょっと仰々しくて、大げさで、
   脂っこくて胸焼けする言葉かもしれません。

   ただ、もし、ある失敗で塞ぎ込んでしまっている方がいたら、
   あるいは、
   何かの失敗を忘れられずにいて、その思いが人生の足かせに
   なってしまてっいる方がいたら、

   ぜひ、三木氏の言葉を噛みしめてみて下さい!

    ★「絶望」もまた「運命」であるからこそ「希望」がある。
  
  

  〜〜〜

  さて、この言葉を自分自身に突きつけ
  再度、2006年に思いをはせてみると・・・、

  田坂さんの言葉を厳しく受け止めつつ
  自分でもそれでいいかのかな〜と疑念を持ち
  誰かから甘えた評価だと叱りの言葉を想定しながら

  それでも私は、自分に100点をあげたいと思っています。

  そして、きっとあなた様の2006年も

    ★100点満点

  であったのだと思います。

  なぜなら・・・、

  三木清の言葉を信じ

   ★「生きている」ことは「希望」

 
  そう思うからです。

  なぜなら・・・

  「希望がある」とか「ない」とかではなく

   
   ★「生きていること、そのものが希望」

 

  そう痛感した、2006年だったからです。
 

  〜〜〜

   さて・・・

   「除夜の鐘」の鳴る時が近づいています。
  
   2006年の年の瀬、今、どのような心境でしょうか?

   新たな年のページがめくられ、
   2007年という新たな年が、
   あなた様にとって、素晴らしい、人生の飛躍をとげる年となるよう
   心から祈っております。   
   
   
   そのためにも、くれぐれもお体ご自愛ください!

 

             2007年も 

          「元気・勇気・やる気」で!

 

  
               (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十八年十二月二十七日

                          松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、今年の反省点を来年にどう生かすべきだろうか?

 2)私は、今年できたことにも、意識を向けているだろうか?

 3)私は、今年の最後、自分を褒める気持ちがあるだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「生は希望」

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 ◆追伸◆

  今年1年、本当にどうもありがとうございました!

  ◆拙著「名もなき人の生きるかたち」を読んで下さった、あなた様へ
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  ◆東京、大阪、名古屋の「夜話会」でお会いした、あなた様へ

  ◆「3周年記念講演」の席で巡り会った、あなた様へ

  ◆「2006セッション」で言葉を交わした、あなた様へ

  ◆そして、いつも励ましのメールを下さる、あなた様へ
  
  ◆そして、そして・・・、いつも拙いながらも、
   このメルマガを読んで頂けている、あなた様へ

  心から、心より、御礼申し上げます!
     
  本当にどうもありがとうございました!

  あなた様の2007年が光輝く年でありますように・・・!

             よいお年を!

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【ことば】
  
『「過去」の非に囚われることなく「未来」を見つめ、
「他者」の目を意識することなく、「自己」を見つめる。』
(田坂広志)
                            
『なぜ、時間を生かせないのか』(著 田坂広志 PHP研究所)より

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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