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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「第6話-助言(3)」リーダーの孤独。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
               〜リーダーの涙☆〜
            http://www.earthship-c.com
 
                                06.12.14
                           【第6話-助言(3)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

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 世は学歴社会が終わったようなことを言っていますが、
 大企業ではまだまだ学閥が生きています。
 あなたの出た赤門がなんだかんだ言って、すいすいのぼっていくのです。

 それに比べ、三流私大卒の私なんてリストラが
 日常言語になっていた時代でしたから、
 小さなミス一つですぐ肩たたきの対象になったのです。

 そんな状況下で花形の海外営業部で一線をはってたんです。

 

 ですが・・・、

 結局は会社という魔物に勝てませんでした。

 〜〜〜

 ある日突然、総務部総務課企画支援室なんて
 聞いたこともない部署へ異動です。

 出社してみると大きな会議室でみんな漫画読んでいました。
 三十歳前後の社員が大半です。

 組合の問題、株主への配慮などいろいろとあったのでしょうが、
 若手の人員削減は早期退職制度をおおっぴらに活用できないので、
 自主退職に追い込むため社員を飼い殺しにしておく部署でした。

 景気がいい時に大量採用しといて、悪くなったら「はいさよなら」です。
 これが現実です。
 ですので、人生の辛酸をなめてきたつもりです。

 〜〜〜
 
 からだに悪いのでお母さんには話しませんでした。

 もちろんあなたにも・・・。

 でも、もしかしたら知っていたのですか。
 それで「おまえには務まらない」って反対していたのでしょう。

 念のため知っておいて欲しいのですが、
 噂を聞いた取引先数社から声はかかっていたのです。
 これは本当です。
 その誘いを断わって、お母さんの言葉があったからこちらに来たのです。

 従業員五十人程度の会社ですけど、
 課長から昇進し営業部長として(今は課長ですけど)、
 「失われた十年」を乗り越え、成果を維持してきました。

 年初に立てた売上げ目標を下回ったことは一度もありません。
 以前の会社でだって仕事で負けたことなんてなかったんです。

 でも・・・今月、ついに計画を割り込みました。

 だって、仕方ないじゃないですか。

 「仕事は増える人は減る」ですよ。

 新人ちゃんと総務から来た営業の素人を二人抱えて、
 踏んばっているんです。

 嶋社長も私を責めないでもらいたいですよ。
 だいたい、なんでいつも私を社長室に呼び出すのですか。

 田中部長に話をするのが筋じゃないですか。

 まったくたまりませんよ。

 〜〜〜

 わかってます。わかっているんです。
 愚痴を言っちゃいけないことぐらい・・・。

 「決して愚痴を言わない人」

 と、社員は皆あなたのことを尊敬していました。

 ほんとに自分が嫌になります。
 私はこんな弱い人間じゃなかった。
 こんなこと書くつもりじゃなかった。
 「ほらみたことか」って、あなたの声が聞こえてきそうです。
 
 ここ一週間

 「自分が知らないことを知れ」
 「もっと人間を知りな」

 って言葉が頭から離れません。

 だからか、今は自分のことを考えるので精一杯です。
 自分のことばかりです。自己中な嫌な奴です。
 もしかして周りの人も私のことをそんな風に見ているのでしょうか。
 社内の誰かに相談しようにも心を開いて話せる人などいません。

 美佐子には愚痴れませんし・・・。

 孤独です。

 どうすればいいのか。

 

 正確な人間になんて、とてもなれそうにありません。

 

                             敬具

 〜〜〜

 

 

      不運の中、自分を正確にとらえようとする者は少ない。
 

      声をかけてくれる人たちの言葉を
 

      素直に聞き入れる者は、さらに少ない。
 

      逆境を抜け出す答えがそこに用意されているのに・・・。

 

 

 

 

                           つづく・・・

 

                 [次回配信 12/19(火)18:00頃]

※番外編は毎週2回(火曜日・木曜日)配信です!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

《あとがき》

  ◆松山です! 本日もお仕事、お疲れ様です!

   ここのところ胃腸の調子が、今ひとつ冴えない私です。
   忘年会続きというわけではないのですが・・・
   急に冷えたり暖かくなったりと、寒暖の差の仕業か!?
   あるいは、隣に寝ている息子に、
   いつも掛け布団を持って行かれる日が続いているからか!?
      
   いずれにしても、残り少ない2006年ですので、
   お体を大切になさって下さい!

  ◆さてさて、今日の壁の言葉は・・・!

  
 《今日の「壁の言葉」》

  道理を持たぬ粗野な力は自分の力で倒れる。

 (イタリアの詩人 ホラティウス)
 

  ◆ホラティウス(B.C.65-B.C.8)は、古代ローマ時代の詩人です。
   
  ◆「大山鳴動して鼠一匹」という故事は、何やら中国から伝わった、
   あるいは日本古来のものと思いがちですが、
   実はホラティウスの言葉に由来するそうです。

  ◆小さい頃、絵本でよく読んだ
   「都会のねずみと田舎のねずみ」の話も、ホラティウスの作だとか!

  ◆遠い過去の人ですが、その思想は2000年もの時を越え、国を越え
   今の日本に伝わっています。

  ◆ホラティウスが残した言葉の数々は、
   「道理を持たぬ粗野な力」ではなかったようです。

  〜〜〜

 

  ◆この物語へのご意見、ご感想お待ちしています!

   あなた様のご意見を、耳をダンボにしてよく聞き、
   その言葉を踏まえながら、
   この物語を創っていきたいと考えております!

  ◆ですので、ご友人、お知り合いの方などへも、
   この物語についてお知らせ頂けますと、大変、助かります。

  ◆どうぞ宜しくお願い申し上げます!
   ご意見ご感想は、こちらのメールアドレスまで・・・
   j@earthship-c.com

 

             「お読み頂けたことに心より感謝申し上げます!
              本当にどうもありがとうございました!」

※参考文献
『心の糧になる言葉』(編集 世界名言普及協会 出版研)

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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