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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「第3話-逆境(3)」書くことは正確な人間を作る。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
               〜リーダーの涙☆〜
            http://www.earthship-c.com
 
                                06.12.05
                           【第3話-逆境(3)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

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 あなたと口をきかなくなったのは、
 私が高校受験に失敗してからですから、
 書斎をまともに見たのは二十八年ぶりのことです。

 
 大きな書棚には本がびっしりとならび、
 壁にはたくさんの紙が貼られ、無数の言葉が記されていました。

 
  一つの紙に目がとまりました。

 

   ★「書くことは正確な人間を作る」
 

 

 やけに響きました。
 探していた昆虫が目の前にあらわれた少年のような軽い興奮がありました。

  会社に翻弄されている自分が悔しくて、
  この気持ちをどう整理していいのか、
  わからなくなっています。
  嫌気がさしてどうにもならないのです。

 書くことで正確な人間になれるならいくらでも書きます。
 

 〜〜〜

 私が多感だった思春期、あなたはいつも家にいなかった。
 親として何も教えてくれなかった。
 今の会社に入ってからでさえ仕事のこと以外ではろくに口をきかず、
 何も言葉を残してくれませんでした。

  書斎にはあんなにあったのに・・・どうしてですか。

 バブル崩壊後、多額の借入金の貸し剥がしにあい、
 仕事は多忙を極めほとんど家に帰らなかった。

 あなたは仕事を理由に、病弱の妻を見捨てたのです。
 お母さんは我慢強い人でした。

 

 「会社が大変なんだから仕方ないのよ、
  わかってあげて。
  お父さんは大切なことを守ろうとしているの」

 

 最後までこの台詞を繰り返していました。

 会社の経営が弱体化していくにつれ、
 お母さんのからだも衰弱していきましたよね。

 その姿を思い出すたび、
 どうしてもあなたのことを許すことができないのです。
 仕事なら家族を見捨ててもいいのですか。 

 

 せっかく大企業の自動車会社に就職したのに、
 あなたの創った会社にうつったのは、
 お母さんがどうしてもって遺言のように頼んでいたからです。

  「おまえには務まらん」

 って最後まで反対していましたよね。
 私のことをまったく認めてくれなかった。
 私は私なりに懸命に生きてきたつもりです。

 
  なぜですか・・・・。

 

 
 これから会社は一体どうなってしまうのでしょう。

 嶋社長は我が社をどうするつもりなのか。

 深い海の底に独りとり残されているようです。

 

  闇はあまりに濃く先が見えません。

 

  光はどこにあるのでしょう。

 

                             敬具

 

 〜〜〜

 

      不運を嘆くものは多い。

      しかし、逆境を脱するため

      小さくとも何かの行動を起こすものは少ない。

       「小さなゆらぎが大きな変化をよぶ」

      それが世の真理なのに・・・。

 

                           つづく・・・

 

                 [次回配信 12/7(木)18:00頃]

※番外編は毎週2回(火曜日・木曜日)配信です!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

《あとがき》

  ◆松山です! 本日もお仕事、お疲れさまです!

   いよいよ師走です!
   忘年会ふくめていろいろとお忙しいかと思いますが、
   そんな時だからこそ、心と身体のバラスンを整えて
   2006年の冬を素敵な季節に演出されることを祈っています。     

  ◆さてさて、今日の壁の言葉は・・・!

  
 《今日の「壁の言葉」》

 読者は充実した人間を作り、

 会話は気がきく人間を、

 書くことは正確な人間を作る。

(英国哲学者 フランシス・ベーコン)

  ◆本文中に登場しました、「書くことは正確な人間を作る」。
   岩波文庫の『ベーコン随想集』に、ある言葉です。

  ◆私も、頭であれこれ思いを巡らしていることを、書いてみれば、
   やけにすっきりする、そんな経験を繰り返してきました。
   ですが、どうしても最初は、書くことが億劫で、
   なかなかペンを握りません。ホントに反省の日々です。

  ◆『ベーコン随想集』では、

    ★「歴史は人々を賢明にし、」

   という言葉を発見することができます。

   自分の繰り返される悪癖の歴史をよく見つめ、書き出し、
   年末ですので、そろそろ「大掃除」ならぬ、「大反省」の準備に
   取りかからなければならないようです。

  ◆え〜と「歴史は人々を賢明にし、」は、この物語の最後の方で
   出てくる主人公の自省事項です!

   もし、覚えておいて頂けたら幸いです。

  〜〜〜

  ◆バックナンバーについて

   ↓こちらのページにて18:00配信のものが、番外編です。
   http://blog.mag2.com/m/log/0000112707/  

   また、それではちょっと分かり難いと思いましたので、
   ↓こちらのページの[配信スケジュール]の欄でリンクを貼りました。
   http://www.earthship-c.com/StartingOver.html

   配信済みのものは、クリックして頂ければ表示されます。
   これで、【第1話】から順番に読むことができます。

  〜〜〜

  ◆ご意見、ご感想お待ちしています!

   「私の職場はこんな状況です!」
   「私の上司はこんな素晴らしい人です!」
   「働くことってこんなことだと思います!」

  ◆などなど・・・  
   あなた様のご意見を、耳をダンボにしてよく聞き、
   そのお言葉を参考にしながら、
   この物語を創っていきたいと考えております!

  ◆ですので、ご友人、お知り合いの方などへも、
   この物語についてお知らせ頂けますと、大変、助かります。

  ◆どうぞ宜しくお願い申し上げます!
   ご意見ご感想は、こちらのメールアドレスまで・・・
   j@earthship-c.com

 

             「お読み頂けたことに心より感謝申し上げます!
              本当にどうもありがとうございました!」

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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