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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【番外編】「第1話-逆境(1)」降格と部下の異動で怒る主人公。

『リーダーへ贈る108通の手紙』【番外編】
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☆この物語は「ビジネスリーダーへの応援歌」をコンセプトとした創作です。

            『Starting Over』
               〜リーダーの涙☆〜
            http://www.earthship-c.com
 
                                06.11.28
                           【第1話-逆境(1)】 
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【主人公は43歳。中小企業の営業課長!】

 

 涙とともにパンを食べた者でなければ

 人生の味はわからない。(ゲーテ)

 

 

 拝啓

 運命を呪うという言葉があります。今、そんな気分です。

 あなたの右腕として創業期から会社を守り立て後継者となった嶋さんが、
何かにとり憑かれたようにかわってしまいました。

 どうしてしまったのでしょうか。

 あんなに優しくて温和な人だったのに・・・。
 まるで冷たい刃物のようです。

 
 私は降格となり課長になりました。

 格下げです。

 総務次長だった田中さんが今、営業部長です。
 人がいいだけで毒にも薬にもならない人間ですよ。
 営業のイロハも知らないのにどうしてですか。

 
 バブル崩壊から尾をひいた長い不況の中で売上は確かに落ちていました。
 けれど営業目標の数字は達成していたじゃないですか。
 それは、あなたもご存知のとおりです。
 何か重大なミスをしたわけではありません。
 
 権力に目の眩んだ嶋さんが、
 我が社を乗っ取ろうとしているとしか考えられません。

 
 おまけに営業部の人員削減です。
 五人いた私の部下は四人異動になりました。
 一人が総務、一人が経理、二人が工場の管理部門へ。
 
 古参の吉田さん、彼女が残ってくれたことは幸いです。
 お局とかいろいろと言われていますけど、仕事は正確です。
 あいからず無口ですが、よくやってくれています。

 
 補充は新人の池本と総務からきた中堅の平泉です。
 池本は大学時代どこで聞きかじってきたのか、
 「労働基準法では」だの「個が尊重される時代です」だの、
 やたらと御託をならべる。

 行動する前にとにかく理屈を言う。

 
 平泉は性格が暗く、指示待ち人間の典型的なタイプです。
 そのくせ短気ですぐ切れる。
 自分のことを誰も理解してくれないと、世を恨んで生きているようです。
 あの不満だらけの顔を見ているだけで胃が痛くなります。

 これで「今期も目標達成しろ」って、それは無理な話です。
 二人には一週間、泊まり込みの営業研修を受けさせました。
 なのに何もかわっていない。三十万もしたのです。二人で六十万です。

 
 失礼ですけど嶋社長には散々言いました。
 ところが、社長室に入ってから出るまで
 一度も目をあわせてくれず、こうです。

 
 「取締役会で決まったことだから従ってもらう。嫌なら辞表を出してくれ」

 
 怒りでからだが震えました。

 
  「人を大切にする」

  「人材は人財」

  「社員は家族」

 って、あなたの教えを一番理解していたあの嶋さんが・・・信じられません。

 人間不信になりそうです。

 

                           つづく・・・

 

                 [次回配信 11/30(木)18:00頃]

※番外編は毎週2回(火曜日・木曜日)配信です!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。
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《あとがき》

  ◆松山です!日々、お忙しくされていると思います。
   本当にお疲れさまです!
   【番外編】はこの位の文量で1〜2分で読めるものに致します。
   数話まとめて読むのも良いかなと思っていますし、
   携帯電話に転送して、帰りの電車で読むのも・・・!

  ◆物語は夜の場面が多く、配信時間は18:00とします。

  ◆バックナンバーで時間を見ると、見わけられます。
   どうぞ宜しくお願いします!
   【バックナンバー】
   http://blog.mag2.com/m/log/0000112707/

  ◆それから・・・

   「あとがき」では毎回☆『壁の言葉』と名付け、古今東西の名言格言を
   紹介していきます。プラス、ちょっとした所感を・・・!

 
    『どうして?「壁の言葉」なのかですかって?』

    それは、次回(11/30)わかります!

  ◆では、本日の言葉は・・・

  
 《今日の「壁の言葉」》

 ひとの生涯で必要なすべては無知と信頼であり 
 そうすれば成功は保証される。 
 (米国作家 マーク・トゥエイン)
 

  ◆ご存知、『トム・ソーヤの冒険』の作者の言葉です。

   先日、世界を舞台に活躍するアーティスト村上隆氏が
   テレビでこんなことを言っていました。

   「自分の元でたくさんの人が働いてきたけど、
    その中で、今、活躍できている人間は7人位しかいない・・
    その全員が結局は、愚直な人間だった」

  ◆マーク・トゥエインの言葉は、もちろん、
   まったくの「無知」を賞賛しているのではなく、
   人と人との関係、結びつき、「信頼」が大事であり、
   そういった事を下に見るような知識を持つなら
   「無知」であった方がましだ!
   下手な「知識」を持つことは、むしろ「ひたむきさ」の毒になる・・・

   そんなことが言いたいのではないかと思います。
 
 
   ★「ひたむきさ」

 
  ◆自戒をこめて、大切にしたい言葉だと思いました!

  〜〜〜

  ◆物語に関してのご意見、ご感想お待ちしています!

   「私の職場はこんな状況です!」
   「私の上司はこんな素晴らしい人です!」
   「働くことってこんなことだと思います!」

  ◆などなど・・・  
   あなた様のご意見に耳をダンボにしてよく聞き、参考にしながら、
   この物語を創っていきたいと思っています!

  ◆どうぞ宜しくお願いします!
   ご意見ご感想は、こちらのメールアドレスまで・・・
   j@earthship-c.com

              お読み頂けたことに心より感謝申し上げます!
              本当にどうもありがとうございました!

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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